ブリテンのヤベーヤツ   作:テムテムLvMAX

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ゆるく始まりゆるく終わる、焦りは禁物byアーサー


くらくら生活

 アーサーです、いつものようにボロクソ雑巾状態でお送りする脳内ラジオ、チャンネルはそのままでお聞きください。

 

 

「アーサー! きょうはなんかうごきがよかったよーっ! またあしたもよろしくね! おうさまのめいれいだからね!」

 

「ふぁい……」

 

 

 アルトリアの家臣になって七日目だがいままでよりハイペースでボコボコされてる以外は普段と変わらない生活だ、魔術師のおばさまから力を戴いたが使いこなせてないので無いのと一緒ってのもツラいさん……剣の腕はベディさんに教えを乞うてはいるものの実用化はまだまだまだまだ先の話。

 

 

「わがあるじ、すこしよろしいか?」

 

「ん? なになに! わたしはいいおうさまだからなんでもいってみて!」

 

 

 年相応の可愛さとあどけなさは確かにある、しかし俺には暴力装置に見える。かわいい暴力ってなんだよ()

 

 

「アルトリアはなんでおうなの?」

 

「おとうさまとまじゅちゅしの、まじゅつしのマーリンがなれるよ! なった方がいいよっていってたから! おとうさまはだれよりもつよくかしこいひとがおうさまになれるからかくちをまわってしゅぎょーしなさいっていってたの!」

 

 

 親が子供に言っちゃう誇大妄想か、はたまたガチの王族か……身分高そうな奴から身分高い奴にランクアップしておこう、となるとアルトリアは女王様か……SMクラブなら既に女王様だけどな()

 

 

「姫は王位継承権で言えば第一位だよ、他の列強国の王子たちも中々手強いからギリギリだけどね」

 

「だからつよくならないといけないのだ!」エッヘン

 

 

 ベディさんの説明でやっと理解できた、俺は王位継承争いに巻き込まれたようだ。

 あーやだやだ、争いは好かん……けど、やるならやるで全力で相手をする覚悟はあるっ! (黄金の精神)

 

 

「そうだアーサー君、姫も改めて聞いてほしいのですが三日後には城に戻る事になります。現ブリテン王ユーサー・ペンドラゴン直々の命令ですので覆す事はあってはなりません。しばらくここには帰ってこれないでしょう」

 

「ほへーユーサーおうじきじきの……アルトリアってほんもののおうになるのか」

 

「そうなのだ! でもすぐにわたしがおうになりおとうさまをらくをさせてあげたいぞ!」

 

 

 ええ子や、でも許さん! ボコボコにされた恨み生涯なくならんからな! 

 しかしここに帰ってこれないとなるとモリガンおばさまのレッスンが受けられないな……

 

 

「ティンタジェル城へ向かうのか? 私も同行しよう」

 

「モリガン院! じゃなくておばさま!? なんでここに!」

 

「弟子の場所ぐらい魔術で分かる、その子、アルトリアと言ったか? 才能があるゆえ私の弟子にしたいなぁ」

 

「貴女はアーサー君の魔術の師匠、モリガン殿……貴女、我らになにようか! 姫の騎士として脅威は排除せねばならない、お答え願おうか」

 

 

 い、いつになくベディさんが鬼気迫る表情で俺の後ろに立つモリガンおばさまを見ている……なんだろ俺も睨まれてる気がする

 

 

「何、アーサーの修行が済んでおらんのでついて行くだけじゃい、ついでに才能ある若者は伸ばしてやりたいと老婆心を出してしまったがな」

 

「貴女の気配、アーサー君にも同じ気配がしますが、それの説明をしていただけますか?」

 

「解りきったこと、私が『そういう存在(妖精)』だと言うことだ」

 

「……そこまで堂々とされては私としては毒気を抜かれる気分です、良いでしょう。私の権限で同行を許します」

 

 

 ベディさんとモリガンおばさまの間で極めて高度なやり取りがあった気がするが俺とアルトリアは終始置いてけぼりだったので

 

 

「じゃーんけーん」

 

「「ぽん!」」

 

 

 誰にでも平等な勝負、ジャンケンをしていた。人類よこれからは暴力ではなくジャンケンで勝敗を決せよ! 

 

 

「平和じゃな」

 

「こっちの方が毒気抜かれますね……」

 

 

 取り敢えずモリガンおばさまがついてくること、アルトリアにも修行をつけることが決定したわけだが……正直に言うならアルトリアが魔力を制御したら俺はもっとボコボコになる、アルトリアの才能は天元突破で相手をする俺は凡人! 嫌になるねぇ! 

 

 

 ☆★☆

 

 

 さてさて、アーサーはどこまで伸びるかねぇ。一応私の『格』だとか『力』は写したが中身が伴ってないと意味がないと言うのはアーサーも分かっているだろう。

 

 神秘薄れるこの時代、私の痕を残したいと思っていた矢先にこの子が現れてくれた……出来るなら全てを与えたいが人の身では耐えられないだろう、徐々に慣らして行けばいずれ第二の『(妖精モリガン)』となりえる……そうなれば星の裏に隠れようがなんだろうがアーサーが私を呼び戻してくれよう! 

 

 千里眼で未来を見たときからその時代に行ってみたいと思っていた! 待っていろよ遥かな未来! あと千年位長生きしてくれよアーサー! そんでもって我を呼び戻すのだ! 

 

 

 ワハハハハハハハハハハハ……っ! 

 

 

 ★☆★☆

 

 

「ぶえっくしょいっ!」

 

「どうしたアーサー君」

 

「おかんがせすじをなでていきました」

 

「君もそんなことあるんだね」

 

 

 ベディさんと剣の修行に凄まじい悪寒が……背中に氷河を背負ったレベルでヤヴァイ! 

 

 

「アーサー! かくごー!」ブスッ

 

「きんきゅうかいひー! というかブスッってなんだ!?」

 

「きょうはやりだぞー! えいえい! ……おこった?」

 

「おこったぁぁぁ! 「えいっ」はうわぁぁぁぁ?!?」

 

 

 畜生やってられないぜぇぇぇ…………っ! 

 

 

 

 

 

 




アルトリアがネロっぽくなった、まぁいいや(切嗣)
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