第七十三話です。
それではどうぞ。
地獄の訓練から約二ヶ月が経とうとしていた日、俺達は確実に強くなっていた。理由としては俺は勿論、霊夢や魔理沙達も神の力を感じ取れるようになってきたからだ。
主な訓練内容は、『神の力を習得、そのコントロールする事』そして『神の力と能力、スペルカードに適合する為の訓練』である。
たった二つの事しかやってないが簡単な事じゃない。神の力を得てもコントロール出来なければ意味は無いし、神の力を使ってのスペルカードを使用は身を滅ぼす可能性もある。なので皆んな時間を掛けて慎重に訓練を受けていた。
最初の頃とは皆んな弱音を吐く事は無くなり、逆に皆んな強くなってきてる事に自信がついたようだ。
それは勿論俺もだ。皆んなより少し遅れを取ったが今は皆んなと同じ所まで来ていた。のだが.........。
龍騎「...................」
朝目覚めたら胸に見覚えのあるエベレストがあった。
ま た か (´・ω・)
もう驚かない俺は成長したって事で良いよね?
龍騎「はあぁ〜〜......(クソデカ溜め息)」
もうどうなってんの俺の能力......。
〜八雲邸・大広間〜
龍騎「はあぁ〜〜......(二度のクソデカ溜め息)」
霊夢「溜め息吐いたってしょうがないでしょ?なっちゃったもんはなっちゃったんだから」
龍騎「他人事のように言ってるけどこの状態だと何も出来ないからね?能力は使えないし、魔力も使えない、デメリットだらけだよ」
溜め息が止まらない中、俺は皆んなと一緒に朝食を取っていた。今日どうするんだよ...、訓練は無理なのかな......。
早苗「でもりゅーくんの能力にそんな仕組みになっていたんだね。知らなかったよ」
龍騎「まぁ初めてなったのが月に行った時だからな」
永琳「原因は分かってるのかしら?」
龍騎「能力の過剰使用によるペナルティです、昨日は能力の訓練を受けていたので」
シア「本日も能力強化の訓練の予定ですが、そのお姿だと流石に無理がありそうですね」
紫「龍騎、今日の訓練は休みなさい。下手にやったら先延ばしして決戦に間に合わないかもしれないわ」
龍騎「そうさせていただきます......」
魔理沙「なんだよ、羨ましいなぁ」
龍騎「お前は今回の訓練で心も鍛え直せ」
何だと!?と怒る魔理沙を無視して白米を口に運ぶ。うん、やっぱ朝飯に米は最高だな、パン派だけど。
魔理沙「ちっ!だったらお前のその垂れ下がった胸を寄越せ!」
そう言って俺の胸を掴もうとする魔理沙、ちょ、馬鹿じゃないの!?
龍騎「上げられるものなら上げてぇよ、最初の頃は慌ててたけど慣れちゃうともう邪魔で邪魔で仕方ない。それに俺は男だからこんな気持ちは良く分からん」
魔理沙「............え?くれるの?」
おい何だよ最初の間は、一瞬迷ったろ。
魔理沙「...................ありがとう」
そう言って俺に肩を叩き、半泣きする魔理沙。いやありがとうってなんだよ!?マジで貰う気!?
「魔理沙ーー、居るなら返事してくれーー」
すると男性の声が聞こえた。声からすると......、霖之助さんか?
魔理沙「もう着いたのか?意外と早かったな」
龍騎「何を頼んだんだ?」
魔理沙「ああ、八卦炉を改造して貰ったんだぜ。今まで使ってた八卦炉じゃ多分保たないと思ってな」
龍騎「ふーん、良く考えたな」
魔理沙「お前の言う通り『二手三手先を読んだ』だけだぜ!」
魔理沙も成長してるんだな......、頭だけでなく胸までも成長してほしいものだ。
魔理沙「おい今失礼な事考えなかったか?」
龍騎「ソ、ソンナワケナイジャナイデスカヤダー」
何で分かるんだよ!?いつ読心術覚えたんだよ!?そんな事思ってたら大広間の襖が開かれ、霖之助さんが入ってきた。
霖之助「おや、食事中だったのか。お邪魔したね」
魔理沙「よう香霖!気にする事はないぜ!」
気にしろよがさつ、だから乙女のおの字も無いんだよ。そう心でツッコむと霖之助が魔理沙に渡したのは小さなおもちゃのような鉄砲だった。
霖之助「魔理沙専用に使った『八卦炉・神式』今までの八卦炉とは違って火力は勿論、耐久性もパワーアップしてるから神の力を使っても問題はないと思うよ」
龍騎「凄ぇ、霖之助さんが作ったんですよね?」
霖之助「まぁね、ところで君は誰?」
え?まさか気づいていないのか?
龍騎「俺ですよ、霧影龍騎です。能力の使い過ぎで今女になってるんです」
霖之助「」パリンッ(⇦眼鏡が割れる音)
ゑゑゑ!?何で眼鏡が割れたの!?どう言う仕組み!?
龍騎「ちょ、霖之助さん!?戻って来て!聞こえます!?」
霖之助「はっ!ごめんごめん、少しショックを受けていたよ......」
ショック受けただけで眼鏡が割れる事ってある!?ってかそんな奴居る!?居ねぇよな!?また眼鏡潰すぞ!(マ◯キー風)
龍騎「あ、だったら俺にも何か射撃用の武器作って下さいよ」
霖之助「え?」
霊夢「いや何で?」
龍騎「もしこの状態がまだ続いたら戦力外だからな、剣や能力を使わなくても戦えるようにしたいからな」
最悪だが、この状態が続いたらマジで戦力外だ。幾ら鬼神龍な俺でも足を引っ張る事は間違い。弾幕もまともに打てなくても拳銃とかだったら何とかなるかもしれない。
龍騎「という訳で霖之助さん、お願いできます?」
霖之助「.........」
龍騎「.........霖之助さん?」
霖之助「え?あ、な、何の話しかな?」
何だ話し聞いてないだけか、俺はむぅ、と口を尖らせて再度問い掛ける。
龍騎「俺用の射撃武器、作ってくれるかなー?」
霖之助「い、いいともー!」
何だろ......、なんかぎごちないような気がする。ってかさっきから俺の事目を逸らしまくってるけどまだ慣れていないのか?......それともネタが古いからか?
魔理沙「.....おい香霖」
霖之助「っ!?」
何かに勘付いたのか魔理沙は霖之助の肩を掴む。
魔理沙「まさかとは思うが......、今の龍騎の姿に......」
霖之助「な、何を言っているんだ君は!?何か勘違いしてないか!?僕が今の龍騎くんの姿に驚きを隠せてないだけであって決して魔理沙が思ってる事じゃ無いから!」
魔理沙「どの口が言うんだよ!龍騎が女になった瞬間眼鏡を割りやがって!胸か!?お前も胸がデカい方が良いのか!?」
霖之助「眼鏡が割れたのは僕の所為じゃない!それにそういうのは男にとってロマンだ!そうだろ龍騎くん!」
何俺まで巻き添えさせようとしてるんだこの人は......。
龍騎「正直、胸が大きかろうが小さかろうがどっちでも良いです。ぶっちゃけ興味ないんで」
霖之助「あれ!?君も年頃だからそういうのは意識しないのかい!?」
龍騎「何言ってんのこの人!?ってかさっきから変ですよ霖之助さん!」
今日に限って様子がおかしい霖之助さん。薬でもやっちまったか?その時魔理沙がやれやれと言わんばかりの溜め息を吐く。
魔理沙「香霖はな、女になった龍騎に.......」
霖之助「駄目だ魔理沙!これ以上は言っちゃ......!」
魔理沙「一目惚れしたんだとよ」
霖之助「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
龍騎「え?」
ごめん、先に霖之助さんが発狂した所為で全然聞き取れなかった......。多分俺以外の人も聞き取れてないと思うよ......。
魔理沙「けっ!お前がそんな奴だったとはな......、見損なったぜ」
霖之助「誤解だ!断じて違う!そもそもこういう事になったのは魔理沙じゃないか!」
魔理沙「私の所為にするな変態眼鏡!」
何か二人だけの空間になってる所為か何が何だか全く分からん......。それと霖之助さん、顔を隠しながらえびぞりになったりよく分からない動きしないでくれます?はっきり言ってキモいです」
霖之助「」ビクッ
何か急に動きが止まったぞ?どうした?ぎっくり腰か?
龍騎「......えぇーと、霖之助さん?」
霖之助「......頼む、今は僕の事は見ないでくれ」
駄目だこりゃ、ガキンチョみたいにいじけちゃってるよ。
龍騎「......こ、この騒動が終わったら外の世界へ行きません?『秋葉原』って街に今の俺みたいな格好をした人がうじゃうじゃ居ると思うんで」
俺は精一杯のフォローを微笑みながら言う。俺が出来る事は多分このぐらいだろう。
霖之助「いや、そう言う事じゃないんだ」
龍騎「え?」
「「「「「は?」」」」」
霖之助「あ」
んんー?気のせいなら良いんだけど...、今爆弾発言しなかった?
霖之助「...................................................................ちょっと来世でやり直してくるよ」
そう言って霖之助さんは襖を開けて物凄いスピードで逃げ出した。
魔理沙「おい待てやクソメガネ!さっきの言葉の真意を言ってから来世に逝けや!」
魔理沙が怒鳴り散らかすと、霖之助さんを追い掛ける。全く状況が読めない俺はただただ二人の姿が消えるのを見届けるしかなかった......。
〜地下・地霊殿〜
一方、地霊殿では黒騎が屋上で壁に寄り掛かりながら目を瞑っていた。
黒騎「.........」
小町「お前さんは地上に行かなくても良いのかい?」
黒騎「......何しに来た」
小町「地底・天界以外の奴等は皆んな鬼神龍の訓練を受けているみたいだけど、あんたは受けなくて良いのかい?」
黒騎「...必要ない。お前はどうなんだ?」
小町「あたいは自分の仕事があるからね、四季様も同じさ」
黒騎「.........」
さとり「黒騎さん、お茶は入りましたよ」
話しの途中でさとりがやって来る。
小町「おいおい、もう少しで決戦だってのに呑気だねぇ」
さとり「こういう時だからこそ、落ち着く必要があるのです。焦ってしまったらかえって命取り、だそうですよ」
小町「......誰に教えて貰ったんだい?」
さとり「本に書いてあった事を言っただけですよ。どうですか?貴女もご一緒に」
小町「......ちょっとだけなら」
黒騎「..........」
紫『......という訳なの。貴方も訓練受けてみない?』
黒騎『......誘って貰った事には感謝する、だか遠慮させて貰おう』
紫『!?』
黒騎『確かに鬼神龍に対抗するにはそれしか方法は無いだろう、俺も受けて損は無い筈だ』
紫『......何が言いたいの?』
黒騎『正直、興味がない。神の力を得ようが鬼神龍が強かろうがどうでも良い、俺はただ、俺を信じてくれる者の為に剣を振るうだけだ。それ以外の目的の為に動くつもりは無い』
紫『......なら、訓練は受けないって事で良いのね?』
黒騎『ああ』
紫『......でも、戦争には協力してくれるのよね?』
黒騎『俺の目的を果たす為だ、目の前に敵が立ちはだかるなら......、叩き斬るまでだ』
黒騎(俺の選択した答えに、後悔はない......。俺はただ目的を果たすまでだ......)
さとり「......?黒騎さん?」
黒騎「......直ぐに向かう」
さとりが心配して黒騎に声を掛けると、黒騎もさとりの後に着いて行く。
〜八雲邸・風呂場〜
龍騎「あ、あのー皆さん?これは一体どう言う事でしょうか?」
霊夢「何って、背中流してるだけよ?」
龍騎「いやそれは分かるんだよ?分かるんだけさ......」
早苗「もしかしてこういうのは嫌?」
龍騎「いや嫌いじゃないんだよ?寧ろ嬉しいんだよ?
でも皆んなと一緒に入る必要はあるの?」
俺は今、現在進行形で皆んなと大浴場に居ます......。理由としてはまたシアに背中流しを防ぐ為に一層の事皆んなで入れば何も怖くない!的な感じになってしまった。もう訳ワカメ.....。
紫「大丈夫よ♪別に悪戯する訳じゃないんだから♪」
え?悪戯する前提だったって事?流石に貞操の危機を感じるよ?
妖夢「痒い所はありませんか?」
咲夜「もしあったら直ぐに言ってください」
龍騎「大丈夫だよ、だからもう此処から出して?」
椛「ダメです♪」
現在目隠しをされながら風呂場でよくわからないプレイをされている俺氏。決してR-18の事では無いのでご安心を。出来れば早く元に戻りたいものだ.........。
......ってか決戦まで一週間も切ってるのにこんなんで大丈夫か?
決戦まであと...、3日。
いかがでしたか?
最後の決戦まであと3日と書いてありますが、ネタが無いので次回最終決戦です!
次回は最終決戦です!大事な事なので二回言いました!
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)
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次回で締めよう!映画風にな!
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二つに分けよう!TVアニメ風にな!