ブリテンのヤベーヤツ   作:テムテムLvMAX

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良くあるネタ小説です、軽く流し読みしてくださいな


ボコボコ生活

「ン我が王よ! 聖剣を引き抜くのです!」

 

「ブリテンの王に俺はなる!」

 

「聖杯ジャンケンだっ!」

 

 

 この物語は一般人が王になるまでの道のりを書いたドキュメンタリーである。

 

 

 

 ★☆★

 

 

 

「アーサー! しょうぶだ!」

 

「めんどうだからやだ!」

 

 

 俺はアーサー、五歳だ。俺には前世の人格と記憶が残っている。しかし自分の事についてはまるまるスッぽぬけている、なんとも都合の良い記憶喪失じゃないか。

 

 自分語りもここまでに俺の置かれた状況を説明しよう、俺は生まれ五歳から記憶が甦ったので五歳までの記憶は無い、故にすべてが一から覚え直しだ。なお言語については必要なかった。

 

 

「おねがいアーサー! しょうぶ! しょうぶ!」

 

「いたいのはやだ!」

 

 

 俺はどこぞの片田舎の一家に生まれたそうだ、畑がありそこでジャガイモを育てている。周辺は森や川のある平地が続きポツポツと民家も見える、生前に見た外国の田園風景にそっくりだ。と言うか実際外国らしい、国の名をブリテンなんとか、あれ? なんとかブリテンだったか? そう言うらしい……ブリテンと言えば英国、英国と言えばメシマズ、産業革命、紅茶等々。

 

 

「アーサーおーねーがーいー!」

 

「しょうぶしても! さんどばっぐとかわらないだろ!」

 

 

 さっきからうるさいのがいるがコイツはアルトリアと言う同年代の少女だ、どこぞの貴族の子供らしい。今はこの田舎の別荘で修行中らしい。全部らしいと言うのはアルトリアの言動や雰囲気からそう思った憶測であるからだ。

 

 

「しょうぶしないなら……こっちからやるもん!」

 

「いたーっ!?」ベチンッ! 

 

 

 アルトリアって奴は乱暴なやつでことあるごとに勝負勝負と俺に挑んでくる、アルトリアは3歳から剣を持ち四歳で素振りを始め五歳から師匠と打ち合いをしている才女なので俺が勝てる要因は無い。

 

 もはや一方的な暴力なのだが、飽きずに俺をボコボコにしていくので俺も防御だけは出来るようになってしまった。

 何故こんなに勝負を挑まれてしまうのか……かれこれ一年はボコボコ生活だ

 

 

「えいっ! えいっ! えいっ!」

 

「ちょ! まて! あぶねっ!」

 

 

 アルトリアは木剣を大上段から三度振り下ろし俺はそれを力一杯耐える、咄嗟に取ったその辺の丈夫な木の枝が三等分になってしまった。

 

 もはや子供の膂力では無い……しかしこれはこのブリテンでは良くある事、だってこの世界は魔術が広く浸透し実際に存在するのだ。アルトリアも魔力で自分を強化している、無意識にそうなっているそうだ、保護者のナイトさんがそう言ってた、俺は無強化一般人だぞ! 耐えてるだけで凄いと褒められたが保護者ならアルトリアを止めて欲しいと言いたい。

 

 

「ちょやーっ!」

 

「ごふっ!」

 

「きょうもわたしのまけだーっ! またくるからね!」

 

 

 俺は一通りボコボコにされて仰向けに寝転がっている、アルトリアはまだ元気で無傷だ。しかし何故か負けたと言う、これまでずっとこのパターンでボコボコにされているのでいい加減あいつには俺に勝って貰いたいね(強者の余裕)

 

 冗談は置いといて真面目にアイツの対策を考えないと一生付きまとわれてボコボコにされる人生になりそうなのですよ。

 故に俺は近所の魔術師のおばさまからジャガイモと交換で魔術を教わる生活をしている、今は何も使えないがいつかは自分の体ぐらい治せるようになりたいな……

 

 

 ★★☆☆

 

 

「ごふっ!」

 

「きょうもわたしのまけだー! またくるからね!」

 

 

 むー……きょうもまもりをくずせなかった……ししょーはくずせていちにんまえっていってたから、まだはんにんまえだ……

 

 わたしはつよくならなくちゃいけないのにだれよりもつよくなりたいのに、おなじこどもにもかてないのならいみがない! 

 もっとするどくつよくけんをふるためにもっとすぶりをしよう! 

 

 

 

 ☆☆★★

 

 

 

 やべーよやべーよ! アルトリアがまた来やがった……と思ったが保護者のナイトさんが来ていた、今日はアルトリアは来ないそうだ。よし、安息日ってやつだな()。

 

 

「今日は姫は来れないんだ、だから代わりに私が来た。いつも姫が迷惑をかけているようだね、すまない」

 

「いえいえ、へいみんのおれにはもったいないたいけんです、いまのくにのあり方がみえましたね」

 

「ぐふっ、なかなかいい皮肉だね……君本当に五歳か?」

 

 

 五歳だよ(肉体年齢)んで、ナイトさんがここに来た理由はなんじゃろか? 

 

 

「今日来た件だが君にお礼とお願いがあるからなんだ、ご両親には同意を既に得ているからあとは君次第だ」

 

 

 やけに親と話し込んでいると思ったら……そう言うことか

 

 

「君は聡明で他の子供より賢い、今から鍛えれば姫の「やだ」話し始めたばかりじゃないか。最後まで聞いてくれ」

 

「えー」

 

「話の続きだが……長々話すより簡潔にまとめよう、君に姫の家臣になってもらいたい。私は主より姫の興味を引く人物を姫の家臣に誘うように言い遣っているのでね、どうかな?」

 

「いまよりよいせいかつになって、おれのおやがそんをせず、はらいっぱいうまいものがくえるのならおうけしますよ」

 

 

 吹っ掛けれるだけ吹っ掛けてやる、ナイトさんには悪いがボコボコ生活は嫌なんでね

 

 

「それぐらいならお安いご用さ、これからよろしく頼むよ、アーサー君」

 

 

 ありゃありゃ……奴さん懐が広すぎやしませんか……

 

 

 

 

 

 

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