東方機械幻想記~紅きハンターの幻想入り~   作:赤バンブル

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口調から出て来るキャラが何なのかわかるね\(^o^)/?


勝負ザンス!!

ゼロが博麗神社を後にした後、魔理沙の家よりも奥にあるというアリスの家を目指して走っていた。

 

「まさか、俺以外にレプリロイドが来ているとはな。・・・しかし、一体誰なんだ?」

 

彼は、森の中を移動しながら考える。

自分はタイムスリップをして、この異界の地へとやってきた。それも死にかけでだ。もしかしたら、過去に処分したイレギュラーがこの時代に来ていてもおかしくはない。

 

(シグマだったら最悪何か企んでいるかもしれん・・・・頼むからまともな奴であってくれ。)

 

ゼロは、心中そう考えながら走り続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると森を抜け、少し霧がかかった大きな湖に出て来た。見渡すと畔には大きな古城のようなものがうっすらと見えるだけで家らしいものは見当たらない。

 

「俺としたことが行き過ぎたようだ。途中で道を誤ったか。」

 

こんなことなら霊夢に頭を下げて道案内をしてもらうべきだったと思いながらもゼロは、ため息をつきながら引き返そうとする。

 

「ん?」

 

その直後、不意に少し離れたところで何か人影が見えた。センサーの感度を挙げてよく見ると羽の生えた黄緑の髪の少女と氷の翼を持った水色の髪の少女、そして、彼女らよりも少し大きいトサカの生えた赤い鳥のような生物が何か会話していた。

 

「いいザンスか皆の衆!今日こそ、博麗の巫女と裏切者のダイノボットをやっつけて幻想郷をミーたちのものにするザンスよ~!!」

 

「お~!霊夢をやっつけろ~!!」

 

鳥の言葉に水色の髪の少女は、ノリノリに答えるが黄緑の髪の少女は心配そうな顔をしていた。

 

「・・・・ねえ、二人とも。もう何回も言うけどやめた方がいいんじゃないかな?」

 

その言葉に二人はちょっときつめに少女を睨みつける。

 

「カァ~!?何を言ってるザンスか、大妖精!あんな、グータラ巫女相手に何ビビってるザンス!あんなマヌケ、エネルゴンでパワーアップしたミーならメガトロンよりも簡単に倒せるに決まってるザンスよ!!」

 

「でも、この間時間切れで負けちゃったじゃないですか!?私が必死に頭を下げて謝ったから許してくれましたけど・・・また、やったら許してくれませんよ!?」

 

「だ・か・ら、今回はクリスタルを多めに集めて挑むザンス!この間はダイノボットが邪魔をしてくれたおかげで失敗したザンスけど今度はいないところを狙って仕掛けるザンス!」

 

「霊夢やっつけたらアタイたち有名になっちゃうね、親分!まっ、最強のアタイが一緒にいるんだから今度はきっと勝てるよ~!」

 

チルノは、意気揚々と答える。大妖精は、頭を押さえながらため息をつくがこう言ってしまえば止めようがない。

 

(あぁ・・・・今日は謝って許してくれるのかな・・・)

 

「さあ、そうと決まればありったけのクリスタルを集めるザンス!そして、ダイノボットがいなくなった隙を見て博麗の巫女に総攻撃を仕掛けるザンス!」

 

「ラジャー!!」

 

「・・・ら、ラジャー・・・」

 

三人は、早速何かを集めようと動き出す。が、すぐ近くでゼロが見ていたことを知るや揃って目を丸くした。

 

「あっ。」

 

「ぬ、盗み聞ぎされたザンス!?」

 

「まずいよ!?体が赤と白だからきっと霊夢の仲間だよ!?知らない顔だけど!!」

 

「だから、言ったじゃん。やめておこうって。」

 

温度差が激しい三人に対し、ゼロは何か勘違いされていると思い、誤解を解こうとする。

 

「お、おい待て。俺はただ道を・・・・」

 

「そんな派手な見た目じゃバレバレザンス!!まさか、博麗の巫女から仕掛けて来るとは・・・全員応戦するザンス!!」

 

鳥とチルノは、空を飛んで距離を取る。大妖精は流石に付き合いきれないと思い、少し離れたところで待機する。

 

「おい、人の話を聞け・・・」

 

「テラザウラー、変身!!カァ~カカカカッ!!」

 

鳥は、身体を反転させたかと思いきや内部から機械のパーツが現れ、人型のロボットへと姿を変える。

 

「また、変形だと!?」

 

「カァ~ッ!攻撃開始ザンス!!」

 

「行くよ!スペルカード、『氷符「アイシクルフォール」』!!」

 

テラザウラーがライフルを取り出すと同時にチルノはカードを翳して宣言をする。すると周囲に弾幕が展開され、彼の砲撃と合わせてゼロに向かって行く。

 

「・・・全く、一体何だんだ・・・・まあ、単純な軌道だからいいが。」

 

ゼロは、弾幕を避け、命中しそうになったものは、ゼットバスターで威力を相殺させ消した。

 

「何!?最強のあたいの弾幕を受け流した!?」

 

「カァア~怯むんじゃないザンス!もっと撃ちまくるザンスよ!!」 

 

「なんかすごく戦い慣れしている人みたい・・・・・・」

 

上を見上げてみている大妖精もそうだが二人は、自分たちの攻撃が掠りもしないことに驚いていた。

 

「なんの、まだまだ!!」

 

チルノは、ポケットからまたカードを取り出す。テラザウラーは更に火力を上げるために両肩のキャノン砲を展開して発射する。

 

「今度は避けきれないぞぉ~!『凍符「パーフェクトフリーズ」』!!」

 

「さっさとくたばるザンス!!」 

 

チルノの周囲にカラフルに光る小弾が放射状に発射され、それに続いて氷の結晶が飛んでくる。しかし、その弾幕すらもいくつもの死線を乗り越えてきたゼロにとってはそこまでの脅威でもなかった。

 

「さっきよりは数が増えてはいるが・・・・・やはり、動きが単純だ。」

 

彼は、ダッシュとジャンプを繰り返し、弾幕の中を進んで行く。そのあまりの移動の速さに二人は目を丸くした。

 

「な、何がどうなっているザンス!?」 

 

「二人とも、後ろ!!」

 

「カァ?」

 

テラザウラーは、大妖精に指を指されて後ろを見る。

 

そこには二段ジャンプで自分の目の前に来たゼロの姿があった。彼は右腕をバスターに変形させて自分の帰の前に向けていた。

 

「嘘っ!?」

 

その瞬間、バスターの弾が顔に直撃、テラザウラーの頭部は勢いよく飛ばされる。

 

「カァ~~~~~ア!?」

 

「親分~!?」

 

チルノは、慌てて飛ばされた彼の頭を取りに行く。テラザウラーの体はそのまま落下し、頭を探し始める。

 

「大した奴じゃなくて助かった。」

 

ゼロは、着地するとバスターを戻して待機していた大妖精の方を見る。彼女は、次は自分の番だと思い半泣きで謝罪をする。

 

「す、すみません!!二人には今後こんなことしないように注意するので・・・」

 

「勘違いしないでくれ、俺はただ道を聞きたかっただけなんだ。」

 

その言葉を聞いて大妖精は、エッと口を開く。ゼロは、一から理由を説明する。

 

「俺は、この近くに住んでいるアリスと言う奴の家に行きたかっただけなんだ。別に霊夢にチクろうとかそんなことが目的じゃない。」

 

「そうだったんですか。でも、すみません。あんなことになってしまって。」

 

彼女が謝っていると頭を拾ってきたチルノが戻ってきた。彼女はテラザウラーに頭部を渡す。

 

彼は、受け取ると何とかくっつけなおそうと動かす。

 

「おい、誤解だが俺はアリスの家の場所を教えてほしかっただけなんだ。」

 

「あ、あ、アリスちゃんの家ザンスか!?彼女の家ならここから少し森に入ったところザンス。」

 

テラザウラーは、フラフラする頭に合わせて動きながら答える。様子から見て嘘をついていないようだ。

 

「そうか、礼を言う。ありがとな。」

 

「いいえ、いいえ、こちらこそ・・・・」

 

「だが、霊夢の所に喧嘩を売りに行くのはやめといた方がいいぞ。その行為は俺のいた場所じゃイレギュラー行為だからな。」

 

ゼロは、彼に近づきながら脅しをかけるように言う。

 

「今度同じこと企んでみろ?その時は頭が吹き飛ぶぐらいじゃ済まないからな。」

 

「お助け~~!!」

 

思わず後ろに引いた瞬間、テラザウラーの頭はまた落ちてしまった。

 

「わかったならいい。じゃあな。」

 

そう言うとゼロは、また森の中へと入って行った。チルノと大妖精はテラザウラーに肩を貸すと彼の頭を拾い、空へと飛んでいく。

 

「また、負けちゃったね親分。」

 

「チルノちゃんも人のこと言えないでしょ。早く直してあげないと・・・・」

 

「今日もダメなのよぉ~~ん。」

 

テラザウラーは、口から煙を吹きながらつぶやくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中に戻ったゼロは、教えてもらったポイントを確認しながらアリスの家を目指して歩く。

 

「ここで進んで・・・・アイツのおかげでどうにか辿り着けそうだな。しかし、ワスピーター以外に変形できる奴がまだいたとはな。いったい何人いるんだ?」

 

しばらく歩くとようやく家らしいものが見えて来た。

 

「あそこか・・・・ん?」

 

ようやく見つけたと喜んだ瞬間、ゼロは自分より少し前を誰かが歩いているのに気がつく。

後姿を確認する限りでは鞄を背負っている少女のようだ。

 

「あれが魔理沙たちが行っていたアリスか?しかし、どこかで見たことがあるような・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゼロ、お願い。兄さんと戦わないで。二人が戦えばどちらかがきっと・・・・。』

 

『兄さんと・・・戦わないでとあれほど言ったのに!』

 

『一緒にレプリロイドだけの世界で暮らしましょう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女の後姿を見てゼロは、過去の記憶がの脳裏を駆け巡け身震いする。

 

「・・・・・いや、彼女の筈がない。アイツは俺自身の手で・・・・」

 

首を横に振りながら考えるのをやめ、ゼロは少女に声をかけることにする。

 

「おい、そこの君。」

 

「えっ!?だ、誰!?」

 

突然後ろから声をかけられたことで少女は、驚いてゼロの方を見る。

 

「悪いが少し聞きたいことが・・・・・」

 

少女の顔を見た瞬間、ゼロは自分の目を疑った。

 

それは少女の方も同じ様子で少女は、鞄を落として彼の顔を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ア、アイリス?」

 

「ゼロ?」

 

そこにいたのは、かつてレプリフォース大戦で自分の手で殺めてしまったレプリロイド少女・・・・「アイリス」だった。

 




それなりに書き足したつもりだけどあんまりメイク前と変わんないな(;'∀')
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