二回戦はぽむお姉ちゃんの活躍により、私たちの勝利。
そして最終戦……私と栞子ちゃんは着替えを済ませて、控え室で待機していた。
「緊張してる?」
「はい……本当に上手く出来るか……それに今回のイベントの目的は……私たちの事を姉に認めさせることですが……」
やっぱり不安で一杯だよね……こう言うときはどうしたものか……しばらく考え……私はある答えを出した。
「栞子ちゃん……手を前に……」
「こうですか?」
栞子ちゃんが手を前に出すと私はその手に自分の手を合わせた。
「み、未唯さん?」
「大丈夫だよ……私がいるから」
「未唯さんが……」
「それに私には栞子ちゃんがいる……だから……」
「お互いに……補って……行くと言うことですか?」
「ううん、それだけじゃない。二人の力を合わせれば……何にも負けない光になる……なんてね」
「未唯さん……はい!」
そして始まる最終戦、最初はクーカーのステージ。二回目のライブのはずが、凄いパフォーマンスだ。きっと……沢山練習したんだろうな……だけど……
「行こう。栞子ちゃん」
「はい!」
ステージに上がろうとしたけど、ちょっとあることを思い付いた。それは……
「ねぇ私たちのユニットの口上言ってみない?」
「口上ですか?」
「うん、こんなの考えたけど……」
私は栞子ちゃんに耳打ちをし……栞子ちゃんは頷いた。それじゃ早速……
「私は白」
「私は翡翠」
「「二人が一人になれば……白く輝く翡翠の光になる……白翡翠行こう!」」
対決イベントが終わり、私は紗桜莉ちゃんに会っていた
「何だか色々とありがとうね」
「へ?」
「紗桜莉ちゃんらしい考えだったよ」
「あはは、私はまぁ何も知らずに言ってくる人が気に入らなかっただけなので……」
「紗桜莉ちゃんらしいね……」
私と紗桜莉ちゃんは物陰からこっそり覗き込んだ。そこには栞子ちゃんと薫子さんの二人がいた。
「いいステージだったわ」
「姉さんは……私と未唯さんは合わないと言いましたが……それが違うと言うことを証明できました」
「……そうね。まさか勝つなんてね……」
「白翡翠は互いに補い、誰にも負けない光になる……これが私たちです」
「…………悪かったわね。まぁこれからも応援はするわ」
「……その前に姉さん」
「何?」
「スクールアイドルフェスティバルの事を侑さんに謝ってください」
「謝る?」
「理由があったとしても、姉さんが諦めたフェスティバルを侑さんは成し遂げました……姉さんが力になれなかったことを……謝ってください」
「わかったわ……それにしても……あの子は凄いわね」
「はい?」
「未唯って子よ……あの子がいるだけで色々と変わる。本当に凄い子ね」
あの……急に誉めるのは……
「栞子、もしもあの子がいなかったときの事を考えたりは?」
「…………一度だけ夢を見ました……未唯さんがいなかったことで……侑さんと歩夢さんが喧嘩をしたり、ランジュが暴走して同好会が廃部になりかけたり……色々と良くないことが起きたかもしれない夢を……」
「…………でもそれはあの子がいたから良かったわね……もしもその夢が現実になっていたら、本当に困難が続いたかもね」
薫子さんはそれだけを言い残して帰っていくのであった。
「未唯さんがいなかったらか」
「前にも相談はされたよ。そういう夢を見たって、それに栞子ちゃんはスクールアイドルが嫌いだったことも」
「あー生徒会長云々ですね」
「あの時は私がまぁ栞子ちゃんに言いに行ったりしたし……」
「お互い……生徒会長云々には苦労してたんですね」
「え?」
「私も恋ちゃんとね」
そう言えばそういうことがあったって言うのは聞いたな……でも……
「今はね」
「そうですね。今は」
今は……みんなしっかりしてるから……
しずくside
同好会の力になれるかと思ったけど……私は…………
次回は未唯しず回になります!
感想待ってます!