東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

第十話です。

それではどうぞ。


第十話 俺はロリコンじゃない(義○風)

フラン「おはよう、お兄様」

 

龍騎「あ、ああ...おはようフラーーーゑ?」

 

朝っぱらからフランが俺のことを『お兄様』と、とんでもない事を言い出して眠気が理不尽にも吹き飛んだ。

 

龍騎「お、お兄様!?お兄様ナンデ!?」

 

フラン「?お兄様はお兄様でしょ?」

 

違うそうじゃない。俺が聞きたいのはそこじゃない。

 

龍騎「...フラン、俺が言ってるは『なんで俺のことをお兄様って呼ぶんだ?』って事だ」

 

フラン「お兄様が私を助けてくれたんでしょ?だからお兄様!」ニパー

 

朝から良い顔しちゃってご馳走様です。

 

龍騎「...確かにフランを助けたのは俺だけと、あの時は二重人格、つまりもう一人の俺が助けた訳だから、実際に今の俺が助けた訳じゃないんだ」

 

フラン「でも、二重人格でもお兄様はお兄様でしょ?」

 

龍騎「それは...、そうだけど...」

 

フラン「それとも、お兄様って呼ばれるの駄目?」

 

フランが上目遣いで問いかける。ちょちょちょちょっと待って下さいよ!朝からこれはやばいですよ!?あとこのままだと俺がロリコンという名のレッテルが貼られてしまう!

 

龍騎「ち、違う違う!いきなりお兄様って呼ばれたからびっくりして...、それに俺一人っ子だったからこう言うのは慣れてなくて」

 

フラン「本当?」

 

龍騎「ああ...、だから嫌いになった訳じゃないよ」

 

フラン「!お兄様!」

 

嬉しさのあまりにフランは俺に抱きついてきた。さらに追い討ちをかけるようにフランは頭を俺の腹にぐりぐりする。俺、死ぬのかな...。

 

 

 

 

それから暫くフランにぐりぐりされて、一緒に朝食を食べに食堂へ向かう。食堂に入ると中にいた霊夢、魔理沙、レミリア、咲夜さん、パチュリー、小悪魔がこっちを見て固まった。何故か美鈴さんがいなかった。

 

龍騎「おはようございます」

 

レミリア「お、おはよう龍騎...、何でフランと一緒なの?」

 

龍騎「...まぁ、説明すると(かくかくしがじか)」

 

レミリア「...成る程」

 

霊夢「......まさか貴方手を出したんじゃないでしょうね?」

 

龍騎「アホかお前は」

 

魔理沙「ま、龍騎には無理だな。女性恐怖症だし」

 

霊夢には睨まれ、魔理沙は冗談なのか分からんが笑われた。例え女性恐怖症じゃ無くても俺のようなヘタレには出来ませんよーだ。

 

パチュリー「...フラン、次からは気をつけなさい。彼もいきなり部屋に入られると驚くわよ」

 

フラン「はーい」

 

龍騎「...ちなみに美鈴さんは?」

 

小悪魔「美鈴さんなら...」

 

小悪魔が指を指した方向を見ると、頭に一本のナイフが刺さった美鈴さんが倒れていた。いや何があった?

 

咲夜「皆さま、朝食の準備ができました」

 

そう言って咲夜さんはテーブルの上に皿を並べる。ふむ、今日も美味そうだ。並べ終えると美鈴さんを除いて全員が席に座る。こいつら美鈴さんの扱いが雑過ぎないか?何となく美鈴さんを席に座らせる。美鈴さんには申し訳ないけど重い...、俺より身長があるから?

 

レミリア「さて、それじゃあ食べましょうか。いただきます」

 

「「「「「「「いただきます」」」」」」」

 

今回はフランと一緒に食事をする。フランは美味しそうに朝食を頬張る。俺も咲夜さんの料理を一口入れる。

 

龍騎「...うん、美味しい」

 

咲夜「おかわりもありますので沢山食べて下さい」

 

龍騎「あ、はい...」

 

それにしても咲夜さんって凄いと思うな。料理は得意だし、時止められるし、本当レミリアが羨ましいと思う。絶対将来良いお嫁さんになれるな。うん絶対になれる」

 

咲夜「...///」

 

...あれ?何で咲夜さんの顔が赤くなってんだ?

 

レミリア「...貴方、中々やるわね」

 

龍騎「は?」

 

パチュリー「...声に出てたわよ」

 

龍騎「声に?何のこと?」

 

パチュリー「咲夜の事良いお嫁さんになれるって」

 

龍騎「...ゑっ?( ゚д゚)?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何やってんだ俺はぁぁぁぁぁぁ!!

 

龍騎「す、すみません...」

 

咲夜「い、いえ...、気にしてませんので///」

 

咲夜さん顔真っ赤にしてめちゃくちゃ怒ってるわ。すんません。

 

霊夢「ちょっと龍騎!何デレデレしてんのよ!」

 

龍騎「逆に何でお前が怒ってんだよ」

 

魔理沙(うわっ、こいつ意外と鈍いな)

 

レミリア・パチュリー((鈍いわね))

 

小悪魔(鈍いですね)

 

フラン「?」

 

どうして霊夢はキレてるんだ?それに何故か魔理沙達は同じ顔してるし。フランは分かってないし、咲夜さんはさっきからフリーズしてるし。

 

フラン「あ、お兄様口にケチャップ付いてる!」

 

龍騎「えっ?」

 

フランが俺の頬にケチャップが付いてることを教える。

 

フラン「私が取ってあげるね!」

 

フランが俺の顔に近づく。フランちゃん?布巾はどうしたのかな?

 

ペロッ

 

龍騎「えっ?」

 

霊夢・魔理沙「「はっ?」」

 

紅魔館組「「「「なっ...」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!俺の口にケチャップが付いてたとフランが指摘されて拭いてあげると言ってきて布巾で拭くと思ったが舌で拭きやがった。な...、何を言ってるのか分からねーと思うが俺も何されたか分からなかった...。頭がどうかなりそうだったが...、夢だとか幻覚だとかそんなチャチャなもんじゃあ断じてねえ...。もっと恐ろしいものの片鱗を、味わったぜ...。

 

って違ーう!!

 

龍騎「フラン!おま『ちょっとあんた何考えてんのよ!』」

 

俺が言おうとしたら霊夢に言われてしまった。解せぬ。

 

フラン「?フランが取ってあげただけだよ?」

 

霊夢「布巾を使いなさいよ!態々、な...舐めなくてもいいでしょ!?」

 

何でお前がそんなにキレてるんだよ...。

 

それからぎゃーてぎゃーて騒ぎながら朝食を食べる。こんなに騒がしい食事は初めてだ...。

 

なんとか朝食を食べ終えて、部屋で少し休憩する。暫くすると霊夢が部屋に入ってきてそろそろ帰ると伝えてきた。確かにいつまでも此処にいる訳にはいかないよな、霖之助さんも心配してるだろうし。

 

帰る事にした俺はレミリアに一言言って外に出る。外に出ると紅魔館組が待っていた。

 

龍騎「...短い時間だったけど、楽しかったよ」

 

レミリア「またいらっしゃい。その時は歓迎するわ」

 

魔理沙「じゃ!また寄らせてもらうぜ!」

 

パチュリー・小悪魔「「あんた(貴女)は来なくて良い(です)!」」

 

完全に嫌われてるじゃねぇか...。

 

フラン「え〜!お兄様帰っちゃうの〜?」

 

龍騎「ごめんな、俺にもやる事があるから」

 

俺はフランの頭を撫でる。...こんな事してるけど俺はロリコンじゃない。

 

龍騎「少し落ち着いたらまた来るよ」

 

フラン「本当!?約束だよ!」

 

龍騎「ああ、約束」ニコッ

 

霊夢(何よ!あんなチビっ子にデレデレしちゃって!)

 

魔理沙(おー、龍騎の奴中々やるな)

 

レミリア(フラン、すっかり龍騎の事懐いちゃって)

 

咲夜(羨ましい...!いけないいけない!)

 

パチュリー(こうして見るとただの兄妹ね...)

 

小悪魔(妹様...とても幸せそうです)

 

美鈴(眠たい...)

 

魔理沙「よっし!行くか!」

 

龍騎「そうだな。って俺は歩きか」

 

霊夢「そうでしょうね。飛べないんだから」

 

うぅ...、早く空を飛べるようになりたい...。そんな事思いながら俺達は紅魔館を後にした。数分後、人里に着いた俺は甘味処で甘いものを購入して香霖堂に向かう。霖之助さんには心配かけたしお詫びの品として買った。黒糖饅頭三つで許してくれるかな?

 

香霖堂に着いた俺はいつものようにノックして香霖堂の扉を開く。

 

龍騎「ただいま戻りました」

 

霖之助「龍騎くん!?無事だったんだね」

 

龍騎「すみません、心配をお掛けして」

 

俺は一言謝罪して買ってきた黒糖饅頭を渡す。それから昨日あった出来事を話す。

 

霖之助「そんな事が...、何がともあれ無事で良かったよ」

 

龍騎「本当にすみません...」

 

もう一度謝罪すると、扉が勢いよく開かれた。

 

魔理沙「よう香霖!龍騎いるか?」

 

霖之助「魔理沙...」

 

龍騎「お前...、せめてゆっくり開けろよ」

 

すまんすまん、と魔理沙は片手で謝罪のポーズをとる。マジでびっくりした。

 

霖之助「それで、今日は何のようかな?」

 

魔理沙「龍騎の幻想郷案内の続きだ!」

 

龍騎「あっ(察し)そっか...」

 

すっかり忘れてた。

 

龍騎「...分かった、行くよ」

 

魔理沙「おっ、今回は乗り気だな」

 

龍騎「いつまでも女性にびびっていられないからな」

 

霖之助「...成長したんだね」

 

成長したんじゃない、覚悟を決めたまでだ。

 

龍騎「霖之助さん、行ってきます」

 

霖之助「うん、行ってらっしゃい」

 

そう言って俺は魔理沙と一緒に外に出る。

 

魔理沙「で、何処行きたい?」

 

龍騎「前も言ったけどまだ幻想郷には詳しくない。だからまず人里の案内頼む」

 

魔理沙「了解だぜ!」

 

そう言って俺と魔理沙は人里へ向かう。その途中、

 

霊夢「...魔理沙?」

 

龍騎「霊夢?」

 

何故か霊夢が空を飛んでいた。先帰ったんじゃあ...。

 

魔理沙「どうした霊夢?お前が道草とは珍しいな」

 

霊夢「違うわよ。妖精に絡まれたのよ」

 

魔理沙「妖精?」

 

龍騎「あっ(察し)」

 

なんとなく察した。

 

霊夢「それであんた達は何してるのよ」

 

龍騎「魔理沙に幻想郷を案内してもらってる」

 

霊夢「案内?」

 

魔理沙「本当は昨日案内するつもりだったんだが、異変が起きちまったから中止になったんだぜ」

 

霊夢「...なら私も行くわ。暇だし」

 

龍騎「お前神社放っておいて良いのかよ...。巫女だろ?」

 

霊夢「どうせ貴方以外誰も来ないわよ」

 

博麗の巫女であろう者がそんなんで良いのか...。誰かに叱られるぞ?急遽霊夢も加わり、俺の幻想郷案内はやっと始まった。

 

 

 

 




いかがでしたか?

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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