前編の続きです。
それではどうぞ。
剣を借りた俺は試し斬りという事で剣を構える。さてと、準備は出来た。取り敢えず斬撃を飛ばすイメージをしてみるか...。
龍騎「...それっ!」
俺は思いっきり剣を振ると、縦長の斬撃が出てきた。
龍騎「!すげぇ!!出来た!!やべぇめっちゃテンション上がる!!!」
流石の俺も大興奮した。これめちゃくちゃカッコいいじゃん!それに弾幕の形とパターンが俺にしっくりくるし最高だな!
パチュリー「...貴方、どうしてこんなに早く身に付くのよ」
龍騎「なんとなくだよ。イメージ通りにやってみただけさ」
パチュリー(有り得ないわ...、普通の人間でもそんな短期間で身に付く程魔法は簡単じゃない...、なのに彼はたった一週間でここまで成長してる...、恐ろしい男よ貴方は)
龍騎「それで、次はどうすれば良い?」
パチュリー「......そうね、なら次は属性を操る練習をしましょう」
いよいよか...。これは気を引き締めないとな。
パチュリー「まず簡単に説明するわね。魔法には『日』『月』『火』『水』『木』『金』の属性があるの」
龍騎「何か曜日みたいだな,.。あれ?俺とは違うのか?」
パチュリー「名前だけでしょうね。変わりは殆どないと思うから気にする必要はないわ。続けるけどここに水晶玉があるわ、一度触れて色が変わったら貴方が得意な属性が分かるわ」
龍騎「随分と便利な物があるんだな...」
そんな事思いながら水晶玉に手を触れる。すると水晶玉は赤色に変わり、そしてすぐに黄色に変化した。
龍騎「...綺麗だな」
パチュリー「赤、つまり火属性ね。黄色は雷属性かしら?」
龍騎「...取り敢えずやってみるか。これもイメージすれば良いんだろ?......はっ!」
俺は剣を握って、炎が剣を纏うようにイメージする。すると剣に火が着いた。
龍騎「うおっ!?本当に着いた!?」
やべぇよやべぇよ!!もう興奮状態だよ!!
龍騎「パチュリー!これどう思う!?」
パチュリー「......へっ?」
龍騎「いやへっ?じゃなくて!これどう思う!?」
パチュリー「え、えぇ...、最初にしては上出来よ(何が上出来よ!?明らかに初心者ってレベルじゃないわよ!?)」
ふむ、まだまだ序の口という訳か。よっし!何かやる気が出てきたぞ!もう一度剣に火を纏おうとすると、図書館の扉が開かれた。
フラン「あ!お兄様だ!」
龍騎「フラン!?」
フランは俺を見つけると抱きついてきた。いや危ないって!
フラン「久しぶりお兄様!」
龍騎「ひ、久しぶりだなフラン、ちょっと退いてくれないか?」
フランはすぐに退いた。うん偉い。
フラン「お兄様、どうして剣を持ってるの?」
龍騎「パチュリーに頼んで魔法を教えて貰ってるんだ。能力が持てるようになったから鍛錬しなきゃと思って」
フラン「お兄様能力持ってたの!?どんなの!?」
フランは目を輝かせ問いかける。そんなに興味があるのか...。
龍騎「属性を操る程度の能力だよ。火とか雷とか操れるんだ」
フラン「すごいすごい!お兄様弾幕ごっこしよ!」
パチュリー「...フラン、気持ちは分かるけどまだ彼は弾幕ごっこ出来る状態じゃないのよ。もう少し我慢しなさい」
えぇ〜、とフランは頬を膨らまる。可愛い...、ちょっと待てよ?少し危険かもしれないけどやってみる価値はあるな。
龍騎「...フラン、一緒に遊ぼう」
パチュリー「はぁ!?」
フラン「ほんと!?」
パチュリー「あ、貴方本気で言ってるの!?まだスペルカード一枚も持ってないのに!」
龍騎「違う違う。そこまでしないって」
パチュリー「はっ?」
龍騎「俺はまだ能力に慣れてないしさっき火を出したばっかりだ。スペルカードが無くても弾幕の一つぐらいは打てるだろ。それにフランは500年近く閉じ込められたんだから能力のコントロールが上手くいってないだろ?俺の特訓にもなるし、フランも能力のコントロール出来るし楽しめる。一石二鳥だろ?」
パチュリー「どんな発想したらそうなるのか......、もう分かった!結界貼るからちょっと待ってなさい」
そう言ってパチュリーは呪文みたいな事を唱える。すると図書館全体が壁みたいなのが貼られた。成る程、これが結界か...、後で教えて貰おう」
パチュリー「(結界まで習う気!?貴方何処まで強くなろうとしてるのよ!?)...出来たわ。これなら思う存分やれるわ」
龍騎「悪いな、我儘言って」
パチュリー「気にしなくて良いわ...。私がまずいって判断したら即中止よ。良いわね」
龍騎「了解した」
フラン「はーい!」
そう言ってパチュリーは近くにあった席に座る。俺は剣を構える。
龍騎「......さっきも言ったけど俺はまだ能力に慣れてないんだ。お手柔らかに頼む」
フラン「分かった!行っくよー!」
フランは地面を思いっきり蹴って俺に近づく。
フラン「禁忌『レーヴァテイン』」
......フランちゃん?話聞いてた?初っ端から手加減なしかよ!?
龍騎「クッソ!こうなったらヤケクソだぁ!」
俺は剣に炎を纏い、フランの大剣とぶつかり合う。ヤバいヤバいヤバい!圧倒的に火力負けしてるんですけど!!
フラン「まだまだ行くよ!!
龍騎「勘弁して下さい!(命乞い)」
フラン「禁忌『クランベリートラップ』」
龍騎「こぉらぁ!!弾幕打てないんだからちったぁ加減しやがれぇ!」
駄目だ完全にスイッチが入ってる...。畜生こうなったら密かに考えていた...。
パチュリー(これは駄目そうね.,。止めに行きしょ...)
龍騎「火剣『火炎斬り』」
パチュリー「......はっ?」
フラン「さっすがお兄様!」
俺はダメ元で技を放つとフランの放った弾幕を斬っていく。よっしゃ!上手くいった!ダメ元でやってみるもんだな!ちなみにこの技は某RPGゲームの技からお借りした。ス◯エ◯さんすんません!!体制を立て直そうとするが何故か身体に力が入らずバタン、と倒れてしまった。そして物凄い疲れが襲う。
フラン「お兄様?」
龍騎「はぁ...、はぁ...、もう無理...、ギブ、ギブアップ...」
パチュリー「...無茶しすぎよ。最初は魔力の量が少ないんだからあんな派手に技だしたらそうなるわよ」
龍騎「ち、畜生...」
流石に調子に乗ったな...。反省しなければ。それからパチュリーに回復魔法で回復して貰った。
パチュリー「取り敢えず火属性は大丈夫でしょう...。次は雷に行きましょう」
龍騎「...どうせイメージしろ、でしょ?」
パチュリー「話しが早くて助かるわ」
......これパチュリーに教わる必要あるのか?これから一人で修行としか言えないんじゃない?...取り敢えずやってみるか。俺はもう一度剣を握って今度は稲妻を纏うようにイメージする。すると剣から電流が流れた。
龍騎「おぉー!これはこれでかっこいいな!!」
フラン「お兄様すごい!こんな事も出来るんだね!」
フランも大興奮、やっぱりテンション上がるよな!!さて、取り敢えずもう一度技を放ってみるか。次はどうするか......よし!俺は先程と同じく剣を構えて一度呼吸を整える。
龍騎「雷剣『稲妻斬り』」
俺は剣を一振りすると、斬撃が出てきたがその斬撃は雷を纏っていた。ほぇーこれ遠距離攻撃にも使えるのか。これは大発見だ。
フラン「すごい!斬撃も飛ばせるんだ!!」
龍騎「まだまだだけど、これを弾幕にしようかなって思うんだ」
フラン「...でもお兄様、さっきみたいに倒れないね」
龍騎「さっきは無我夢中でやったからな。今回は魔力を少なくしたんだ」
パチュリー「(......やっぱりおかしいわ。こんな早く弾幕を形に仕上がるなんて...)まさか貴方剣でやっていくつもり?」
龍騎「剣は男のロマンだぜ?」
パチュリー(...もう考えるのは諦めましょう、考えたって時間の無駄だわ)
龍騎「さて、一応能力に関しては火と雷、無属性が操れるところまできた...、となると魔力の量を増やしていく必要があるな」
パチュリー「そうね、練習していけば自然に付くようになるわ」
ふーん、人間の筋肉と同じか...。能力もそうだけど剣で戦うって決めたら剣術も習わないとな...。誰かいないかな...。
龍騎「なぁパチュリー、幻想郷で剣術が使える人っているのか?」
パチュリー「そうね...、私が知ってる限りだと妖怪の山にいる白狼天狗ね」
...ハクロウテング?なにそれおいしいの?
パチュリー「白狼天狗は狼の天狗の事で、妖怪の山を警備してるの」
龍騎「ふーん...」
そんな奴がいたんだ...、どんな奴なんだろう...。(白狼天狗をイメージ)
天狗って言ったら顔が赤くて鼻が長いだろ?それに何の鳥だが知らないけど羽があってうちわみたいなのが持ってるだろ?それにケモ耳に尻尾に剣.............。
龍騎(あ、会いたくねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!)
怖い!!マジで怖い!!想像しただけで恐ろしい!!
龍騎「......暫く魔法に専念します」
そう判断した俺は剣を後回しにして魔法に集中するのであった。
いかがでしたか?
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。