元特殊部隊のトレーナーが中央トレセン学園でウマ娘を育てる話 作:マクさん
第二話:鍛練
俺は朝早くに起床しランニングをすることから始まる。
一時間ほど走り寮に戻ってくる。
そこから一時間の筋トレそれが終わったらご飯を食べ身支度をし出勤をする。
ト「午前中は書類整理、午後はシンボリルドルフのトレーニングだったな。」
トレーニング表は既に出来上がって居るのでトレーナー室へ向かい書類の整理……
シンボリルドルフ「やぁ、トレーナー君。おはよう。」
ト「…おはよう。シンボリルドルフ。」
シンボリルドルフ「今日のトレーニング、楽しみにしているよ。」
ト「あぁ、任せておけ。」
この会話を終えるとシンボリルドルフは教室へ向かい、俺はトレーナー室へ向かった。
……書類整理は苦手だ。ほとんどそういうことをしていなかったからである。三時間ほど時間を掛けようやく終わらせた。
ト「午後になるまで時間があるし……鍛えるか。」
筋トレに夢中になっているとチャイムが鳴った。
ト「昼飯か……食堂で食べるか。」
食堂へ行き適当な物を頼み席に座り昼飯を頂く。
中央トレセン学園の食堂の人数の割合は大体がウマ娘で占められている。
中にはウマ娘と一緒に昼飯を食べるトレーナーも居たりする。
食事が終わり箸を置く。
ト「……いつから横に?」
シンボリルドルフ「トレーナー君のご飯が残り八割の時に。」
夢中になりすぎると周りが見えなくなる。悪い癖だ。
シンボリルドルフ「トレーナー君。面白いギャグを考えたのだが聞いてくれないか?」
突然なんだ。これを聞くのもトレーナーの仕事なのか?
ト「まぁ、聞くだけ聞くよ。」
シンボリルドルフ「じゃあ言うぞ……"会長は今日も快調だ"」
意味が分からなかった。思考が停止してしまった。
ト「ハハハ……」
と笑うしかなかった。
だがシンボリルドルフはキラキラした目で
シンボリルドルフ「どうだ!面白かっただろう!?」
食堂の温度が下がっている気がする。
ト「あぁ、面白かったよ」
と淡々と返し、シンボリルドルフより一足先にトレーニング場へ向かう
シンボリルドルフ「さぁ、トレーナー君。トレーニングな内容を教えて貰えるか?」
一ヶ月分のトレーニング内容を話し
ト「こんなもんだ」
シンボリルドルフ「トレーナー君。少し良いか?」
ト「なんだ?」
シンボリルドルフ「この……並走トレーニングって言うのはなんだ?他のウマ娘は担当していないはずだろう?」
ト「あぁ、それか。それはな。俺も一緒にトレーニングするって事だ。」
シンボリルドルフ「トレーナー君もトレーニングに参加する……?聞いたことないぞ。」
ト「……悪いか?」
シンボリルドルフ「ウマ娘とヒトの違いを分かってるのか!?ウマ娘の走りに巻き込まれたらケガじゃ済まないんだぞ!?」
ト「そんなヤワなやつに見えるか?」
シンボリルドルフ「う……分かった……でも巻き込まれないでくれよ?」
ト「分かってるさ。その前に……忘れ物取ってくるよ。先にトレーニングしててくれ。」
と言い残し30分が経過した
ト「待たせたな。」
大きなリュックを持ってきたトレーナーが来て
シンボリルドルフ「と、トレーナー君?その荷物は?」
ト「あぁ、トレーニング用の物だよ」
と言いリュックから防弾チョッキを取り出し装着する
シンボリルドルフ「それはなんだ……?」
とシンボリルドルフが問い
ト「10キロの防弾チョッキだ。」
シンボリルドルフ「ぼ、防弾チョッキ……?なんでトレーナー君がそんなものを……」
ト「今は秘密だ。来るべき時が来たら教えても構わないぞ。」
しばしの沈黙。
ト「さ、黙っててもトレーニングにはならないし始めようか。」
シンボリルドルフの横に並び
シンボリルドルフ「……トレーナー君、最初は軽くでいいか?」
ト「お好きなように」
シンボリルドルフは"軽く"走り出した
一般人から見れば充分速いのだが。
ト「おぉ、軽くでも速いのか。」
トレーナーはシンボリルドルフの横を颯爽と駆けていき。
シンボリルドルフ「なっ……」
シンボリルドルフは絶句してしまった。
軽く走るだけでも追い付けないはずなのにあろうことかトレーナーはすぐ追い抜き1バ身もの差をつけてしまった。
シンボリルドルフ「まだまだ……!」
速度を上げるが差は縮まらず本気を出しトレーナーを追い抜く
トレーナー「やっぱり速いな……」
シンボリルドルフの後ろに着く
どんどん差を広げられシンボリルドルフが指定していたゴールへ一着で着き
ト「ふぅ、良いトレーニングになったよ。ありがとうシンボリルドルフ。」
当然トレーナーは二着。
シンボリルドルフ「トレーナー君は凄いな。全然疲れている様子じゃない……」
ト「鍛えてるからな。」
そういうとトレーナーは
ト「じゃあこれで並走トレーニングは終わりだ。まだ残ってるトレーニングはあるか?」
シンボリルドルフ「あと一つだけある。」
ト「では、それが終わったら休むように。無理して怪我されるのは勘弁なんでね。」
と言い残し防弾チョッキを脱ぎリュックに積め、シンボリルドルフのトレーニングを見ていた。
ーーートレーニング終了ーーー
シンボリルドルフ「トレーナー君。」
ト「なんだ?」
シンボリルドルフ「"来るべき時が来たら教える"と言っていたがそれじゃ我慢出来ない。私は君のことをもっと知らなければならない気がするんだ。」
ト「……」
少し考え込み
ト「分かった。ただし条件がある。これから出走するレースを全て一着でゴールしろ。そしたら秘密を一つずつ教えてやる。」
シンボリルドルフ「……分かったよ。トレーナー君。」
ト「では、また明日な。」
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???「クソッ……あいつ……新人のくせに調子乗りやがって……!!痛い目見せてやるッ……!」
最後のは出落ちさせる予定です。