第五話です。
前回後書きで戦闘シーンを入れようと言いましたが無いと言っても良いぐらいです。それでも良いという方はよろしくお願いします。
それではどうぞ。
龍騎「此処か...」
湖で妖精と出会った俺は、異変の黒幕が居そうな建物の前に立っていた。近くに行くとその建物は館であることがわかった。
それにしても紅い...。全部紅だよ。此処の主人の趣味なのか?
...まぁそんなのことは置いといて。
龍騎「なんで門が大変な事になってるの?」
俺が到着した時には門が門じゃなくなっていた。壁が所々丸い穴があるし、鉄格子の扉が片方は曲がっていたりもう片方は折れていたりしていた。あと誰か上半身地面に埋まってるし...。
...これ絶対魔理沙だろ。あいつの性格上ドンパチ派だろうしな。
ダレカータスケテクダサーイ...
...取り敢えず中に入りますか。不法侵入だけど勘弁してください。途中助けを呼ぶ女性の声が聞こえたような気がしたけど気のせいだろ。
扉を開けて館の中に入ると物凄い広さのエントランスホールだった。なんか某サバイバルホラーゲームみたいな所だな。
それから色々と部屋があっては中に入って捜索する。ちゃんとノックして。
でも殆ど空き部屋だった。...ってか此処広すぎない?
暫く進むと、奥の部屋から何かがぶつかり合う音が聞こえた。
...なんだろう、物すっごい嫌な予感がする。
俺はドアノブに手をかけようとすると何故か冷や汗がかき始め収まる様子が無かった。
...一体あの中で何があるって言うんだよ。
俺は意を決してドアノブを捻り、少しずつ扉を開く。そして俺はとんでもないものを見てすぐに固まった。
龍騎「...は?」
俺の目にしたものとは...
霊夢「ちっ!あんたその能力どうなってるのよ!?」
?「博麗の巫女がこんなものかしら?早く動かないとナイフの串刺しよ?」
...何故か中に霊夢と銀髪のメイドさんが戦っているんだが。なんで霊夢がいるのはさて置き、なんで戦っているの...?どうしてこうなった...。
霊夢はお札と紅白の玉を大量に投げるわメイドさんは三本投げた筈のナイフがいきなり増えるは訳分からん...。
龍騎「......今少しだけ分かったような気がする。こいつら普通じゃない(確信)」
バタン
俺は静かに扉を閉じて来た道を戻る。
龍騎「...今のは見なかった事にしよう(現実逃避)」
そう言い聞かせた俺は館の捜索を再開する。
龍騎「まさか霊夢が来ていたとはな...もしかして外の壁の穴は霊夢が開けたのか?」
そんな事考えながら暫く進むと、さっきまで見ていた扉とはまた違う扉を見つけた。此処でも何かがぶつかり合う音が聞こえる。
龍騎「...行くしか、ないよな」
俺は半分諦め状態で扉をゆっくりと開ける。
?「あんた!!いっつもいっつも私を本を盗んで!!いい加減返しなさいよ!!」
魔理沙「何回言ってんだよその言葉!それに人聞きが悪いな私は盗んでなんか無い借りてるだけだ!」
?「だったら返しなさいよ!!何が死ぬまで借りてくよ!!あんたのお陰で本が不足してるのよ!!」
中を覗くと周りには大量の本があった。どうやら此処は図書館のようだ。それと何故か魔理沙が本を何冊か持って箒で空を飛んで、紫色の髪に帽子を被ったまさに大魔法使いみたいな少女が魔理沙に向けて愚痴をこぼしながらレーザーやら火の玉やら放って行く。
魔理沙...お前何やってんだよ...。
俺は魔理沙の行いに呆れると、すぐ近くに羽と尻尾をつけた女の人が伸びていた。恐らくあの紫の魔法使いの攻撃に当たったのだろう。...あれ?そこに寝てたらまずくない?
そんなこと思っていると魔理沙がついに紫色の魔法使いに反撃を始めた。お互いレーザーやら火の玉やら放つ中、一つの火の玉が倒れている女の人に向かった。
紫の魔法使い「!?不味い!こあ逃げて!」
龍騎「!」
紫の魔法使いの言葉に反応した俺は無意識に足を走らせた。
龍騎「間に合えぇぇぇ!!」
女の人の所に着いた俺は手に持っていた木刀に力を入れて、野球のスイングのように火の玉を打つ。
打った火の玉は壁にぶつかり、爆発を起こす。そして俺が持っていた木刀はバキッと折れた。よく耐えたな...。
紫の魔法使い「こあ!」
宙に浮いていた紫の魔法使いは、地面に足をつくと羽と尻尾のついた女の人に駆け寄る。
紫の魔法使い「こあ大丈夫?怪我はない?」
こあ「...は、はい」
見た感じ無事のようだ。良かった...。
魔理沙「お前、なんで此処に来たんだよ!」
魔理沙がいること忘れてた...。
龍騎「...なんとなく?」
魔理沙「なんで疑問系なんだよ...」
魔理沙はガクッと肩を下ろす。だってしょうがないじゃん。興味本位で来た訳だし。
龍騎「...それよりお前此処知ってたのか?あの紫の魔法使いとは知り合いだったようだけど」
魔理沙「ん?ああ、まぁな。何回か此処に本を借りてきてるんだぜ」
その言葉を聞いて頭を抱えた。あの紫の魔法使いが言っていた『死ぬまで借りてく』って事は返す気は一ミリも思ってない事だ。だからあんなに怒っていたのか。こいつ今度から盗人魔法使いって呼んでやろうかな...。
俺は折れた木刀を捨てて、近くにあった扉へ向かうとする。
紫の魔法使い「ちょっと待ちなさい」
龍騎「へ?」
...何故か止められた。...あっるぇ?おかしいなこのやり取り何処か見たことがあるぞ?
龍騎「な、なんか用でしょうか...」
恐る恐る聞いてみる。
紫の魔法使い「貴方のお陰でこの子が助かったわ。ありがとう」
お礼を言われた。
龍騎「...」
俺は黙って扉に向かう。感謝されてるの分かる、けどまだ女の子に信用できた訳じゃない。紫の魔法使いには申し訳ないがあのお礼は俺には受け取ることはできない...。
扉の前に立った俺はドアノブを捻り、扉を開ける。
魔理沙「龍騎...」
紫の魔法使い「なんなの、あの男...」
魔理沙「あいつは昔、女にいじめられて耐性が無くなったんだ。今でもあいつは女を信用できていないし怖がっているんだぜ」
紫の魔法使い「そう...」
紫の魔法使い「それはそうと、あんた早く本を返しなさいよ」
魔理沙「まだそんな事言うのか!?」
扉の先には階段が下へ続いていた。俺はその階段を降りて行く。そしたら何故か後ろから何かがぶつかり合う音が聞こえた。
またあいつらか...。
俺は一度振り向いて軽く溜め息をつく。そしてそのまま下へと降りて行く。暫く降りると扉を見つけた。此処もヤバそうな空気を感じるんですが...。
俺はドアノブを捻り、部屋の中に入る。
龍騎「なんだよ...これ...」
俺は部屋に入ると思わず声を出した。そこにはボロボロのぬいぐるみやら人骨があちこちにあった。おまけに異臭を漂わせておりすぐに気分が悪くなる。
龍騎「どうなってんだよ此処...、拷問部屋か何かか...?」
駄目だ震えが止まらない...。此処は予想を遥かに上回る危険な場所だ...。早く此処から出よう、そう思った俺はドアノブを手にかけようとする。
『オニイサン、ダレ?』
その時、俺は思った。
俺、終わったな...。間違いなく...。
いかがでしたか?
コメントでご指摘がありました博麗神社の場所なのですが、自分が原作について全く理解が出来ていないので全て自分の妄想による設定にしています。
なので原作を既プレイの方は納得いかないかと思われます。
不快な思いをさせてしまったら申し訳ございません。
因みに主人公の女性へのトラウマは、同期(霊夢、魔理沙等の歳が近い女性キャラ)には耐性がない設定なのでチルノや大妖精に対しては普通に接する事ができるのです。
...訳分からないくてすみません。
魔理沙と紫の魔法使いとの関係は異変終了後に明らかにするのでツッコまないでくださいお願いします。m(_ _)m
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。