第八十二話です。
ラストバトルまでもう少しです。
それではどうぞ。
「「「ウ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」」」
月で戦った化け物がラ◯ュ◯もどきから大量に降って来て、雄叫びを上げて俺達に襲い掛かって来た。
龍騎「シア!剣を!」
シア「は、はい!」
俺が指示するとシアは俺の剣を投げ渡し、上手くキャッチして構える。
龍騎「気をつけろ!奴は鬼神龍とは違う!」
俺がアドバイスを言うと、全員が散開し、一体ずつ排除していく。
「ウ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」
霊夢「くっ!こいつ以外と凶暴的ね!」
鬼神龍「うわっ!?俺達もかよ!?」
どうやら鬼神龍もターゲットに入ってるようだ。霊夢は左腕で刀を振っているが、上手く攻撃が出来ないでいた。俺は霊夢の元へ駆けつけようとするが、化け物が束になって襲い掛かって行く手を阻む。
龍騎「邪魔だどけぇ!!」
俺は火属性を解放させ、剣に炎を纏わせ攻撃する。
龍騎「火剣『煉獄火炎斬・烈火』
俺は炎を纏った剣を化け物に斬り続ける。この煉獄火炎斬は通常とは違い、一撃を与えた後、コンマ数秒インターバルを挟んで次の一撃を与えるのだが、烈火は一撃を与えた後直ぐに全身の力を使って新たに一撃を与える。まるで龍が舞っているかのような斬撃である。当然威力も通常の三倍である。
龍騎「......?」
襲い掛かって来た化け物を斬りつけた後、俺はある違和感を感じた。
黒騎「......どうした?」
黒騎が俺が違和感を感じた事に気づいたのか声を掛けて来た。
龍騎「......何か、脆くないか?あいつ等」
黒騎「......やはりそう思ったか」
俺が感じた違和感......、あの化け物の耐久性だ。月で戦った時は剣でも斬れなかった身体なのに斬れてしまった。技の威力が上がって無くても多分切れてしまうのかもしれない......。
黒騎「どうやら中身までは完全にコピー出来なかったようだな......」
龍騎「......みたいだな。でもこの数は......」
次々と増えていく化け物。俺達は一ヶ所に集まり、追い込まれていた。ちっ、これじゃあジリ貧だ......。
咲夜「数が多過ぎる......」
紫「身体は脆いようだけど、中々の戦闘力ね......」
レミリア「くっ、これじゃあキリがないわ......」
龍騎「大丈夫か霊夢?まだやれるか?」
霊夢「え、えぇ......、何とか...(龍騎に回復魔法をかけて貰ってる......。こんなに嬉しい事はない.....)」
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」
黒騎「来るぞ!」
一匹の化け物が尻尾を伸ばした時に黒騎が合図すると、黒騎は伸びて来た尻尾を両断する。尻尾を斬ると血が飛び散る。血が黒騎に付着するが、色が黄色から黄緑色となっており月では溶け始めた血液が、溶ける事は無かった。
黒騎(溶けないだと?まさか......)
魔理沙「おーい!助けに来たぜー!」
黒騎は一つの考えを出すと、空から魔理沙と幽香がやって来た。
龍騎「魔理沙!幽香さん!」
幽香「あらあら、随分と楽しそうじゃない」
魔理沙「にしてもキモい野郎だぜ」
紫「良く来てくれたわ!少し手伝って頂戴!」
幽香「お言葉に甘えるわ。あ、そうそう...、坊や」
龍騎「...?俺ですか?」
何故か俺を呼んだ優香さん。
優香「いきなり矢が飛んできて一緒にこれが着いて来たのよ。あとこれも」
そう言って優香さんは俺に紙と携帯端末を投げて来た。ってか矢で一緒にあるとか凄いな...。恐らく永琳さんからの伝言だろう。
『やぁ盟友!そっちは頑張ってるようだね!永遠亭組は今の所問題ないみたいだよ。この手紙と一緒に盟友から貰ったスマホがある筈だ。詳しい事情はスマホを起動シタマエ! byにとり』
どうやらにとりからの手紙だった。俺はにとりの手紙に書いてあったように電源を入れる。するといきなり着信が入った。俺は着信に出ると、
にとり『おっ!上手く繋がったみたいだね!』
にとりの声がした。
龍騎「にとりなのか!?どうしたんだよこんな時に?」
にとり『うん、今空には変なのが宙に浮いてるだろ?』
龍騎「あ、ああ......」
にとり『実はそいつにダメージを与えられる兵器が存在するのだ!!』
龍騎「そ、それは本当なのか!?」
にとり『勿論!なんてたった月の民との共同作業だからね!』
いつの間にそんな事を......。ん?それってつまり.......。
龍騎「そっちには月の民が居るのか?」
にとり『うん居るよ?なんなら今も作業してる訳だし』
龍騎「え?」
その時、拳銃の発砲音が響いた。
レイセン「龍騎さん!お待たせしました!」
龍騎「レイセン!?」
豊姫「あら、私達も居るわよ?」
依姫「加勢するぞ、龍騎!」
霊夢「綿月姉妹!?なんで此処に!?」
紫「これは思っても無いサプライズね...」
何と豊姫さん、依姫さん、レイセン率いる玉兎達がやって来た。
依姫「八意様から事情は聞いている。まさかお前達が鬼神龍だったとは......」
龍騎「鬼神龍の事は知っていたんですか?」
依姫「八意様が初めて恐怖をした一族だと聞いている。だが、今となってはこんな状況だ」
紫「......本当に感謝するわ」
依姫「......八雲紫、決してお前の為じゃない。あくまで八意様の為、そして龍騎の借りを返す為だ」
紫「それでも構わないわ。本当にありがとう......」
龍騎「俺からもありがとうございます。本当に助かりました」
紫さんが頭からを下げると俺も頭を下げる。理由はどうあれ駆けつけた事に感謝しきれないぐらい感謝している。元は敵である鬼神龍の俺でも味方になってくれた。それだけでも嬉しさが溢れてくる。
豊姫「さて、じゃあお仕事と行きますか!」
魔理沙「こいつはまたと無い機会だからな!」
レイセン「各員!一匹残らず始末しろ!」
「「「了解!」」」
玉兎J「ヒャッハー!汚物は消毒だー!」⇦ガトリング乱射
玉兎A「ちょ!?落ち着いて!?」
レミリア「......大丈夫かしら?」
黒騎「中身はあれだが、頼りになる奴等だ。心配するな」
にとり『盟友!その場で聞いて!もう少しで秘密兵器が完成するからもう少しだけ待っててくれ!」
龍騎「了解した。だったら一気に行くぞ!」
そう言って俺は火属性を解放させると、他の皆んなはスペルカードを取り出す。
霊夢「夢想天生」
咲夜「デフレーションワールド」
魔理沙「ブレイジングスター」
レミリア「スカーレットディスティニー」
紫「深弾幕結界 ‐夢幻泡影‐」
幽香「百花繚乱マスタースパーク」
豊姫「トヨタマヒメイア・マチカネンシス」
依姫「ヤマタノオロチ・インストール」
黒騎「月影『幻夢零』」
龍騎「竜火『竜滅剣・焔』」
レイセン「各員!てぇーー!」
霊夢達がそれぞれスペルカードを発動すると、数え切れない程の弾幕を発射する。何故か魔理沙に関しては特攻して行ったがツッコまないでおこう。そして黒騎は横型の斬撃波を放ち、レイセンの合図でライフルの弾丸を発射する。そして俺は剣を突きつけると、炎で出来た巨大な竜が化け物に向かって一直線に向かって放たれた。
シア「す、凄い......」
黒騎「......大方、掃除は出来たが...」
そう言って黒騎が空を見上げると、ラ◯ュ◯もどきから更に化け物が追加して行く。
龍騎「くっ......!一体何体居るんだよ......!」
にとり『盟友!おまたせ!』
突然にとりがスマホから叫び出す。どうやら撃てる準備が出来たようだ。
にとり「さぁ皆んな!準備は良いな!?」
「「「イエッサー!」」」
にとりの合図にモブ河童が拳を空高くに突きつけると、其々の指定場所に着く。
モブ河童A「こちらA、システムに異常無し」
モブ河童B「こちらB、砲撃角度修正完了。C、月は出ているか?」
モブ河童C「こちらC、月を確認。準備完了」
にとり「オッケー!......あっ、聞こえる?こっちは準備は出来たよ。そっちは?......オッケー!んじゃ早速始めますか!」
そう言ってモブ河童達は砲台から避難する。
にとり「よーし、そんじゃ行くよー!受信開始!」ポチッ
〜月・司令室〜
玉兎(オペレーター)「予定ポイントに信号を検知!」
サグメ『マイクロウェーブ放射!』
玉兎(オペレータ)「了解!マイクロウェーブ射出!』
地上からの信号を読み取ると、オペレータの玉兎がキーボードを高速で打っていくと、外にある太陽光発電施設から青色の細いレーザーを射出した。
〜地上・狙撃ポイント〜
にとり「おっ、来た来た!」
月から射出されたレーザーは受信機に当たると、レーザーがエネルギーとなり砲台へと流れて行く。
にとり「チャージ完了まで......、30%......、20%.......、10%......。0!」
チャージご終わる事を確認するとにとりは引き金タイプのコントローラーを握る。
にとり「よーし!狙い撃つぜぇ!!」
そしてにとりが引き金を引こうとした瞬間...。
「「「ちょっと待った!!」」」
何故かモブ河童がにとりを突き飛ばした。
にとり「ちょ!?何やってんの!?」
モブ河童A「にとりだけずるい!」
モブ河童B「自分だけ楽しもうだなんて!」
モブ河童C「抜け駆けはダメ」
にとり「いや抜け駆けじゃないから!ま、まさか...!?君たち撃つのかい!?」
「「「撃っちゃうんだなぁこれが!!」」」
そう言ってモブ河童達は仲良く引き金を引いた。
すると砲台の銃口から集まったエネルギーが溜まり、一瞬にして広範囲を殲滅するほどの巨大なビーム砲が放たれた。そのままビームはラ◯ュ◯もどきに向かって一直線に伸びて行き、そのままラ◯ュ◯もどきに直撃した。
「「「ふははははは!河童と兎!二つの技術は世界一ィィィ!!」」」
にとり「あーー!それ私が言いたかったセリフー!」
突然、森の方から極太なビーム砲が放たれてラ◯ュ◯もどきに直撃した。貫通しては無いが、ラ◯ュ◯もどきに穴が空いていた。
龍騎「す、凄ぇ......」
魔理沙「わ、私のマスタースパークより火力があるぜ......」
幽香「河童もやる時はやるじゃない」
紫「......っ!龍騎、黒騎!貴方達はあの要塞の中へ行きなさい!此処は私達が引き受けるわ!」
龍騎「!」
黒騎「っ........」
シア「龍騎様、此処はお任せを」
龍騎「.....分かった、後は頼んだ!」
咲夜「龍騎もご無事で!」
レミリア「黒騎も頼んだわよ」
魔理沙「死ぬんじゃねぇぞ二人共!」
幽香「帰ってきたら手合わせ願うわよ」
豊姫「必ず帰って来てね、待ってるわ」
依姫「決着を付けて来い!龍騎、黒騎!」
レイセン「どうかご無事で!」
玉兎達「「「(`・ω・´)ゞ」」」
龍騎「......」
皆んなの言葉を聞いて改めて実感する。俺には...、帰る場所があるって......。
龍騎「......ああ、必ず終わらせて来る」
そう言って俺はラ◯ュ◯もどきの方向へ向くと、
霊夢「龍騎......」
霊夢が俺を呼び止めた。俺は振り返ると笑顔で、
龍騎「行ってらっしゃい」
そう言ってくれた。俺も笑顔の表情を作って、
龍騎「行ってきます」
行ってきますと返事を返す。そして先に黒騎が空を飛ぶと俺も後に続いて空を飛ぶ。これは意地でも帰らなくては......、そう思っていたのだが更に化け物が降ってくる。
龍騎「ちぃ!何て数だ!?」
黒騎「流石に此処まで多いとなると辿り着くのは困難だぞ.....」
降って来る化け物が邪魔をして中々進めない。辿り着く前にこっちがやられちまう......。
「助けに来たぞーー!兄弟!!」
龍騎「!?この声は...」
声が聞こえた方向に向くと、大量の弾幕が化け物へと放たれて来た。
早苗「この東風谷早苗を差し置いて、抜け駆けは許さんぞこの化け物!」
龍騎「早苗!?何かキャラ変わってね!?」
何か早苗のキャラが御大将になってるけどどうしてなの...?
「やれやれ、やっぱりこうなっていたか......」
そして次は上空から禍々しいオーラを放ち、拳の形にしたものが化け物に向かってラッシュしてきた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
黒騎「敵が減っていく......」
紫苑「此処は、この依神紫苑に任せて貰おう......、先に行きな」
龍騎「紫苑......」
何故か某不良のレッテルを貼られた高校生みたいになってる紫苑。ツッコミたいのは山々だがそれどころじゃない。
龍騎「すまない早苗、紫苑!此処は任せた!」
黒騎「.........」
早苗「任された!この東風谷早苗が貴様等に神の世界への引導を渡してやる!」
紫苑「やれやれだぜ」
そう言って早苗と紫苑は化け物の群れに突っ込むと早苗は大量の弾幕を、紫苑はオーラで拳を作ってラッシュを放つ。
早苗「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
紫苑「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
龍騎「良いぞ二人共!そのまま頼むぞ!」
黒騎「.........そろそろ着くぞ」
二人の様子を見ながら移動してると、黒騎の報告ににとりが空けたラ◯ュ◯もどきの穴の近くまで来ていた。そして俺と黒騎は穴の中へ入る。
龍騎「うわっ......、宇宙戦艦並みの広さだな......」
黒騎「......此処からは二手に分かれるぞ。俺は右側に向かう」
龍騎「よし、俺は左側を行く」
黒騎「......おい」
そう言って俺は走り出そうとすると、黒騎に止められた。
黒騎「........正直に言う。俺は今まで、心の底から共と呼べる奴が居なかった...。最初は欲しいとは思わなかったがな......。だが、お前は......、出会って来た中で、唯一の友と......、呼べるのかもしれない」
龍騎「......フッ」
黒騎の発言に思わず笑いが出てしまった。黒騎はムッとした表情で睨んでくる。
黒騎「何がおかしい......」
龍騎「す、すまん......。お前が俺にそう言ってくれるなんて、ちょっと......、以外だ...」
黒騎「......言った筈だ、正直に言うと」
黒騎は恥ずかしくなったのか顔を赤くして反対方向へ向かってしまった。可愛い奴め。
龍騎「馬鹿だな...、俺達仲間だろ?」
黒騎「......っ」
龍騎「例え俺の二重人格でも、同じ存在でも、お前はお前だ。最初の頃言ったろ?『俺はお前のために生きる訳じゃない』お前も『それは俺も同じだ』って。だからお前はお前の為の戦いをしろ、俺も俺の叶えたいものの為に戦う」
黒騎「.........」
龍騎「死ぬなよ......、黒騎」
黒騎「.........お前もな」
そう言って黒騎は走り出した。黒騎の背中を見送り、俺も走り出す。
龍騎「これで、全てが終わる......。鬼神龍の出鱈目な呪いも、幻想郷の危機も、そして......、俺自身の戦いも......、決着を着ける。待っていろ皆んな、今、約束を守る!」
そう心に強く誓い、ラ◯ュ◯もどきの内部捜索を開始した。
いかがでしたか?
後もう一息......、この作品が終わってしまう......。
こんな作品を読んで下さる読者の皆様に感謝します。本当にありがとうございます。どうか最後までお付き合い下さい。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)
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次回で締めよう!映画風にな!
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二つに分けよう!TVアニメ風にな!