東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

第六十六話です。誰かシリアスの書き方教えて下さい...。

......それではどうぞ。


第六十六話 集合会議

 

謎のラ◯ュ◯もどきが現れた直後、俺達は紫さんを介抱しながら今後について話し合っていた。ありゃどう見ても宣戦布告だよな......。

 

魔理沙「.....なぁ、さっきの連中知ってるか?」

 

霊夢「知る訳無いでしょ...、何よ鬼神龍って...」

 

早苗「しかも一度幻想郷に来たことがあるって言ってましたよね?」

 

龍騎「それも俺達が生まれる前にな...」

 

紫「...............」

 

皆んなで話し合う中、紫さんはまだ落ち込んでいた。紫さんなら何か知ってる筈だ......、しかし今の状態で聞くとなると紫さんが更に辛くなる可能性がある...。

 

紫「........ごめんなさい、私は此処で失礼するわ」

 

霊夢「紫?」

 

紫「詳しい事は後で必ず話すわ...。霊夢、いつでも戦える準備だけはしておきなさい...」

 

そう言って紫さんはスキマを開いて中に入ってしまった。

 

霊夢「紫......」

 

魔理沙「あんな顔をした紫を見たのは初めてだな...」

 

早苗「やはり、紫様なら知ってるって事ですよね?」

 

龍騎「.........おい文、居るのは分かってんだよ。出て来いよ」

 

文「あやや、やはりバレましたか......」

 

そう言って文が鳥居の裏から現れた。文もあまり良い顔をしていない...、無理に笑顔を作っているのがバレバレである。

 

霊夢「...何しに来たのよ」

 

龍騎「待て霊夢、.........文、お前なら知ってるんだろ?さっきの連中を」

 

文「...............」

 

魔理沙「なぁ何でそんなに言いたくないんだよ?そんなにヤバい連中なのか?あの鬼神龍って奴等は?」

 

文「.........ごめんなさい、私からは何も言えません...」

 

「「「「は?」」」」

 

文から言えない?どう言う事だ?

 

文「......あの紫様からこの事は若い者には伝えるな、と言われているので......」

 

口止めされてるって事か......。紫さんだけでなく文まで怯えてる...。それってつまり、

 

龍騎「幻想郷が滅ぼす事が出来る奴等だな?その鬼神龍って奴等は」

 

文「......っ」

 

文の表情が一瞬変わった...。これは正解と言っても良いな......。

 

早苗「ど、どう言う事なの?りゅーくん?」

 

龍騎「ちょっと頭を捻れば簡単な話しさ。文だけで無く紫さんまでも怖がらせる連中、そして紫さんが文以外の妖怪達にも口止めされる程隠したかった...。そして奴等は...、俺と早苗が生まれる年に幻想郷に攻めてきた。つまり、丁度俺達の世代の若者が知ったら死を覚悟しないといけなくなるって事になる」

 

魔理沙「ちょっと待てよ、私達はついさっき鬼神龍を知ったんだぜ?何で死を覚悟しないといけないんだ?」

 

龍騎「さっきの発言を思い返してみろ、奴等は一度此処に攻めて来た。でも奇跡的に幻想郷は助かった。結論からすれば鬼神龍を退ける事が出来た。そして今日、そのリベンジの為に宣戦布告して来たんだろう......」

 

霊夢「......それって異変ってレベルじゃないわよ!?戦争どころか大戦争よ!?」

 

龍騎「だからそれを経験した紫さんや文が怯えたんだよ。トラウマとしてな....,」

 

魔理沙「じゃ、じゃあ.........、このままだと幻想郷は...........」

 

龍騎「大戦争を超えた戦いが始まるって事だな......」

 

霊夢「......!」

 

魔理沙「なっ!?」

 

早苗「!」

 

文「.........」

 

三人が青ざめる中、文は微動だにしない...。もうどうしようも無いって事か......。

 

文「.................何で」

 

龍騎「ん?」

 

文「何で.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でそんなに冷静に居られるんですか?」

 

龍騎「...え?」

 

文の発言に耳を疑った。俺が...、冷静?

 

文「確かに鬼神龍は恐ろしい一族です...、其処は認めます。龍騎さんが言っていたのも大方合ってます。でも何で冷静なんですか!?霊夢さんや魔理沙さん、早苗さんだって青ざめてるのに龍騎さんは何一つ変化してない!表情も何一つ変わってない!どうしてですか!?」

 

龍騎「いやそんな事言われても......」

 

確かに.........、緊急事態だって時に妙に落ち着いている...。落ち着いているところか何だこの昂りは...?身体がゾクゾクして血が騒ごうとしている...。

 

龍騎(何で俺、こんなに熱くなりかけているんだ......?気のせいかワクワクしてる感じが......)

 

そうと分かると謎の恐怖心が襲いかかる。両手で両腕を強く握りしめ、ブルブルと震え始める。

 

分からない......、分かりたくても分かろうとしない........、いや、分かりたくないのかもしれない.........。

 

俺は.........、知ってないけないものを知ろうとしてるのか.........?

 

すると身体の力は抜けて地面に膝をつく。

 

龍騎「あ、ぁぁ.........」

 

霊夢「龍騎!」

 

早苗「りゅーくん!」

 

魔理沙「おい!大丈夫か!?」

 

俺が震え始めると三人が近づいて来た。霊夢と早苗に支えられながら立ち上がるとゆっくりと深呼吸する。

 

龍騎「...すまん、取り乱した.......」

 

文「.....すみません、此方も感情的になってました........」

 

龍騎「...もう良い、取り敢えず俺達は出来る事をしよう...」

 

魔理沙「出来る事って何だよ......」

 

龍騎「俺達が足りないのは情報だ。幻想郷を回りまくって手当たり次第情報を得るんだ」

 

文「無駄ですよ、皆んな紫様に口止めされてます」

 

龍騎「やって見なければ分からん、俺は地下に向かう」

 

霊夢「私は天界に行ってみるわ」

 

魔理沙「なら私は紅魔館に行ってみるぜ!」

 

早苗「私は加奈子様と諏訪子様に聞いてみます」

 

それぞれの目的地を決めると、俺達は小さく頷いた。

 

龍騎「...どちらにしろ戦いは避けられない.........。もう覚悟を決めるしか無い......」

 

霊夢「そうね.........」

 

魔理沙「.....よし、後で博麗神社(此処)で落ち合うぞ」

 

早苗「分かりました」

 

龍騎「よし、行動を開始するぞ。でも気をつけろよ、もしかしたら奴等の一人や二人は何処かに潜んでるかもしれないからな」

 

霊夢「えぇ」

 

魔理沙「おう!」

 

早苗「うん!」

 

そう言って四人は別れてそれぞれの目的地へと向かった。取り残された文は黙って俺達を見ていた。

 

文「どうして......、そんな事するんでしょうか...,,.,。無駄だって分かっているのに............」

 

そう言って膝をつく文は泣き始めた。その事に俺達は当然知らなかった...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜???・飲み屋〜

 

此処はとある飲み屋、昼間にも関わらず満席になる程繁盛していた。其処には私服姿のメイド姉妹、シアとラナが酒を飲みながら待ち人を待っていた。

 

男「よう、待たせたな」

 

すると一人の男性が現れ席に座る。

 

男「どうしたんだよ、いきなり呼び出しておいて」

 

シア「突然お呼びして申し訳ありません。貴方に教えて欲しい事があるのです」

 

ラナ「..........」

 

男「......話してみろ」

 

シア「貴方の空間移動魔法で私達を幻想郷に連れて行って欲しいのです」

 

男「はぁ!?」

 

男が勢い良く立ち上がると騒がしかった飲み屋の空間が静寂に包まれた。男は慌てて席に座ると二人の顔を近づけて小声で返事をする。

 

男「幻想郷って、三ヶ月後に攻める異世界だろ?何で其処に行くんだよ?まさか陛下の命令で偵察か?」

 

シア「違います」

 

男「...じゃあ何の目的だよ」

 

ラナ「ザラ!お願い!力を貸して!」

 

ザラ「だから目的を知りたいって言ってるだろ、少し落ち着けよ」

 

ラナが言った男、ザラそう言っていつ頼んだのか分からないが、テーブルの上に置かれたジャッキを飲み始める。

 

ラナ「......貴方、幻想郷に一度行ったんでしょ?」

 

ザラ「陛下の命令でな...、ある人物の調査とデータ採取の為にな。それがどうした?」

 

シア「私達はその方に会わなくてはなりません...、これは一刻を争う事なのです」

 

ザラ「どうしてだ?幻想郷が手に入れば俺達は新しい土地として住めるんだぜ?」

 

ラナ「そうじゃないの...、土地なんて要らない。私は皆んなが平和に暮らせる事が出来るようにしたいの...」

 

ザラ「?今も十分平和じゃねぇか」

 

ラナ「戦闘派の貴方ならそうかもしれない、でも非戦闘派の私達はどうなの?これが平和だって言いたいの!?」

 

ザラ「ラナ、いくら戦いたくないからって無理な話しにきまってるだろ?()()()()()、知らない訳じゃねぇだろ?」

 

ラナ「そんなの大嘘よ!所詮は昔の噂話しじゃない!」

 

ザラ「ならお前は成人した時に()()()()は起きたのか?確かお前あれを抑える為に薬打ったんだよな?」

 

ラナ「っ!」

 

ザラ「要は戦いたくないからあの現象にビビって予防したんだろ?だからお前等はメイドって身分の奴隷扱いされるんだよ」

 

ラナ「ザラ!」

 

シア「お止めなさいラナ」

 

ザラの発言にラナは胸倉を掴もうとするがシアに止められた。ザラは飲み干したジャッキをテーブルの上に置くと腕を組んで話しを続ける。

 

ザラ「今更幻想郷に行ったって無駄だぜ?ついさっき宣戦布告して来たんだからな」

 

シア「宣戦布告!?」

 

ラナ「それ本当なの!?」

 

ザラ「ああ、だからもう幻想郷の民共は終わりだぜ。今回ばかりはマジで潰しに掛かるからな」

 

ラナ「そんな.........」

 

シア「...............」

 

ザラの言葉に俯くラナ。

 

ラナ「じゃあ、もう駄目なの......?また駆り出されるの?」

 

シア「......,,.,まだ、可能性はあります」

 

ラナ「...え?」

 

ザラ「それは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シア「あの方が鬼神龍に覚醒すれば、希望はあります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜幻想郷・八雲邸〜

 

紫「.........皆んな、集まったわね?」

 

加奈子「ああ」

 

幽々子「居るわよ〜」

 

永琳「欠席者は居ないみたいね」

 

白蓮「今回は欠席する訳にはいきませんからね」

 

レミリア「まぁ今回は、ね.........」

 

八雲邸では紫を始め、加奈子、幽々子、永琳、白蓮、レミリアが集まっていた。

 

紫「皆んなも知ってる通り、奴等が来るわ......」

 

加奈子「そんな事言っていたな....。諦めの悪い一族だ」

 

レミリア「どう考えても本格的に潰しに来るわよ?あいつ等は、此方も本気でやらないと冗談抜きで死ぬわよ?」

 

白蓮「どうしても戦いは避けられないのですね......」

 

紫「白蓮、気持ちは分かるわ...。でも気づいているでしょ?奴等との和解は無理だって事を」

 

白蓮「..........」

 

永琳「......所で紫」

 

紫「.........何かしら」

 

永琳「彼には...、例の事話したの?」

 

紫「...............」

 

永琳「.................そう」

 

幽々子「?何の話し?」

 

永琳「此方の事情よ、気にしないで頂戴」

 

レミリア(何故かしら...、彼って聞いた時龍騎が思い浮かんだ......。仮に龍騎がその例の話しをしたとすると.........)

 

幽々子(紫......、何か隠してるわね............)

 

加奈子「..........それで、これからの事だが.....」

 

紫「...確実に奴等と戦う事になるわ。戦争は免れない...........」

 

白蓮「そうなりますね........」

 

永琳「月にはもうこの事は伝えてあるわ、いざとなったら応援を呼べるようになってるわ」

 

レミリア「随分と準備が良いのね」

 

永琳「前回の反省を活かしたまでよ」

 

紫「感謝するわ...。兎に角、奴等は三ヶ月後にやって来る、幻想郷の為に力を貸して頂戴」

 

そう言って紫は頭を下げた。

 

レミリア「............貴女が其処までする必要は無いわ」

 

加奈子「元よりそのつもりだ。(あくまでも早苗と龍騎を添い遂げる為にな)」

 

幽々子「紫、私達の仲じゃない。こういう時こそ頼って良いものなのよ。(妖夢と龍騎くんをくっつける為にもね)」

 

白蓮「そうですよ、こんな時こそ力を合わせるのです(前に龍騎さんと椛さんが来た時に見せた笑顔、私達が守らねば!)」

 

レミリア「私だって忘れてた訳じゃないもの。今度こそケリを付けましょう(咲夜が龍騎をものにする為にくたばる訳にはいかないもの)」

 

紫「.........ありがとう。皆んな...、感謝するわ......」ポロボロ

 

紫の目から大粒の涙が出てきた。涙を拭い、パチンと強く顔に平手打ちをするといつもの紫に戻った。

 

紫「このまま迎え打っては確実に負けるわ...。兎に角、鬼神龍に向けて対策を練りましょう......」

 

それから数時間に及ぶ大会議が行われた。しかし、これと言った案は浮かぶ事は無く、今回の集合会議は終了した。しかし、紫には()()()が残っていた。

 

紫(最悪、これを使えば何とかなるかもしれない.........。ごめんなさい、もしかしたら貴女との約束を破ってしまうかもしれないわ.........)

 

そう心の中で呟いた紫の手には、一つの巻物があった......。




いかがでしたか?

シリアスってこんな感じで良いのかどうか正直良く分かりませんが楽しんで貰えると有難いです。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)

  • 次回で締めよう!映画風にな!
  • 二つに分けよう!TVアニメ風にな!
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