東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

今日に限って本日二本目です。

今回から戦争です。

それでは一発目どうぞ。


第七十四話 勃発、鬼神龍大戦

 

紫「......遂に、この時が来たわね」

 

龍騎「........」

 

霊夢「........」

 

魔理沙「.........」

 

咲夜「.........」

 

早苗「.........」

 

妖夢「.........」

 

椛「.........」

 

「「「「「............」」」」」

 

八雲邸の庭で俺達は紫さんの作戦を聞いていた。

 

遂に来てしまった......、鬼神龍との決戦が......。

 

ちなみにこの場に居ない地下、天界の住民達は紫さんのスキマ利用して声が聞こえるようになっている。まぁ糸電話的なやつだ。ちなみに非戦闘派の鬼神龍達は人里の住民達を避難させている。勿論、俺が演説したロンドンの街並みみたいな所にだ。

 

紫「作戦を説明するわ。まず奴等は......、戦闘派の鬼神龍は三ヶ月前に来た要塞のような物が空から現れるわ。恐らく其処から地上に向かってくるでしょう...。奴等の目的はあくまでも地上、地下や天界、冥界なんてオマケ程度でしょうね。なので地上を強く固める事にするわ、それに非戦闘派の鬼神龍全員が此方に付いているから戦闘派の鬼神龍の数も少なくなっている筈よ。でも気をつけてほしいのは戦闘派の鬼神龍には、龍騎と戦った実力者が居るって事よ」

 

龍騎「っ!それは本当ですか?」

 

紫「えぇ、鬼神龍は戦闘能力に恵まれてるとはいえ、全員がそういう訳じゃないのよ。中でも、龍騎と戦った鬼神龍と同じ実力者があと三人居るのよ」

 

霊夢「.........」

 

紫さんの言葉に霊夢の方を向くと、歯をくいしばるように唇を強く噛み、握り拳を作っていた。

 

龍騎「.........落ち着け、此処で怒っても意味がない」ボソッ

 

霊夢「分かってるわ......」ボソッ

 

黒騎「......ならその実力者の数はあと三人だ」

 

 

「「「「「え?」」」」」

 

 

黒騎が地底からスキマを使って、謎の言葉を言うと全員が固まってしまった。

 

紫「ど、どういう事?」

 

黒騎「その言葉通りだ、あの鬼神龍は俺が仕留めた」

 

龍騎「何!?」

 

魔理沙「ど、どうやって!?証拠はあるのかよ!?」

 

黒騎「証拠ならある。八雲紫、此方へ来い」

 

そう言って紫さんは地底に繋いでるスキマに顔を覗かせると、『なっ!?』と驚いた声をして元の位置へ戻った。

 

紫「......今地底に顔を出したら......、龍騎と戦った鬼神龍の死体を確認したわ」

 

 

「「「「「え!?」」」」」

 

 

奴の死体を......!?本当なのか!?じゃあ月に長く滞在してたのはあの鬼神龍を倒せる程の力を身に付ける為!?

 

龍騎「......黒騎、地下から地上に着くのにどれぐらい掛かる?」

 

黒騎「......邪魔が無ければ、十分も掛かるか掛からないぐらいだな」

 

龍騎「.......もし地下から奴等が攻めてきたとして、倒したら直ぐに地上へ来てくれ」

 

黒騎「.........何故だ」

 

龍騎「恐らく奴等の親玉はラ◯ュ◯もどきの中に居る筈だ。多分自分から出てくるとは思えない」

 

黒騎「......そういう事か。了解した」

 

よし、多分黒騎が来てくれれば地上は何とかなりそうだ。問題は天界だ、あそこには天人達が居ても依神姉妹と直子さんが居る......。

 

 

 

 

〜数分前〜

 

龍騎『お前達は天界に行って、直子さんを守ってやってくれ』

 

紫苑『それは良いんだけど...、何で天界?』

 

龍騎『地上、地下、天界のうち、天界が一番狙われづらい所だからだ。地上がメインに攻めて来るけど、天界も攻めて来ないとは限らない。冥界も入り口を閉じちまったからもう行っても入れないしな、それに鬼神龍の攻撃はもしかしたら直子さんに効くかもしれない』

 

女苑『どういう事!?』

 

龍騎『奴等はそれぞれ戦い方が違うと思うから、元は幽霊である直子さんを簡単に消す事も出来ると思うんだ』

 

直子『なっ!?』

 

女苑『そんな!?』

 

紫苑『嫌だよそんなの!!』

 

龍騎『俺も助けてやりたいけど、俺は地上に残る。だからお前達が直子さんを守るんだ』

 

依神姉妹『『......』』

 

直子『ごめんなさい、私が不甲斐ないばかりに皆さんに迷惑を...』

 

龍騎『そんな迷惑だなんて......』

 

紫苑『分かった......』

 

女苑『姉さん?』

 

紫苑『直子は私達が守る......、その代わり、龍騎も帰って来て。そして皆んなでまた家でご飯食べよ?』

 

龍騎『......ああ、約束しよう。皆んなであの家に帰ろう』

 

 

 

 

 

〜現在〜

 

もう紫苑達は天界に向かった.....。後は天界に来ないか、少人数で来るかに願うしかない......。

 

紫「......話しを戻すわね。恐らく鬼神龍はあの要塞から地上に向かってくる。でも地上では迎え打たず、先手を取るわ。その為には魔理沙、貴女の出番よ」

 

魔理沙「お?早速か?」

 

紫「えぇ、貴女のマスタースパークで降りて来る鬼神龍を狙うのよ」

 

魔理沙「合点承知だぜ!」

 

龍騎「........魔理沙、それなんだが............」

 

魔理沙「.........................オッケーだ!任せておけ!」

 

幽香「なら私も参加するわ」

 

龍騎「幽香さん?」

 

魔理沙にある事を教えると、後ろから幽花さんが声を掛けてきた。

 

幽香「なんだがとても面白そうな事しようとしてるわね、魔理沙だけ楽しもうなんて酷いじゃない」

 

魔理沙「ふん、分けてやる程お人好しじゃないぜ」

 

幽香「欲張りねぇ......」

 

龍騎「そう言うなよ。幽香さん、お願い出来ますか?少しでも魔理沙の負担は掛けたくないので」

 

幽香「良いわ、その話し乗ったわ」

 

魔理沙「ってか大丈夫なのかよ、幽香の奴訓練受けてないんだろ?」

 

そう、幽香さんは訓練に受けていないのだ。幽香さん以外にも受けていない人達も居るが、余程の自信があるんだろう。

 

紫「決まりね、そして次は地上、地下、天界の防衛。これがメインね、私達はあくまで幻想郷を守る事が優先第一よ。決して鬼神龍を全滅しろだなんて無理だわ」

 

霊夢「だから守りながら隙をついて、あの要塞の中に居る黒幕を倒す、って事ね」

 

龍騎「......それに関しては俺と黒騎でやらせてくれ」

 

紫「なっ......」

 

 

「「「「「は!?」」」」」

 

 

黒騎「.........」

 

俺の言葉に皆んなが目を見開いた。

 

龍騎「皆んなの言いたい事は良く分かる。でもこれだけは譲れない、これは俺達鬼神龍の問題だ。自分の種族のけじめは、自分達でつけさせて貰う」

 

黒騎「.........俺からは特に言う事はない」

 

霊夢「で、でも二人だけじゃ危険よ!私も行くわ!」

 

咲夜「龍騎様!私もご一緒に行きます!」

 

妖夢「私も行きます!」

 

早苗「りゅーくん!私も行くよ!」

 

椛「私もお供します!」

 

皆んなが俺に着いて行くと言ってるが、俺は首を横に振るう。

 

龍騎「......気持ちは嬉しいけど、これはけじめをつける為でもあって落とし前を付ける為でもあるんだ。それに相手は腐ってても俺の親だ、親子水入らず、決着を着けたい」

 

霊夢「.........」

 

咲夜「.........」

 

妖夢「.........」

 

早苗「.........」

 

椛「........」

 

魔理沙「..........」

 

「「「「「............」」」」」

 

紫「.........................分かったわ、親玉は二人に任せるわ」

 

龍騎「!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

紫「ただし、これだけは約束して......................」

 

龍騎「.........」

 

黒騎「.........」

 

紫「必ず五体満足で帰ってくる事、良いわね?」

 

紫さんは涙目になって俺に伝えて来た。

 

龍騎「.........分かりました」

 

紫「黒騎、貴方もよ」

 

黒騎「......善処する」

 

 

 

 

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

突然、大きな地震が起きた。

 

紫「来た......!」

 

龍騎「魔理沙!」

 

魔理沙「おうよ!」

 

幽香「さぁて、久しぶりに暴れるわよ......!」

 

そう言って魔理沙と幽花さんは飛び出して言った。俺も後に続いて外に出ると、空からあの時と同じラ◯ュ◯もどきがやって来た。

 

龍騎「あそこに......、あそこに黒幕が.........!」

 

俺がラ◯ュ◯もどきを睨みつけると、空には魔理沙と幽花さんがラ◯ュ◯もどきに向かって空を飛んでいる。するとラ◯ュ◯もどきから何かが飛んで来た。もしかしたら戦闘派の鬼神龍が地上に向かって降りて来たのだろう。

 

魔理沙「行くぞ!幽香!」

 

幽香「こっちは準備OKよ!」

 

そう言って二人はラ◯ュ◯もどきの真下に向かうと、お互いの背中を付けて魔理沙は八卦炉神式、幽花さんは傘を突き付ける。

 

魔理沙「神気解放、恋符『神・マスタースパーク』」

 

幽香「元祖『マスタースパーク』」

 

互いがマスタースパークを発射すると、二人は時計周りに旋回する。すると地上に向かって降りて来た鬼神龍に直撃する。

 

ただ、一人だけ森へ辿り着いてしまった。

 

龍騎「.........」

 

シア「龍騎様、人里の住民の避難が完了しました」

 

龍騎「......シア、これからお前が鬼神龍の指揮をとれ。なるべく地上と地下、天界にバランス良く分けて防衛に当たるよう指示してくれ」

 

シア「畏まりました」

 

龍騎「それと......、ザラの事だけど、本当に良いんだな?」

 

シア「......構いません」

 

龍騎「......そうか」

 

そう言って俺はこれ以上言う事無く、森へと向かった。

 

 

 

 

 

魔理沙「よっしゃ!上手くいったぜ!」

 

幽香「にしても数が少なかったわね......、もしかしたら地下と天界にも向かわせたのかしら?」

 

魔理沙「まっ、私達はあくまでこの地上の防衛だからな。他の所は其処の奴等に任せようぜ」

 

幽香「そうね、さてと.........」

 

幽香が空を見上げると、先程とは倍の数の鬼神龍が降りて来た。

 

魔理沙「おっ始めるか!」

 

幽香「簡単には死なないでね、神様?」

 

 

 

 

 

 

 

〜魔法の森〜

 

ザラ「.........来たか」

 

龍騎「...............」

 

ザラ「約束、覚えていたんだな」

 

龍騎「............男同士の約束とは、少し違うけどな」

 

ザラ「なら良い.........」

 

そう言ってザラは手に持っていた西洋刀を鞘から引き抜き、俺も背中から愛剣を引き抜く。

 

ザラ「.........もう一度言う、勝てるもんならやってみせろよ!王子様よ!」

 

龍騎「俺は......、俺は死なない!どんな事があっても、守りたい世界があるんだ!!」

 

こうして俺とザラ、鬼神龍同士の一騎打ちが始まった...。




いかがでしたか?

さぁ始まってしまった鬼神龍との戦い、果たしてどうなるのか。

なんか無理矢理戦争っぽい雰囲気を出してますが、これから戦争らしくするのでよろしくお願いします。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)

  • 次回で締めよう!映画風にな!
  • 二つに分けよう!TVアニメ風にな!
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