栞子side
夏祭りの夜、私は待ち合わせ場所で身嗜みを確認していた。
これで大丈夫ですよね?もしかしたら変なところがあるんじゃないかと思ってしまう
「栞子ちゃん~」
するとこっちに向かって未唯さん。白い浴衣が……
「えへへ、お待たせ」
「い、いえ、そんなに待ってませんよ」
「栞子ちゃん、その浴衣似合ってるね」
私のは翡翠色の浴衣だけど……私なんかよりも……
「み、未唯さんの方が似合ってますよ……その可愛らしいです」
「そうかな?これ、この間お姉ちゃんたちに選んでもらったんだ」
「そうなんですか?」
「うん!沢山あった候補の中から選んだの」
何となく想像が出来てしまう。お二人は本当に未唯さんの事が大好きですから……大好きな人のためならそういうことをしそうですね
「それじゃ行こう」
「はい、まだ約束の時間まではありますしね」
「その間は栞子ちゃん独占出来ちゃうね」
「あぅ/////」
今日は同好会の皆さんと夏祭りに来るはずだけど……大人数で回るのは大変と言うこともあり、何グループかに分かれて回ることになった
私はというと未唯さんの希望で一緒に…………
「み、未唯さんはあの……」
「何?」
「いえ、何でもありません」
どうして私なんかとって聞くべきか…………いやいやそんなことを聞いたら失礼かもしれない
「ほら、迷子になったら大変だから手を繋ごう」
「あ、その……私は迷子なんかに……」
「私がだよ」
それは……あり得そう…………私は未唯さんと手を繋ぐと未唯さんは嬉しそうにしていた
「さぁ!栞子ちゃん!何処から回る?」
「未唯さんがいきたい場所に」
「それじゃ……」
最初に訪れた場所は射的だった。そういえば未唯さんはこう言うのが好きだって聞いたことが…………
「いらっしゃ…………来たな!嬢ちゃん!」
「うん、来たよ」
何か雰囲気が変わった?未唯さんは渡された銃を構えると………………
「………………はい?」
私は目を疑った。コルク玉ってあんな風に反射するものなのか?大きいぬいぐるみを倒したし…………
「相変わらずやるな…………全部とらないだけマシだが」
「でも一番大きいものは取るけどね……後は…………」
更に撃ち込んだ弾丸が柱ではね返り、向かい側の射的の景品を撃ち抜いた
「ずるしてる出店も退治できるからね」
「毎年ありがとうよ。嬢ちゃん」
ほ、本当に未唯さんは何者なのだろうか?後々聞いた話では、祭り関係者には『撃ち貫く天使』という名前が…………うん、本当に未唯さんは色んな通り名を残してる気がする
それから金魚すくい、型抜きなど色んな所を回り、そろそろみなさんとの集合時間になった
「そろそろ行こうか?」
「はい……あ」
私はある出店が目に入った。流石に寄ったりしたらダメかと思い、直ぐに目をそらすが……
「栞子ちゃん、ちょっと待っててね」
未唯さんは私が見た出店に行き、買ってきたものを渡してきた
「はい、どうぞ」
「あ、あの……」
「なぁに?わたあめ、食べたかったんだよね?」
本当に未唯さんは…………
「はい、ありがとうございます」
「後で一口ちょうだいね」
「ふふ、分かりました」
私たちは手を繋いで集合場所へと行くのであった。
夏祭りデート……ゆうぽむでも書く予定です!
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