DERBYTALE (AU)   作:フラウィー

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戦いって書くことが少なくて難しいね。


vsスペシャルウィーク.1

 駆け出すと同時に、赤い輝きを放つソウルと白い輝きを放つ逆ハート型のソウルが現れる。

 先に攻撃したのはスペシャルウィークだった。

 スペシャルウィークが剣を振り上げると同時に、その振り上げた場所の地面からから青年に向かって、いくつものにんじんが生え出す。

 

 そのにんじん、全ての先っぽが尖っており刺されば『痛い』で済みそうになかった。

 青年はその攻撃が迫ってくるのを見て危なげなく避ける。

 いとも容易く、簡単に。

 

 スペシャルウィークはその様子にムッとして、手に持った剣を全力で投擲する。

 それもなんとか避けて、そこから青年は何もせす、スペシャルウィークを見つめる。

 

 青年は考えた。

 どうすればいいか、どうすればこの戦いを穏便に、それも無事に終わらせれるか。

 一先ず、話しかけてみようとする。

 何を話言おうか、と悩んでスズカのことを聞いてみる。

 

「た、戦いの途中になんですかっ! ……スズカさんのこと、ですか?」

 

 青年は頷いて、なんであんなに怠けているのか、と聞く。

 スペシャルウィークは少し首を傾げる。

 が、少しすると口を開いた。

 

「わかんないですね……結構最近な気がしますし、ずっと前からあんな感じだった気もします」

 

 と言いながら、また首を傾げる。

 青年は言われたことがよくわからず、青年も首を傾げた。

 時期不明、と言うのも不思議な話だったからだ。

 

 しかしその程度の話では、それ以上話が広がることもなく、ハッとしたスペシャルウィークは攻撃を再開した。

 地面から生え出て顔を出すにんじん、それが青年に向かって迫ってくる。

 青年はスズカのことが気になっていたものの、そのことを一度放り出し攻撃に集中する。

 

 スペシャルウィークはただ、一定の距離をとって攻撃を続けていた。

 だが遂に痺れを切らしたのか、新たに取り出したにんじんの剣を持つ。

 そして強靭な脚力で青年に近づきその剣を振るった。

 

 あまりの速さに思考が追いつかず、結構ギリギリではあった。

 しかしそれでも避けることはできていた。

 それを見たスペシャルウィークは怒った様子で言い放つ。

 

「なんでさっきからずっと避けるんですかっ! 避けられたら当たらないじゃないですかっ!!」

 

 青年はその言葉に避けないと死んでしまう、と当たり前のことを言う。

 うっ……と、言いながらスペシャルウィークは少し動きを止める。

 少し悩んだ末に、次に言うことが見つかったようで、剣を青年へと向けて言った。

 

「そ、それになんで攻撃もしないんですかっ! これは、戦いなんですよっ!!」

 

 青年はその問いに、君を攻撃することはできない、と答える。

 何故ですかっ! と聞かれると、君も『人』だからと答えた。

 スペシャルウィークはその答えに、戸惑い攻撃の手を止めてしまった。

 少しの間、静かな時が流れる。

 

 だがその静かな時間は青年にとって、酷く緊張する時間であった。

 それこそ、これを見ている二人の物音に気がつかないくらいに。

 

 そんな青年とスペシャルウィークの緊張を先に破ったのは、スペシャルウィークだった。

 スペシャルウィークはそれならば仕方がありません、と言いながら右手を振り上げる。

 青年の立っている地面が少し揺れ、そしての直後に地面から大量のにんじんが生える。

 その揺れを感じていた青年はギリギリのところで避け切る。

 

 だが攻撃はそれだけではなく、いつのまにか周囲に生えていた青色のにんじんが、地面から半分以上出たまま青年に接近する。

 まるで追い詰めるように、地面を抉らず、まるですり抜けるように青年へと接近する。

 青年は動きを止め、その攻撃をくぐり抜ける。

 最後に飛んできたのは先っぽだけ生えているにんじんだった。

 

 そのにんじんが目の前まで接近した、次の瞬間。

 スペシャルウィークはその腕を振り下ろした。

 それと同時のことだった、青年のソウルが真っ青に染まる。

 青年は驚く暇もなく地面に叩きつけられ、にんじんが顔面にめり込む。

 めり込んだことによる多少のダメージはあれど、重くなった体でなんとか立ち上がる。

 

 スペシャルウィークは笑っていた。

 

「これがっ!! 私のっ!! スペシャルな攻撃ですッ!!」

 

 青年は少しばかり、攻撃することを覚悟してグローブを構えた。

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