特に何かあったわけでもなく、普通に過ごす。適当にできそうなことを纏めて実行して、できたらそれを紙に残して仕舞い込む。紙はラミネート加工してあるから早々読めなくなったりしないぞ。
で、気が付いたころには全部終わっていたらしい。全部と言っても人類史が終わっているとかそういうあまりにも規模が大きい物ではなく、単純に原作と呼べる範囲の年代が終わっているというだけの話なんだがそれでも終わっていることには変わりない。
アメストリスを裏から作り上げ、五千万もの人間を使った『賢者の石』を作って『神』と呼ぶ存在を地に引きずり落として自身に閉じ込めた『
シンの国の王子は『賢者の石』を手に入れて皇帝になり、鋼の錬金術師とその弟は広い世界を見て回らんと旅をしている。
結局、俺があそこで関わろうが関わらなかろうが関係なく、世界はそうなるよう回っていくという訳だ。
ここ最近の俺の研究成果と言えば、この世界における『真理の扉』の物理的な錬成に成功したくらいだろうか。これで俺がどこの世界に行こうが関係なくこの世界の錬金術を使うことができる。まあ常時物理的な攻撃と魂に影響をもたらす術に対しての防御ができる技術をそう簡単に手放したくはないもんな。
なお、使うだけならこの世界の錬金術に必要な道具、例えば『焔の錬金術師』の手袋でも出せばそれを使いこなせるように身体とか魂の方が組み変わったりするからわざわざ物理的に作れるようになる必要はこれっぽっちも無かったりするんだが、それはあくまで俺の話。大切なのは俺以外がそれをできるようになるということであって……あ、でも束姉さんには渡しちゃダメな奴だなこれ。
材質に対しての理解とエネルギーさえあれば生身であっても何でも作れるとなれば、ただそれだけで何人か胃痛を通り越して胃袋を内側から過剰に出してしまった胃液で爆発させそうなやつが何人かいる。
でも束姉さんだからなぁ……俺が使っているところを見ればなんとなくで真似してもおかしくなさそうなんだよな。特に『真理の扉』の本体を見たら自力で作り上げそうな気がするし、それどころか自力で別の世界に顔を出して色々と研究やら実験やらをしてきそうな気さえする。怖い怖い。
『怖くないよ^^』
怖ぇよ。いやマジで怖い。新技術を目の前にした束姉さんとか正直一時的に記憶から追い出したくなるくらいに怖い。まあ記憶から追い出したとしてどれだけ時間をかけたとしても数分で帰ってくるだろうけども。
しかし、あれだな。この世界で得られる物は大体手に入れてしまったし、後は研究と理解を重ね続ければめちゃくちゃ便利な技術として確立できるだろうがそれは別にここでやる必要もここでやらなくちゃならない理由も全く無いわけで。
じゃああれだ、もう帰るか。問題はここから座に行くのにどのくらいエネルギーが必要なのかってことだが、最悪ここに来た時の道を逆走すれば戻れるはずだ。それにこの世界には世界の外側とも言える場所に行くための扉が一人に一つ備わっているわけだし、それを使えば結構簡単に行けるんじゃないかと思う。上手いことやれば今みたいに受肉して手に入れた技術だけでなくその世界固有のエネルギーなんかも持ち帰ることができるようになるかもしれないしな。あんまりやる気しねえけど。
『お気に入りとかができたら連れ帰ることも多分できるね?』
『新しくペットを飼うならちゃんと面倒は見なさいよ? 一夏の面倒ならいくらでも見る気でいるけれど、一夏以外の面倒とか極力見たくないんだから』
俺がわざわざ連れ帰るほど気に入る奴ができるのかね? できたとしてもそういう奴がいたら何かしらの方法で自力で追っかけてきそうな気もするけど?
……実際追いかけてきてる奴もいるし。誰だか知ってるのに誰だかわからないってのは不思議な感覚だ。座では時間の感覚が色々とおかしいからそういうこともあり得るんだが、それでもやっぱ奇妙な感覚だ。
あー、となると座に戻れば時間系統のはできなくなるのか。じゃあ今ここでやっとこう。錬金術は純粋なエネルギーに干渉できる、それからエネルギーを介して空間にも干渉できる。じゃなかったら鋼の錬金術師が暴食に呑まれた先から錬金術で元の世界に戻ってくることができないはずだしな。
で、物理事象に干渉できて空間に干渉できるんだったら多分時間にも干渉できると思うんだよな。その方法を確立させることをこの世界における最終試練としよう。実行するとなるとそれこそ恒星一つくらい使うかもしれないが。
なお実際には鉛1m^3で何とでもなったし、気合とはいえなんとなくで行き来できるというのもあって五分もかからなかったことをここに記す。
次回作は……?(止まってるのを入れてやり直し)
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ウマ娘
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SAO
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金色のガッシュ
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BLEACHの続き
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わたおれヒロアカ(神野市あたりまで)
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竈の女神様(原作崩壊してるので短い)
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小五ロリ(新しいの知らんのでオリ異変)
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恋姫
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寝たいだけ外伝・超外伝
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新作