東方龍優録〜心優しき少年の幻想郷生活〜   作:餡 子太郎

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どうもです。

戦争も後半戦に突入した第七十九話です。

それではどうぞ。


第七十九話 神気解放

 

〜霊夢side〜

 

空から巨大な要塞が出現したと同時に魔理沙と幽香の攻撃が始まった。そして龍騎も一人で森へと走ってしまい、私達は作戦通りに人里の防衛を始めた。

 

レミリア「やはりこっちがメインのようね」

 

咲夜「そのようですね」

 

加奈子「私達は妖怪の山周辺を防衛する。一箇所に集まっては意味がないからな」

 

諏訪子「確かにね、早苗もこっち側だよ」

 

早苗「分かりました」

 

文「なら私達も妖怪の山付近の警備ですね」

 

椛「そうなりますね、其方はお願いします」

 

レミリア「パチェ、他の皆んなと一緒に紅魔館の防衛をお願い。恐らく其方にも来る筈よ」

 

パチュリー「そう思って皆んな待機させているわ。フランが納得いってなかったけど」

 

レミリア「無理も無いわ、フランに此処で戦ったら人里が滅茶苦茶よ」

 

パチュリー「まぁそれもそうね......。そっちは頼んだわよ」

 

そう言ってそれぞれの防衛場所に向かった。

 

紫「皆んな...、頼んだわよ」

 

シア「霊夢様、我々の事はお気にならさらず」

 

霊夢「元よりそのつもりよ」

 

大人数の鬼神龍が接近してくると、私達はスペルカードを取り出す。

 

霊夢「前衛は私達で何とかするわ、貴女達は後衛で援護を!」

 

シア「承知致しました」

 

そう言ってシアは後方へ下がる。そして私達は一斉にスペルカードを発動した。

 

霊夢「霊符『夢想封印』

 

咲夜「幻符『殺人ドール』」

 

レミリア「神槍『スピア・ザ・グングニル』」

 

紫「境符『四重結界』」

 

スペルカードを発動し、鬼神龍に向かって弾幕を発射する。しかし、直撃してる筈が戦闘派の鬼神龍は怯む事なく近づいて来る。

 

   ウオオオオオオオオオオオオ!!

 

霊夢「やっぱり駄目か......、皆んな!」

 

私が振り返ると、全員が頷く。

 

「「「「神気解放」」」」

 

霊夢「霊符『神・夢想封印』」

 

咲夜「幻符『神・殺人ドール』」

 

レミリア「紅符『神・スカーレットシュート』」

 

紫「境符『神・四重結界』」

 

私達が神気を解放させ、更にスペルカードを発動すると、先程よりダメージを与える事が出来た。

 

紫「さっきよりはマシな方ね」

 

レミリア「これが神気......」

 

咲夜(......これは...、強力過ぎる......)

 

霊夢「これなら...!」

 

神気の力を上回せした弾幕に驚く皆んな。私は自信がつき、お祓い棒を構える。

 

霊夢「行くわよ!」

 

私の合図で一斉に戦闘派の鬼神龍の群れに向かった。

 

 

〜霊夢side out〜

 

 

 

 

 

〜紅魔館〜

 

パチュリー「.........」

 

小悪魔「あ、あの...、パチュリー様?本当に此処に来るんでしょうか?」

 

パチュリー「えぇ、来るわ。現在進行形で」

 

美鈴「こっちに来てるんですか!?」

 

パチュリー達は紅魔館の前で戦闘派の鬼神龍が此方へ攻めて来るのに備えていた。

 

パチュリー「大丈夫よ、其処まで数は多く無いわ。ざっと三十体ぐらいよ」

 

美鈴「少なくは無いですよね!?」

 

小悪魔「何か不安になって来ました......」

 

フラン「.........」プクー

 

パチュリー「......フラン、いい加減を直しなさい」

 

フラン「......私もお姉様の所に残りたかったのに」

 

フランはレミリアと共に戦いたかったのか、頬を膨らませて拗ねていた。

 

パチュリー「あのね...、紅魔館(此処)が無くなったら私達は終わりよ?その為にも守らなくちゃいけないの。分かる?」

 

フラン「ふんだ」プイッ

 

パチュリー「駄目だこりゃ......」

 

フランがそっぽ向くとパチュリーは頭を抱える。そして......、

 

「見つけたぞ!」

 

「「「!」」」

 

遂に戦闘派の鬼神龍が到着した。

 

パチュリー「予定通りのご到着ね......、こあ!美鈴!」

 

美鈴・小悪魔「「はい!」」

 

パチュリーの合図に美鈴と小悪魔は戦闘態勢に入る。

 

フラン「あ、ちょっと待って!」

 

突然フランが声を掛けて、戦闘態勢を取るのを止めさせた。

 

パチュリー「何よ?これからって時に」

 

フラン「ちょっとやってみたい事があるんだけど良いかな?」

 

パチュリー「やってみたい事?」

 

そう言ってフランはレーヴァテインを取り出すと、戦闘派の鬼神龍の群れに向かって飛び出した。

 

パチュリー「ちょ!?」

 

小悪魔「妹様!?」

 

美鈴「何するんですか!?」

 

フラン「神気解放!火剣『煉獄火炎斬』」

 

「「「え?」」」

 

フランが神気を解放させると、何故か龍騎の技の一つである『煉獄火炎斬』を放った。そのまま大剣を振り回し、戦闘派の鬼神龍を薙ぎ払っていく。

 

鬼神龍1「ぎゃあああああああ!!」

 

鬼神龍2「熱い!!何だこの炎は!?」

 

フラン「まだまだ行くよぉ〜!火剣『炎円斬』」

 

更にフランは高く飛び、また龍騎の技の一つ『炎円斬』を放つ。

 

鬼神龍3「な、なんだこの技......、ぐはっ!」

 

鬼神龍4「な、なんて貫通力......、がはっ!」

 

フラン「はーい次は......、炎剣『アロンダイト』」

 

今度は大剣を大きく構えると、大剣を包んでいた炎が固まり、まるで悪魔のようなデザインの大剣になった。

 

フラン「え〜と、確か...、一 刀 両 断 !!」

 

鬼神龍5「がっ!?」

 

フランが鬼神龍を縦に斬り裂くと、鬼神龍は真っ二つになる。そして続け様に鬼神龍を斬っていく。

 

鬼神龍6「あ、悪魔だ〜!!」グサッ

 

鬼神龍7「犯罪的だ!!強過ぎる!!」ザシュ

 

鬼神龍8「可愛いくて強いのね!嫌いじゃないわ!嫌いじゃな......」ズサッ

 

パチュリー「( ゚д゚)」

 

小悪魔「( ゚д゚)」

 

美鈴「( ゚д゚)」

 

次々と鬼神龍を斬っていくフランの姿に三人は口を開いたまま固まってしまった。そんな事はお構いなしにフランの攻撃は続く。

 

フラン「じゃあ次はこれだね。禁忌『レーヴァテイン』」

 

フランはもう一本のレーヴァテインを取り出すと、アロンダイトを連結させ、槍のようにグルグルと回転させ、大きく構える。

 

フラン「フランドール・スカーレット、いっきまーす!」

 

元気良く言うと、翼を大きく広げて残りの鬼神龍に接近する。

 

鬼神龍9「やってやるぅ、やってやるぞぉ!」

 

鬼神龍10「こぉいつぅ!」

 

鬼神龍11「やってやるぅ!」

 

残りの鬼神龍も覚悟を決め、フランに立ち向かう。しかしあっという間に攻撃を受けてしまう。

 

鬼神龍9「うわぅ!うわあぁぁぁぁぁあ!」

 

鬼神龍10「ぐぁ!や、やられたぁ!」

 

鬼神龍11「がぁぁ!パワーが違い過ぎる!」

 

フラン「ん〜、じゃあ残りは......」

 

鬼神龍「「「!?」」」

 

そう言ってフランは連結させていた二つの大剣を両手に持ち、上空へ向けると巨大な炎の柱を形成する。

 

フラン「秘剣『メテオインパクト』」

 

鬼神龍12「な...、何だコイツのパワーは!?」

 

鬼神龍13「つ、強い!強過ぎるぅ!」

 

鬼神龍14「くっそぅ!こんなもんでやられる......」

 

二つの大剣を振り下ろすと、残りの鬼神龍を跡形も無く消し去った。そして鬼神龍を倒したフランは大剣をしまい、最初の頃とはスッキリした表現を浮かべていた。

 

フラン「ふぅ〜、これで終わりだね」

 

パチュリー「フ、フラン?いつからそれを.....?」

 

フラン「?お兄様と遊んでる時に思いついて練習したんだよ」

 

(((わ、私達が居る意味は.....?)))

 

全部フランが片付けてしまい、パチュリーと小悪魔、美鈴は存在意義が無くなっていた。

 

 

 

 

〜一方、妖怪の山付近〜

 

早苗(神気解放)「フハハハハ、我が世の春がキター!」

 

鬼神龍「「「な、何だこいつ!?」」」

 

何故か早苗ら某御大将化していた。

 

諏訪子「さ、早苗!?何かテンション高くない!?」

 

加奈子「恐らく想像以上に力が強力だと分かって調子に乗ってるんだろ」

 

諏訪子「何でそんな冷静で語れるの!?」

 

加奈子「いや、何か昔の早苗みたいで楽しそうだな〜って(小並感)」

 

諏訪子「語彙力が落ちてるよ!」

 

早苗「フフフ、神化した風祝の力で全ての鬼神龍(龍騎以外)を破壊して新しい時代を始めるのだ!」

 

鬼神龍A「か、風祝が何だが知らんが舐めるなよ!」

 

鬼神龍B「よし、Aに続け!」

 

鬼神龍達が早苗に向かって飛び出すと、文と椛が行く手を阻む。

 

文「椛!行きますよ!」

 

椛「はい!」

 

文「神気解放!竜巻『神・天孫降臨の道しるべ』」

 

椛「神気解放!牙符『神・咀嚼玩味』

 

文と椛のスペルカードによる弾幕に次々と鬼神龍に当てていくが、鬼神龍達は怯む事は無く接近して来る。

 

文「中々しぶといですね......」

 

椛「でもダメージは与えてますよ。このまま押し切れば......」

 

早苗「ふん!」

 

鬼神龍A「へぼっ!?」

 

文・椛「「!?」」

 

突然早苗の強烈な弾幕により、鬼神龍Aが直撃し落下する。

 

早苗「鬼神龍は!この世から消えればいいのだ!」

 

そう言って早苗は鬼神龍Bの顔を鷲掴みする。そして掌からエネルギーを溜め、

 

早苗「戦いがそんなに好きかぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

爆発させた。

 

鬼神龍B「」

 

早苗「成る程...、サナエフィンガーとはこういうものか!」

 

椛「何ですかそれは!?」

 

文「いつ作ったんですかその技!?もっとkwsk!」

 

椛「戦闘中にカメラ持たないで下さい!」

 

早苗の謎の新技に文はカメラを取り出すと早速写真に収め始める。

 

早苗「鬼神龍になァ、風祝を超えるなど、出来るわきゃねぇだろぉぉぉっ!!」

 

更にテンションが上がったのか早苗は鬼神龍の大群に向かって飛び始める。

 

鬼神龍C「ひ、怯むな!相手は一人だ!」

 

鬼神龍D「撃て!撃ちまくれ!」

 

そう言って鬼神龍達は魔法やら光線銃やら早苗向けて放つ。早苗は腕をクロスして防御すると、黒い煙が発生する。

 

鬼神龍D「やった!やったぞ!◯◯!(←鬼神龍Dの恋人)」

 

早苗「フ、フフフ......」

 

「「「!?」」」

 

早苗「兄弟よぉ、今女の名前を呼ばなかったかい?戦場でなぁ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ、瀕死の兵隊が甘ったれて言う台詞なんだよォ!」

 

煙が無くなると、早苗は笑いながら鬼神龍達に接近する。

 

早苗「今までのお前達は間違っていたのだ!自分達は戦いを忘れることなどできはしない。だから、この私が全てを正してみせる!」

 

そう言って早苗は弾幕を放ちなが距離を詰めて行く。

 

早苗「開海『神・モーゼの奇跡』」

 

早苗がスペルカードを発動すると、鬼神龍の頭上に瞬間移動し、海と同時に相手を叩き割る。早苗のスペルカードを直撃した鬼神龍達は大ダメージを受け地上へと落ちてしまった。

 

早苗「このパワーすごいよ!流石神の戦闘種族の力!!」

 

文「おー!早苗さんカッコいいですよ!!」カシャカシャ

 

椛「文さん!写真をしまって下さい!」

 

加奈子「早苗......、立派になったな......(嬉し泣き)」

 

諏訪子「ちょっと!?私達は!?私達の出番は!?」

 

加奈子「......もう早苗に任せよう。世代交代だ(職務放棄)」

 

諏訪子「いやまだまだ現役でやろうよ!?ってか早く早苗を止めよう!?何か更に暴走してない!?」

 

早苗「ハハハハハ!絶好調である!!」

 

諏訪子「誰か〜!!誰か早苗を泊めてくれ〜!!」

 

見事早苗の活躍により、妖怪の山に攻めて来た鬼神龍を撃破に成功したが、早苗を撮りまくる文を止める椛、早苗の活躍を見て思考放棄した加奈子、そして言いたい事が多過ぎてツッコミが追いつかない諏訪子。そして先程より高笑いする制御不能な早苗。

 

もはやカオスである(断言)

 

 

 

 

 

〜人里・霊夢side〜

 

皆んなと分かれてから鬼神龍との戦いは続いていた。神の力を得てから互角に戦えてはいるが未だに一人も倒していなかった。

 

霊夢「くっ!中々しぶといわね!」

 

鬼神龍「流石は博麗の巫女、相手にとっては不足は無い!」

 

私と戦っている鬼神龍は接近戦が得意とする相手。弾幕を打っても拳や足蹴りで跳ね返されてしまう。

 

霊夢「仕方ない......、()()を使うしかないか......」

 

そう言って私は一枚のお札を取り出す。そしてお札に霊力を注ぎ込むとボンッとお札から煙が発生する。煙が上がるとお札が一本の刀に変化した。

 

霊夢「先祖代々から伝わるこの刀......、『博麗剣』」

 

博麗剣......、それは私のご先祖様が代々引き継がれて来たと言われる最強の剣にして、博麗の巫女最終兵器でもある。

 

これを知ったのは決戦前夜に紫に呼び出された事から始まった。

 

 

〜数時間前〜

 

紫『霊夢、いざとなったらこれを使いなさい』

 

霊夢『......何このお札?見た事が無いんだけど?』

 

紫『試しに使ってみたらどうかした?ちなみにそれは武器を召喚するお札よ』

 

霊夢『武器を召喚するお札?そんなのがあったのね......』

 

私は試しにお札に霊力を与えると、小さい爆発が起き、其処には一本の刀があった。

 

霊夢『な、何これ?』

 

紫『貴女のご先祖である初代博麗の巫女から受け継がれて来た『博麗剣』よ。今の貴女になら扱える筈よ』

 

霊夢『こ、こんなのがあったの?知らなかったんだけど...』

 

紫『当然よ、今まで扱えて来たのは初代しか居ないんだから』

 

霊夢『ちょ、本気で言ってるの!?』

 

紫『大丈夫よ、貴女なら出来るわ。それに龍騎の力になりたいんでしょ?』

 

霊夢『っ!』

 

それを聞いて黙ってしまった。でも私が扱えるかどうか不安だった。でも......、これで龍騎の為になるなら......。

 

霊夢『上等よ......、剣でも何でも使いこなしてみせるわ!』

 

 

〜現在〜

 

 

霊夢(とは言ったものの...、剣なんて使った事が無いから分かんないわよ......)

 

鬼神龍「中々手入れしてある刀じゃないか。ならめちゃくちゃ硬いんだろうな!」

 

霊夢「!」

 

鬼神龍が拳を振ってくると、私は刀で攻撃を受け止めた。そして刀で振り払り、再び構えを取る。

 

霊夢(こうなったらご自慢の勘で何とかするしかないわね......)

 

鬼神龍「面白くなって来やがった!行くぜ!」

 

再び鬼神龍が接近してくると、私は心を落ち着かせて一呼吸を置く。

 

霊夢「神気解放!」

 

私が神気を解放させて、鬼神龍の後ろに回り込む。

 

鬼神龍「早い...!」

 

霊夢「......霊剣『陰陽斬』」

 

私は鬼神龍の背後に刀を振り下ろすと、鬼神龍の背中には深い傷が残りそのまま倒れた。

 

霊夢「凄い......、これが先祖代々から伝わる剣と神の力......。これなら何とかなりそう...!」

 

先程のダメージが与えた事により自信が付くと、後ろから建物が次々と破壊されていった。

 

霊夢「!?な、何!?」

 

私が振り返ると、其処には......、

 

鬼神龍「さて、反逆者の駆除と行きますか」

 

先程の鬼神龍とは全く違う鬼神龍の集団が現れた。




いかがでしたか?

R-18版ですが、書く気力が無くなったので非公開にしました。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)

  • 次回で締めよう!映画風にな!
  • 二つに分けよう!TVアニメ風にな!
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