元特殊部隊のトレーナーが中央トレセン学園でウマ娘を育てる話   作:マクさん

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出落ちキャラの扱いって難しいっすね……


第3話

第三話:妬み、そして秘密

 

シンボリルドルフのトレーニングが終わりトレーナー寮へ戻ろうとしていたとき物陰から一人出てくる

 

ベテラントレーナー「お前……最近調子に乗ってるじゃないか……新人の癖によぉ……」

 

ト「いきなりなんだ。」

 

ベテラントレーナー「口の聞き方に気を付けろ!俺はお前より経験があるんだぞ!」

 

小耳に挟んだことがある。どの業界でもこういうのはよく起こる。

そしてもっとも酷いのは……

トレーナー業界……だと。

 

ト「調子に乗るのはまだまだ先だ。」

 

ベテラントレーナー「てめぇ……!」

 

ベテラントレーナーが握りこぶしを作り殴りかかってくる。大振りの攻撃だ。

次の瞬間ベテラントレーナーは地に伏していた。

 

ベテラントレーナー「いででででで!!!」

 

ト「これ正当防衛に入るよな」

 

そんな心配をしながらベテラントレーナーを押さえつけ、たづなさんと理事長を呼び。

 

たづな「大丈夫ですか!?トレーナーさん!」

 

ト「えぇ、問題ありません。」

 

秋川理事長「うむ!流石だ!」

 

ト「これ、俺にもペナルティが下る感じですか?」

 

秋川理事長「否定ッ!罰が下るのは彼だけだ!」

 

ベテラントレーナーを立たせたづなさんに引き渡し、トレーナーが寮へ戻ろうとした瞬間。

 

ベテラントレーナー「てめぇ!」

 

たづなさんが思わず手を離してしまう。

手にはポケットナイフ、それを構えて突っ込んでくる。

 

たづなさん「危ない!」

 

振り向いた時には距離が30cm近く絶体絶命かと思われたが

トレーナーは冷静に蹴りでナイフを弾きベテラントレーナーの顎に拳を食らわせ気絶させた。

 

秋川理事長「見事!」

 

ト「あ、でもこれって障害事件になるんじゃ?」

 

たづなさん「今回のは見なかったことにしましょう。」

 

ト「ありがとうございます。では。」

 

そういうとトレーナーは寮へ戻り、食事を取り一時間ほど筋トレをし、汗を流し就寝した。

 

ーーー翌朝ーーー

 

今日も俺は朝の日課をこなし朝食を食べ身支度を済ませ出勤する。

出勤と言ってもトレーナー室に行って

書類の見直しとかデータ整理とかそんなものだ。

 

コンコンと扉を軽く叩かれる

 

「トレーナー君、入って良いかい?」

 

シンボリルドルフだ。

 

ト「良いぞ。」

 

許可を出す。

 

シンボリルドルフ「トレーナー君。昨夜は無事だったかい?」

 

何故知っているのか不思議だったが後で確認してみれば噂になっていたらしい。

ベテラントレーナーが恨みでシンボリルドルフのトレーナーを襲ったが返り討ちにあってトレーナー業を辞めさせられたと。

 

シンボリルドルフ「け、怪我はないか?刺されたりとかしてないか?」

 

ものすごく心配してくる。

 

ト「心配するほどじゃないし無傷だ。」

 

シンボリルドルフ「トレーナー君に何か有ったら心配で……」

 

ト「……ほら、授業始まるぞ。」

 

シンボリルドルフ「すまない……トレーナー君。行ってくるよ。」

 

ト「あぁ、いってらっしゃい。」

 

ーーー昼休みーーー

 

シンボリルドルフ「トレーナー君!私と食事をしないか!」

 

ト「……食堂でか?」

 

シンボリルドルフ「あぁ!」

 

ト「……先行ってて席を確保しててくれ。」

シンボリルドルフ「私は一緒に行きたいんだが?」

 

ト「分かった……。」

 

立ち上がりシンボリルドルフと並んで食堂へ向かい

 

「あれ、噂のトレーナーさんじゃない?」

 

「武器を持ってる相手に素手で圧倒した噂のトレーナーだ!」

 

あぁ、やっぱり目立つのは嫌いだ。

 

ト「シンボリルドルフ、やっぱり戻ってもいi 「駄目だ」……そうか。」

 

目線がこっちしか向いてない……辛い……

 

シンボリルドルフ「トレーナー君は何を食べるんだい?」

 

ト「とりあえず焼き鯖定食で……」

 

シンボリルドルフ「では私はにんじんステーキをいただこう。」

 

お金はトレーナーがシンボリルドルフの分まで払い窓際の席に座り食べ始めた。

 

ト「出走するレースは……分かってるよな?」

 

シンボリルドルフ「分かっている。一着を取れば良いのだろう?」

 

ト「あぁ、一着を取れたら秘密を教えてやるよ。1レースにつき一つだけどな。」

 

ーーー昼食を食べ終えーーー

 

シンボリルドルフ「さて、トレーナー君。トレーニングの時間だ。」

 

ト「なんかすごい嬉しそうだな。」

 

シンボリルドルフ「……今日も並走してくれるのだろう?」

 

ト「まぁ、するけども……」

 

シンボリルドルフ「今日も10キロの防弾チョッキをつけるのかい?」

 

ト「それと少々別のものも……」

 

防弾チョッキとホルスター、そしてレプリカのハンドガンを取り出し

 

シンボリルドルフ「トレーナー君……?それはほ、本物の……」

 

ト「偽物だよ。重さは本物の2倍くらいにしてるけども。」

 

トレーナーの準備が終わり並走トレーニングをし終え

 

ト「シンボリルドルフ、休憩だ。」

 

水分補給用の飲み物を渡し

 

シンボリルドルフ「ありがとう。トレーナー君」

 

ト「タイムも縮んでいるな。」

 

シンボリルドルフ「並走とはいえ追い越されると熱が入ってしまってね。」

 

ト「その意気があれば余裕だな。」

 

そんな会話をしトレーニングを続けレース当日に。

 

シンボリルドルフ「トレーナー君。行ってくるよ。」

 

ト「あぁ、いってらっしゃい。」

 

レースが始まる。ゲートに並び、開く。ウマ娘が走り出す。

 

……結果は圧倒的差をつけて一位。

 

ト「お疲れ様。シンボリルドルフ。」

 

シンボリルドルフ「ありがとう。トレーナー君。じゃあ前の約束を……」

 

ト「あー……そうだったな。……何を聞きたいんだ?」

 

シンボリルドルフ「トレーナー君の前の職業……は駄目かな。」

 

ト「良いが……現実味に欠けるぞ。」

 

シンボリルドルフ「良いんだ。私が知りたいのだから。」

 

ト「……特殊部隊だ。」

 

シンボリルドルフ「では、なんで特殊部隊のトレーナー君がここに居るんだ?」

 

ト「……訳ありでね。怪我とか病気とかそういうのではない。ちょっとした事だよ。」

 

シンボリルドルフ「そこの理由は聞かないでおくよ。色々……あるとおもうから……」

 

ト「ありがとう……」

 

その後レース会場を去り二人で学園に帰った。会話すらせず……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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