東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

第六十二話です。

それではどうぞ。


第六十二話 下らない理由でも喧嘩はダメ(前編)

龍騎「......」

 

?「......どうか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうか暫く匿って欲しいのだ!」

 

龍騎「えぇ...(困惑)」

 

朝からとんでもない事が起きた(小並感)理由は数分前、寝てる時にバンバンと玄関を叩く音が鳴ったら見覚えのない女の子か居た。

 

そして冒頭に至る。......説明必要だったか?

 

?「怪しい者ではあるが一日だけで良いんじゃ!泊まらせてくれ!」

 

龍騎「尚更無理ですお帰りください」

 

?「頼む!!かれこれ何日も食べてないしお風呂にも入ってないんじゃ!」

 

龍騎「......他に行く宛は?」

 

?「ない!」

 

龍騎「尚更無理ですお帰りください」

 

そう言って俺は扉を閉じようとするが少女はそれを阻止する。

 

?「お願いじゃ!!もう頼れるのはお主しかおらんのじゃ!!」

 

龍騎「いやだからって無理だから。知らない人の家に行っては駄目って昔から言われてるから」

 

?「うぅ.....、そんな殺生な......」ウルウル

 

いや、涙目で見られても....。

 

龍騎「......はぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「ガツガツ......、ムシャムシャ......」

 

結局入れてしまった...。いやだってあんな目で訴えられた仕方ないじゃん。それに断ったとしても他所でも同じ事を繰り返す為近所迷惑だ。

 

龍騎「そんなに慌てなくても......」

 

?「ゲホッ......、ご馳走様」

 

ゲップするなよはしたない。

 

?「助けてくれて感謝するぞ!我は物部 布都《もののべの ふと》と申す!」

 

龍騎「霧影龍騎だ、んで?どうして野垂れてた訳?」

 

布都「うむ、実は事情があってな......」

 

そう言って布都は目を瞑り、事の出来事を語り出した。

 

 

 

 

 

〜回想〜

 

我が住んでる神霊廟(しんれいびょう)には三人で過ごしていたのだ。

 

そんなある日、我は一日の楽しみでもあるおやつの大福が何と無くなっていたのだ!!

 

我は二人に聞いてみたが、誰も食べてないし知らないと言ったのだ。

 

そして途中から入ってきたエ〇仙人とキョンシーが現れて、事情を話したら、

 

エ◯仙人「あら、それならこの娘が食べてしまいましたわ」

 

キョンシー「わはー」

 

布都「....................................................、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野郎ぶっ殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

其処からエ〇仙人と弾幕勝負になり、神霊廟にも被害が出てしまったのだ。

 

お陰で我らは寝る所が無くなってしまい、現在は復旧作業中じゃ。

 

そしたら、全責任を持って我だけが野宿しろと言うのだぞ!?他は宿で泊まってるのに!?おかしいでは無いか!此処まで来たら我も仲間に入れるべきではないか!

 

 

 

〜回想終了〜

 

 

布都「そして何処か泊めてくれる家をあちこち探し回っておったのだ」

 

龍騎「理由しょーもなっ!?」

 

いやいやいや幾ら好物の大福食われただけで内容がくっだらないんだけど!?食べ物の恨みは恐ろしいのは知ってたけど限度があるぞ!?

 

龍騎「......これから如何するの?」

 

布都「神霊廟が復旧作業が終わるまで暫くは動けん。完了次第置いてはくれぬだろうか?」

 

いや同居人探せよ。あと仙人とキョンシーに謝れよ。

 

龍騎「...だったらその神霊廟?の偉い人に会って話せよ。お互い悪いことたんだから謝るのが礼儀だろ」

 

布都「むぅ......、ならそれで...」

 

何で残念そうな顔してんだよ、まさか長居するつもりだったの?

 

直子「あ、龍騎さん。おはようございます」

 

龍騎「あ、どうも」

 

直子さんがリビングにやってくると、貴重品を持って玄関に向かっていく。今日は直子さんの人形の身体のメンテナンスの為、アリスの元へ向かうのだ。ちなみに紫苑が付き添いで行くらしい。すると朝風呂で上がった女苑がやって来た。下着姿で......。

 

女苑「ふぅ〜、あ、そういや今日だったわね」

 

直子「はい、それでは行って来ますね」

 

龍騎「お気をつけて、あと紫苑の事頼みます」

 

そう言って直子さんはリビングへ出て行くと、布都は不思議そうな顔で訪ねて来た。

 

布都「あの直子殿は一体何者なのだ?」

 

龍騎「ん?地縛霊だけど?」

 

布都「......へっ?」

 

女苑「今の直子は人形に憑依してるから人間にそっくりな姿だけど、本当は数年前に死んだ幽霊だよ」

 

布都「なんと!?」

 

布都は驚くと顎に手を当てて考え始めた。何考えてんだ?

 

布都「お主.....、もしや尸解仙じゃな!!」

 

龍騎・女苑((尸解仙...?))

 

何言ってんだこいつ...?ってか尸解仙ってなんぞや?

 

布都「お主が尸解仙なら...、風水も操れるのか!?」

 

龍騎・女苑((...なわけねーだろ))

 

布都「まさか人間にも風水が操れるとは...!我と共に神霊廟で風水を極めようぞ!」

 

龍騎・女苑((...なわけねーだろ!!))(リピート)

 

いやこいつマジで何言ってんの?尸解仙やら風水やら訳の分からない事を...、俗に言う宗教勧誘って奴か?

 

女苑「...する訳ないでしょ。私達に何のメリットがあるのよ」

 

龍騎「何だかんだ言ってこの家の空間が気に入ってるとか?」

 

冗談混じりに行ってみる。流石にこの家に入り込んで直ぐに馴染む訳......。

 

布都「心まで読めるのか!?お主、本当に人間か!?」

 

龍騎・女苑((それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?))

 

布都「...っ!そうか!分かったぞ!」

 

龍騎・女苑((何だ?次は何を言い出すんだ!?))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

布都「お主、もしや妖術を操ってあのキョンシーを操っておったな!!」

 

龍騎・女苑「「どうしてそうなるんだよ!!」」

 

それから、俺達は布都の家族を探す事になった。手当たり次第宿屋に聞き込みをしては皆んなで考える、それの連続だ。と言っても幻想郷の宿屋は多くないので、そこまで時間は掛からなかったが分かった事は『豊聡耳 神子《とよさとみみの みこ》』と『蘇我 屠自古《そがの とじこ》』しか情報は得られなかった。

 

布都「むぅ...、一体何処に居られるのだろうか...」

 

龍騎「せめて次の移動場所さえ分かればなぁ......」

 

俺達は人里を歩きながら考えていた。マジで何処へ行ったのやら......。

 

布都「...こうなったら、命蓮寺に行くしかあるまい」

 

何故命蓮寺なのか分からんが、心当たりがありそうなので布都に着いて行く事にした。そして命蓮寺についたら丁度聖さんが居たので許可を得て中へ入る事に。そしたら、

 

布都「!?太子様!屠自古!」

 

太子様「布都!?」

 

屠自古?「おまっ!?何で此処に!?」

 

布都が謎の女性を見つけると、一目散に走り出した。俺は慌てて着いて行く。

 

布都「い、一体何処へ居られたのですか!?探しましまたぞ!?」

 

屠自古?「そう言うお前こそ何で此処に居るんだよ!ってかこの男は誰?」

 

龍騎「...霧影龍騎、こいつからは事情は聞いている」

 

太子様「そうでしたか、私は豊聡耳神子と申します。うちの布都がご迷惑をお掛けしました」

 

屠自古?「蘇我屠自古だ」

 

龍騎「......取り敢えず、詳しく話しを聞いても?」

 

神子「は、はい」

 

それから神子さんから色々と話してくれた。7割は布都の言う通り、好物の大福を食われて激怒し、神霊廟を燃やしてしまったらしい。残りの3割は...、

 

神子「実は火事になる前に、大切にしていた壺が割れてしまって...、私もカッとなって......」

 

女苑「あー...」

 

分かる、その気持ち。その内容に似た喧嘩うちでもやったからなぁ......。

 

龍騎「ま、まぁこれでお相子って事で...」

 

神子「そうですね...、布都、本当にごめんなさい。全て貴女だけの所為ではないわ」

 

布都「太子様......」

 

屠自古「これで一件落着だな」

 

ふぅ、長引くかと思ったけど結構早く終わったな。それはそれで有難いけど。

 

神子「龍騎さんもご迷惑をお掛けしてすみませんでした」

 

龍騎「いえいえ、お気になさらず......。仲違いして欲しく無かったので」

 

神子「......あの、一つよろしいでしょうか?」

 

龍騎「何でしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神子「一度...、私と手合わせお願い出来ませんか?」

 

龍騎「.........................................ゑ?( ゚д゚)?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいやいや.........、

 

いやいやいやいや.........、

 

いやいやいやいやいや.........、

 

龍騎「どうしてそうなるんだよ!!

 

何なの!?幻想郷の住民はポ〇モ〇みたいに出会ったらバトルしようぜ!って感じなの!?ってかそもそも何で俺!?

 

布都「た、太子様!?」

 

屠自古「どう言う風の吹き回しですか?」

 

神子「そのままの意味です。私は彼と手合わせをしたい、それだけです」

 

女苑「何で手合わせしたいと?」

 

神子「私も貴方の事を耳にしたのですよ。何でも面白い魔法が使えるとか」

 

龍騎「面白い魔法....?」

 

俺の魔法ってそんなに面白いか?属性を操る能力が珍しいとかでは無く?

 

神子「それで、どうでしょうか?お受けしますか?」

 

龍騎「............やっても良いですけど、俺に何のメリットがあるんですか?」

 

神子「見返りが欲しい、と?」

 

龍騎「そんなんじゃありません。ただ、この決闘は貴女の自己満足、無理矢理付き合わせてる俺には意味がありません」

 

神子「そうでも無いですよ。私はこう見えて仙人ですから、これから先いろんな種族と戦って行く者には良い経験が出来るかと」

 

成る程ねぇ......、確かに悪くないな。

 

龍騎「良いですよ、受けて立ちます」

 

神子「ありがとうございます。では後ほど此処で集まりましょう」

 

龍騎「.........え?これからやるの?今日?明日とかじゃ無くて?」

 

神子「えぇ、明日には神霊廟は直ってると思うので」

 

それ大丈夫なの?酷くこざっぱりしてないよね?ちょっとだけでの振動で倒れてこないよね?柱ゆるゆるじゃないよね?

 

龍騎「......なら、後ほど」

 

そう言って俺は命蓮寺を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

布都「まさか太子様があんな事を言い出すとは.....」

 

屠自古「私だってビックリだったぞ?普段はあんな事言わないのに」

 

俺達はお茶を飲んで一服していた。何故か着いて来た布都と屠自古。屠自古の足が大根になっていたのは家に着いてからだ。

 

龍騎「ちなみに、神子さんって強いの?」

 

屠自古「普通の人間だったら、一撃で終わるな」

 

龍騎「オワッタァ!!(某世紀末アニメ風)」

 

聞きたく無かった情報をありがとうございます。行く前に遺言書書いて行こ...。

 

紫苑「ただいま〜」

 

直子「ただいま戻りました」

 

丁度二人が帰ってきた。紫苑の手には紙袋を持っていた。

 

紫苑「はいこれ、苺大福」

 

どうやら紙袋の中は苺大福のようだ。

 

布都「おぉー!感謝するぞ紫苑殿!!」

 

屠自古「全くお前は本当に大福には目が無いなぁ......」

 

女苑「ってか何で幽霊の状態になってるの?」

 

龍騎「え?...あ、本当だ」

 

直子「実は少しトラブルが発生しまして......、明日まではこの状態なんです」

 

龍騎「そうですか」

 

まぁトラブルがあったなら仕方ないな。

 

屠自古「あーーーーーーーーーーーーーー!」

 

龍騎・女苑「「!?」」

 

突然、屠自古が叫び出した。それと同時に俺と女苑は身体をビクッと跳ねた。まさか......、またなのか!?

 

屠自古「お、お前は......、お前は.........!」

 

龍騎・女苑((おいおい、お前まで何を言い出すんだ!?))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屠自古「お前は数年前に居酒屋で出会った直子じゃねぇか!!

 

直子「.................え?..................あ、もしかして屠自古ちゃん?」

 

龍騎・女苑「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??どう言う関係ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」」

 

それから二人の出会いを三時間掛けて聞いてしまった。

 

 

 

 

神子「............遅い」




いかがでしたか?

久しぶりの前半後半で分けてみました。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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