「あーあ。こんな日に限って雨ですか〜。私も付いてないな。で、トレーナーさんも傘を忘れたと…。これやばいのでは?」
俺とネイチャはトレセンで雨宿りをしていた。俺は会議に遅刻しそうだったため傘を持っていなかった。ネイチャは、降らない予報だったらしく持ってなかったらしい。俺ら2人は考えに考えた。そして、思いついた。
「「走って帰ればいい!(じゃん!)」」
俺とネイチャはハモったことに気づいて、お互いの顔を見る。
恥ずかしくなったネイチャは大雨降る中走り出した。俺はネイチャを追いかけるようにトレセンを出る。ネイチャは自慢の脚を活かし家まで走る。俺はゆっくりながら走る。何とか、家に着いた時にはネイチャは鍵を開け中に入っていた。
俺も追いかけて家の中に入るとバスタオルを掛けられた。そして、頭をワシャワシャとネイチャが拭いてくれた。
「はい。終わりっと。うん、ドライヤーで乾かしちゃって〜。」
「うい〜。」
俺はトレセン内とは違う砕けた返事をした。ネイチャを見ると服の上からバスタオルを巻いて下着が見えないようにしていた。ラッキースケベが見れず少ししょんぼりしていると…
「おやおや〜?トレーナーさん、ラッキースケベを期待したのかなー?ネイチャさんのラッキーすけべは見れませんぞ〜。」
ネイチャは落ち込んでる俺を横目に煽りそしてドヤ顔をキメた。俺はそれにイラッとしこちょこちょした。
「オラァ!旦那様を煽るたァいい度胸だなぁ!?ああ?!」
「ちょwwトレーナーさんwwやめwwやめて〜wwwww」
「やめるわけねぇだろ!」
「止めてってば〜〜ww」
「ふーふー。しゃぁー!」
「トレーナーさん…猫みたいになってますよ…はぁはぁ…ふぅ。」
ネイチャをこしょばせ、2人で息を切らしているとネイチャが「くちゅ」とくしゃみをしたのでお風呂に投げ込み俺はドライヤーで髪の毛を乾かした。(帰ってから時間が経っていたからほとんど乾いていたが…。)
ネイチャが風呂から出てきた。
「ふぃ〜。いい湯であった〜。ん?トレーナーさんまだ乾きってないのでは?」
「いや?乾いてるだろ…?乾いてない?」
「よく見ますと乾いてますなー。仕方ない…ネイチャさんが撫でてやろう〜。よーしよしよしよしよし!」
「犬じゃねぇよ。まあ、ありがたく受け取っておくが。」
「いいですなー。私はトレーナーさんのそんなところが好きですよ〜。」
「おっ?告白か?結婚するか?」
「もうしてるでしょ。トレーナーさんお年を取ったんですか?全く。」
ネイチャはため息をついて、俺の頭を撫でる。
「トレーナーさんはいい旦那さんですよー」と言う。少し照れた声で。
その声で俺も照れてしまう。2人仲良く顔を紅くしてそっぽ向く。そして、俺は自分の心臓の音しか聞こえなくなる。
「(やべぇ…いつ見ても変わらん。うちの嫁可愛いわ。)」
「トレーナーさんトレーナーさん。あなたのお嫁さんが雨のせいで風邪引いちゃいますよー?抱きしめなくていいんですか〜?あっでも…」
「抱きしめさせてもらいます。」
「キリッとした顔で言わないで…全くトレーナーさんは…。私ぐらいですよー?トレーナーさんに合わせられるの。」
「とか言いつつ、常識人を気取ってるよなぁ。」
「あはは…痛いところ突いて来ましたなぁ…。」
ネイチャは苦笑いをした。俺はそのネイチャを見て頭を撫でた。ネイチャは俯き、しっぽをブンブン振っていた。可愛いと思いながらワシャワシャと頭を撫でる。
少ししてからネイチャが台所でご飯を作り出した。
「んー。今日雨だったから暖かいものがいいよね〜。」
「そうだな。カレーとかどうだ?」
「カレー…材料とかは大丈夫そう…ですな〜。なら、愛情カレー作っちゃいますか!」
「待ってました!」
ネイチャはリビングにいたおれにドヤ顔をして、料理を始めた。鼻歌を歌っているようだ。俺はテレビを見てカレーが出来上がるのを待つ。あれ?目の前が真っ暗に…?
(ネイチャ目線)
「トレーナーさん。ちょっとまっててね。ってあれ?寝ちゃってる。」
トレーナーさんは多分疲れてたんだと思う。そりゃ、書類を片付けてほかのトレーナーとの会議、帰宅が雨で走った。そして、寝不足が続いていたらしい。まあ、トレーナーさんらしいと言えばらしいこと。私はトレーナーさんに布団を掛け、テレビの音量を下げた。
愛情カレーってどうすれば愛情が入るのかよく分からない。キラキラテイオー曰く…
「そんなの決まってるよ!鍋の前に立って『萌え萌えキュン!』だよ!」
らしい。
私には合わないことをすべきじゃない。キラキラした子がやることで地味の私には合わない。でも、トレーナーに「愛情カレー」を作るって言ってしまった…トレーナーさん見てないか私はすぐさまに確認した。
トレーナーさんは眠り続けていたので、鍋に目線を戻す。まだ、野菜を煮込んでいるので完成まで時間かかるだろう。私はすぐに同じ既婚者の会長に連絡をとった。
「もしもし、ナイスネイチャです。」
「ああ。どうしたのだ?」
「愛情カレーってどうすればいいですか…?こんなこと会長に聞くのは間違ってるかもしれせんが…。」
「ふっ。そんなことか。なら、伝授してやろう。」
「本当ですか?」
「まず、鍋の前に立って『萌え萌えキュン』だ。 」
「あっ…やっぱりそれですか…?」
「ああ。もちろんハートを鍋に向けるんだ。」
「な…なるほど?」
「それ以外はない。こちらもご飯があるのだ。」
会長はそう言って電話を切った。
やっぱり愛情カレーには『萌え萌えキュン』が必要不可欠だった。私は1人で台所の床で悔しがった。私みたいな地味な子がそんなことしても痛い子みたいな感じになってしまうのがオチだ。でも…やるしかない。
野菜が煮込み終わり次の肉を入れだしたが…作り方がこれで合っていたかわからなくなってきていた。
私は、普通に料理が出来カレーの作り方なら慣れているのだが…愛情カレーのことしか考えていなかったので、作り方をミスった気がした。
肉かゆで終わり、冷蔵庫を開けてカレールーを取り出す。ついにあれをやってしまうのか?と思いつつカレールーを鍋の中に入れる。私はカレールーが溶けるようによく混ぜて…お玉を置いた。
ついに…この時が来てしまったと「ゴクリ」と息を飲む。トレーナーさんが起きてないかを確認して、何度も何度も念入りに確認して胸あたりで手でハートを作り方。
「…はずい。でもやる。萌え…萌えキュン♡///」
「なかなか可愛いことするんだな。ネイチャ。」
「トトトトトトト…トレーナーさん!?もうヤダ…冷蔵庫になる…///」
「冷蔵庫になったら俺に愛されないぞ?」
「やだぁ…でも冷蔵庫になって食材達を守ってあげたい。
」
「ネイチャお前はなにを…?」
「愛情カレーですよ!全く!ほら、ご飯食べるよー? 」
私とトレーナーさんは夕食の用意を始めた。私がカレーを皿に盛り付け、トレーナーさんがお茶やスプーン、コップなどをもう用意してくれていた。
「コップはこれでいいかな?あっ…お茶どこ?」
「野菜室。」
「OK。これか。」
「さて、トレーナーさんできました?」
「ああ。バッチリだ。」
「ならカレー持って行きますね〜。はい。ネイチャ特製愛情カレーですよ〜。」
「さすがネイチャだ。さて…お味の方を…」
「あんまり期待しないでよ?」
「ネイチャのご飯ならなんでも美味しいよ。」
「トレーナーさんでお口がじょうずですなぁ。さぁさぁ、愛情の味はどうですかな?」
「うん。ネイチャの(愛の)味がする。」
「それは…どうゆう意味で?///」
私はトレーナーさんの一言で心臓が飛び出そうになった。私の味って何?間違えて言っただけ…だよね?でも、トレーナーさん普通に食べてるし…。私は考えるのをやめた。
カレーを食べ終わり、私も眠たくなったので。
2人で布団に入り、私は意識を手放した。
(ネイチャ目線終わり)
カレーは美味しいものだ。特に好きな人が作ったものは特にだ。俺はネイチャが作ったカレーが好きだ。しかし、1つ問題がある…。それは俺が辛いのが苦手であるからだ。
俺は好きな人が作ったカレーを食べるが辛いと思いつつ食べているのだ。これは言った方がいいとか?も思いつつ、ネイチャの寝顔を見る。
可愛い。ただただ可愛い。耳のカバーも取って寝ている。耳は家の中で眠っているときしか見れないレアネイチャなのだ。俺はバレないように写真を撮り、携帯のロック画面にしてゆっくり眠った。
どもども、半年ぶりのネイチャ小説投稿久しぶりです。
綾凪九尾です。
皆様はどうお過ごしですか?
それと、新ガイドラインのやつは読んでくださいました?
あれ、急遽書いたので…「隣に寄り添う青き炎」のコピーになります。
手を抜いてしまったことは反省しますけど、一つ一つ最後のセリフを変えていますので、他のやつも確認してみてください。
次回はまた未定です。ですけど、次はキングの小説出したいですね。
それでは短いですが、お楽しみください。