東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

58 / 97
どうもです。

2022年一発目です。

それではどうぞ。


第五十六話 帰還

月に滞在して約三ヶ月、そろそろ地上へ帰ろうと準備を進めてる中、

 

玉兎A「オラァ!」

 

龍騎「ごふっ!」

 

玉兎B「無駄ァ!」

 

龍騎「がはっ!」

 

玉兎C「ふぉあたあ!」

 

龍騎「ひでぶ!」

 

玉兎達に集団リンチに遭ってます......。なぜこうなったのかは数分前の事...。

 

 

〜数分前〜

 

龍騎「1982......1983......1984......1985......」

 

俺は重力スペースで素振りをしていた。あの化け物と戦って以来、身体が怠けてしまってるのでリハビリで重力スペースを利用している。調子に乗って某龍球みたいに100倍でやったら直ぐに潰れたよ。重力って凄い(語彙力)

 

それから重力を下げて素振りを続けていると、レイセンが部屋に入って来て玉兎の面倒を見て欲しいと頼んで来た。断る理由が無かったので面倒を見る事にした。部屋に入ると玉兎達は訓練の真っ最中だった。

 

そしてリーダーらしき玉兎が笛を吹くと他の玉兎達はだらけるように座り込んだ。懐かしいなぁあの笛、小学校時代にランドセルに付けてたけど一切使わなかった記憶がある。

 

玉兎A「あ、あの」

 

一人で思い出を思い返していると一人の玉兎に声を掛けられた。

 

龍騎「ん?どうした?」

 

玉兎A「わ、私と手合わせして下さい!」

 

どうやら玉兎は俺と手合わせしたいみたいだ。

 

龍騎「分かった、良いよ」

 

しかし、相手は人間より力はある。手加減出来る相手じゃない...。

 

龍騎「んじゃ、やるか...。レディーファーストだ、お先にどうぞ」

 

玉兎A「で、では.......、行きます!」

 

そう言って玉兎Aが俺に向かって殴り掛かって来た。俺は片手で受け止めたが、流石は玉兎。普通の人間とは全然違う。

 

玉兎A「でやぁ!」

 

龍騎「甘い!」

 

玉兎B「とうっ!.......やあぁぁ!」

 

龍騎「へ?.......がっ!?」

 

玉兎Aが足蹴りをして来たので俺は攻撃を避けると、いつの間にか居た玉兎Bが大きく飛び上がり身体を丸めて一回転すると、俺にキックして来た。俺は反応が遅れて後頭部にキックを食らった。

 

玉兎B「どうだ!これが正義の一撃!」

 

龍騎「いってて....、やりやがったなこのやろ.....」

 

玉兎C「よそ見ぃ!」

 

龍騎「げふっ!?」

 

玉兎Bの方に向いた瞬間、横から新たに別の玉兎が脇腹を狙って回し蹴りをして来た。俺はモロに食い、脇を抑える。

 

龍騎「ちょ、ちょっと待って!?何か人数増えてね!?バ○バ○ンでも使った!?」

 

玉兎A・B・C「「「まだまだいくよぉ~~~!!

」」」

 

そう言って三人の玉兎達は襲い掛かって来た。一瞬とある曲が流れたが気のせいだろう。

 

龍騎「......上等だ、やってやろうじゃねぇかよこの野郎!!」

 

そして、俺も玉兎達に立ち向かった。

 

 

 

 

 

 

 

数分後、サンドバッグにされました.......。

 

龍騎「チョ、チョットマッテクダザイヨ! オデノカラダハボドボドダ!」

 

玉兎A「衝撃のファースト・ブリット!!」

 

龍騎「げふっ!?マジで待って!?死んじゃう!!りゅーくん死んじゃう!」

 

玉兎B「撃滅のセカンド・ブリット!!」

 

龍騎「ごふっ!?すいません許して下さい何でもしますから!(命乞い)」

 

玉兎C「抹殺のラスト・ブリット!!」

 

龍騎「がはっ!?もう嫌〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 

レイセン「龍騎さん、昼食の準備........ってあああああああああああ!?」

 

レイセンが部屋に入って来ると悲鳴を上げた。俺ってそんなにやばい?顔ぐちゃぐちゃになってないよね?

 

レイセン「ちょっとストップストッープ!!皆んなご飯が出来たよ!」

 

玉兎A・B・C「「「!!はーい!!」」」

 

レイセンの掛け声により、他の玉兎達もずらずらと部屋を後にした。

 

レイセン「龍騎さん!大丈夫ですか!?」

 

龍騎「..........モウヤダオウチカエル...」

 

その後、俺はレイセンに運んで貰い昼食を済ました後、傷の手当をして貰い、帰る準備をしていた。もう当分月には行きたくない......。

 

依姫「準備は出来たか?」

 

龍騎「はい、色々お世話になりました」

 

依姫「礼を言うのはこちらの方だ。迷惑を掛けたな」

 

豊姫「いつでも遊びにいらっしゃっい。歓迎するわ」

 

龍騎「その時はよろしくお願いします」

 

サグメ『地上に着いたら八意様と輝夜様によろしくと伝えて置いて』

 

龍騎「了解です」

 

レイセン「あ、あの!また外の世界について教えてください!」

 

龍騎「おう考えてやるよ(教えてやるとは言ってない)」

 

純孤「ああああああああああああああああああああああああ!!息子よおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!行かないでくれええええええええええええええええええええ!!」

 

龍騎「あんたは相変わらずだな......」

 

なんだかんだ皆んなも俺と別れるのは名残惜しいようだ。一名に関してはガチで離れたくないみたいだが......。

 

龍騎「......お前は此処に残るのか?」

 

黒騎「ああ、まだやるべき事がある。用が済み次第地下に居るつもりだ」

 

俺は壁に寄り掛かっていた黒騎に問い掛けると、まだ月には残るようだ。

 

龍騎「でも何で地下になんだ?魔法の森でも良いと思うが...」

 

黒騎「......俺にとっては地下はベストな場所だと判断したからだ。それに鬼と関わなければ問題はない」

 

龍騎「......何かお前らしい考えだな」

 

機械の身体になっても何一つ変わってない黒騎に少し安心した。この様子だと大丈夫そうだな...。

 

豊姫「それじゃあ、送って行くけど何処に送って欲しい所とかある?」

 

龍騎「......じゃあ、博麗神社で」

 

俺が博麗神社を指定すると、豊姫さんは俺の手を掴んで能力を解放する。

 

龍騎「んじゃ黒騎、先帰るわ」

 

黒騎「.........ああ」

 

豊姫「それじゃあ行くわよ!」

 

龍騎「それじゃあお世話になりました。ありがとうございます!」

 

豊姫「そいっ!」

 

サヨーーナラーーーーーー ワガムスコオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎ ウルセェェェェェェ!!

 

そして、豊姫さんの能力により景色が一変してとても見覚えのある建物、博麗神社が目の前にあった。

 

......え?もう着いたの?早くね?ウー○ーイー○に活用したら絶対儲かるよ?

 

とまぁそんな事は置いといて、早速霊夢を呼ぶ事にした。

 

龍騎「おーい、霊夢ー?居るー?」

 

結構大きめに声で言うが全く反応が無い...。出掛けているのか?

 

龍騎「.........まぁいいや、ひとまず帰るか」

 

そう思った俺は一度帰宅する事にした。

 

 

 

 

家に到着すると、玄関に手を振れる。

 

龍騎「ふぅ、久しぶりの家......。あいつら大丈夫だよな......」

 

家の前で少し不安があったが思い切って玄関を開ける。

 

龍騎「たでーまー」

 

俺は何も無かったかのように玄関を開けると、誰も返事が無かった。俺は少し怪しいと思い、リビングへ向かうと........、

 

龍騎「は?( ゚д゚)?

 

なんとリビングには......、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢や魔理沙は勿論、レミリア、咲夜、早苗、妖夢、椛、文、紫さんが(いつの間にか撮られていたのか)大きめな俺の写真と棺桶の前で正座していた。

 

......いや、これどう言う状況?

 

すると、俺の肩にポンポンと叩いてきた。それは見覚えの無い女性だった。

 

?「龍騎さん、おかえりなさい。直子です」

 

龍騎「え?直子さん?」

 

何とその人は直子さん本人だった。いや、確か幽霊だったよね?どうなってんの?

 

直子「詳しい説明するので、少しこちらに」

 

そう言って俺の袖を引っ張る直子さん。引っ張られて俺は家の外に出た俺。外には紫苑と女苑、藍さんが居た。

 

藍「久しぶりだな、どうやら月の出来事は解決出来たみたいだな」

 

龍騎「あ、どうも。お久しぶりです」

 

女苑「何か雰囲気変わった?」

 

龍騎「あー、ちょっと色々あってな......。んで、あれ何?」

 

俺は親指を立てて玄関を指すと、藍さんと直子さんが説明してくれた。

 

直子「見ての通りです。何故か龍騎さんが死んだ事になってるんです」

 

龍騎「何で?」

 

藍「どうやら霊夢達もお前が月に行ってる事に気づいたらしいのだが...、どうして葬式を上げてるのか分からないんだ...」

 

........えーと、つまり...、俺が『月に行ってる=死ぬ』って認識しちゃった感じ?

 

紫苑「月に行ったら生きて帰れない、昔からそう言われてる」

 

そんなに中が悪いの?めっちゃ良い人ばっかりだったけど......。

 

龍騎「......何となく読み込めたわ。んじゃ誤解を解きに行きますか......。その前に直子さん、その身体どうしたんです?」

 

俺は今の出来事の次に気になった事を言う。

 

直子「人形使いのアリスさんに作って貰ったんです。まぁ、人形に憑依したって言えば良いですかね」

 

直子さんの説明を聞いて、ポンッと手を当てる。それなら納得だな。

 

知りたかった事が知れたので、再び家の中に入る。

 

霊夢「認めない......、絶対認めないんだから......」

 

魔理沙「私だって認めるかよ...、こんなの信じるもんか......」

 

oh......、スッゲー心が痛い......。めちゃくちゃ心配掛けてるじゃないですかヤダー。

 

早苗「りゅーくん......、りゅーくん............」

 

咲夜「...............」

 

妖夢「......あの、大丈夫ですか.........」

 

咲夜「.........えぇ、大丈夫よ」

 

椛「き、気分が悪くなったら言ってください!介抱しますので!」

 

...............もう見てられないんだけど...、もうバラして良いよね?

 

文「うぐっ、龍騎さん......」

 

紫「......文、泣いても仕方ないでしょ?」

 

文「だっで...、あんなの聞いたら信じられませんよ......、龍騎さんが変な化け物で死んだなんて...!」

 

龍騎「え?」

 

文「あの時永遠亭なんて行かなきゃ......、あんな事聞かずに済んだのに......!」

 

龍騎「............」

 

つまり.......、それって................、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎「テメェの勘違いが原因じゃねぇかふざけんなクソ鴉ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!

 

文「へ?ぶぎゃ!?」

 

俺はツッコミと同時に文に向かってドロップキックをお見舞いする。

 

文「いててて..........、って、ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!化けて出て来たああああああああああ!!」

 

龍騎「なわけねぇだろ戯け!!しっかり生きとるわ!!」

 

俺は文に文句を言いながら踏み続ける。こいつどうしたらこんな誤解を生み出すんだが...。

 

霊夢「......龍騎?龍騎よね.........?」

 

龍騎「は?当たり前だよな?じゃなかったらこんな所に居ねえだろ」

 

魔理沙「ちょ、ちょっと待て!お前は本当に月に行ったのか!?」

 

龍騎「ああ、死にかけたけど。ってかこいつの勘違いだから」

 

レミリア「.........ちょっと良いかしら?貴方どうやって帰ってきたのかしら?」

 

龍騎「ああ、綿月豊姫さんに送って貰ったんだよ。あ、あと剣と腕輪壊しちまった。悪いな」

 

レミリア「私は良いのだけれども.......,」

 

早苗「りゅーーーーーくん!!」

 

フラン「お兄様ーーーーー!!」

 

レミリアに謝罪した時に早苗とフランが抱きついて来た。それも闘牛の如くに。

 

龍騎「げふ!?わ、悪かったな...、心配掛けた」

 

早苗「本当だよ!今日まで全然見かけなかったから......」

 

フラン「良かった......、良かったよぉぉぉ〜〜!!」

 

俺は二人の頭を撫でて落ち着かせる。まぁ何も言わずに月に行った俺が悪いんだけどね......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?そういえば紫さんが知ってるんだから伝えられてないのか?

 

龍騎「紫さん?貴女俺が月に行くって知ってましたよね?」

 

紫「え?」

 

魔理沙「は?」

 

霊夢・咲夜・早苗・妖夢・椛「「「「「「........................」」」」」

 

フラン「???」

 

レミリア「どう言う事?」

 

俺は事の始まりを説明した。まず俺が紫苑に風邪薬を貰いに来たのが始まりで、其処からお使いとして月に行った事、そして紫さんのスキマで月に行った事、全て話した。まぁ、暴走した事は言ってないけど。

 

レミリア「.........つまり、紫は始めの部分は知ってたって事ね?」

 

龍騎「そう、そしてこのクソ鴉が永遠亭で盗み聞きして勝手に勘違いしてたって事だろうな」

 

魔理沙「じゃあ、私達は少しばかり騙されてたって事か?」

 

龍騎「そう......、なるのかな?」

 

紫「...................」アセダラダラ

 

霊夢「ユカリ」ガシッ

 

俺があやふやな返答すると、紫さんはまるで大雨のような勢いで汗を流してる中、霊夢が紫さんの肩を掴む。紫さんはビクッと身体を跳ねるとまるで錆びたネジを回してるかのように霊夢の方へ首を動かすと、

 

霊夢「チョーーーーーーーーートキキタイコトガアルンダケド、イイワヨネ?」ハイライトオフ

 

咲夜「ワタシモイイカシラ?コチラモキキタイコトガアルノ」ハイライトオフ

 

早苗「キグウデスネ。ワタシモアルンデスヨ」ハイライトオフ

 

椛「ミギニオナジク」ハイライトオフ

 

妖夢「ユユコサマモトテモゴシンハイシテイタンデス。ドウセキニントッテクレルンデショウネ」ハイライトオフ

 

紫「ら、藍!?居るんでしょ!?助けて!?」

 

龍騎「あ、藍さんなら橙の面倒見て来るって言って帰りましたよ」

 

紫「らあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんんんんん!!」

 

魔理沙「......お前ら、やり過ぎるなよ?」

 

レミリア「言っても無駄よ、聞く耳も無いわよ」

 

紫「お、お願い!私が悪かったわ!許して!ちょっとした出来心なのよ!!」

 

その割には随分と冗談が通じないのでは?

 

霊夢「ソノヘンモユーーーーーークリキクツモリダカラ、ネ?」ハイライトオフ

 

紫「龍騎!?助けて!?魔理沙でもレミリアでも良いわ!助けてお願い!何でも言う事聞くから!!」

 

龍騎「.........」

 

魔理沙「............」

 

レミリア「.............」

 

龍騎「紫さん......、ご武運を」( ̄^ ̄)ゞ

 

魔理沙「お前は良い奴だったよ、骨は拾っといてやる」( ̄^ ̄)ゞ

 

レミリア「悪いけど、貴女を助けても此方には何の得がないのよ。幾ら言う事聞くと言ってもね」( ̄^ ̄)ゞ

 

紫「ちょっと待って!?見捨てないで!!お願い、助けて!!」

 

そのまま紫さんはズルズルと霊夢に引かずられ家から居なくなってしまった。取り残された俺達は、俺のお帰りなさい会をする為紅魔館へ向かった。それからフランにめちゃくちゃ甘やかされた。

 

あ、ちなみに文は土に詰めた。8(紫):2(文)の割合でしっかり制裁をしてやったぜ。




いかがでしたか?

遅くなって申し訳ありません。スランプ状態が続いてしまって...。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

今年もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。