後編その2です。
前回の続きなのでナポえもんさんの前編、自分の後編を先に読む事をオススメします。
それではどうぞ。
※のび太くんがこれじゃない感が浮上する可能性があります。
のび太「ま、魔力の使い方......?」
龍騎「あぁ......」
龍騎の発言に目を大きく見開くのび太。
のび太「ど、どうしてですか......?僕は魔法も使えないんですよ?」
龍騎「......ちょっと勘違いしてないか?
俺は
のび太「......へっ?」
魔理沙「......そういう事か」
霊夢「成程ね......」
どうやら霊夢と魔理沙は龍騎の言ってる意味が分かったようだ。
龍騎「いいか?確かに魔法なんて摩訶不思議なもので馬鹿馬鹿しいものだ。でも実際に存在する、自分もその目で見てきただろ?」
のび太「......はい」
龍騎「俺は他人の魔力を感じ取る事が出来る。勿論、のび太くんもちゃんと存在する、小さいけど」
のび太「ほ、本当なんですか!?」
龍騎「あぁ、もっと分かり易く言えば....、魔力を生命エネルギーに置き換えよう。生き物は生命エネルギーが無いと生きていけないからな。これから先、君は強敵達に出会うだろう...、その為に魔力の使い方を伝授して少しでも役立て貰おうと思ってな」
のび太「で、出来るんですか?」
龍騎「出来る出来る。な?魔理沙先輩」
魔理沙「あったり前だぜ!なんてたって弾幕はパワーだからな!」
のび太(此処の魔理沙さんはあんまり変わってないや.......)
龍騎「あー言う脳筋が居るから気をつけろよ?」
魔理沙「お前もこっちよりだろ!」
龍騎「俺はちゃんと考えてますよーだ!一緒にすんな!そうだろ霊夢!?」
霊夢「...........まぁ、どっちかと言えば......、同じね」
龍騎「同じ...、ってどういう事だよ!?」
霊夢「もう面倒くさいわね......、じゃあ龍騎は脳筋だという人、手を上げ」
そう言うと霊夢は手を軽く上げる。魔理沙も手を上げると龍騎は軽く舌打ちをすると、のび太は手を上げていなかった。
龍騎「の、のび太くん...?も、もしかして........」
のび太「い、いやその.......、まだ龍騎さんの事知らないので...、何とも.......」
霊夢「じゃあ、龍騎はガキだと言う人、手を上げ」
霊夢が別の質問をすると、魔理沙は当然手を上げる。龍騎は不安になりながらものび太を見る。
龍騎「........」
のび太「.......」腕の角度30°
ピピピッ
龍騎「.........」
のび太「.........」腕の角度45°
ピピピピーポーピーポーピーポー
龍騎「.......」
のび太「.........」腕の角度90°
ピピッ!
龍騎「」
まさかののび太の裏切り(?)により、龍騎は真っ白になった......。
龍騎「.......これより魔力の使い方を教えます」
のび太「す、すみません龍騎さん!まさかあんなに真っ白になるとは思わなくて........」
龍騎「.......気にするな、俺は気にしない」
現在、博麗神社の外に出ている。のび太くんが精一杯謝って貰ってるがマジで気にしてない。気にしてないよ?ほんとだよ?リュークンウソウカナイ......、なのに何で目から天然水が出てくるんだろ........。
のび太「ほ、本当に大丈夫ですか?」
龍騎「大丈夫だ、問題ない」
これ以上迷惑を掛ける訳にはいかないので早速始める事にした。
龍騎「まぁ教えるって言っても殆どがイメージしろ、って感じなんだけどね」
のび太「そうなんですか?」
龍騎「魔導書で呪文を唱えたりとか、力を溜めて放つとかそんなんじゃ無いんだよ。だから難しく考えないで良い、自分のやり易い方法を見つけてやれば良いんだから」
のび太「はい!」
おっ、意外とやる気があるな。まぁやり方を覚えてしまえば直ぐに出来るレベルなんだけど。
龍騎「取り敢えず肩の力を抜こうか、先ずは自分の魔力を理解出来るようにする特訓だ」
のび太「自分の魔力を理解する...、ですか?」
龍騎「簡単に言えば魔力の量を知る事さ。自分がどれだけ魔力を持っているか知っておく必要があるからな。じゃあ先ず手を出して」
そう言うとのび太くんは両手のひらを見せてきた。
龍騎「そして手を合わせるように形を作って、腕から魔力を流し込んで両手の中心から小さい球を作るイメージをしてみよう」
そう言うとのび太くんは目を瞑り、俺の言われた通りにやってみる。少しずつだがのび太くんの魔力が強まってくる。だがそれ以降、何も起こらなかった。
のび太「...あれ?上手くいかないなぁ......」
龍騎「......なら一度止めて、もう少し自分なりのイメージを意識してみよう。先ずは魔力を........、アニメみたいにオーラが出る感じにイメージしてみて」
のび太「オーラが出る感じ......」
そう言ってのび太くんは再び目を瞑る。すると少しずつ魔力が高まり出した。
龍騎「いい感じ、次はそのオーラが肩から腕に流れるイメージをしてみて」
そう言って俺はのび太くんの両肩を線でなぞるように指を動かす。
のび太「肩から腕に.......」
龍騎「そして腕に流れた魔力を掌からビリビリっと二箇所から一箇所に集まるようにイメージしてみて。そしたら集まった魔力は小さな球になって見えるから」
のび太(二箇所から一箇所に集まる......、段々イメージが出来て来たぞ...!)
するとのび太くんの掌から電流が発生して、中心には小さな球が発生した。サスガダァ...、伊達に現在過去未来を冒険して来ただけはあるな。
のび太「っ!できた!できたぁ〜!」
目を開くとのび太くんは大喜び、まぁその年頃なら嬉しい筈だ。しかしのび太くんが出した魔力の球は直ぐに消えてしまった。
のび太「あ、あれ?」
龍騎「嬉しい過ぎて集中力か切れちゃったからね、でもたった数分足らずで魔力を引き出すとは」
のび太「龍騎さんのアドバイスが良かったからですよ!」
龍騎「いやいや、小学生並みの感想みたいな語彙力しかない俺が出来るアドバイスはこのぐらいさ。さぁ、もう一度やってみよう。今度は目標10分間耐える事」
のび太「いぃ〜!?じゅ、10分ですか!?」
龍騎「大丈夫大丈夫、10分なんてあっという間だから」
それから特訓は少しずつレベルを上げていきながらのび太くんに教えた。
〜霊夢side〜
龍騎がのび太に魔力の使い方を教えて一時間か経った。今は魔力から出来た球を10分間耐える特訓をしている所だ。私は少し離れた所でお茶の飲みながら二人のやりとりを見ていた。
魔理沙「のび太の奴、意外とやるじゃないか。龍騎の教えが良かったのかもな」
霊夢「いや、単に龍騎の直接的な教えが良かったのよ。龍騎の場合は身体で覚えるタイプじゃない」
魔理沙「確かにな、口で教えるより実際に教えた方が良いもんな」
そう、頭で考えるより直接試してみて覚える。龍騎はいつだってそうだ、剣術は知らないけど殆ど独学と言っていた覚えがある。
それは置いといて...........、
霊夢「こうして見ると...、本当の兄弟みたいね」
魔理沙「正確には師弟関係じゃないか?」
霊夢「正確にはね、でもあれじゃあ師弟というより兄弟よ」
そう思いながら二人を眺める。すると龍騎の顔が青ざめた。気になった私は龍騎の側に近寄ると......。
何とのび太が魔力の球を放ちながら涎を垂らして寝ていた。
〜霊夢side〜
俺は今、衝撃な事を目撃してしまった...。ずっとのび太くんの魔力の球を見ていたら『ぐぅ......、ぐぅ.......』と変な声がしたのでのび太くんの顔を見てると........。
のび太「......zzz ......zzz」
涎を垂らし、寝息をたてながら寝ているのび太くんだった。しかも魔力を解放させた状態で.........。
俺は驚愕のあまり顔を青ざめた。それと同時に少し怖いと思ってしまった。気がつくと霊夢が側に居て、口が開いたまま固まってしまった。魔理沙も気になったのか近づいて来ると魔理沙も固まってしまった。
魔理沙「嘘だろ......?寝てる状態で魔力を使ってるのか....,.?」
龍騎「可愛い顔してるだろ、嘘みたいだろ?寝てるんだぜ、それで......、大した辛い事してないのに、ただ......、ちょっと目を離しただけで......。もう(寝てる所為で)動かないんだぜ、な?嘘みたいだろ?」
魔理沙「........ワナダ」
霊夢「魔理沙?」
魔理沙「粉バナナ!?(翻訳:これは嘘だ!?)寝てる状態で魔力を解放状態を維持するなんて出来る筈が無い!」
流石の魔理沙も慌てておりまする。
霊夢「これもうのび太にしか出来ないんじゃないかしら......。私だって寝てる状態で霊力を解放し続けるのは無理よ......」
な、なんて奴だ.....!のび太くん...、恐ろしい子!これじゃあ某酔えば酔う程強くなるみたい奴じゃないか!酔拳改め睡拳じゃねぇか!!
のび太「ん......、あれ?」
目が覚めたのかのび太くんが涎を拭いた。それと同時に魔力の球も消えた。
のび太「......っ!?もしかして寝ちゃってた!?」
龍騎「う、うん.......」
のび太「ご、ごめんなさい!いつの間にか寝ちゃって!」
龍騎「いや別に怒ってないからね?逆に驚いた事があったけど...」
霊夢「まさか寝てる状態で魔力を維持できるとはね。良い課題が出来たじゃない」
魔理沙「うぅ...、私は絶対に無理だぜ......」
のび太「えぇーー!?僕寝ながら魔力を使ってたんですか!?」
流石の張本人もビックリ、いや普通出来ないからね?全集中・常中してる訳じゃないからね?
龍騎「......取り敢えず別の特訓をしよう。じゃあこれ持って」
そう言って俺は愛剣をのび太くんに渡す。
のび太「はい......、うわっ!?」
龍騎「重いだろ?刀とかは1.5〜2kgなんだけど、こいつの場合は5kgかな?」
のび太「ご、5kg!?どうしてこんなに重いのをさっき軽々と振り回していたんだ...?もしかして......」
龍騎「ご名答、じゃあ言わなくても分かるな?」
のび太「......はい!」
決意を固めたのかのび太くんは俺の剣を両手で持って魔力を流し込む。
あ、ちなみに俺が愛剣を振れるのは魔力を使った訳じゃなく自力で持ってる。じゃなきゃ月に行った時に重力スペースで素振りなんてしないからね?(第五十六話参照)
なんて思ってたらのび太くんが愛剣を持っていた。どうやら魔力の使い方が分かってきたみたいだな。
のび太「龍騎さん!持てましたよ!」
龍騎「よし、そのまま俺に攻撃して来い」
のび太「え?」
のび太くんか間抜けな顔をして固まった。いや今日に限って固まり過ぎじゃね?
龍騎「俺はそのまま持って終わりだなんて言ってないぞ?」ニヤニヤ
のび太「っ!?は、嵌められた〜!」
キー!と悔しがるのび太くん。うん、これは激レアだな。
龍騎「さぁ手加減する事はない!思いっきり掛かって来い!」
のび太「もう!こうなったらやってやる!」
俺の煽りにキレたのかのび太くんが剣を両手で構えて襲い掛かった。鞘に納めた状態だけど良いの?と思ってたけど意外にも早い攻撃だった。
のび太「やぁ!」
龍騎「ホイ!(ナ◯ト◯ル◯風)」
のび太「でやっ!」
龍騎「ホラホラ、もっと打って来い!」
しかし中々良い太刀筋だと思う。何だっけ......、電光丸だっけ?その所為で身体に刻まれたのか素人感があんまりない。
のび太「ぜい...、ぜい...、もうむりぃ〜......」
体力が無くなったのかのび太くんは地面に寝そべってしまった。でも良く頑張った方だ。
龍騎「お疲れさん、今日は此処までにしよう」
のび太「は、はい.......」
霊夢「お疲れ様、良く頑張ったわね」
のび太「あ、ありがとうございます...」
龍騎「...さ、今日は帰るか。丁度日も暮れて来てるからな」
そう言って俺は夕日を見る。のび太くんは『うわぁ〜』と言いながら眺めていた。こんな夕日は久しぶりかもしれない...。
のび太「きれいだな〜」
魔理沙「確かにな」
龍騎「......じゃあ帰るか」
そう言って俺はのび太くんを連れて帰宅した。
〜PM18:00・霧影家〜
のび太「がつがつ...、むしゃむしゃ...」
紫苑「もぐもぐ......」
龍騎「おいおい...、そんなに慌てなくても飯は逃げねぇよ」
のび太「いや〜美味し過ぎて......っ!?んーー!?」
龍騎「ほら言わんこっちゃない......」
直子「はい、お茶ですよ」
のび太「ごくごく......、ぷはー!ありがとうございます直子さん!」
現在、夕飯を食べてるのだがやっぱり成長期なのかのび太くんは沢山料理を食べてくれる。それに負けじと紫苑もがっついているが...。
のび太「それにしても龍騎さんがご飯を作れるなんてビックリしました!それにとっても美味しいです!」
龍騎「一人暮らししてたからな、そう言って貰えると嬉しいよ」
紫苑「直子おかわり!」
のび太「僕も!」
女苑「あんた達......」
直子「ははは......」
〜数分後〜
のび太「はぁ〜、ご馳走様〜」
紫苑「ふぅ〜、満腹満腹〜」
腹を摩りながらご満悦な二人。......食費大丈夫かな.........。なんて思いながらタケコプターを修理する。と言っても中身を見せて貰ったが電池に傷が出来てそれを交換、後はこれと言った所は無事だった為、傷があった所を塗装する。
女苑「これがひみつ道具なのね...、このラッパみたいなのは何?」
俺の側では女苑と直子さんがひみつ道具を触れていた。良いなぁ、俺も触りたい...。タケコプター触ってるけど。
のび太「あー、それは『ハメルンチャルメラ』だよ。この道具は片付けたいものに向かって吹くと、片付けたいものが、山へ独りでに行くんだ。そして、二度と帰ってこないラッパだよ」
.....そんなやつあったなー(すっとぼけ)
女苑「......なんて恐ろしい」
直子「じゃあこのクリームは?」
そう言うと直子さんは化粧クリームのようなものを手に持った。
のび太「それは『あべこべクリーム』って言って、寒い時や暑い時に塗ると熱さと寒さが逆転するんです。でも塗り過ぎには注意が必要ですよ」
女苑「ふーん、龍騎の能力みたいなものか....」
まぁあながち間違いではないな。
紫苑「ねぇのび太、このフラフープは何なの?」
そう言って紫苑はフラフープのような物を手に取った。
のび太「それは『通りぬけフープ』って言うんだよ紫苑ちゃん。これを壁に貼り付けると輪っかの部分が穴になって通り抜けるんだ」
紫苑「ふーん、昔の直子みたいなものか」
直子「まぁ、そうですね」
それから色々ひみつ道具を取り出してのび太くんが解説していく、それが暫く続き、その後皆んな風呂に入って就寝しようとする。
龍騎「どうだった?別の幻想郷に来た感想は?」
のび太「はい!見た目はあんまり変わってないけど此処の幻想郷も皆さんはとても良い人でした!」
龍騎「そうかそうか、それなら良かった。あ、タケコプター直しておいたよ、試運転も済んでるから直ぐにでも使えるよ」
のび太「本当ですか!?ありがとうございます!」
そう言って直したタケコプターを渡した。試運転で使ってみたらマジで動いたので調子に乗り掛かった。......しょうがねぇだろ!?誰もが憧れるタケコプターだぞ!?分かるだろこの気持ちがよ!?
龍騎「所でのび太くん、明日には帰れると思うが.........、
帰る前にテストしようと思う」
〜のび太side〜
直してくれたタケコプターを受け取ると、龍騎さんがテストすると言ってきた。
のび太「て、テストですか?」
龍騎「あぁ、今日の特訓でどれだけ魔力を使えるかテストする。勿論、其方に有利な条件を出す。別に断っても良い、でも自分がどれだけやれるか試してみたいと思わないか?」
のび太「......」
僕は龍騎さんの言葉を聞いて少し考えた。確かに、今までドラえもんやひみつ道具に頼ってきたけど今回は一度も頼ってない。龍騎さんが魔力の使い方を教えてくれたから今日一日を過ごせて来た......。そう思うと自分の実力が何処まで通用するか気になり始めた。
のび太「......やります!やらせて下さい!」
龍騎「嘘じゃないな?」
のび太「ありません!」
龍騎「.........よし、明日博麗神社でやろう。詳しい事は明日に伝える」
のび太「はい!」
正直不安な所はあるけど、明日も早い。僕は明日に備えて布団の中に入ると直ぐに眠ってしまった...。
〜のび太side out〜
〜翌朝・博麗神社〜
龍騎「......準備は良いな?のび太くん」
のび太「はい!」
龍騎「じゃあルールを説明するぞ?制限時間は10分、一度でも俺に攻撃を当てられたらそっちの勝ち、一度も当てられず10分が経過してしまったら俺の勝ち。特別ルールとしてそっちはひみつ道具を使っても良いよ、しかし、一つだけだ。一つだけ許可する」
のび太「一つだけ......」
龍騎「俺もこの木刀だけで相手する。勿論能力も魔法も使わない。攻撃もしないが防いだり避けたりはするけど、それしかしない......、んじゃ始まるか」
俺がそう言って木刀を構えると、のび太くんはスペアポケットからひみつ道具を取り出す。それは......、
のび太「名刀電光丸!これで行きます!」
龍騎(ほぅ......、接近戦に挑むのか)
のび太(本当なら空気砲でやりたいけど、恐らく簡単に避けられてしまう。だったら名刀電光丸で勝負するしかない!)
のび太くんが名刀電光丸を構える。のび太くんが射撃が得意なのは知っているが、名刀電光丸と来たか......。
霊夢「......二人共、準備は良いわね?」
龍騎「ああ」
のび太「はい!」
霊夢「それでは..........、始め!」
こうしてのび太くんのテストが始まった。霊夢の合図でのび太くんが飛び掛かって来た。
のび太「やぁ!」
龍騎「よっと」
のび太「でやぁ!」
龍騎「はあぁ!」
一発目は避けて、二発目は木刀で弾く。するとのび太くんの攻撃速度は早くなっていく。どうやら電光丸の本領発揮したみたいだ。
のび太「それ!」
龍騎「なんの!」
のび太「まだまだ!」
龍騎「甘い!」
のび太くんの攻撃は更に増す中、俺も何とか対応して行く。気がついたらそろそろ10分が経とうとして来た。
のび太(どうしよう...、もう時間がない!)
龍騎(さぁ......、どうする?)
のび太「......こうなったら!」
そう言ってのび太くんは大ジャンプして斬り掛かって来た。
その時、不思議な事が起こった。電光丸の刀身が黄色から赤に変色したのだ。
龍騎「!?」
な、何が起こってるんだ!?電光丸が赤色に変化したぞ!?どういう事!?まるで意味が分からんぞ!?
のび太「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
龍騎「っ!」
そのまま俺は呆気に取られてのび太くんの一撃を食らってしまった。
のび太「はぁ...、はぁ...」
霊夢「勝負あり!勝者、のび太!」
のび太「......え?勝ったの?」
龍騎「...お見事、俺の負けだ」
のび太「........やった...、やっっったあぁぁぁぁ!!」
俺が負けを認めるとのび太くんはピョンピョンと跳ねながら喜んでいた。
霊夢「......わざと負けたでしょ」ボソッ
霊夢が小声でそう言って来た。失礼な.........。
龍騎「まさか......、普通にやったら大人気ないだろ?」ボソッ
霊夢「師匠としてどうかと思うわよ」ボソッ
龍騎「弟子にした覚えはないよ」
でも何故電光丸が赤くなったんだ?恐らく魔力を使ったから赤色に変色したっぽいけど......。もしかして能力に目覚めのか?
龍騎(本当だったら、『ひみつ道具を強化する程度の能力』なんだろうな......)
魔理沙「おーい!お前等ー!」
そんな事思っていると、空から魔理沙がやって来た。箒の後ろにはにとりが乗っていた。
魔理沙「待たせたな!のび太、時空転送装置が出来たみたいだぞ!」
のび太「本当ですか!?」
にとり「君がのび太だね?会えて光栄だよ、多分知ってると思うけど河城にとりだよ。君の事情は昨日聞いたから分かってるよ、さぁ時空転送装置は私の家にあるから行こっか」
そう言って俺達はにとりの家に向かった。
〜にとりの家〜
にとり「さぁ、これが時空転送装置だよ!」
のび太「これが......」
にとりと家にやってくると、一つのカプセルだった。
にとり「のび太、カプセルの中に入ってみて」
のび太「はい」
そう言ってのび太くんはカプセルの中に入ると、にとりは隣にある操作盤をポチポチと操作していく。
にとり「ん〜と、のび太の幻想郷はね.......、あ、これだ!」
龍騎「見つかったのか?ってか何で分かるんだよ」
にとり「其処は企業秘密(ご都合主義)さ、じゃあ早速起動するよ」
にとりが色々と準備をしていると、俺はのび太くんの近くによる。
龍騎「達者でな、のび太くん」
のび太「龍騎さん...、本当にありがとうございました!」
龍騎「......これはアドバイスになるかどうか分かんないけど、これから先、色んな種族と戦う事になったり、色んな異変も起こるだろう。でも、これだけは覚えておくといいかもな......、
どんなに苦しい時があっても仲間の為に諦めるな。覚悟と勇気を捨てない限り、きっと良い結果は出せる」
のび太「覚悟と......、勇気......」
これは俺がいつも心掛けてる事だ。春雪異変の時に妖夢と戦う時だってそんな感じだった。霊夢と魔理沙を負担を掛けたくないと思い、妖夢と戦う覚悟と異変に立ち向かう勇気があったから結果的に異変は解決出来たものだ。
龍騎「君はまだ若い、これからもっと経験する事になるだろう。多分辛い事があるかもしれない......。でも、君だって男だ。覚悟を決めなきゃいけない時だってあるんだ、君が幻想郷の住民だけでなく、君の友達(ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん)や親友(ドラえもん)を、これからも守ってやれよ」
のび太「......はい!」
俺はのび太くんの肩に手を置くと、のび太くんは元気良く返事した。
にとり「準備完了!いつでも行けるよ!」
龍騎「にとり、始めてくれ!」
俺が合図を出すと、のび太くんが入ってるカプセルの蓋が閉じられ、段々と光が強くなっていく。
のび太「皆さん!短い間でしたがお世話になりました!龍騎さん!昨日と今日の事、一生忘れません!」
龍騎「あっちに行ってもしっかりやるんだぞ」
霊夢「機会があったらまたいらっしゃい、歓迎するわ」
魔理沙「次会ったら私と勝負しようぜ!」
にとり「行くよ!転送開始!」
のび太「皆さん、ありがとうございました!さよーならー!」
そう言ってカプセルは目を瞑る程光ると、カプセルの中にいたのび太くんは居なくなっていた。
にとり「転送完了、上手くいったみたいだね」
龍騎「......そうか」
霊夢「名残惜しい?」
龍騎「まぁな......、でも良いんだ。余計なお世話かもしれないけど、俺は出来る事をしたまでさ」
そう言って外に出て、空を見上げる。其処には雲一つない青空の天気が広がっていた。
〜のび太side〜
のび太「う〜ん......、此処は......、魔法の森?」
カプセルの光に包まれた僕は目を開けると、森の中に居た。
のび太「えぇ〜と、取り敢えずタケコプターで飛んでみよう」
そう言ってスペアポケットからタケコプターを取り出し、頭に着けて空を飛ぶ。
のび太「ほ、本当に戻って来れたのかな.........」
僕は不安になりながらも辺りを見渡すと......、
「のび太ーー!」
誰かが僕の名前を呼んでいた。僕は声が聞こえた方向へ向かうと......。
のび太「霊夢さーん!魔理沙さーん!」
霊夢(ナポえもんさん)「のび太!?」
魔理沙(ナポえもんさん)「お前、本当にのび太なのか!?」
僕の事を知っている霊夢さんと魔理沙さんだった。
霊夢(ナポえもんさん)「どうやって戻って来たのよ!?」
のび太「えーとですね......、説明すると長くなるんですけど......」
僕は簡単に説明をした。僕は時空乱流に巻き込まれた後、平行世界の幻想郷に流れ着いた事、そして其処の霊夢さんと魔理沙さん、更に龍騎さんに色々お世話になった事を話した。
霊夢(ナポえもんさん)「そう......、でも無事で良かったわ」
魔理沙(ナポえもんさん)「あの後大変だったからなー?紫が目玉が血になるまで探してたぜ?私達はもしかしたらと思って幻想郷を回りまくってたんだぜ」
のび太「し、心配掛けてすみませんでした......」
僕は深くお辞儀をして謝る。
霊夢(ナポえもんさん)「まぁ、見つかったなら良いわ」
魔理沙(ナポえもんさん)「それもそうだな!」
のび太「霊夢さん......、魔理沙さん.........」
霊夢・魔理沙(ナポえもんさん)
「「お帰り、のび太!」」
のび太
「うん!ただいま!」
【ナポえもん✖️ 餡 子太郎 コラボ回】
心優しき少年とちょっと・ふしぎな幻想郷
完
以上、コラボ回でした。
疲っれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
今回すっごい気合い入れたせいか、何と10,000文字超えてしまいました。
後編その1とその2を合わせたら15,000文字は行ってると思います。
この達成感、半端ないです。以上でこれでコラボ回でした!
ナポえもんさん、コラボありがとうございました!そして、のび太くんを強化(?)してしまい申し訳ございませんでした!
これからも餡 子太郎とナポえもんさんをどうぞよろしくお願い致します。
【今回出てきたひみつ道具】
・ハルマンチャルメラ
音色を聴いたら、二度と山から降りられなくなってしまう恐ろしい道具(ドラニュー参照)
・あべこべクリーム
からだに塗ると、熱いものは冷たく感じ、冷たいものは熱く感じるようになる(ドラニュー参照)
・通りぬけフープ
壁などにつけると、壁の向こう側に通りぬけられる穴を作り出してくれる(ドラニュー参照)
・名刀電光丸
刀に仕組まれたコンピューターのおかげで、これさえ使えば絶対に剣の決闘で負けることがない......、のだが相手が相手なので絶対に勝てるとは思えない(ドラニュー参照)
貴方の選択で未来が変わる!!(数が多い順に投稿+ちなみに全員書く予定)
-
楽園の素敵な巫女ルート
-
完全で瀟洒な従者ルート
-
半人半霊の庭師ルート
-
下っ端哨戒天狗ルート
-
祀られる風の人間ルート