後日談その1です。
それではどうぞ。
楽園の素敵な巫女編
『俺の生涯を全部お前に捧げたい.....。だから、お前の人生を俺に預けてくれないか?一緒に暮らして、俺達の子供を作って、そして.......、死ぬ時は俺と同じ墓に入って欲しい......』
今思うと、俺はとんでもない厨二病発言をしてしまったのでは無いかと思ってしまうこの頃、もうちょっと良い表現が出来なかったのかと少し後悔をしていた俺は縁側でお茶を啜る。
「えい!やぁ!とーう!」
そして、俺の近くには小さな女の子がお祓い棒を持って振り回しながら遊んでいた。
「おとーさん!一緒に遊ぼ!」
龍騎「......ああ、分かった」
そう言って俺は立ち上がり、ご要望通りに
龍騎『俺は、お前が好きだ。博麗霊夢さん』
霊夢『嘘.....、本当に私なの?』
龍騎『ああ、お前じゃないと意味が無いない。お前じゃなきゃ駄目なんだ。これが俺の出した......、覚悟と決断だ』
鬼神龍との戦いから約十年が経とうとしていた。あれから幻想郷は異変一つ起こる事無く、平和な日々が続いた。お陰様で俺と霊夢はめでたく結婚もし、三人の子供に恵まれた。今は末っ子の娘と遊んでいるのだが残りの二人は現在、寺子屋で勉強中。
末っ子「おとーさん!おとーさんが悪者役ね!れーかが正義のヒーロー役やる!」
龍騎「よっしゃ!んじゃやるか!」
この子は博麗 霊華《はくれい れいか》。三人目の子で霊夢にそっくりな女の子。現在は4歳で霊夢の跡継ぎの一人でもある。実はこう見えて霊華は俺と霊夢の能力が使えるのだ。それが発覚したのは三年前に魔理沙と遊んでいたらいきなり魔理沙の帽子が燃えていた。魔理沙曰く『霊華が火を出した!』との事。つまり霊夢の能力どころか俺の能力を受け継いでいるのだ。遺伝って怖ぇ......。
霊夢「あら、楽しそうじゃない」
霊華「おかーさん!」
洗濯を終えた霊夢が顔を出すと霊華は霊夢に向かって走り出し、勢い良く抱きついた。
霊華「ねぇおかーさん。おかーさんも一緒に遊ぼ?」
霊夢「ごめんね、もうちょっとお仕事があるから終わってからね」
霊華「はーい!」
そう言って霊夢は霊華を下ろすと、今度は俺に霊華は抱きついて来た。
龍騎「ははっ、霊華はいつも元気が良いな」
「「ただいまー」」
すると後ろから二人の男女の声がした。
龍騎「おう、お疲れさん。龍星、霊奈」
龍星「ただいま、父さん」
霊奈「ねぇご飯はまだ?」
龍騎「まだ昼前だよ、それより手洗って来い」
龍星・霊奈「「はーい」」
そう言って二人は洗面所へと向かった。
男の子の方は霧影 龍星《きりかげ りゅうせい》俺にそっくりな男の子で三兄妹の長男坊の九歳。昔の俺にそっくりで能力も俺の『属性を操る程度の能力』を受け継いでる。しかも歴代の博麗の巫女が男の子を産むのは霊夢が初めてだったらしく、紫さんは感動と予想外の事にガチ泣きしたとか...。
そしてもう一人の女の子は博麗 霊奈《はくれい れいな》三兄妹の真ん中で霊華のお姉ちゃんの七歳。彼女も霊夢にそっくりで『空を飛ぶ程度の能力』を受け継いでいる。
霊奈「ねぇ兄さん、今から人里に行きましょ?」
龍星「い、今から?」
霊奈「どうせ暇でしょ?良いから行くよ!」
龍星「え?ちょちょっと!?」
龍騎「行くのは良いけど日が暮れる前には帰って来いよー」
霊奈「はーい、じゃあ兄さん行くよ」
龍星「ちょっと待ってよ!?僕一言も言ってないだろ!?ってか父さん止めてよ!?」
龍騎「だが断る」
龍星「断らないでよ!?あーちょっと!?」
......ご覧の通り、霊奈はブラコンである。まぁ仲が良いので別に止める気は無い。そのうち勝手に兄離れするだろう、多分。
龍星と霊奈が人里へ行くと空からおーい、と声を掛けられる。空を見上げると魔理沙とアリスが箒に乗ってやって来た。
霊華「まりちゃん!ありちゃん!」
魔理沙「よう霊華!今日も元気だな!」
龍騎「よう、良く来たな」
アリス「相変わらずね、良い加減その長い髪を切ったら?」
龍騎「俺のヘアスタイルに口出ししないで貰える?」
そう、俺はあれから髪を伸ばしていた。理由は特に無い、何となく切るのが面倒臭いだけだ。お陰様で某流浪人状態である。え?ダサい?ハハハ!うるさいよ。
霊夢「あら、今日も来てたの」
魔理沙「おう!邪魔するぜ」
霊華「ねぇまりちゃんまりちゃん!今日もアレやって!」
霊華が魔理沙の腕を引っ張って訪ねて来た。
魔理沙「アレだな!よーし!お姉ちゃん頑張っちゃうぞー!」
霊夢「頼むから人様に迷惑を掛けないようにしてよね」
魔理沙「行くぞ!マスタースパーク!!」
キャキャ喜ぶ霊華に魔理沙は霊夢の忠告を無視してマスパを空高く放った。そのままぐんぐんとマスパは空へ伸びていき、
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
何かが落ちて来た。よし、見なかった事にしよう!
霊華「?まりちゃん、何か落ちなかった?」キョトン
魔理沙「気のせいだぜ」
龍騎「気のせいだな」
アリス「気のせいね」
霊夢「気のせいよ」
霊華「???」
霊華を除く奴等は皆んな遠い目で見ていた。......今晩は唐揚げにしよう。
霊華「ふぁ〜、眠たくなってきた......」
霊夢「それじゃあお昼寝でもしましょうか」
そう言って霊夢は霊華を抱っこするとそのまま部屋に向かった。
アリス「ああ......、いつ見ても可愛いわね.......」
龍騎「霊夢の子供なんだから可愛いのは当然だ。可愛くないって言った奴は血祭りに上げてやるレベルだ」
魔理沙「物騒な父親だぜ.....、まぁ霊華もだけど龍星も霊奈も可愛いけどな」
龍騎「龍星がまさか男の娘よりなのは今でも驚いてる。三人共霊夢に似てるからな...」
何故か龍星は男の子というより男の娘なんだよね、四割程。お陰で寺子屋で男女にも人気なんだとか。まぁ霊奈が全部追い返してるけど。
アリス「.......ねぇ龍騎」
龍騎「?どうした?」
アリスが俺の耳元でこう囁いた。
アリス「私も可愛い子供が欲しいの...、だから作ってくれない?」
龍騎「」
その言葉を聞いて俺は固まってしまい、次の瞬間俺のアリスの間に弾幕が飛んできた。
霊夢「良く聞こえなかったけど、何か変な事言わなかった?」ゴゴゴ
霊夢が禍々しいオーラを放って笑いました。ちょ、殺気が......。
アリス「べ、別に何も言ってないわよ!そんなに睨まなくても!」
霊夢「ふーん、じゃあ何て言ったのかしら?」ゴゴゴ
アリス「あ、アレよ!霊華ちゃんにプレゼントする為の人形の好みを聞いたのよ!ね!龍騎!」
龍騎「え!?あ、うん!」
こいつ俺に振ってきやがった...!此処で下手に違いますって言ったら説教フルコースなので敢えてアリスに合わせる。
霊夢「......そういう事にしておくわ」
そう言って霊夢は部屋に戻って行った。鬼嫁、恐るべし.......。
アリス「そ、それじゃあ私達は帰るわね!」
そう言って慌ただしい様子でアリスは手を振る。
魔理沙「じゃあな龍騎!」
龍騎「おう」
アリス「あ、そうそう」
そして何故がアリスが俺の方に戻ってくると、
アリス「あの話し、本気だから」ボソッ
龍騎「......ゑ?」
そう言ってアリスはウインクして魔理沙と共に行ってしまった。
龍騎「.........ナンテコッタイ」
俺はアリスの言葉に思わず頭を抱えてしまった。
〜数時間後〜
龍星「zzz......」
霊奈「zzz......」
霊華「zzz......」
霊夢「はい、龍騎」
龍騎「ああ、悪い」
子供達が隣で寝てる中、霊夢が酒瓶を差し出すと俺はカップに酒を注いで貰って口にする。酒は毎晩飲んではいるがほんの少量しか飲まない決まりを立てた。霊夢はああ見えて酒癖が悪いのだ。何回も宴会で酔っ払っては暴れ回っていたからな......。
霊夢「もうあれから十年か...。時間が経つのが早く感じるわ......」
龍騎「そうだな......」
全てが終わって十年...、失うものが多かった。でも俺達はこうして生きている、生きているから今の幸せがある。それならどうするか、そんなの決まってる......。
犠牲になった人達の分まで、精一杯幸せに時間を過ごすまでだ。
霊夢「ねぇ龍騎......」
そう言って霊夢は俺の肩に頭を乗せる。
霊夢「愛してる......」
龍騎「俺もだ......」
そう言って俺達は口づけを交わす。すると霊夢が俺を押し倒した。
龍騎「どうした?」
霊夢「その、ね......。えーと......、最近
酒の力を頼りたかったのか徐々に霊夢の顔が赤くなり、恥ずかしさが増していく。
龍騎「........霊夢のエッチ」
霊夢「っ!///バカバカ!何でそんな事言うの!?///」
ポカポカと俺を叩いてくる霊夢。あー、めちゃくちゃ可愛い......。すると霊夢が叩くのを止めると、
霊夢「こ、このエッチな嫁は嫌い......?///」
上目遣いからの涙目、それに若干服が乱れて色気が増す。
理性くん「(◉ ◉)」キュイーーーン
そんな事言われたら.....ねぇ......?
龍騎「......言ったな?」
今度は俺が霊夢を押し倒した。既に俺の理性くんはお亡くなりになったのでまさにS◯E◯状態。
龍騎「言い出しっぺはお前だからな?寝られると思うなよ?」イケメンフェイス
霊夢「っ!///」
龍騎「四人目作る勢いでするから......、覚悟しておけよ?」イケメンフェイス
霊夢「.........はい♡」
こうして、俺達の長い夜が始まった......。
いかがでしたか?
以上で霊夢編でした。次回は誰なんでしょうか.....。
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次回もよろしくお願いします。
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