ブリテンのヤベーヤツ   作:テムテムLvMAX

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俺は太陽の騎士!ガウェインRX!


ムフムフ生活

 颯爽と現れ、人を助け、華麗に去って行く。これぞヒーローと言われる人物のイメージだろうか、この時代にもガウェインのようなヒーローがいたとは……驚きだな。

 まだ去っては無いけど、イイ人だってことは分かる。女性限定だがな! 

 

 

「美しき乙女の方々、このガウェインめの活躍を見ていただけましたでしょうか?」

 

「マセたガキと言えばそれまでだが……その太陽の祝福は……モルガンか?」

 

「ビクッ!?」

 

「ビクッ!? って母上っ! なんでここに!? じゃなくてお父様が心配していましたよ! 良かった~五年もブリテン中を探した甲斐がありました」

 

 

 おやおやおや? モルガンさんよぉ……ネグレクト疑惑が浮上してきましたねぇ。と言うより父子持ちやないかい! 姉姉言ってないでしっかりせんか! 

 

 

「母上! オークニーに帰りましょう! 父上も安心しますから!」

 

「いやだ、私は姉様に着いていくと決めた、もし従って欲しいなら倒して行け」

 

「『熱血必中直撃パンチ(帰りますよ母上)』!」

 

 

 ガウェインの右ストレートがモルガンを捉えた、腰の入ったいいパンチだが迷いが無さすぎるぞガウェイン! 

 太く力強い腕から繰り出された一撃が衝撃波を放ち背後の海を割った。

 

 

「強くなったな……まだ狙いが甘いがな」

 

「母上を殴れるわけないでしょう……っ!」

 

 

 その割には死ぬほど痛そうなパンチだったけどな、モルガンの顔の横に拳があるがちょっと掠めてない? 

 

 取り敢えず一段落付いたので各々の自己紹介やらガウェインへの勧誘やらをすることにしたが……ベディさん辛そうだな、アルトリアはワクワクしてるけど。

 

 

「ガウェイン君、私達と来ないか? 実は私達は「良いですとも!」……判断が早いね」

 

「母上を連れ戻す為に旅に出た私としてはここは着いていくしかないです! あと父上にそろそろ手に職つけろと脅しをかけられていますから丁度よいですね!」

 

 

 ガウェインニッコニコのベディゲッソゲソでアルトリアがにぱー、……喜んでる奴の方が多いから良しとしよう! 

 

 後々ちゃんと聞いたらガウェインって王子様らしい……一国の王子が簡単に家臣になっちゃっていいのかよ。それを旅に出しちゃう王さまも大概だな! ……あれデジャヴ? 

 

 

 

 ★★☆☆

 

 

 

「母上! お話ししたいことが沢山あります!」

 

「あとにしろ、親ではあるが話相手ではないぞ」

 

「冷たいなぁ母上、それでウェールズで……」

 

 

 いやー久しぶりにあっても母上はお変わりないとは! ブリテンでも五本の指に入る魔術師である母上にとっては年齢とは無縁なのでしょう。

 

 この太陽の力を如何なる思惑で私に授けたかは私には推理すら出来ませんが、この力は私の一部となり人々を救う為の原動力となっています! 

 受け取らなくても良いですが言わせてください、ありがとうございます、母上! 

 

 

「その……すまなかったな、ガウェイン」

 

「母上?」

 

「私もたまにはオークニーに帰ろう、暇があればな」

 

「母上!」

 

「だからもうあっちへ行け、しつこいっ!」

 

 

 昼も夜も母上の警護をしているだけではありませんか? しつこいと言われても止めてしまっては母上の危機を救うことが出来ないではありませんか! 

 

 

 

 ☆★☆★

 

 

 

 ガウェインを仲間にして翌日の事、ガウェインがウェールズでアルトリアのお眼鏡に叶いそうな人物を見かけたと言う。このようにして円卓の騎士団は集まったとかなんとか……円卓たって十二とか十三人だっけ? なんだからこの調子で行けばもっと増えそうだけどな

 

 

「ウェールズと言えば暴王ヴォーディガンだよね?」

 

「どっからあらわれた!?」

 

「やっほー皆のマーリンだよ~」

 

 

 海岸線に花が咲き誇り良い香りが辺りに漂う、この魔術師マーリンと言う優男を中心に起きているようだが……思ってたマーリンと少し、いや全然違う。

 もっとおじいさんで髭が長くとんがりコーンじみた帽子を被っている人物、具体的にはロード・オブ・ザ・リングのガンダルフ。

 

 

「期待を裏切ってしまったようだね、アーサー君」

 

「あんたもこころをよむタイプなのか?」

 

「そうかもしれないしそうじゃないかもしれない」

 

「モリガンおばさまこいつめんどくさいです」

 

「面倒な奴だか私より魔術に秀でているのでな、気になることがあるなら訊ねてみよ」

 

 

 なるほど、モリガンおばさまでさえ素直に認める実力なのか。下手したらオレ消えるじゃんよ。まぁ聞くだけなら大丈夫かな

 

 

「まじゅしマーリンさま、まじゅつのごくいとはなんぞや」

 

「んー魔術で強化して物理で殴る、これに尽きるかな」

 

 

 おい魔術師だろもっと頭いいこと言えよ(ブーメラン)

 

 

「真理や極みと言うのはえてしてシンプルさ、そうそうここに来たのはウェールズで起きている面白い事について語って上げようと思って来たんだよ」

 

 

 マーリンが言うにはヴォーディガンの亡霊が土地を荒らして回っているようで、たまたまガウェインが去った後に発生したようだ。

 

 

「アーサー! いくよ! わるものはやっつけてやるぞー!」

 

「おーい! さきばしりすぎだぞー!」

 

 

 気合い満点のアルトリアが魔力放出なる技術を使い、人間ジェット機としか言い様の無いスピード&轟音を響かせ飛んでいった……ウェールズはそっちであってるの!? 

 

 

 

 

 




ヴォーディガンおめぇしつけぇなぁ

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