紅霧異変終盤です。
それではどうぞ。
『オニイサン、ダレ?』
部屋から出ようとドアノブに手をかけようとした時、誰かに声をかけられた。
声をかけられた方にゆっくりと振り向くと、そこにはサイドテールに金髪をまとめ帽子を被った可愛らしい少女だった。彼女も羽がついているのだが、今まで見てきた羽とは違い、一対の枝に色とりどりの結晶をぶら下がったような羽をつけていた。
金髪少女「オニイサン、ダレ?モシカシテアタラシイオモチャ?」
金髪少女は嬉しそうにキャキャとはしゃぐ。普通なら可愛いと思う。
龍騎「あ、あの...俺...」
金髪少女「オニイサン、ワタシトアソビマショ?ナニシテアソブ?カクレンボ?オママゴト?」
龍騎「!!!」
ガチャ
俺は金髪少女の微笑みを見て、部屋から出てしまった。
?「ア、オニゴッコダネ!ジャアワタシガオニダネ!
カンタンニコワレナイデネ、オニイサン♪」
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!
俺は同じ事を心の中で連呼しながら階段を駆け上がる。
あの子普通じゃない!いや、幻想郷に住んでる奴らも普通じゃないけどあの子はマジでヤバい!俺には分かる、あの微笑みは純粋なものじゃない。
あれは狂気だ...。それも比べものにならないくらいの...。
それにあの子、俺の事を『新しいおもちゃ』と言った。部屋の中にあったあの骨は恐らく人間か妖怪の骨...。あそこに残っていたら間違いなく骨組みの仲間入りだ。
龍騎(良かった!女性不審で助かった!!まさかトラウマに感謝する事になるなんて...)
女性不審に感謝しながら階段を登る。そして扉が見えて来た。
俺は勢いよく扉を開ける。ヤバい...、めっちゃ疲れた...。
霊夢「りゅ、龍騎!?」
魔理沙「お前何処に行ってたんだよ!」
息を整えていると目の前には霊夢と魔理沙が立っていた。それだけでなくさっき霊夢と戦っていた銀髪のメイドさんと紫の魔法使い、そして俺が助けた羽と尻尾をつけた女の人、そして先程の少女と似た服を着た帽子を被った少女がいた。
帽子の少女「あ、貴方...、一体何処から...」
帽子の少女は顔を蒼白くさせて俺に聞いて来た。
龍騎「そ、そんな事後!それよりあの先ヤバい子g」
ドカーーーーーン!!
「「「「「「「!?」」」」」」」
突然、俺が出てきた扉が大きな爆発が起きた。その場にいた全員が驚き固まった。煙が晴れると先程地下にいた少女が姿を見せた。
帽子の少女「ふ、フラン...」
霊夢「...知り合い?」
帽子の少女「知り合いも何も...『フランドール・スカーレット』私の妹よ」
龍騎「...妹?」
俺は少し疑問に思った。ちょっと待てよ...。なんで実の妹を地下に閉じ込めたんだよ...。
フラン「ア、オニイサンミッケ♪」
龍騎「!!」
フランドールは俺を見ると微笑んだ。まるで狙っていた獲物を見つけたように...。
霊夢「龍騎下がってなさい!この子は危険よ!」
龍騎「んなこたぁわかってらぁ!」
ヤバいテンパリすぎて口調が変わってしまった...。
フラン「アレ?シラナイヒトモイル...マ、イッカ!ミンナワタシトアソビマショ?」
帽子の少女「...全員フランに攻撃!なんとしても止めるわよ!」
紫の魔法使い「えぇ!」
銀髪のメイド「はい!」
こあ「分かりました!」
霊夢「魔理沙!私達も行くわよ!」
魔理沙「よっしゃ!いっちょやるか!!」
俺以外の人は一斉にフランドールに攻撃を開始する。
帽子の少女「神槍『スピア・ザ・グングニル』」
フラン「禁忌『レーヴァテイン』」
帽子の少女が放った赤い槍とフランの放った炎の大剣がぶつかり、大爆発が起こる。
龍騎「( ゚д゚)」ポカーン
俺はその光景を見て、口を開いたまま固まっていた。
こあ「此処は危険です!こっちです!」
こあは俺を腕を掴んで安全な(?)場所に避難させる。俺はあまりにも規格外すぎて自分の腕が掴まれてる事に気がつかなかった。
銀髪のメイド「幻符『殺人ドール』」
紫の魔法使い「日符『ロイヤルフレア』」
銀髪のメイドさんは大量のナイフを投げ、紫の魔法使いは巨大な赤い球を放つ。
フラン「アハハハ!マダマダアソビタリナイヨ!キュットシテ...ドカーーン!」
フランはそう言うと、銀髪のメイドさんが投げたナイフと紫の魔法使いが放った赤い球が爆発した。
龍騎「無茶苦茶すぎる...」
魔理沙「隙あり!恋符『マスタースパーク』」
霊夢「霊符『夢想封印』」
すかさず魔理沙と霊夢がレーザーやらお札やら打ってくる。フランは回避が間に合わず直撃する。
魔理沙「よっしゃ!」
霊夢「まだよ...」
煙が晴れると、元気に笑うフランの姿だった。
こあ「あの、大丈夫ですか?」
龍騎「は、はい...」
俺とこあは少し離れた所に避難していた。こあは俺を守るようにバリアを張る。
龍騎「...俺は、黙って見る事しかできないのか?」
俺は霊夢達が戦ってる姿を見て、言葉を呟く。
女子にいじめられて、女子に会うのが怖くなって、毎日のように怯えて、皆んな戦ってるのに俺は陰で見守るだけ...。
そう思うと自分が情けなく思う。自分がどれだけ無力なのか、いつまで女性に怖がっているのか...。
龍騎「俺に、力があれば...。戦える勇気があれば...」
ーーー力ならある。
......え?
ーーー力なら既に持っている。ただ鎖に繋がったまま、自分で鎖を外そうとしないだけだ。
なんだよそれ...。それより誰だよ...お前...。
ーーー今はどうでも良い。...それよりお前はどうしたい?戦うのか、逃げるのか。
...俺は。
龍騎「あの...こあ、さん」
こあ「は、はい」
龍騎「...頼みがあります」
フラン「...ツマンナイ、ツマンナイヨ」
帽子の少女「...昔より能力が強くなってる」
紫の魔法使い「全く、とんでもない子よ...」
銀髪のメイド(どうする?このままだとお嬢様方の体力がなくなるのも時間の問題...、どうしたら...)
霊夢「こんなに攻めても息一つ切れないなんて...」
魔理沙「今回ばかりはヤバいな...ん?」
全員が疲れきっている状態で魔理沙はあるものを見た。それは...。
龍騎「こあさん!今だ!」
こあ「行きます!」
こあが龍騎の背中に抱きついて空を飛んでいた。龍騎が今だ、と言うとこあは龍騎をフランに向けて投げ飛ばした。
フラン「!?」
龍騎「いっけぇぇぇぇ!!」
そのまま龍騎はフランの羽を掴んで地面に向けて体重をかける。そのまま龍騎とフランは地面に落下した。
帽子の少女「なっ...!?」
銀髪のメイド「!?」
紫の魔法使い「なんて命知らずな...」
霊夢「龍騎!?」
魔理沙「あの馬鹿!」
帽子の少女と銀髪のメイドは龍騎の行動に驚愕し、紫の魔法使いは予想外の展開に頭を抱え、霊夢と魔理沙は落下した所に近寄る。
龍騎「いってて...、なんとか上手くいったみたいだな」
霊夢「何が上手くいったよ!貴方どんな神経してんのよ!」
龍騎「...それはこっちのせりh」
霊夢「あ?」
龍騎「ヒエッ!?ごめんなさい許してくださいマジ勘弁してください」
霊夢の圧にビビった俺は謝りながら土下座する。俺頑張ったのに...。
フラン「...ハハッ、オニイサンヤットヤルキニナッタ?」
フランは笑いながら立ち上がる。子供は風の子元気な子とは聞くけどさ、元気ありすぎじゃね?毎日元気100%なわけ?
そんな事思いながら俺は立ち上がる。
そして、フランとの
いかがでしたか?
気がついたら3000文字を超えていました...。
次回、フランと決着です。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。