エーブリスのチラ裏短編集Ζ   作:エーブリス

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そろそろB支援も取り扱います。


Bになると、そろそろマーシレスのイキりからボロが出始めて、どんどん弱い部分がさらけ出される感じになる…といいけど。


【ナニカサレタ男シリーズ】支援会話アソート4

 

 【1,例えばそれは、7mm程度の鉄屑(×カザハナ支援C)】

 

カザハナ

「やぁあッ!」

「せぃッ!」

「でぇえええい!」

 

マーシレス

「…」

 

カザハナ

「…ふう、今日はこのくらいね」

「で、何時まで物陰から見ているつもり?」

 

マーシレス

「…?」

 

カザハナ

「いや、あんたよ!マーシレス!

何処見たって他に居ないでしょ!」

 

マーシレス

「んにゃ、もしかすると敵の密偵でもポイ捨てされてるのかと…」

 

カザハナ

「白々しいわね、どうせ私達以外誰も居ないの分かってるんでしょ!

何時もみたいに!」

 

マーシレス

「まあな。

今回は侍剣術のデータが欲しかっただけだ」

 

カザハナ

「でー、た…?

また訳の分からない事を言ってるわ…」

 

マーシレス

「それじゃ、一つその訳の分からない質問をしてもいいか?」

 

カザハナ

「…何?

場合によっては答えないけれど」

 

マーシレス

「何、質問そのものは簡単だよ」

「もしもの話だ。

ある日突然、戦場に剣や槍…刀や薙刀といった既存の武器が過去の遺物になるような超兵器が普及され始めたとしよう」

 

カザハナ

「え、超兵器?」

「ちょっとよく分からないよ…どういう事?」

 

マーシレス

「なーに、そこまで考える必要もないさ。

要するに“態々”刀や槍を持って行くのがバカらしくなるような代物だと思えばいい」

「そうなったら、お前…その日まで刀を持ち続けられるか?」

 

カザハナ

「…成程、そう言う事ね」

 

マーシレス

「…今やっと理解したな」

「で、どう?答え」

 

カザハナ

「質問の意味は理解できたけれど…すぐに答えが出るかと言われると別かな」

「正直、実感も湧かないわ。

戦の風景がガラリと変わったトコロなんて」

 

マーシレス

「…そうか、そんなものか」

「第二次世界大戦前の人類が戦艦を超える抑止力を想像出来なかったように、俺も核を超える抑止力なんて分からん」

「とりあえず…答えが出たら、そん時よろ」

 

 

カザハナ

「…」

「マーシレス、って…意外とマトモなのかな?」

「――――いや、十分可笑しいわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【2,異(×ニュクス支援B)】

 

マーシレス

「…またっすか、ニュクス。

俺も幼い探求心をどうこうしようとは思わんけど、いい加減しつこいって」

 

ニュクス

「貴方こそ、いい加減その口をどうにかしないといつか刺されるわよ」

「それと今回は恐らく時間はかからないわ、私の考えが間違っていなければだけれど」

 

マーシレス

「ふーん、そりゃ楽しそうだ。

流石に椅子に座ったままでいいか?」

 

ニュクス

「大丈夫よ。

少し覗くだけだから」

 

マーシレス

「記憶を、か?」

 

ニュクス

「いいえ。生き物の身体が持つ情報…とも言うべきものよ」

 

マーシレス

「DNA、或いは単に細胞か…?

そういうのって何かの宗教じゃ冒涜に当たるんじゃね?」

 

ニュクス

「私は別に宗教家では無いわ、それにもしそれを禁忌と呼ぶのだとしても最早私には関係のない話よ」

「それじゃ、動かないで…」

 

マーシレス

「…」

 

ニュクス

「やはり、そうだったのね…」

 

マーシレス

「何が見えた?」

 

ニュクス

「…人の手が加えられた痕」

 

マーシレス

「へえ?

具体的には」

 

ニュクス

「ノスフェラトゥと違って、魔術や呪術に依らない…生命を生命の法則に則って作り変えた何か」

「そんなものは見た事も聞いた事も無いし、出来るとも思ってみなかったけれど…そうとしか思えないものが見えたわ」

 

マーシレス

「生き物じゃない部分は見えたか?」

 

ニュクス

「ええ、少しなら。深くは分からなかったけれど…」

「そもそも貴方、自分の身体について知っているの?」

 

マーシレス

「…具体的に何をされたのかは知らないし、誰がやったのかも全く知らない。

自分が今も自分であるかもな」

「だが、ソイツがどんなことをしたのかと言う想像は容易に付くよ…グロテスクなまでに」

 

ニュクス

「どうしてそんな予想が?」

 

マーシレス

「残されたモノからの推測、とだけは言っておく」

 

ニュクス

「そう…」

「ならば、それが何故魔術や呪術でないと?」

 

マーシレス

「魔法や呪術に、物理演算の数式ってあるのか?

俺にはそういう風に見えない…少なくとも魔法や呪術が」

「とりあえず俺もう行くわ。

身体の話をすると腹下すんだ…いつも」

 

ニュクス

「…」

 

 

 

 

 

 

 【3,笑い男(×ブノワ支援B)】

 

 

ブノワ

「……」

「………」

「マズイ、マズイぞ…」

「この震え方は…間違いない…!」

 

 

マーシレス

「私はカモメ…或いはヘルメスの鳥」

 

ブノワ

「うぉおおおおおおあああああああああああッ!?」

「…ま、マーシレス。

本当にやめてくれ、特に夜間の見回り中は…」

 

マーシレス

「ははっ、わり」

「シュワちゃんみてえな男が大声でビビッてんのはいつ見ても面白れぇってマジ」

 

ブノワ

「…その事なのだが、マーシレス」

「お前は…怖くないのか?俺が」

 

マーシレス

「………」

「んんんんん?」

「怖い??お前がか??

ハハッ、冗談言っちゃいけねぇ、顔にしたって割とアクション俳優顔じゃねえか!コマンド―やプレデターで見慣れたぜ?」

「流石にプライベートライアンは違うな…ハリウッドだと現代戦で起用される顔だ」

 

ブノワ

「相変わらず何を言ってるのか分からんな…」

「しかし何故だ…何故怖がらない?

もし恐怖を克服できる何かがあるのなら教えて欲しいが…」

 

マーシレス

「んー、それなー。

俺自身噂とかそう言うのが引っ付いて回るような人間だし、何となくそういう尾ひれ背びれの付くヤツが分かると言うか…」

「用は同じ匂いがするって奴、それが最初の理由だな」

 

ブノワ

「そ、そうか…」

「しかしマーシレスの噂は全て本当だと…」

 

マーシレス

「いいや、流石にちょっと脚色が付いてる。

本当の所は450辺りからサバを読み始めた。だましだまし、ってな感じで」

「一応死体から小指切り取って証拠集めてたが…500なんて態々数えるヤツもいなかろう。

数えるのも適当さ、でなきゃ嘘も付けん」

 

ブノワ

「小指を…結局恐ろしいな…」

 

マーシレス

「まあまあ。

それと…もう一つに、これはちょっと主観的な話が多くなるが…戦術的な話でもある」

 

ブノワ

「戦術…?」

 

マーシレス

「ああ、その恐怖を使って戦ってるのさ。俺は…いつも」

「何となくお前も分かるだろうが、恐怖ってのは人を危険から遠ざける重要な警告器官でもあると同時にあらゆる情報をシャットアウトする究極の目隠しでもある」

「結局は精神の強度の問題だ。

恐怖に振り回された人間ほど隙の多い生物はいない、そうして出来た意識の隙間に急襲をかけてるんだ」

 

ブノワ

「な、成程…」

 

マーシレス

「そんなことしてるから、どうも恐怖の“臭い”には人一倍敏感になる…のかもしれない」

「――――で、それで…そんな俺からの恐怖の克服法だ。どうせ聞きたいんだろ?」

 

ブノワ

「!…」

「あ、ああ…あるのならば是非とも――――待て、そのナイフは何だ?」

 

マーシレス

「恐怖を克服する方法…それはな、“わらう”事さ!」

「こう…して、なぁ…!!」

 

ブノワ

「や、やめろ!」

「く、口が…口が裂けてしまうぞ!」

 

マーシレス

「いいのさ!あらゆる全てから目と耳を閉じ、口をつぐみ…それで何も無く、わらえるんだからよ!」

「はは、はハハッ、ハハハハハハ!!」

 

ブノワ

「う、うわ…うわああああああああああああああ!!!!――――」

 

ある男が言った、恐怖だけが死から己を遠ざけてくれる。

しかし…死に望みをかけるもの、或いは死なぬ者にとって…己自身の恐怖とは邪魔なだけなのかもしれない。

 

それこそ感覚を誤魔化し、狂ってでも潰そうとするほどには。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





話は変わるけど、「一人」を「かずんど」って初見で読める人いるんかね?
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