第五十一話です。
ISばかり書いていて投稿が遅れました。申し訳ありません。
それではどうぞ。
月に着いてレイセンと名乗るうさ耳の子に案内されている。それはまるで某青い猫型ロボットが出てきそうな施設だった。...此処って月だよね?俺の知ってる月じゃないんだけど?
レイセン「どうですか?月の技術は?」
龍騎「...なんて言うか...、外の世界に行けば絶対儲かると思うぞ?」
レイセン「外の世界?」
龍騎「あれ?永琳先生から聞いてない?俺二年前に幻想郷に来た外来人なんだぜ?」
レイセン「えぇぇぇぇぇ!?外来人だったんですか!?」
久しぶりだなそのリアクション、月の民でも珍しいのだろう...。
龍騎「...そういや、綿月ってどう言う人?永琳先生によろしく伝えておいてって言われてるんだが」
レイセン「綿月様ですか?綿月様にはお姉様と妹様が居て、綿月 豊姫《わたつき とよひめ》様はお姉様の方で、綿月 依姫《わたつき よりひめ》は妹様の方なんです」
ふーん、様付けするって事は偉いって事か...、って事は永琳先生はその二人より偉いって事?
龍騎「...次永琳先生に会う時様付けした方が良いのかな...」
レイセン「あ、あはは...」
それからレイセンに案内されたのは一つの部屋だった。部屋の中に入ると明かりは点けておらずレイセンと同じようなうさ耳の子がポチポチとボタンを押しながら画面と睨めっこしており、その後ろで紫色のポニーテールをした女性が立っていた。
「依姫様、お連れしました」
依姫「ご苦労、初めましてだな霧影龍騎。私は綿月依姫、八意様から聞いている」
龍騎「やっべめっちゃ美人じゃん生きてて良かったわもう死んでも悔いないわ(霧影龍騎です、急にお邪魔してすみません)」
依姫「!?」
レイセン「ちょ!?龍騎さん!?本音と建前が逆になってますよ!?」
龍騎「え?
あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!??」
依姫「................」
何やらかしてんの馬っ鹿じゃねぇの!?いくら目の前が美人だからって相手は月のお偉いさんだぞ!?いや心で言ったつもりだったんだよ!?でも永琳先生や紫さんにも負けないぐらい美しいんだよ!?そりゃ誰だってそう思うよ!」
依姫「〜〜〜〜〜〜〜っ///」
ほら見て!顔めっちゃ赤くなってるよ!?絶対怒ってるよデッドエンドだよ!?あ、でも美人さんに殺されるのもありかも...って俺はMじゃない!
龍騎「すすすすすすすみません!!もう煮るなり焼くなり好きにして下さい!!なんだったら貴女の刀で頸斬っても良いですから!」ドゲザ
依姫「お、落ち着け!私は怒ってはない!...ビジンナンテイワレタコトガナカッタカラ...」
何この人嫁に貰ってもいいかな?
依姫「っ!ん、ん"ん"っ!それで、八意様から例の物を預かっているな?」
龍騎「あ、はい。どうぞお納め下さい」
俺は土下座した状態で例の卵を渡す、まるで悪代官にお菓子の下に小判が入った箱を渡すように。
依姫「土下座のまま渡すのか?...まぁ良い、確かに受け取った。ご苦労だったな」
龍騎「いえいえ...、そう言えばお姉さんの方はどうしたんですか?挨拶しようとしたんですが...」
依姫「ああ、お姉様なら......」
豊姫『暇を潰すのに忙しいから依姫、後は頼んだ』
依姫「...と、言って今席を外している」
おいおいそんなんで良いのか姉さんよ...、少しは妹さんを見習ったらどうかと...。
依姫「すまない...、お姉様は天真爛漫な方で...」
龍騎「べ、別に良いですよ...、そういう人は嫌いじゃないので」
依姫「そう言って貰えると助かる...、これからどうするのだ?地上に戻るのか?」
龍騎「出来れば此処に残っても良いですか?折角月に来たんですから色々と見て周りたいですしおすし」
依姫「おすし...?」
......それに、嫌な予感がするんだよな...、あの卵から。
依姫「そうか...、ならレイセン、彼を案内してくれ。くれぐれも迷惑を掛けてはならんぞ。八意様の大事な助手なのだからな」
レイセン「はい!」
おいちょっと待て助手ってなんだよ助手って、鈴仙だろそれは。
レイセン「龍騎さん!外の世界について教えて下さい!」
依姫「......外の世界?」
龍騎「おう良いぞ、って言っても俺も詳しくは話せないけどな」
そう言って俺とレイセンは部屋を出て、外の世界について説明した。まず縄文時代から現代までの歴史について簡単に説明した。レイセンは飽きる様子は無く真剣な顔で話しを聞いてくれた。いや〜嬉しいねぇ...、こうやって真剣に聞いてくれると教えて良かったと思うよ、慧音さんの気持ちが分かる気がする。
レイセン「龍騎さん!この話しを皆んなに聞かせたいのですが大丈夫ですか?」
龍騎「俺は良いよ、おたくらが興味があるかどうかだけど」
レイセン「ありがとうございます!」
そう言って俺はある部屋に待機されてレイセンが何人かのうさ耳をつけた少女達がぞろぞろと入ってくる。.......多くない?何これ女子校?
レイセン「それでは龍騎先生!お願いします!」
「「「「よろしくお願いします!!」」」」」
あぁ〜、まったく小学生(?)は最高だぜ!(爆弾発言)
.....................なんてのは冗談です。言ってみたかったですなのでロリコン認定しないで下さいお願いします何でもしますから...。
龍騎「...あー、ごほん。皆さん初めまして、GTK(グレートティーチャーキリカゲ)こと霧影龍騎です。今日は特別授業(?)として外来人である私が外の世界の歴史についてご教授しましょう。本日はよろしくお願いします」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」
おー、やる気に満ち溢れているね〜。こっちもやる気が漲るってもんだよ。
「じゃあ説明していきますね...。まず我々人間が誕生する前はですね......」
其処から中学校から高校まで習ったであろう歴史を説明した。途中、うさ耳少女達の質問を受けては返していきの連続で鎌倉時代まで数時間は過ぎてしまった。俺もつい楽しくて時間を忘れていた。慧音さんの所で一回体験してたけど教師も案外悪くないかもな...。
そう思ってるその時、突然警音ブザーが鳴り響く。
龍騎「!?なんだ!?」
レイセン「敵襲!?」
『緊急事態発生!緊急事態発生!施設内に未確認生命体が出現!直ちに迎撃せよ!繰り返す!直ちに迎撃せよ!』
「未確認生命体!?」
「何それ!?」
レイセン「...龍騎さん!」
龍騎「まさか......、生まれたってのか!?」
まさか嫌な予感が的中した。恐らく生まれた時に部屋に脱出したのだろう。
龍騎「レイセン!追いかけるぞ!」
レイセン「は、はい!」
俺は廊下に出ると何人か倒れていた。俺は身体を起こして声を掛ける。
龍騎「大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!」
「..............」
龍騎「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!!??」
「.............................」
レイセン「龍騎さん...」
俺は脈があるが確認するが何も感じられなかった...。俺はレイセンに顔を向けて首を横に振る。レイセンは口を押さえて愕然とする。
レイセン「そ、そんな......、じゃあ此処に倒れてる人達も...」
龍騎「やられてると言っても良いだろ...、クソ!一体何が起こってるんだよ!」
...此処で怒っても仕方ない。俺は廊下を走り出すとレイセンも後に続いて来た。俺とレイセンは依姫さんと出会った部屋に向かうと、キーボードを打ち込んでいた二人のうさ耳少女も倒れており目の前のガラスが割れた形跡もあった。レイセンが生存確認してる時に倒れてるうさ耳少女の顔を見ると、
レイセン「きゃあああああああああ!!」
レイセンは悲鳴を上げた。俺はうさ耳少女の顔を見ると、思わず口を塞いでしまった。
龍騎「顔が...、無くなったる......」
顔面が血だらけ...、筋肉だけで無く骨も食いちぎられた痕が残っていた。恐らく隣のうさ耳少女もだろう...。
「いたぞ!あそこだ!!」
「逃がすな!追え!!捕まえろ!!」
龍騎「!?馬鹿!下手に捕まえようとするな!!」
俺は慌てて廊下に出て声がした方向に向かう。するとこちら側にうさ耳少女達の大群が蜘蛛のような生き物がぴょんぴょんと跳ねて逃げ回っている。
レイセン「な、何ですかあれ!?」
龍騎「あれが元凶か!にしても気持ち悪いなこんちくしょう!」
蜘蛛のような生き物は俺に気づくと俺の顔面に目掛けて飛びついて来た。俺は腕で防ぎ、雷属性を解放させて感電させる。蜘蛛のような生き物はビクビクと跳ねながら痙攣していた。
龍騎「な、なんだよこれ...」
依姫「龍騎!レイセン!無事か!?」
依姫さんが駆けつけると感電した蜘蛛のような生き物を見る。
龍騎「取り敢えず感電しておきました。今のうちに捕獲を」
依姫「すまない...、これは何とかしなくてはな......」
そう言って依姫さんが捕獲しようとすると、蜘蛛のような生き物は起き上がりゴキブリのように素早く去ってしまった。
依姫「何!?」
龍騎「なんて早さだよ...!」
レイセン「追い掛けしょう!」
それから俺達は追い掛けるが、隅から隅まで探して見たものの、やつの姿を見る事は出来なかった...。
龍騎「くっそ!何処に行きやがった!」
依姫「まずいぞ...、一刻も早く見つけ出さなければ被害が拡大するぞ...」
レイセン「でも、あの気持ち悪いのが行きそうな所なんてもう...『きゃあああああああああああああああ!!』!?」
龍騎・依姫「「!?」」
レイセンが言っている途中で悲鳴が響く。恐らくあの蜘蛛野郎に襲われたのだろう。
レイセン「今のは!?」
龍騎「っ!依姫さんはこの事をお姉さんに報告して下さい!蜘蛛野郎は俺に任せて下さい!」
依姫「し、しかし...」
龍騎「時間が無いんだ!うじうじしてる暇があるなら行動に移せ!」
依姫「!わ、分かった!直ぐに向かう!それまで無事で居ろよ!」
そう言って依姫さんは走り去って行くと俺とレイセンは悲鳴が聞こえた方角へ向かう。其処はなんと施設の外、其処からうさ耳少女の多くが倒れていた。
龍騎「くそ!遅かったか!」
レイセン「......!?龍騎さん!」
レイセンが指を指す方向を見ると、蜘蛛野郎がぶくぶくと身体が膨らみ、まるで蛇のような形となった。
龍騎「成長...したのか...?」
レイセン「嘘......」
俺とレイセンは固まっていた...。この謎の生命体の生態を...。
そして、この化け物と戦うと思うと恐怖を感じられずにはいられなかった...。
いかがでしたか?
オリジナル異変(異変かどうかは置いといて)なので少々不安ではありますが、楽しんで貰えるとありがたいです。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。