東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

第十三話です。

主人公の魔法と技の調達が少し早いとコメントがありました。なので暫く魔法と技の伝授は控えようと思います。

それではどうぞ。



第十三話 マスゴミ現る

パチュリーに魔法を教え始めて約二週間。少しずつだけど魔法は覚えてきている。でも火と雷以外何故か上手くいかない。やっぱり相性が悪いのかな?そんで今は人里に来ている。何故かパチュリーに、

 

パチュリー「貴方毎日のように来てるけど少しは休みなさい。後暫く図書館出入り禁止」

 

と言われてしまった...。何故だ...、俺は少しでも強くなりたいのに...。まぁ、仕方ないか...、パチュリーの言う通り毎日のように図書館に行っていたからな。偶には休憩ってのも悪くないか...。

 

龍騎「さてと、何するか...。やる事が無い」

 

人里をふらふらと歩いているが、何をするか何も決めていない為少し退屈である。さっき博麗神社でお賽銭したが霊夢が居なかった、珍しい。魔理沙は何処に住んでるのか知らないし...。

 

龍騎「一度香霖堂に戻って寝るかな...」

 

そう思うと昼寝なんて最後いつしたんだろ...、昼寝か、息抜きには丁度良いかもしれない。そうと決まれば早速香霖堂に...。

 

 

「あやや!?もしかして!?」

 

龍騎「ん?」

 

何か声が聞こえたような気がしたが気のせいかな?気のせいだよな。

 

「其処の男性の方!少しよろしいですか?」

 

龍騎「?」キョロキョロ

 

辺りを見渡しても誰も俺を呼んでいない。えっ?怖いんだけど...。俺は早歩きで移動する。

 

「ちょ、ちょっと!?待ってくださいよ!」

 

いやいやいや怖い怖い怖い!!誰なの!?どっから話しかけてきてるの!?

 

「上!上を見てください!」

 

龍騎「えっ?上?」

 

俺は言われた通りに上を向くとそこには......。

 

龍騎「...白か」

 

「!?!?!?」

 

あっ、やっべ間違えた。

 

龍騎「上から来るぞ!気をつけろ!!」

 

「いや落ちてこないですから!!浮いてますけど落ちませんから!」

 

あっ、そっか...。ってか誰?何か鴉みたいな羽がついて片手にカメラ持ってる黒髪のショートの女の子がいるんだけど。そんな事思っているとその女の子は降りて俺に近づく。

 

龍騎「...どちら様?」

 

「申し遅れました!私は文々。新聞を発行している清く正しい射命丸文と申します!」

 

......えっ?今なんて?ブンブンマル?

 

龍騎「え、えーと...清く正しい射命丸文、さん?随分と長い名前だな」

 

文「違います!!射命丸文《しゃめいまる あや》です!」

 

...だったら最初からそう言ってくんない?間際らしい。文々ハローユーチュー......じゃなかった、文々。新聞を発行してるって事はこの文って奴は記者か。

 

龍騎「...俺に何か御用で?」

 

文「実は!外来人である貴方に取材を『断る』えぇぇぇ!!」

 

おーこいつ良いリアクションするじゃん。芸人になれるよきっと。ってかいつ俺が外来人だと知った。

 

龍騎「...俺目立ちたくないし取材とか写真とか一番駄目なんだよね」

 

特に小、中学に貰ったアルバムなんて直ぐに捨てたレベルである。あんな黒歴史が残っていてはいけない、絶対に...。

 

文「ん〜、これは困りましたね...」

 

龍騎「...もう帰って良い?」

 

文「ま、待って下さい!!ほんの少し!ほんの少しだけで良いんです!」

 

龍騎「話し聞いてた?俺取材とか駄目なんだって、諦めてくれ」

 

文「もう少しだけ!もう少しだけお願いします!本当にネタが無くてキツいんです!!」ドゲザ

 

土下座してまで取材したいのか!?お前仮にも記者だろ!?少しはプライド持てよ!

 

龍騎「...はぁ〜(クソデカ溜め息)少しだけだぞ?変な事書いたら許さないからな」

 

文「!ありがとうございます!!それでは早速取材させて頂きます!」

 

そう言って文はメモ帳と鉛筆を取り出す。うわっ...(ドン引き)こいつチョロ、一気に目の色が変わった...。所詮はマスゴミ、はっきりわかんだね。

 

文「ではまずお名前をお願いします」

 

龍騎「...霧影龍騎」

 

文「年齢は?」

 

龍騎「17歳、今年で18歳」

 

文「身長と体重は?」

 

龍騎「...これ必要あるのか?」

 

文「勿論です!後々必要になっていくんですから!」

 

嘘だっ!!

 

龍騎「...身長169cm、体重は......」

 

文「?どうしました?」

 

龍騎「ご......」

 

文「ご?」

 

龍騎「54kg......です」

 

......これめちゃくちゃ恥ずかしい。なにこれ?公開処刑?だったら一思いに殺ってくれ。

 

(な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?)

 

...なんで固まってんの?帰って良い?じゃあ帰りますね、そんじゃさよなら...。

 

文「...はっ!ちょっと待って下さい!何逃げようとしてるんですか!?」

 

龍騎「...いや逃げようとはしてないよ?(帰るとは言っていない)」

 

文「と、兎に角まだ終わって無いのでもう少しお時間下さい」

 

いや十分でしょ?

 

文「ゴホン...では気を取り直して!龍騎さんの好きなものと嫌いなものは」

 

...好きなものか、そういえば考えたことが無いな...。

 

龍騎「...甘いものが好きかな。昆虫、爬虫、両生類全般無理。あと写真に映る事と取材される事と辛いのも」

 

文「ほっほう〜、好きなものに関しては可愛らしいですね」

 

その所為でいじめられたんですけどね...。

 

文「特技はありますか?」

 

龍騎「...特にこれと言ったものが無いな。一人暮らししてたから家事も出来るし、密かに筋トレもしてたし」

 

文「それでこの細さですか」

 

龍騎「喧嘩売ってるなら今すぐ買うぞ?」

 

文「ひぃぃぃぃ!?すみませんすみません!!失言でした!!もう言いません!!」

 

龍騎「...もう良いでしょ?帰らせてくれない?」

 

文「あ、あと一つです!あと一つお願いします!」

 

こいつしつこいなぁ...。何か新手の詐欺師みたいだな。そう思うと少しイラつく。

 

龍騎「...早く言え」

 

文「ありがとうございます!!それでは最後の質問ですが......、どうして私を避けようとするんですか?」

 

龍騎「......それは新聞に関係のあることなのか?」

 

文「いえ、これは私個人の質問です」

 

...こいつ、以外と人間観察が得意みたいだな。伊達にマスゴミをやってる訳では無さそうだな。

 

龍騎「......外の世界で色々あった、それだけだ」

 

文「詳しくお聞きしても?」

 

龍騎「...あまり良い話じゃないぞ?」

 

文「構いません」

 

龍騎「...分かった」

 

それから文に俺の過去を話した。

 

文「そんな事が...」

 

龍騎「少しずつだが女性には耐性は付いてきてる、と思う...。お前みたいに今日会った女性だと怖くは無いけど緊張する」

 

文「......すみません、無理に取材してしまって」

 

龍騎「...気にするな、俺は気にしない」

 

文(龍騎さんがいじめにあった理由...、恐らく『嫉妬』でしょうね。龍騎さんのスペックに外の世界の女性は嫉妬して気に入らなかった、そしていじめた...、って所ですかね...)

 

龍騎「...もう良いだろ?」

 

文「あ、ありがとうございました!ご協力感謝します!!」

 

そう言って文は開いていたメモ帳を閉じた。

 

文「よろしければ新聞を買ってくれませんか?」

 

龍騎「新聞?」

 

別に良いけど今香霖堂に住んでるしな...。

 

龍騎「...機会があればな」

 

ってか俺やる事見つかったわ、今のうちに家探そう。

 

文「今回は貴重な時間をありがとうございました!!それでは!!」

 

そう言って文は空を飛んで去ってしまった。いや早いな!

 

龍騎「...さてと、香霖堂に戻るか」

 

物件を探そうと思ったが誰に相談すれば良いのか分からないので香霖堂に戻る事にした。

 

翌朝、香霖堂で新聞を読むと、俺の事が大きく書かれていた。あの野郎...、俺は目立ちたくないって言ったじゃねぇか...。

 

霖之助「龍騎くん、文屋に目をつけられたね」

 

龍騎「昨日は無理矢理取材されましたからね...」

 

霖之助「新聞を作ってくれるのはありがたいんだけど、殆どが嘘の情報だからね」

 

マジのマスゴミじゃねぇか...、あまり関わらない方が良さそうだな何されるか分からん。

 

霖之助「それに...、ほら」

 

俺は霖之助さんに指を指されたところを見る。そこには『美少女のパンツを見てしまったラッキーボーイ』と書かれてあった。

 

霖之助「こんな風に書かれる時が偶にあるんだ。だから龍騎くんも気をつけてね」

 

龍騎「......」

 

霖之助「...龍騎くん?」

 

龍騎「............」

 

霖之助「...まさか本当に」

 

バァン!

 

霖之助「!?」

 

龍騎「あんのマスゴミがぁぁぁぁぁぁ!!次会ったら焼き鳥(意味深)にしてやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

一度机を強く叩いて勢いよく立ち上がり、窓を開けて大声で叫ぶ。今度マスゴミに会ったらトラウマ並の恐怖を植え付けてやろうと俺は決心した。

 




いかがでしたか?

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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