ある日の事……部室でみんなと話していると……
「あの未唯さん……今晩空いてますか?」
栞子ちゃんから突然の申し出……特に用事はないけど……
「その……栞子ちゃんのえっち」
「え?あ///そう言う意味で言ったんじゃなく……」
分かってるよ~ちょっと冗談を言ってみただけだもん
「その……今夜……月がよく見えるみたいですので……一緒に見に行きませんか?」
「月見か~うん、いいよ」
夜に栞子ちゃんと一緒にお出掛けするのも楽しいかもしれないしね。
「栞子ー!ランジュも付いて……」
「ランジュ、すみませんが…今回は未唯さんと二人きりで行きたいので」
「ランジュちゃん、デートの邪魔したらダメだよ」
栞子ちゃんに断られ、ぽむお姉ちゃんに叱られて、少し残念がるランジュさん…まぁ今度みんなで行くのもいいかもね。
「それじゃ満足したら連絡しなさい」
「姉さん、車出してくれてありがとう」
「ありがとうございます。薫子さん」
「いいのよ。これくらい。それにしても栞子が月を見たいなんて、珍しいことを言うわね」
「そ、それはその……」
「ふふ、それじゃ楽しんできなさい」
薫子さんを見送り、私たちは一緒に野原を歩いていき……
「わぁ~きれいな場所だね」
「はい、ここなら月がよく見えるので」
本当にきれいだな~そうだ!ぽむお姉ちゃんが持たせてくれたお茶でも飲もうかな?
私は鞄から水筒を取り出し、紙コップにお茶を入れて栞子ちゃんに渡した
「どうぞ」
「ありがとうございます」
二人でお茶を飲みながら、月を見る……それに月明かりに照らされる栞子ちゃんってやっぱり……
「お姫さまみたいだね」
「え?」
「月明かりに照らされる栞子ちゃんは何だかお姫さまみたいって思ったの」
「お姫さまですか……それならかぐや姫ですね」
かぐや姫か……それだったらきっと栞子ちゃんは……
「月に帰っちゃうね」
「……そうですね。もしかしたら私は未唯さんに不死の薬を渡しますね」
「かぐや姫の物語だと、その不死の薬を燃やしちゃうけど……私は……」
「……大丈夫ですよ。私は未唯さんを一人にしたりは……」
「えへへ、ありがとう。栞子ちゃん」
一人にはしないでくれるのは嬉しい。でも私的には……
「栞子ちゃんを追いかけるな~」
「え?」
「私なら月に帰ろうとする栞子ちゃんを追いかけちゃうかなって」
どんな手を使っても大好きな人と一緒にいたいから……
「それでしたら……嬉しいです」
「栞子ちゃん……」
私はそっと栞子ちゃんにキスをした。何故だかしたくなったと言うかなんと言うか……
唇を離すと栞子ちゃんは顔を赤らめ、恥ずかしそうにしていた
「えへへ、キスしちゃった」
「み、みみみみ、未唯さん////」
戸惑う栞子ちゃん……何だかかわいいな~
「そ、その///急にキスなんて///」
「なんと言うか……月明かりのせいかな?」
私はそう笑顔で言い、栞子ちゃんはと言うと、キスを意識してかずっと顔を真っ赤にさせていた。
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