【完結】コケダマですが、なにか?   作:あまみずき

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11 それぞれの宿敵

 私が禁忌によって暴走し、狂気に堕ちてしまった事で蜘蛛子ちゃんと戦う事となり。

 その激闘の末、蜘蛛子ちゃんが一発キツくぶん殴ってくれたことで正気に戻れた、あの一日から何週間も過ぎた頃。

 

 私たちは、お互いに別々に行動して、各自のレベル上げに勤しんでいた。

 今までは一緒に行動していたけれど、それはお互い弱くて危険が多かったのもあるし、私が途中から自力で動けない状態になっていたのも、一緒にいる大きな理由だった。

 

 しかし今ではそこらの魔物では相手にならないほどの強さを得て、私の場合では危険そのものは森羅万象で接近する前に察知、蜘蛛子ちゃんは空間転移という反則技にて逃げ回れるので、私たちはお互いに一人でも問題無いと考え、別行動することにしたのである。

 

 それに加え、私の持っているスキル「強欲」は、倒した相手の魂——つまり経験値を奪うスキルであり、そして禁忌がカンストしたことで流れ込んだ知識とともに、支配者権限というものがあることを、読み解いた情報から理解した。

 

 そのため情報に従い支配者権限を確立させれば、使おうとしても何一つ反応しなかった「征服」スキルが使えるようになり。

 これによって倒した相手から魂の力全てを奪えるようになったため、私が強欲のスキルを使えば蜘蛛子ちゃんには一切経験値が入らなくなるからというのも、私たちが別行動でなければならない理由になっていた。

 

 そうして、私たちは今日も離れて戦い続ける。

 お互いに信じつつ、無事を祈りながら——もっと、まだだと、力を求めるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 正気に戻ってからというものの——

 今までは魔法の制御に専念させて何も考えないようにしていた並列意思たちと本体の私の意思に加えて、魔物の本能というものが上手いこと混じり合ったのか、理性と本能的な部分を上手く使い分けられるようになっていた。

 

 そのため、危険の感知や身体の動かし方というものが反射的に理解できるようになったし、魔法の構築や計算も無意識で完了させられるレベルに、頭と身体の使い方というものが変化していた。

 そのことに思うところは少しあるけれど物凄く便利になったことに変わりなく、どんなに複雑な魔法でも気軽にバンバン撃ちまくれるようになったのだから、まあ良いことだと思う。

 

 そして今、中層に戻って火耐性を炎熱無効にすべく魔物を狩り続け、強欲で魂を奪い持っていたスキルごと取り込むことで、なかなか上がらなかった火耐性が一気に無効へ進化。

 火属性が苦手で着火すると燃え上がる性質だったのに、今では火強化とか火攻撃なんてスキルも獲得して、それなりに使い熟せるようになっているほどだった。

 

 もし、蜘蛛子ちゃん以外の蜘蛛から襲われたとしても、糸を燃やして逃げることが可能になったので、どうも私の天敵っぽい蜘蛛の魔物にも対抗できる手段が増え、これも良いことで……

 

 

 唯一悪い事があるとすれば、征服込みでの強欲には取り込んだ相手と精神が混ざり合うリスクが高いという、隠れた罠があったことくらいだった。

 

 最初に取り込んだ相手が、単純な本能しか無いような弱い魔物だったから良かったものの、もし知能の高い上位竜とか龍種の魂を取り込んでいた場合、私という自我がどうなっていたか分からなかっただろう。

 取り込んだその一瞬、絶命する寸前の記憶や感情も流れ込んできて、その魔物の本能が侵食してきたような感じがしたけれど、大部分は外道無効で弾かれたし残滓も本能部分が吸収合一。

 結果的には、自分自身に殺されるという臨場感たっぷりの恐怖映像を見るはめになっただけで、それ以外には特に何も影響が無いまま済んで安堵で胸を撫で下ろした。

 

 ——けれど、少しだけ怖くなった。

 しかし強欲を封印してしまうのは、惜しすぎるほどメリットがあるので、なんとか影響を少なくできる方法を考えた結果、こんなやり方を考えついた。

 

 まず魂吸収専門の受け皿となる並列意思を用意しそこで倒した相手の魂を保管、本能や記憶など混線してしまう部分は、外道魔法で並列意思ごと巻き込んで分解、浄化。

 その魂が保持する力とスキルだけに魂を浄化してから取り込むことで、私自身に余計なナニカが混じることなく安全に力を増やせるようになった。

 

 これも森羅万象によって、魂についての把握が可能だからこその方法。

 魂を取り込む際に一旦保存したり分配出来るのも不要な部分を除去出来るのも全て、魂の存在を感知し理解できるからこそ、それらを扱う感覚も開花し憶えられたという訳である。

 

 ただ、これでも完全なノーリスクという訳ではなく、取り込んだ直後は酔ったようにドロドロに意識が酩酊し、抗うことすら出来ずに惚けちゃうのが欠点。

 戦闘中に意識が飛ぶなんて危険にも程があるので、途中で倒した相手に強欲を使っても一旦保管担当の並列意思にストックし私全体として取り込むのを後回しにすることで、戦闘中に複数の魂を取り込んでも問題なく戦闘を続行したままでいられるようには出来た。

 けれど、溜め込んだ分の魂が後で一気にくることになるから、戦闘後はいつも長時間グデグデに酔っ払ってしまうように……

 

 

 

 

 ——そして今。

 マグマから無理矢理引きずり出して、強麻痺と昏睡が付与された鱗粉が降り注ぎ魔法弾の雨霰を浴びて息絶えたウナギとナマズの死骸が転がる岩場の、その中央にて私は魂吸収の酔いから醒めるまで、苦悶しながら耐え凌いでいるのであった。

 

 あぁぁ……きもちわるぃぃ……

 

 苦痛無効とかでは防ぎようの無い、魂に直接伸し掛かってくる気持ち悪さ。

 なので、時間を掛けて馴染ませ落ち着くのを待つしか方法が無く、ひたすら不快感の波が収まるのを、吐き気を我慢しながら待ち続ける。

 

 ……吐いたところで、身体自体は至って健康そのものであり。

 気持ち悪さの軽減には、全く意味が無いのが辛かった。

 

 本来は繭など糸を溶かすためにある分泌液を、口端から漏らしながら呻く。

 そうしていると次第に段々と落ち着いてきたので、次の獲物を探すべくふらつく身体に活を入れ動き出そうとしたとき、蜘蛛子ちゃんから念話が繋がってきたのだった。

 

『コケちゃん! マイホームが燃えている! すぐに来て!』

 

 え!? なんで!? 

 

『うん分かった、すぐ向かう! 待ってて!』

 

 空間魔法の熟練度がようやく上がり、なんとか空納を使えるレベルまでになっていたので、陸に上げたまま放置していたウナギとナマズを異空間へと収納する。

 この空納という魔法は、ゲームとかであるような何も持ってないように見えて無数のアイテムを持ち運べる機能を現実のものにすることが出来る魔法で、まだ私が入れられる容量は少ないけれど蜘蛛子ちゃんなら、とんでもない量を収めることが出来るらしい。

 

 容量ギリギリで魔物の死骸を詰め終わると、私は翅をはためかせて飛び立つ。

 蜘蛛子ちゃんなら空間転移で直接現地へと移動出来るけど、私には未だ使えないので直接飛んでいくしか方法が無かったから。

 

 幸い、上層までそんなに遠くないので時間も掛からずに辿り着けるだろう。

 

 ……しかし、思う。

 最近何度も襲撃されているよね、上層の拠点。

 

 しばらく慣らし運転として上層にて狩りをしていた頃は、うっかり鱗粉の状態異常に冒険者さん達を巻き込んでしまい動けなくさせてしまったけれど、その時は周囲の魔物を狩り尽くして安全を確保してあげたし、お代として少しばかり荷物の中身を貰ったりしたけれど、そこまで悪い事していないよね? 

 なのに、その冒険者達が拠点までやって来て何やら騒いだ後逃げていったりとか、私がいない時に蜘蛛子ちゃんの多分親戚にあたるアークタラテクトという魔物とその取り巻きが襲ってきていたらしいと、最近は静かだった上層も騒がしくなってきたと感じていた。

 

 そのたびに拠点を修理し直してはいるけれど、先日のアークタラテクトが襲撃してきたときにはメチャクチャに破壊されちゃったので、完全に一から作り直す羽目になったのは記憶に新しい。

 そして今回は、拠点に火が着いているとのことなので、火炎には非常に弱い糸と苔では全焼してしまっているのは確実だろうなぁ……

 

 せっかく最高の寝具が完成したと思ったら、それも燃えてしまっているんだろうか。

 ——蜘蛛子ちゃんが糸でカバーを作り、そこに私が最高の苔を詰めて作った布団のような物も。

 

 少し気分が下がりながら飛び続けていると、いつの間にか上層への入り口を越え拠点まで戻ってきていた。

 そこでは蜘蛛子ちゃんが騎士らしき人と次々召喚される魔物を邪眼や魔法で殺して無双しているシーンが広がっていた。

 

 ——そして燃え尽きて黒焦げになった糸と苔の残骸が転がっていた光景も。

 

『ああああ!! 拠点が全焼しているぅ! なんてことをぉ!?』

『コケちゃん! こいつら敵! やっちゃって!』

『許さない……私の大事なものを壊した奴らは、許さないぃ!!』

 

 憤激のまま我を忘れた私は、鱗粉を吸い込んで倒れていた騎士に魔法を撃ち込む。

 そして魔物を狩るのと同じように冷酷に、人の姿をした相手の命を奪っていった。

 

 ——そのときは怒りに呑まれていて人殺しだとか何も気にしていなかったけれど、時間が経って冷静になってからも罪悪感とか嫌悪感などを、私は全然と言っていいほど覚えなかった。

 

 その人らしくない感性に驚きつつも、その理由については本能が訴える声で納得へと至った。

 あくまで前世の倫理が人殺し、つまり人が人を殺すという同族殺しを忌避していたのであって、今のだいぶ魔物よりに染まってきた私には、この世界の人は罪の意識を感じるような対象ではなくなったというだけのこと。

 自分以外の生き物を可愛いと思う親愛や殺したく無いと思う忌避感は、自分という種から近しい相手であるからそう思うのだと、いつか前世で見た事がある。

 

 なら私にとっての仲間とは同族とは、きっと……

 

 

 どうにも私たちは、人基準でも強くなりすぎていたらしい。

 戦いとも呼べない蹂躙、牽制程度の魔法ですら容易く絶命させられるほどに強さのレベルが離れていて、最初に感じていた怒りが霧散してしまうくらいに呆気ない。

 

 気付けば、残るは鎧を着ていない男の人と魔法使いらしき初老の男性のみになっていた。

 蜘蛛子ちゃんが暗黒槍で二人を貫こうとするものの、若い方の男の人が身を挺して庇う事で初老の魔法使いを守り、その稼がれた僅かな間隙によって転移魔法は発動し、二人は重傷を負いつつも感知不能な場所まで逃げられてしまった。

 

 彼らが転移で逃げる寸前に鑑定らしき不快感が襲ってきたので、普段は蜘蛛子ちゃんと情報共有出来るように妨害を切っていた支配者権限を起動させて、仕掛けられた鑑定を阻止する。

 

 あー……幾つか情報が知られちゃったかも? 

 多少不便だとしても、今後は常に妨害かけておくべきなのかなぁ? 

 

 そう思いながら、あたりを見渡すと私の魔法に穿かれ悲惨な姿になった騎士の死体がいくつか、蜘蛛子ちゃんの方では傷は一つ無いもののHPを吸いつくされて絶命した騎士の死体や魔物の死骸が複数と、容赦無く暴れた故の凄惨な現場が広がっていた。

 

『……やりすぎたかなー?』

『正当防衛です! これは正当防衛であることを主張します! コケ裁判長!』

 

 その後は後片付けをしたり拠点の再建をしたりして安全を再度確保した後、それぞれ狩ってきた獲物を取り出して一緒に食事をしながら、人を狩った後だと言うのにお互い気にも留めず他愛ない話をまったり語り合う。

 

 蜘蛛子ちゃんは倒したものは何でも食べるというポリシーを人にも適応していて、騎士から綺麗に鎧を剥がして食べていた。

 その姿に対して特に感じるものも無いし、ちょっと貰って食べてみたけれど美味しくも不味くもないという感想だけで、そんなに嫌悪感は出ないもののあまり良い気分では無いので貰った分だけ食べて、残りは全て蜘蛛子ちゃんにあげた。

 

 集めた甘味や保存食に金貨銀貨などのお金は、壁に穴を空けてその奥にしまい込み岩で密閉して塞いでいたことで火に飲まれて燃えることもなく無事だった。

 ほっとくと蜘蛛子ちゃんが勝手に食べつくしちゃうので、奥深くに埋めて蜘蛛子ちゃんでは取り出せないようにしていたのが功を奏した形である。

 

 

 ——そして、改めて敵影がいないか周囲の安全確認を終えて。

 戦闘中にて強欲で捕らえた騎士の魂。

 それを取り込もうとしてみたら、そのあまりの濃さにドロドロに酔ってしまっていた。

 

『うへ? あはははっ? ******、****、うぅ~ぐすっ……』

『おーい、コケちゃーん? 大丈夫かー?』

 

 あはは、地面が焦げ臭い。

 手足が動かない意識が消える、その後に一瞬の激痛、そして何も感じなくなる。

 うぷっ、気持ち悪い……

 怖い、暗闇の恐怖恐ろしい気配、無力で足が震える、次々浮かぶ顔、走馬灯……

 イタイ、コワイ、ニゲタイ、シヌ、シヌ、シヌ、シヌ……ダレデモイイ、タスケテクレ……

 魂に刻まれタ、断末魔。

 キョウフの象徴。

 ——闇に羽撃く、朧気な魔物の影。

 

 

 

 

 …………あぁ、うぇ、うぐぅぅぅぅっ。

 ……混じって、いたかも。

 

 きちんと魂の浄化をしきれていなくて、私が殺した騎士の最期の記憶とか感情が流れ込み、吸収する時の酩酊も合わさり、かなり気持ちと精神がメチャクチャになっていたと思う。

 

 そこからどうにか復帰してこれたけれど、未だ脳内では記憶と情報が乱反射を繰り返して深刻な頭痛を引き起こしており、脳に直接ガラス片でもブチ撒かれたような酷い気分だった。

 

『うぅん……きもちわるいぃ、きぶんわるい……』

『大丈夫? お肉食べる?』

 

 そのチョイスはないでしょ蜘蛛子ちゃん……

 そう思いつつ顔を向けると、大量の水が降ってきた。

 

『わぷっ』

『目が覚めた?』

 

 身体についた水滴を振り払うと、ようやく気分が普通に戻ってきたので起き上がる。

 そして翅を揺らして僅かに残った水も落とすと六つの脚を動かして蜘蛛子ちゃんと向き合う。

 

『いち、おう……なんとか、ね……』

『ふーん……』

 

 そっけない言い方だけど、こちらをチラチラ確認して意識を傾けている以上、なんだかんだ心配してくれているのがわかる。

 

 あの時から蜘蛛子ちゃんは念話を取得して会話できるようになったけれど、元々喋るのが苦手な雰囲気は変わらず、こうして話しかけてくれるのも珍しい方で。

 それでもだいぶ距離が縮まった感じがするし今まではロクな会話もなかったのだから、私たちの関係性は大きく前進していると思う。

 

 ……さて、これからどうしよう。

 

『これからどうする?』

『……レベルも上がったし、アラバに挑むことにする』

 

 あの地龍のことだね。

 私は転移が使えないので、縦穴に飛び込むか蜘蛛子ちゃんにくっついて一緒に転移しないと下層に行けないので、毎回蜘蛛子ちゃんと一緒に降りては一緒に探索していた。

 その時にエルローバラギッシュという蛇が進化したと思われるコブラみたいな大蛇がいて、その大蛇の攻撃を物ともせず一方的に狩っていたのが、アラバという地龍である。

 

 蜘蛛子ちゃんと地龍アラバとには浅からぬ因縁があるようで、戦場とする場所を作るのに協力はしたけれど、戦い自体は一人で戦いたいらしい。

 

 私にも、倒すべき相手がいる。

 だから、その気持ちは痛いほど共感出来るので、私は不安を胸にしまってその想いを尊重する。

 

『そっか……、わかった。なら私はもう一方の地龍たちと戦おうと思う』

 

 蜘蛛子ちゃんが因縁を乗り越えるなら、私も戦わないといけないよね。

 

 下層を探索していたときに発見した地龍はアラバだけでなく、私が群れから逸れることになった原因の、カグナとゲエレという地龍も見つけていた。

 

 なら私も——その二匹へと立ち向かうべきで。

 

『カグナとゲエレは私が倒す。蜘蛛子ちゃんが因縁と向き合うなら、私も倒さなきゃいけない相手がいるんだから』

『……大丈夫?』

 

 蜘蛛子ちゃんが心配そうに聞いてくるけど

 

『そっちこそ大丈夫? 一体だけとはいえ強さとしてはアラバのほうが一回りも二回りも強いよ』

『たぶん大丈夫』

『……ならいいけど』

 

 とくに気負っている気配もなくさらりと蜘蛛子ちゃんは言う。

 

『私の方も大丈夫、二体同時でも勝算は充分あるし』

 

 こちらも驕りだとか見栄を張っている訳でなく、冷静に考えた上で勝てる見込みがあるからこその発言であり、私の口調も平静のままに語る。

 

『だから心配しないで。蜘蛛子ちゃんも気をつけて』

『……りょーかい』

 

 お互いの無事を祈りつつ、私たちは次なる戦いへの準備を始めた。

 

『あっ、一応前にも言ったけど、コケダマの群れを見つけても襲わないでね』

 

 下層で探索しているけれど、未だに元いた群れを見つけられず痕跡も見つかっていない。

 あの地龍二体と戦っても、被害は出ていたけれど常に優勢に戦っていた群れが全滅しているなんて思えないので、今もどこかで集団で過ごしているのだと思う。

 そして私は、どうするかはまだ決めかねているけれど、もう一度会いたいと感じていた。

 

 だから、もし蜘蛛子ちゃんが遭遇しても何もしないで欲しいとお願いしていた。

 

『憶えてるよ』

『うん……。それじゃあ、またあとで』

『また後で』

 

 そして私たちは、別々の方向へ進んでいった。

 お互いに秘めたる覚悟を、背負いながら……




迷宮編第一部、最後の戦い。
コケちゃん VS 地龍’s戦

2022/07/12:改訂加筆。
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