第八十三話です。
もしかしたら次回か次々回で最終回になるかもです。この後、アンケートをとりますので皆様の意見で次回で終わるか次々回で終わるか決めます。
後書きは少し書きたい事があるので此処で書いちゃいます。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
それではどうぞ。
龍騎と別れた黒騎はひたすら廊下を走っていた。しかし走り続けても部屋のドアや分かれ道が一つも存在しなかった。
黒騎「妙だな...。デカい要塞にしては部屋が少なすぎる......。どうなっているんだ......?」
疑問に思いながら走り続けると、一つの部屋のドアを見つけた。しかしドアは自動ドアになっており、動く様子が無かった。黒騎は仕方なく刀で斬り、部屋へ侵入する。
黒騎「......どうやら大広間のようだな」
その部屋はとても広い大広間であった。其処にはテーブルと椅子しか無く、それ以外の物は何一つ無かった。
黒騎「......読みが外れたな」
「仕方ありませんよ、この部屋は何も使われて居ないのですから」
黒騎「!?」
突然聞いた事の無い男の声がすると、黒騎は振り返り刀を抜こうとする。黒騎が振り向くと、其処にはロープ姿の男が待て、と言わんばかりに手を出す。
「失礼、驚かせてすみません。私はマリーンと申します」
黒騎「.....何者だ?」
マリーン「ご心配には及びません。危害を加えようなどありませんので」
黒騎「何だと......?」
マリーン「こう見えて私は鬼神龍では無いのですよ。それに出来る限り戦闘は避けたいので」
黒騎「......貴様は敵なのか?それとも......、何処にも属さない分類か?」
マリーン「後者が正解ですね、私はこの幻想郷の住民では無いのです」
黒騎「......そうだろうな」
そう言って黒騎は刀を鞘に収め、部屋から出ようとする。
黒騎「...確か、マリーンと言ったな?この要塞には詳しいのか?」
マリーン「えぇ、それ程には」
黒騎「敵でないなら聞いても良いのだろ?この部屋以外あといくつある?」
マリーン「此処の部屋は殆ど無いですよ?一つは此処の中央にある大広間、最上階にある研究室、そして最下階にある王室しかありません」
黒騎「何故それしか無い?」
マリーン「これは元々、研究室しか使われなかったのですよ。そして今日に向けて要塞にしたのです」
黒騎「道理で部屋の数が少ない訳だ......。最後に聞きたい、貴様の目的は何だ?」
マリーン「そうですね......、面白いものが見たいですかね。私は預言者では無いのでこの後の展開が気になるのですよ。だから私に見せて下さい、予想を遥かに超える結末を...」
黒騎「......言ってる意味が分からんし、変な趣味を持った奴だ...。全てが片付いたらこの要塞も破壊する。邪魔だからさっさと消えろ」
マリーン「ご心配無く。自分で言うのもあれですが、これでも大魔術師ですから」
マリーンがそう言うと、黒騎は部屋から出て、最上階へ向かった。
マリーン「......頑張って下さいね。貴方達には期待しているんですから」
部屋に一人残されたマリーンはそう言って微笑むと、床に魔法陣を展開して何処かへ消えてしまった。
黒騎「本当に何も無い......、敵が居ると思っていたが全員外に出したのか...。何故だ?鬼神龍の残りやあの化け物の一つや二つは居てもおかしくは無い筈......」
黒騎は思考を巡らせながら走っていた。謎の多いラ○ュ○もどきについての情報が足りてないからだ。すると最上階に着いたのか一つのドアを見つけた。
黒騎(マリーンの言葉が正しければ、此処は研究室だった筈......)
黒騎はドアに近づいくとドアは自動で開かれ、部屋の中へ侵入する。
黒騎「なんだこれは......」
黒騎は部屋に入ると同時に驚きを隠せなかった。研究室には巨大なカプセルが数え切れない程置いてあり、中にはピンク色や青色等の液体が入っており、この世の者とは思えない生き物が眠っていた。あるものは、先程地上で戦った化け物も入っていた。
黒騎「これは一体......」
「ん?陛下......っ!?」
部屋に科学者らしき人物が顔を出すと、黒騎は科学者に接近して背後から回り込むと科学者の口を手で塞いで首に刀を突き付ける。
黒騎「動くな、お前には聞きたい事がある。言った質問に応えれば生かす」
科学者「っ!」
黒騎「まず一つ、此処にあるものは何だ?」
黒騎は質問すると、科学者の口を塞いでいた手を退かすと科学者は震え声で返答する。
科学者「き、今日まで出会って来た特殊生命体のコピー体とデータです...」
黒騎「それは今地上に放たれている化け物もか?」
科学者「は、はい......」
黒騎「では何故貴様達があの化け物のそのデータを持っている?オリジナルのデータは取れてない筈だが?」
科学者「あ、あの日......、陛下とマリーン様が......、様子を見に...」
黒騎「(つまり、あの時見られていたのか......。側にあのマリーンという男の魔術の所為で分からないのは当然だな...)二つ目、この要塞はいつ完成した?」
科学者「も、元々は彼は研究施設だったんです...。そして今回の戦争で改造したのです.....」
黒騎「(成程、直ぐに取り掛かった所為で出来たのは三つしか部屋が出来なかったのか......)最後の質問だ、地上に放たれた化け物は合計で何体居る?」
科学者「あ、あれは『ゼノモーフ』と言いまして......、オリジナルのような完全体にはなりませんがスペックはオリジナルと同等になっております.....。数はざっと四千体です...」
黒騎「!?四千体だと?間違いないんだな?」
科学者「は、はい!半年前から作成しておりまして、形上完成したのが四千体のゼノモーフです.....。しかし、研究してる最中に放たれたので時間の問題かと...」
黒騎「それはどう言う事だ?」
科学者「じ、時間が......、行動できる時間が極めて短いのです......。長くて一時間が限界だと......」
黒騎「そうか......」
聞きたい事が聞けた黒騎は約束通り科学者を解放する。そして周囲を見渡す黒騎。地上に放たれた化け物、ゼノモーフの他に見た事の無い生命体がカプセルの中に眠っていた。そして黒騎は一つのカプセルを見つめた。
黒騎「おい、これはなんだ?」
科学者「そ、それは......」
黒騎が科学者に声を掛けてカプセルをよく見ると、その中には他の生命体とは違い、人型の生命体が眠っていた。しかし、それを見た黒騎は思わず顔を青ざめると科学者の胸倉を掴んだ。
黒騎「どう言う事だ..,、これは一体どう説明する気だ!」
科学者「し、知りません!陛下のご命令に従っただけです!」
黒騎「では何故これになるんだ!これでは.........」
パリンッ!
黒騎が説明を求める途端、突如カプセルが割れる音が鳴った。
黒騎・科学者「「!?」」
案の定、カプセルが割れたのは人型の生命体が立っていた。
科学者「あ、ああ.........、目覚めてしまった.........」
黒騎「...............」
?「.........」
黒騎は人型の生命体はゆっくりと目を開け、黒騎を見つめると、ゆっくりと微笑み始めた。
龍騎「.........」
俺は黒騎と分かれるとそのまま廊下を走り続けると、段々と下へ降りて行く事が分かった。どうやら俺は最下階へ向かってるのだろう。そして俺は一つの扉の前に立っていた。
龍騎「.........恐らく、この中に......」
俺は意を決して扉を開けた。
〜王室〜
ジャック「来たか......」
龍騎「.........」
部屋に入ると壁に松明が火を灯し、広い部屋を明るくしていた。そして俺の真正面には親玉らしき男が王様が座るのに相応しい椅子に座っていた。
ジャック「一体何しにこの部屋に来た......?霧影龍騎...、いや我が息子、アルカードよ」
龍騎「その言葉は止めてくれる?イライラするんだよ......」
ジャック「ふん、我は事実を言ったまでだ」
龍騎「あんたのお子さんはとっくに死んだよ。もうこの世には存在しない」
ジャック「あくまで人間を気取るか......、愚かな......」
龍騎「生憎だな、俺は人間だ。人間で沢山だ、鬼神龍だの神様だの始めからなる気は無いんだよ」
ジャック「......この出来損ないが...、やはりあの時始末しておけば良かったか......」
そう言って男は立ち上がる。
龍騎「あんただけは...、倒す!何の罪の無い鬼神龍に戦場に駆り立てて、気に入らなければ切り捨てる。あんたが俺の子供でもそんな親はこっちから願い下げだ!そして親子の縁も切らせて貰う!今日、此処で!」
そう言って俺は剣を引き抜いて構える。
ジャック「勝てるのか?この我を......、実の父親である我を」
龍騎「俺ならやれる!やってみせる!」
そう言って俺は剣を強く握り締め、額に王の証を浮き出すとクソ親父の向かって飛び出した。
ジャック「ほう、もうそれを使えるようにしたか。大したものだ」
龍騎「覚悟しやがれクソ親父ィィィ!!」
ジャック「おまけに反抗期と来たか......、見くびるなよ雑種」
そう言ってクソ親父は俺の顔面を鷲掴みにして地面に叩きつけた。
龍騎「ぐっ......」
ジャック「伊達に王をしてる訳では無い」
龍騎「......だったら!」
俺は地面にブラックバンカーを放ち、その反動で態勢を立て直す。そして剣に炎を纏わせる。
ジャック「お前の能力は実に面白いものだ...。『属性を操る程度の能力』だったか?」
龍騎「教えてやる義理は無いね!」
竜火『竜滅剣・焔』
俺は竜滅剣をクソ親父に向けて放つ。しかしクソ親父は一ミリのその場から動かなかった。そして剣がクソ親父の首に当たる時に、あり得ない事が起きた。
何とクソ親父は指二本で俺の剣を止めたのだ。
龍騎「!?!?」
ジャック「技は派手だが、我を敵に回すには貴様はまだ未熟!」
困惑する俺にクソ親父はそう言うと、俺の腹部に蹴りを入れる。俺はそのまま吹っ飛ばされて壁にぶつかった。そしてクソ親父はゆっくりと俺に近づいて来る。
龍騎「......うっ、なんて力だ.........」
ジャック「怯えろぉ!竦めぇ!己自身の力を活かせぬまま、死んで行けぇっ!」
龍騎「守ったら負ける......、攻めろ...!ああああああああああ!!」
気合いを入れ直して再びクソ親父に向かって突っ込む。俺は攻撃を始めるが今度は手で受け止めるのでは無く軽々と避けられる。
ジャック「ふん!楽しませてくれる!」
龍騎「倍返しだぁぁぁぁ!!」
無双剣『龍剣乱舞』
俺は再び火属性を解放させて、高速で連続斬りを放つがそれも避けられてしまう。
ジャック「遅い!」
そして隙を突いて俺の顔面に殴り掛かった。俺は硬化魔法を使う時間も無くそのまま吹っ飛ばされたが、なんとか足でブレーキをかけて勢いを殺す。しかし、ダメージが大き過ぎて膝を着いてしまう。
龍騎「はぁ......、はぁ......」
ジャック「何故そこまで弱者に拘る?世の全ては力が無ければ生きていけん、当然力無き弱者が戦う事は犬死にするという事」
龍騎「それは......、お前の理屈......」
ジャック「違うな、我だけの望みではない。これが我々鬼神龍の夢、我々の望み、我々の業!他者より強く、他者より先へ、他者より上へ!」
龍騎「.........」
ジャック「だが貴様は例外だ!弱者を導き、強者に楯突くなどとイザベラと同じだ!」
龍騎「......っ!」
ジャック「弱者は強者が居なければ何もならんのだ!強者に対する恩義も知らず盾突こうなど万死に値する!」
龍騎「.........あんた馬鹿だろ、強者は誰一人存在しない!世の中皆んな弱者なんだ!俺もあんたも弱者なんだよ!」
ジャック「我は弱者だと......?笑わせるな!」
そう言ってクソ親父は突っ込んで来た。
ジャック「我は弱者と認めん!我が......!我々鬼神龍が最強なのだ!出来損ないの貴様にこの我は倒せん!」
龍騎「......上等だ、奇跡を見せてやろうじゃないか!」
そう言って俺はポケットからあるものを取り出す。それは爪楊枝サイズの龍帝剣だった。
龍騎「俺の命なんて安いものだ......。でもな...!こんな俺でも譲れない物の一つや二つはあるんだよ!!」
そして俺は龍帝剣に魔力を流し込むと、龍帝剣は光り輝き、俺の愛剣を超える程の長さへと変貌した。
ジャック「あれは......、龍帝剣だと!?」
龍騎「俺はッ!生きるッ!生きてッ!皆んなの所に帰るんだッ!!」
ジャック「何!?」
そう言って俺もクソ親父に突っ込んで行き、龍帝剣を振る。攻撃は間一髪に避けられるが、左手に持っていた愛剣を振る。そしてようやくダメージを与える事が出来た。
ジャック「ぐっ!?き、貴様......!」
龍騎「まだまだぁ!!」
そう言って更に斬る。斬って斬って斬りまくる。そして愛剣をクソ親父の胸に突き刺して龍帝剣を地面に刺して態勢を低くし両腕を引っ込める。
龍騎「双拳『ツインバンカー』」
引っ込んだ両腕を掌底打ちのようにクソ親父の腹部に当てるとそのままクソ親父は吹き飛ばされた。
龍騎「......どうだ、へっぽこでもやる時はやるんだよ!」
ジャック「.........こ、殺してやる.....!」
クソ親父は頭を抑えてながら立ちあがろうとするが直ぐに倒れてしまった。
ジャック「くっ......!おのれぇ......、よくも......!」
龍騎「終わりにしようぜ......、クソ親父......」
そう言って俺は龍帝剣を両手に持ち、一度目を閉じる。すると俺の周りから白い綿のようなものが出てきて、龍帝剣へと集まる。
龍騎「この一撃で......、全てを賭ける。この『夢幻斬』でなっ!」
〜数時間前〜
藍『龍騎、お前にはこれを渡しておく』
藍から渡されたのは一つの巻物だった。
龍騎『なんですかこれ?』
藍『それは紫様が隠し持っていた物だ。それはとある最強にして禁断の大技とも言えるものだ』
龍騎『最強にして禁断の大技?』
藍『......その技が当たれば、どんな物でも消し去るという一撃必殺の技でもある反面、発動者は一つの持ち物を代償にするというデメリットも存在する事になる』
龍騎『一つの持ち物を代償?』
藍『運が悪ければ......、命を代償にする事になる。それは死を意味する事だ』
龍騎『!?何でそんなのが紫さんが持っているんですか!?』
藍『......とある人物からの貰い物だ。恐らく紫様はこの技を使おうとしたのだろう...。私はそれを予想してこの巻物をお前に渡す事にした』
龍騎『......ちなみにそれはどうやって使うんですか?』
藍『ん?この巻物に使用者の血を与えれば直ぐに......、まさか!?』
龍騎『そのまさかです』
そう言って龍騎は氷属性を解放させ、指にツララを作ってもう片方の手に切った。そして龍騎の血は巻物に付着した。
藍『なっ!?お前!?私は巻物を預けると言ったのだ!その技を使えとは言っていない!』
龍騎『......俺、そう言うのは受け付けられないんですよ。紫さんが全て背負う事は無いんです。例え戦う事が罪なら......、俺が背負いますよ』
〜現在〜
藍さんとのやりとりを思い出していると、綿のようなものが龍帝剣に集まっていくと、白色のレーザー刀のように変化した。
龍騎「これで、この戦いも........、お前との縁も......、鬼神龍も........!
終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして俺は高く飛び上がる。レーザー刀が既に天井を貫いてがこのラ◯ュ◯もどきを破壊する気で龍帝剣を......、
龍騎「幻想剣『夢幻斬』」
大きく振り抜いた。
ドカーーーーン!!
龍騎「!?」
後ろから天井が崩れ、誰かが落ちて来た。それはボロボロの状態で身体から火花を散っている黒騎の姿だった。
俺は黒騎の姿を見て態勢がずれてしまい、狙っていた方向から少し外れてしまった。
夢幻斬を放ち終えると、俺は黒騎の方へ振り向くと更に天井から崩れ落ちる音が鳴った。そして其処に落ちて来たのは褐色の肌に銀髪の男が裸であるのだが........、
俺に
次回
東方龍優録
〜心優しき少年の幻想郷生活〜
最終回
新たな敵......。
「フハハハハハ!貴様等の負けだ!我の切り札によってな!」
崩壊する要塞.........。
「俺は......、そうだな......。『オルタ』とでも名乗っておくか......」
二人の運命は............、幻想郷の未来は.............。
「全く......、お前は凄い奴だ......」
次回、完結......。
「俺は、お前が好きだ」
最終回、次回で終わらせるか次々回で終わらせるか(どちらかが20〜30を過ぎたら決定します)
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次回で締めよう!映画風にな!
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二つに分けよう!TVアニメ風にな!