今日はクリスマスイブ。この日はサンタさんも大忙し。
「えっと、袋持ったし早速プレゼントを……」
着替えようとしたけど問題がひとつあった。それは……
「何で私のサンタ衣装がミニスカートのなの?」
「それは私が用意したからよ」
「果林トナカイさん……」
「未唯サンタさん、こういうの結構似合うかもしれないじゃん」
「愛サンタさんまで……」
トナカイさんたち、また勝手に私の服を入れ替えて……もう!
「さぁさぁ時間もないし早速着替えないとね」
「はぁ仕方ない……」
ため息をつきながら、私は用意された衣装に着替えて早速プレゼントを渡しに向かうのであった。
「えっと最初の家は……桜坂さん家のしずくちゃんだね」
「結構大きい家ね」
「それじゃ早速入ろう!」
「トナカイさんたちは外で待っててね」
「えーダメなの?」
「ダメです」
「手伝うからさ~」
愛トナカイさんの気遣いは嬉しいけど、トナカイさんが室内に入ると色々と迷惑になるからな~
「ちょっと待っててね」
早速部屋の中に入ろうとするが……サンタは煙突から入るものだと思われてるけど今の時代はそうではないんだよね~
サンタには鍵を自由に開けられる特殊な能力を持ってるから……
「えいっ!」
窓の鍵を開けて部屋に入ると行儀よく眠っていると女の子がいた。そしてその隣には大きな犬が寝ていた。
「ちょっとお邪魔するね」
「わん?」
大きな犬が私に気がついて見つめていた。普通なら吠えられたりするけど……
「こんばんわ。サンタだよ~」
「わん『今年もお疲れ様です。しずくちゃんは寝ていますよ』」
「そっか、じゃあ~」
サンタの能力の一つ、動物の言葉が分かる。言葉が分からないと色々と大変なんだよね~
早速しずくちゃんの欲しいものは何かな?靴下の中の手紙を読むと…………
『好きな女優さんが出てるDVD』
まだ小さいのに凄いものを欲しがるな~
「犬さん、しずくちゃんの好きな女優さんって誰?」
「わんわん『かすみさんだよ』」
「そっか~」
それじゃこのかすみちゃんの自撮り映像集をプレゼントしよう!
「それじゃいいクリスマスを!」
次のお家は……お姉ちゃ……ではなく侑ちゃんと歩夢ちゃんのお家だね。二人はお隣通しだから二人一緒に渡そうと
先に侑ちゃんの部屋に行くと……
「あれ?歩夢ちゃんも一緒に寝てるんだ。家族みんなでパーティーしたのかな?」
穏やかな寝息をたててるから楽しかったのかな?
とりあえずプレゼント何がいいんだろうなと手紙を見ると…………
『歩夢が笑顔になれるもの』
『侑ちゃんが笑顔になれるもの』
この二人は自分の欲しいものより、お互いのために選んでるのか~本当に仲良しだね~
「じゃあ侑ちゃんには歩夢ちゃんのライブ映像を、歩夢ちゃんにはエプロンを」
二人とも喜んでくれるかな~
最後の場所は……栞子ちゃんのお家だね。部屋に入るとすやすや寝てる。
「えっと、栞子ちゃんの欲しいものは……」
『サンタさんへ、毎年お疲れ様です。私はプレゼントいらないので、いつも頑張っているサンタさんにこのお菓子をあげます』
栞子ちゃん……本当にいい子だな~
私は栞子ちゃんが用意してくれたジュースを貰い、すやすや眠る栞子ちゃんの頭をソッと撫でるのであった。
「プレゼントいらないって言ってるけど……特別にいい夢が見れるおまじないをしておくね」
こうして未唯サンタの今年のクリスマスのお仕事は終わり…………
「ふぅ未唯さん、お疲れ様です」
「いやーまさか演劇をやるなんて……しかも……」
私と愛さんと果林さん以外はみんな子供の姿になってるし……
「やるからには手を抜きたくないので!科学部のあの薬を使いましたから!それにオフィーリアもお疲れ様」
「わん『同好会の人に会えて嬉しい』」
私も私で動物の声が分かる薬を飲まされるとは思ってなかったけど……まぁしずくちゃんの頼みだからね。
まさかの桜坂劇場!
感想待ってます!