ブリテンのヤベーヤツ   作:テムテムLvMAX

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海鮮は基本ヌルヌル


ヌルヌル生活

 おはアーサー、昨日の今日でアレだが旅に出ることになった。以前の片田舎ではなくこの島を巡る長旅になるようで、俺としてはぜーんぜん気が進まない。

 

 

「アーサー君、ほら、行くよ?」

 

「いやっ! やめてっ! またイノッシーみたいなバケモノがうろつくようなところなんていきたくない!」

 

 

 俺は嫌なので部屋に籠城を決め込んだ、ベディさんとてこの扉は開けられまい! 何せルーンでガチガチのガチに施錠してある、並みの攻撃じゃ無理(ルーンの無駄遣い)

 

 

 ドゴンドゴンバゴッ! 

 

 

「アーサー! いくぞー! ついてこーい!」

 

「やめっ! HA☆NA☆SE! かべぶちぬくのはひきょーだぞ! アルトリアぁ!」

 

「みちがないならつくればよい! これぞおうのみち!」

 

 

 そんなものは邪道です! 

 あぁ悲しいかな、女の子に襟首掴まれて引きずられてしまった。くそっ! 昨日まで繊細な乙女してたくせに! 

 

 

 

 ★★☆☆

 

 

 

 自分の話をしよう、千里眼で遥か遠き未来まで見渡す花の魔術師たる僕は『全て遠き理想郷(アヴァロン)』から世界を見渡している、暇人じゃないよホントだよ? 

 ちなみにこの世界はアヴァロンが二つあるんだ、ここは花のアヴァロン、モルガンが根城にしているのは潮風のアヴァロン。潮風のアヴァロンは正確にはアヴァロンのようなモノであってアヴァロンその物ではないけどね、九人の『妹達』と造り上げた空間だったかな? 

 

 

「暇だからアルトリアの『人生』でも見ようかな」

 

 

 “アーサー! 布団が吹っ飛んだ、と言うのはどうだろうか”

 

 “そのつまらない冗談はやめろぉ! ”

 

 

「おっふ」

 

 

 全く知らない物語が見えてしまった、あれ? 可笑しいなぁ僕の見たい物が見える筈だったのに、どこかと混線したかな。いや千里眼に混線なんてあるかい! 

 

 

「フォーウ!」

 

「あ、絶対ボクコロスマンくんちゃんさん。いきなり来たね」

 

「フォウフォーウ!」

 

「なになに……今見えたのは君の冗談? やれやれ戯れはそこまでにしておけよアホウクン、あフォウくんだっけ?」

 

「マーリンシスベシフォーウ!」

 

「だが断る、このマリ辺露伴の最も好きなことは自分が「フォーウ!」人の話を遮るな! せっかく決めて「フォーウ!」

 

 

 この珍獣と魔術師の下らない争いはしばらく続いたとかなんとか

 

 

 

 ☆★☆★

 

 

 

 何かイケない電波を受信した気がする、これもアルトリアのせいだ! (責任転嫁)

 まぁそんなこと言ってもこの状況は覆らないよねぇ……

 

 

「アーサー、お前を殺す」

 

「えっ? なんで?」

 

「それを答えてくれるような人物には見えないよ、アーサー君」

 

 

 さぁ旅の始まりだ! って意気揚々と街道を馬で行く我らいつものメンバー(ベディ、アルトリア、アーサー)とモリモル姉妹。

 北を目指して進んでいたがその道中にこのめんどくさい奴に捕まった。

 

 

「平民のお前がアルトリア姫の家臣では不都合なお方がいる、でしゃばり過ぎたな平民風情が」

 

「このベディヴィエールの前で堂々と宣言してくれましたね、アーサー君はやらせませんよ。それにアーサー君を選んだのは私です」

 

 

 ベディさん……以前の貴方はもういないのですね! 信用していいのですね! 

 

 

「槍のベディか、一突きで九人を殺せるらしいな」

 

「えぇ、貴方の体に九つの穴を空けても良いのですよ」

 

「ふはは、その程度の脅し……他愛なし」

 

 

 あかん、一触即発の雰囲気……ジリジリと距離を計り互いの間合いを読み合うこと数分、先に動けば負ける試合……いや、街道のど真ん中で殺し合いが始まる。そんな俺の予感が三秒で覆った。

 

 

「モルガンよ、面倒じゃやってしまえ」

 

「Yes!! マイシスター!」キェェェェ! 

 

 

 モリガンおばさまがゴミクズを見るような目でモルガンさんに命令を下し、即時実行、モルガンさんがか細い木の枝を振るうとウネウネヌルヌルした冒涜的な触手がアイツをヌルヌルテカテカに犯した(ガチ)

 

 

「あへっ! やめっ♥️ぁぁぁぁぁぁ……」

 

「モルガン! この馬鹿野郎!!!!!!」

 

「アーサー! みえなーい!?」

 

「よいこもワルいこもみちゃだめなやつぅ?!」

 

 

 ベディさんがブチギレて俺はアルトリアを目隠しててんやわんや、いかんいかん危うくアルトリアか直視してしまう所だった。教育に悪いわあれ。

 

 当のヌルテカオジサンは地面に引き込まれてズブズブと飲まれつつあった、が、助ける気にはならない。俺はまだ死にたくないからな。

 

 

「らいせはいいやつになれよ!」

 

「うぼばぼぼぼ…………」

 

 

 命令したモリガンおばさまと実行したモルガンさんは共々飄々して我関せずと言った態度だったが、大いにやらかしましたよ今さっき。

 

 こんな師匠で良いのだろうか……

 

 

 

 ★☆☆★

 

 

 

「モルガンよ、面倒じゃやってしまえ」

 

「Yes!! マイシスター!」キェェェェ! 

 

 

 ふーむ全く、困ったものだな……あのティンタジェル城の中にはアーサーが目障りな奴が、いや奴等が居るようだな。アルトリアの修行がてら記憶を読ませてもらうとするか、隙あらば成敗してくれよう。アーサーには無事に育ってもらい私を未来につれていってもらわねばな! 

 

 あぁ千里眼で見るよりも実物を生で見たい! あの金の魚が乗った城! 摩天楼立ち並ぶ街並み! ネズミの化身が踊る娯楽の世界! 

 

 アーサー、やっぱり二千年くらい生きてくれないか? 寿命全部くれてやるぞ! 

 

 

 

 

 

 

 

 




アーサー王伝説って西暦五百年くらいなんですね、良く現代まで残ったな!(上から目線)
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