東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

今回から紅霧異変に入ります。

それではどうぞ。


第四話 異変と氷精と大妖精

空が赤く染まった瞬間、人里の住民が騒ぎ出した。

 

『なんだなんだ!?』とか『異常気象か!?』等の声が聞こえる。

 

魔理沙「...龍騎、案内は中止だぜ」

 

龍騎「...だろうな」

 

魔理沙「こりゃ異変だぜ」

 

龍騎「異変?」

 

俺は初めて聞いた言葉に首を傾げた。

 

魔理沙「異変って言うのは、妖怪達が悪さするって事だ」

 

龍騎「は?」

 

誰だよそんな事した奴怒ってないから早く出てきなさい(半ギレ)

 

魔理沙「異変と分かれば、行くか!」

 

魔理沙は立てかけておいた箒を手に取り、空を飛ぶ準備をする。

 

龍騎「...場所は分かるのか?」

 

魔理沙「適当に向かえばいずれ着くだろ」

 

本当に適当だな......。仲間を集めるとかしないのか?...まぁ魔理沙なりの考えがあるんだろ。

 

龍騎「...向こうの方から赤い霧が広がってきた。あそこの方角に向かえば何かあるだろ」

 

俺は軽く溜め息をついて赤い霧が広がってきた方角に指を指す。地図で例えるなら湖の方向だろう。

 

魔理沙「マジでか!お前凄いな!」

 

龍騎「そんな事ないよ」

 

魔理沙「方角が分かれば後は黒幕を倒して解決だぜ!お前は此処で待っていろ、すぐに戻ってくるからな」

 

そう言って魔理沙は箒に乗って、空高く飛んで行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎「...嘘でしょ?本気で置いて行くの......?俺を一人にしないでよ......」

 

一人取り残された俺は佇む。風が吹くと後ろに西部劇で出てくるコロコロしたあれが転がっていくような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃。

 

神社を掃除していた霊夢は、空が赤い霧に覆われた事に気づいた。霊夢は『はぁ〜』と溜め息をついて手に持っていた箒を倉庫に仕舞い、部屋からお祓い棒とお札を持って空を飛ぶ。

 

暫く進むと、箒に乗った少女が現れた。それは霊夢の親友でもあり、仕事仲間でもある霧雨魔理沙だった。

 

魔理沙「よう霊夢!お前も異変解決か?」

 

霊夢「あら魔理沙じゃない。という事はあんたも?」

 

魔理沙「ああ、折角龍騎に幻想郷を案内してやろうと思ったのに」

 

霊夢「龍騎...?あんた霧影龍騎に会ったの?」

 

魔理沙「ああ、香霖堂でな」

 

霊夢「...そう」

 

魔理沙「龍騎によると、向こうの方に黒幕が居そうだって言ってたぜ」

 

霊夢「(私が向かおうとしてた方向じゃない...)なら行きましょう。私も同じところに行くつもりだったから」

 

そう言って二人は黒幕の居る場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

その頃龍騎は...。

 

龍騎「...んぐっ...んぐっ... びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!」

 

湖の水を飲んでいた。

 

魔理沙に置き去りにされた龍騎は一度香霖堂に戻り、木刀と地図を持って湖に向かったのだ。数分後、湖に到着した龍騎は一休みという事で湖の水を飲んで休憩していた。

 

 

 

 

龍騎「ふぅ...幻想郷にもこんな所があるんだな」

 

俺は水を飲み終えると、地面に座り湖を眺めていた。赤い霧のせいで台無しだが、太陽の光が有れば神秘的なんだろうな...。

 

そんな事思っていると誰かに声をかけられた。

 

?「おい、そこの人間!」

 

龍騎「ん?」

 

俺が振り向くと、そこには青髪に大きな青色のリボンと氷の羽の生えた少女と緑色の髪をサイドテールにまとめ、隣の子とは別の羽が生えている少女がいた。

 

氷の少女「ここはアタイの縄張りだぞ!さっさと出て行け!」

 

どうやら此処は彼女の縄張りのようだ。だったら早く立ち去ろう。

 

龍騎「すまない、君の場所だと分からなかった。すぐに出て行くよ」

 

俺は地図を小さく畳んでポケットに入れ、木刀を持って立ち去ろうとする。

 

氷の少女「おい、人間!」

 

...何故か止められた。

 

龍騎「どうした?」

 

氷の少女「アタイの許可なしに縄張りに入ってきたんだぞ!ただで帰ると思ったか!」

 

龍騎「は?」

 

この子何言ってんの?俺急いでいるんだけど...。

 

緑の少女「ち、チルノちゃん辞めようよ...。この人困ってるよ」

 

緑の少女が氷の少女、チルノって子を止めようとする。

 

俺を心配してくれるのかあの子は...。なんて優しいんだもっと前から会いたかった...。やばい初めて女の子に優しくしてもらったから泣きそう。

 

龍騎「...その子の言う通り俺急いでるんだけど、帰って良い?」

 

チルノ「ハハッ!アタイがサイキョーだから怖気ついたな!」

 

龍騎「アーハイハイスゴイスゴイチルノサママジサイキョー」

 

チルノ「(カチンッ)ムッキー!人間の癖にアタイをバカにしたな!」

 

棒読みで返したらキレたチルノ。あっ、バカにしたところは分かるのね。

 

チルノ「こうなったらお前をアタイの冷気でカチンコチンに凍らせてやる!」

 

緑の少女「!?チルノちゃんそれはダメだよ!」

 

おお、あいつマジでやる気だな。

 

チルノ「くらえ!凍符『パーフェクトフリーz」

 

龍騎「アーアンナトコロニユーフォーガー」

 

チルノ「えっ!?ユーフォー!?どこどこ!?」

 

龍騎「あっち」

 

俺が嘘を言うとチルノは反応して攻撃を中止し、周囲をキョロキョロと見渡す。俺は適当に指を指すとチルノはすぐに指を指した方向に飛んで行ってしまった。

 

こいつ...馬鹿だな。こんな子供騙しが通じるとは...。まだまだ子供だな。

 

緑の少女「チルノちゃん!?...もう!チルノちゃんったら本当に自分勝手なんだから!」

 

龍騎「...君も大変なんだな。お疲れ様」

 

緑の少女「ごめんなさいご迷惑をおかけしてしまって...。私は大妖精《だいようせい》と言います。さっきの子はチルノちゃんです」

 

緑の少女、大妖精は深く頭を下げて謝罪する。大妖精か...。つまりチルノって子も妖精なのだろう。

 

龍騎「俺は霧影龍騎。最近幻想入りしてきた外来人だ」

 

大妖精「外の世界から来たんですか!?」

 

やっぱり驚くのか。もう慣れたけど。

 

龍騎「まぁね。一つ聞いても良い?」

 

大妖精「は、はい!」

 

龍騎「この湖の近くに建物ってある?」

 

大妖精「それでしたら、あそこの建物があります」

 

大妖精が指を指した方向を見てみると、そこには真っ赤に染まった建物があった。恐らくあそこで間違い無いだろう...。

 

龍騎「そうか...。ありがとな」

 

俺は大妖精の頭を撫でた。すると大妖精は『ふあ〜///』と顔を真っ赤に染めて幸せそうな笑顔をつくる。

 

守りたい、この笑顔...、守らなきゃ(使命感)そのために異変を解決しなくちゃ(決意)

 

龍騎「んじゃ、俺は行くよ。またな!」

 

大妖精「は、はい!さよなら!」

 

大妖精と別れた俺は異変の黒幕が居そうな建物に向かうのであった。

 




いかがでしたか?

次回は戦闘シーンを入れようと思います。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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