テイオーとトレーナー   作:皇帝紅茶

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テイオーとトレーナーと出会い

トレーナー「え?俺とテイオーの出会いが知りたいって?」

 

キタ「はい!それとトレーナーになったエピソードも教えてほしいです」キラキラ

 

トレーナー「まぁ隠したいこともないし…いいか」

「テイオーと出会ったのは夏前なんだよね」

 

キタ「え?春じゃないんですか?」

 

トレーナー「それまで、トレーナーが決まらなかったらしい」

「んで俺がサブトレやってたのは知ってたっけ?」

 

キタ「はい、確か会長さんの元トレーナーさんの所でしたよね?」

 

トレーナー「そそ、それでサブトレ4年目の頃、先生に専属が十分につけるなってお墨付きをもらった時にさ…」

 

 

………………………………………

3年前 梅雨明け

 

トレーナー「専属トレーナーか…ただ、もうじき7月か…来年からかなー俺もついにトレーナーか…」

今年の入学生は、確かメジロ家のご令嬢がーとか話は出てたなぁ

そのご令嬢は俺の親友がトレーナー契約してたっけ…あいつのが一歩先にトレーナーか羨ましい限りだ

 

トレーナー「まぁ俺は俺のペースで頑張りますか」

そう自分に言い聞かせ、先生の部屋でトレーニング表を作っていた

 

ドア<ガチャ

 

?「やはりここにいたか、トレーナー君」

 

トレーナー「うん?あールナか、お疲れ様ー」

 

ル「ありがとう、トレーナー君もトレーニング表作成お疲れ様」

 

トレーナー「さて…ルナはもうトレーニングかい?」

 

ル「そうだった、トレーナー君お願いがあるんだ、ちょっと付いてきてもらっていいかな?」

 

トレーナー「お願い?珍しいな…デートのお誘いかな?」

 

ル「そのお願いもしたいところだが、今回は別件でね、トレーナー君に会わせたい後輩がいるんだ」

 

トレーナー「ふむ…後輩ね…急ぎの仕事もないし、いいよ」

 

そういいルナに連れられ、その後輩の元へ向かう

なんでもルナにすごく憧れてた娘らしい、もしかして、菊花賞のインタビューに乱入してきた娘かな?

なんて質問したらまさしくその通りだったらしい、ほーんあの娘か…

 

まぁその娘が今年学園へ入学した

模擬レースは常に1着、彼女をスカウトするトレーナーはたくさんいたらしいのだが、彼女とそりが合うトレーナーが見つからなかったらしく、そのままトレーナーがいないままここまで来たらしい

 

このままでは、公式レースにも出れずどうしたものかとルナに泣きついたらしい

それでお願いってのが、よかったら彼女をスカウトしてもらえないかというものだった

 

こっちとしても出来れば親友が活躍してる年に私も一緒に切磋琢磨していきたい気持ちもあったし、それに、ルナ曰く、その娘のセンスはすごくよく、こんなことで1年不意にするのは、勿体ないとのこと

 

そうこうルナと話しながら歩いていると

 

?「あ?カイチョー!」

向こうからルナに気付き、走ってくる1人のウマ娘がルナの前に止まりニコニコしている

 

ル「やぁ、テイオー」

テイオー…彼女がルナの言っていたトウカイテイオーか…

ふむ…どことなく昔のルナに似ている

 

テイオー「ねぇねぇカイチョー聞いて聞いて、今日同学年のマックイーンがさぁ…あれ?」

テイオーはルナの隣にいる私に気付いた

 

テイオー「カイチョー?隣にいる、おじさん誰?」

…は?おじさん?私、まだ20代なのに…おじさん…うそでしょ…

 

おじさんと言われ軽くショックを受ける私を見て少しフフと笑うルナ

 

ル「テイオー彼は、私のサブトレーナーだ、君のトレーナーになってもらおうとお願いして、きてもらったんだ」

 

テイオー「ふーん…」

 

私を見るテイオーひとまず挨拶しておくか

 

トレーナー「はじめまして、トウカイテイオー、是非とも君のトレーナーになりたく、勧誘しに来だんだが」

 

そうテイオーに言うとテイオーは少し考えた後

 

テイオー「もしボクのトレーナーになったらボクの夢に付き合ってくれる?」

 

トレーナー「夢?ルドルフみたいに、無敗のクラシック三冠とかかな?」

 

テイオー「あれ?どうしてわかったの!?」

 

トレーナー「菊花賞の時、そう宣言してたから…あの時俺もいたんだ」

 

テイオー「え?そうなんだー!」

あの時の事を知る人に会えたうれしさなのかすごく笑顔になるテイオー

 

好印象な感じでこのままスカウトはうまくいきそうだと安心するルナ

 

だが

テイオー「うーんでも、やっぱりトレーナーの件はお断りするね」

 

ル「おや…どうしてだいテイオー」

 

テイオー「いやだって、カイチョーの紹介といっても、おじさんはまだサブトレーナーなんでしょ?」

「カイチョーのトレーナーみたいにすごいトレーナーってわけじゃないし、そんな実績もない人に見てもらうくらいなら今まで勧誘してきたトレーナーの方がましだよ」

 

このガキ…でもまぁ…至極正論だよな…

 

何も言い返せないでいるとテイオーは調子に乗ったのか追い打ちを掛けた

テイオー「それに、見た目頼りなさそうだし…なんかトレーナーとして駄目駄目そうだよねー」ニシシ

 

このメスガキ…さすがに説教するわ!

そう思い、行動に移そうと思ったが…

 

ル「は?」

私より先にブチ切れたやつがいたみたいだった

 

テイオー「カイチョーどうしたの?」

 

ル「いや、なんでもない…テイオーが言うならこの話はなかったことにしよう」

 

テイオー「うん、カイチョーせっかく紹介してくれたけどごめんね」

 

ル「いやいいんだ…ところでテイオー今から暇かな?せっかくだし私と模擬レースでもしないかい?」

 

テイオー「え!?カイチョーとレース!?やるやる!」

 

ル「では、テイオー行こうか…」

 

あールナ…ほどほどに…

 

こうして始まる模擬レース結果は…まぁ酷かった

圧倒的にルナが勝ち、テイオーは追いつこうにも全くついてこれてなかった…

 

おい先輩…大人げないぞ…テイオーが泣きそうになってるやん…

そうして、レースが終わった

 

ル「どうだいトレーナー君!皇帝の力は!」ドヤァ

 

トレーナー「あ…うん…」

 

テイオーが近づく

 

テイオー「あはは…やっぱりカイチョーには敵わないや…」

そう言った後、後ろを振り向きそのまま走っていった

 

若干泣いてたな…可哀そうに…

 

流石のルナもそれに気づき、我に返った

ル「しまったやりすぎた!トレーナー君!どうすればいいんだ!」

 

トレーナー「いや知らんし…とりあえず、ルナが慰めに行くのは返ってダメだし…俺が行ってくるよ…」

 

ル「本当にすまない…ついカッとなってしまった…」ションボリ

 

それからテイオーを探してみるも、学園にはいなかった…

 

夜遅くなってきたし、流石に寮の門限だし帰ったかな俺もコンビニで弁当でも買ってトレーナー寮へ帰るかな

 

そうして私も学園から出て帰路へ着いた

 

コンビニで適当に弁当や食料を買い寮へ向かっていた

 

向かう途中公園があったのだが、そこでトウカイテイオーがベンチに座っていた

 

寮の門限ギリギリだし今日の事もある流石にほってはおけないな

 

そう思い彼女の方へ向かう、近づくうちにあることに気付きすぐに彼女の元へ向かった

 

テイオー「グス…ウゥ…あ…おじさん…」

私に気付いたテイオー

 

トレーナー「おじさんじゃない…テイオーお前…怪我したのか…」

 

テイオー「…ウン…」

テイオーは怪我した膝を抱え込んでいた

 

トレーナー「ちょっと怪我みるぞ」

 

テイオー「…ウン」

 

怪我を見て見る限り捻挫してるだけだった…折れてたりしてなくてよかった…

ひとまずいつも携帯してるキットで応急処置を施した

 

トレーナー「これで良し…歩けるか?」

 

テイオー「アリガトウ…少し休んだら、歩けると思うよ」

 

トレーナー「そっか…これやるよ」

そう言って先ほどコンビニで買ったスポーツ飲料を渡し、テイオーの隣に座る、少しするとテイオーがぽつりぽつり語った

 

テイオー「ボクね…今までレースで負けたことなかったんだ…」

「でも…今日初めて負けちゃった…しかもぼろ負け…」

「しかも相手が憧れのカイチョー…なんか色々な物があふれて…気づいたら…」

 

トレーナー「練習していたと…」

そう聞くと…テイオーは頷き、うつむく

 

テイオー「今必死に練習したって、すぐに追いつけるわけじゃないのにね…怪我しちゃったし…ボク…馬鹿だよね…」

そういい、もっと落ち込む

 

それを見てて、昔のルナもこんなことあったなぁと思いだし…

懐かしいのと、本当に似てるなーってなり思わず少し笑ってしまった…

まずいと思い、取り直そうとするが、テイオーには気づかれジト目で睨まれた

 

テイオー「むー今、笑ったでしょ!?真剣に悩んでるのにひどいよー」

 

トレーナー「いや…ごめんごめん…つい…今のテイオーがさ、昔のルドルフに似ててさ…」

 

そう答えたら、テイオーは少し驚いた顔をしていた

 

テイオー「え?ボクとカイチョーが似てるの?」

 

トレーナー「あぁ…テイオーと同じ歳の頃、あいつも君みたいな感じだったさ」

「すごく負けず嫌いでさ、模擬レースや練習で負けた後は、ル「練習付き合って!」って駄々こねてさ、よく夜遅くまで付き合わされたさ」

 

テイオー「そうなんだ…カイチョーと付き合い長いんだね」

 

トレーナー「なんだかんだあいつが小学生高学年の時からの付き合いだなぁ」

 

テイオー「そうなんだ…」

テイオーは少し考えた後、こちらの方に顔を向けた、何か覚悟を決めたようだ

 

テイオー「もう一度聞きたいんだけどトレーナーはさ…ボクの夢に付き合ってくれるかな…?」

テイオーは何か期待しているようだ…

 

だが、私はOKとは言わなかった

トレーナー「テイオー、俺は、君をルドルフみたいにすることはできない」

 

テイオー「うん…そうだよね…ボクじゃ…」

テイオーは再び、耳を下げ…悲しそうな顔になっていく

 

トレーナー「でも、君をそれ以上の存在にすることはできる」

「ミスターシービーだろうがお前の憧れシンボリルドルフだろうがそれを超えさせてみせる!」

 

テイオー「ボ…ボクが…カイチョーを…」

 

今まで、憧れになりたいと思っていたテイオーにとって超えるという発想はあまり思いつかなったんだろうな…

 

トレーナー「テイオーはどうしたい?」

 

テイオー「ボ…ボクは…」

先ほどとは違いテイオーの瞳には灯がともっていた

 

 

…………………………

次の日 放課後 生徒会室

 

ル「はぁ…テイオーに謝らないとな…」

 

ドア<コンコン

 

ル「開いているよ、どうぞー」

 

ドア<ガチャ

 

テイオー「カイチョーこんにちは」

 

ル「やぁテイオー…昨日は本当にすまなかった」

そういい頭を下げる

 

テイオー「昨日?大丈夫もう平気だよー」

 

ル「そうか…ならいいんだが…」

 

少し安心し、テイオーに次のトレーナーを紹介しようとしたところ

テイオー「それより大人げなくボクをコテンパンにしてて少し引いたってボクのトレーナーが言ってたよ!」ニシシ

 

ル「うん?ボクのトレーナー?テイオー、契約したのか!?」

 

テイオー「うん!カイチョー昨日は断ったりしたけど彼となら…」

 

ル「うん?」

 

テイオー「彼とならボクは、カイチョーを超えれる!超えてみせれる!」

 

そうルドルフに宣言するテイオー

 

ルドルフは少し目を見開き、そして

ル「ふふふ…テイオー、君が私に挑んでくるその時を楽しみにしているよ」

 

テイオー「うん!だからカイチョーも首を洗って待っていてね」ニシシ

 

ル「あぁ…私も負けるつもりはないし、その時は、全力で相手しよう」

 

 

…………………………

現在

 

トレーナー「こうして、テイオーのトレーナーとなりましたとさ」

 

キタ「へぇーなんかスポーツ漫画の王道的な展開ですね」

 

トレーナー「確かにそうだなぁ」

「ところでさ…キタちゃん」

 

キタ「はい、トレーナーさんどうしました?」

 

トレーナー「い…いや…なんでもない…」

 

キタ「そうですか…」

 

いやツッコミを入れたい…なんであいつ…

哺乳瓶片手にベビーベット(大人サイズ)で寝転がってるんだ…

てかトレーナー室にそんなもん置くなよ…

 

トレーナー「…キタちゃん遅くなったしお開きにするか」

 

キタ「はい!」

 

 

おまけ

 

…………………………

マックイーン(ト)室

 

マックイーン(ト)「えっと?サトノさん私とマックイーンさんの出会いが知りたいのですか?」

 

サトノ「はい!あと、あの当時メジロ家のご令嬢となれば専属契約の倍率も高かったはず…どうして契約できたのか気になります」キラキラ

 

マックイーン(ト)「言っていいものなのでしょうか…まぁいいかな…あれは模擬レース後なんですが…」

 

 

…………………………

3年前 春

 

マックイーン(ト)「模擬レースみんなすごかったなー流石メジロ家のご令嬢だったな…いいフォームだった…」メモメモ

「あと、中距離で出てたトウカイテイオーって娘も素質が素晴らしかったなぁ」メモメモ

 

模擬レースを終え、私含めトレーナーたちは気になる娘をスカウトしに動いていた

私もひとまずトウカイテイオーさんにスカウトをしてみたけど、結果は、新人トレーナーってこともあり、お断りされた

 

次にメジロ家のご令嬢ことメジロマックイーンさんにスカウトへ行く、流石メジロ家…ものすごくたくさんのスカウトが来ている…

 

これはすごく厳しそうだな…

でも、まぁ当たって砕けろですね

当たってみた結果、砕けましたね…

断られました…まぁ新人だから仕方がないですよね…

 

こうして、マックイーンさんのファーストコンタクトは失敗に終わった

 

が…その1週間後

 

マックイーン(ト)「♪~」

彼は、趣味であるお菓子作りをしていた

 

意外な趣味だなと親友でありサブトレーナーの彼に言われたこともある

ただ彼もいつか担当になる子にバランスの取れた料理を食べさせたいと言い料理が趣味だったりする

私も似たような動機なのだが…ただ担当じゃなく小さい子の笑顔のためにって言ったら彼にドン引きされた…解せぬ…

 

彼とは料理という分野では趣味が一緒なので、お互いに試食などしたりして、評価し合う仲でもある

 

今回も彼に試食してもらうために、最近流行ってるマリトッツォってのに挑戦してみた

 

マックイーン(ト)「さてとできましたし、彼の部屋まで行きますか」

 

彼の元へ向かうため部屋を出ると…そこには思わぬ客人が…

 

?「スイーツの匂いが…ジュルリ…っあ…」

 

マックイーン(ト)「えっと…メジロマックイーンさん…どうしましたか?」

そこにいたのは、メジロマックイーンさんがドアの前で立っていた

 

確か…彼女はまだトレーナーが決まってなく…トレーナーしかいないこの館に来てどうしたのでしょうか…

 

マックイーン「あ…あの…こちらから甘い香りがしまして…気になり伺いましたわ」

 

マックイーン(ト)「甘い香り…これですか?」

そういい手に持っていた箱を見せる

 

マックイーン「そちらは何でしょうか?」

 

マックイーン(ト)「マリトッツォっていう最近流行ってるスイーツだよ」

 

マックイーン「最近流行ってるスイーツ!?」

スイーツって言葉に反応し、尻尾がものすごく高く上がる

そしてすごく欲しそうに見てくる…ナニコレカワイイ…てか私的にドストライク…

 

マックイーン(ト)「よろしければ、食べますか?」

 

マックイーン「いいんですの!?」

 

マックイーン(ト)「はい、とりあえず立ち食いもあれですので…入ってください」

 

マックイーン「はい、失礼しますわ」

 

その後、紅茶も入れ彼女にマリトッツォを渡す

マックイーン「これが…最近の流行ってるスイーツ…」

 

マックイーン「では、いただきますわね」

そういいマックイーンはマリトッツォを口にした

その瞬間目を見開き、一気に食べてしまった

 

マックイーン(ト)「どうかな?」

 

マックイーン「お…美味しいですわ!これはどちらでお買いになられたの?是非ともおしえてくださいまし」

 

マックイーン(ト)「それ私の手作りなんだ」

 

マックイーン「本当ですか!?」

 

マックイーン(ト)「趣味がお菓子作りでして…」

 

マックイーン「手作り…ですって…」

その後、マックイーンがワナワナ震える…何かまずい事したかな…

 

マックイーン「…ださい…」

 

マックイーン(ト)「え?」

 

マックイーン「わたくしのトレーナーになってくださいまし!!」

 

マックイーン(ト)「えぇ!?」

 

 

…………………………

現在

 

マックイーン(ト)「で、トレーナーになりました…」

 

サトノ「えぇ…スイーツでトレーナー契約するって…」

 

マックイーン(ト)「私もびっくりしましたよ…あなたのスイーツが食べられるなら絶対トレーナーになってもらいます!!毎日スイーツパクパクですわ!!ってそのあとは、もう流れで契約しました…」

 

サトノ「えぇ…なんていえばいいのか…」

 

マックイーン(ト)「…ですよねー」

 

サトノ「あ…もうこんな時間…トレーナーさんお先に失礼しますね」

 

マックイーン(ト)「あぁ…ところで、サトノさん」

 

サトノ「はい?なんでしょうか?」

 

マックイーン(ト)「…いや…気を付けて帰ってくださいね」

 

サトノ「はい、お疲れさまでした」

 

マックイーン(ト)「あぁ…」

 

サトノは、カバンを肩にかけ、手提げバックをもって部屋を出た

 

さて…あの手提げバッグ…中身に赤ちゃんのガラガラやらおしゃぶりや哺乳瓶が入ってあったが…

 

マックイーン(ト)「いったいなんであんなのが入っていたのでしょうか」

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