ブリテンのヤベーヤツ   作:テムテムLvMAX

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ご都合主義の塊って見ていて安心する


ころころ生活

 ─最強の幻想種、ドラゴン。その中でも取り分け力を持つ白き竜、赤き竜─

 

 今こそ人はその最強に挑まん……無理帰りたい、カッコつけても無理なものはむりー! 

 

 

『白く染まれよ大地、猛り爆ぜよ氷塊!』

 

 

「『にげるぉぉ! (回避)』」

 

「エンチャントォォォファイアッ! ひとつふたつみっつ! ちぇすとー!」

 

 

 白き竜は開戦の合図代わりに地面を凍らせ氷の柱を無数に作ると一斉に爆列させ、氷はクラスター爆弾となり固く凍った塊が弾丸の如く飛び散った。

 

 当たればミンチ確実なので俺は自分にルーンでバフを掛けて全力回避、アルトリアは習い始めた簡単な魔術で自身の剣に炎を纏わせ潤沢な魔力で威力を底上げした。

 

 焔を纏い舞う幼い姫騎士は氷塊を真正面から砕いて砕いて砕いて己の勇猛さを見せつけた。

 

 

「どうだドラゴン! こっちはなにもこわくないぞ」

 

『流石流石、眠る因子を目覚めさせぬままでここまでやるとはな』

 

「……アルトリアがスーパーブリテンウーマンすぎる」

 

 

 因子とは何だ! 白き竜に対抗できる赤き竜の力だろ! 無しでも対抗出来るアルトリアやべーと言うかルール無用すぎるわ! 

 しかし眠る因子を起こしてやれば……勝率はグッと上がる。何をしたら起きるのか、ゆっくり考えている暇はなさそうだ

 

 

『灼熱が全てを焦がし溶かし灰へ還さん、火は竜の象徴なり!』

 

「『火には水をぶつけるんだよ! (水 障壁 )』」

 

 

 今度はヤツから直接放たれる火炎放射、というかビームに似た何かが避ける暇もなく俺に迫る。そこで精一杯の魔術的障壁を正面に展開して間一髪、紙一重のタイミングで逃れた。障壁はあのビームに一秒と持たなかった……

 無敵貫通でも付いてるのそれ? 

 

 

「ちぇすと! うぉぉぉっ!」ブン! 

 

『霊である我に剣ではなぁ』スカッ

 

 

 メイン火力のアルトリアが当たらない、幽霊に物理か効くかよって話何だけど……あかん詰みですよ。

 

 

『我より低位の存在が我に刃が届くと思わないことだ、この戦いに飽きたなら喰らってしまうぞ? ふんばれよ人の子よ』

 

 

 腹立つけど慢心ありがとうございます、さて幽霊か……

 

 

「しおかな、じゅうじかもあるか、せいすいなら……」

 

『残念だがどれも我には効果はない』

 

「デスヨネー」

 

 

 ももももうだダメだー! おしまいだー! こんなときモリガンおばさまならどうするんだ、詰みまくりオワタ。

 

 

 ──聞こえるかアーサー……聞こえているならそのまま聴け、以前にお前に力を与えたな……それは我自身の『力』そして『格』、神としての力のほぼ全てを渡したと言っていいだろう。それを全て使え、全て出し尽くせ……突破口はそこにある──

 

 

「モリガンおばさま……そりゃ無理だ」

 

 

 今はアルトリアが猛攻を仕掛けているからあっちも手は出してこない、当たらないと分かって余裕の仁王立ちだ。全力出したからといって絶対勝てるかと言ったら答えはノー、逆に目をつけられて死ぬ、くそ、自分の情けなく思えてきた……口だけ達者で結局怖くてなにもできない一般人だよ俺は、スーパーブリテン人にはなれないよ。

 

 

「はあっ! アーサー! なにかおもいついたならてつだうぞ! あきらめるな! そこにかつろはある! ……と、おとうさまならいうだろうな! でやっ!」

 

『そろそろ……喰らうとするか、赤いのと戦う前の余興にはなったか』

 

「がっ!? ……くる、し……あ、アーサーっ……」

 

 

 そんな目で見るな、すがるなよ俺は自分のことで精一杯なんだ! 俺より強いアルトリアがなにもできないなら俺には出来ないんだよ! 

 

 

『そこのアーサーとやら、心がすっかり折れてしまっているな……』

 

「アーサー……にげ、ろ……おとうさま……を、よん……でっ!」

 

 ──どうしたアーサー、ぐずぐずしていたら何も成せないぞ……あぁ深く考えすぎているな、アーサーの悪いクセだぞ。ピンチの時こそなんとかなると思え、やってダメならそれでいいがやらずにダメならそれは悔しいだろう? ──

 

 

「よし、覚悟は決まったぞ! アルトリア一人死なせねぇ! 俺も死んでやらぁ! 『なんか目覚めろモリガンの力よ!(覚醒)』」

 

 

 俺は自分にルーンを掛けた、効果もどうなるか分からない思い付きのルーン。効果はあったようだ。

 いつも以上に力が入る、髪が延びて肩に掛かるし身長も伸びた……あれ、胸もある……うそだろ息子がいねぇ!? 

 

 もしかして女になっちゃった!? でもっ! 

 

 

『……よっしゃァァァァァァ! なんとかなったァァァァァァ!』

 

『その神性はっ! モリガン貴様! 弱っていたのではなく始めからヤツに力を移し変えていたのか!』

 

「ふふふ……でなければこんな無様にひれ伏すものか、いいかアーサー今のお前は私だ。戦女神モリガンの力を得た、念じろ勝利する自分を、さすれば二本の朱槍がくる」

 

 

 念じる……来いっ! 槍よ! 

 言われたまま念じてみれば二本の槍が俺の手のなかに現れた、銘は無い。無銘の朱槍、ケルト関係でゲイボルグと言ってもいいのでは? 

 

 

「いくぞ(著作者権限により削除されました)グっ!? なんだ今の!?」

 

「あー、クーとの約束でそうなるようにゲッシュ……つまり契約的なものをしたのを忘れていた」

 

 

 二次創作NG兄貴だったか……でも格好いい名前が無いとなぁ、よしこれでいこう。

 

 

「いくぜロンギヌス! カシウス!」

 

 

 聖書の神は二次創作OKみたいだな、こうして俺の第二ラウンドが始まったのだ! ()

 

 

 

 




ギャグ調と言うかただの狂人キャラになってしまった
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