——《コケダマ種の解説》——
モフ・モス → モフ・モフラス
→ マホビナ・ラスコヴニク*
モフ・モフラス → マステマ*
モデルの生き物たち(虫注意、でも可愛いから調べて欲しい)
カイコガ、リンゴドクガ、アカヒゲドクガ、ウスタビガ。
スズメガ系統、ウンモンスズメ、オオスカシバ。(ラピッドグラス系統のモデル)
苔玉、マリモ。(コケダマ種全般のモデル)
《モフ・モフラス:進化条件:モフ・モスLV30:説明:原初の姿を取り戻し神秘の苔を纏う魔蛾。羽ばたき一つで世界を書き換える》
正統進化。
進化時獲得スキル、「乱魔の鱗粉」「死滅の鱗粉」、他○○の鱗粉系スキル解放。
コケダマ種の羽化ルートでの最終進化系。
クイーンタラテクトやザナ・ホロワと同格であり、傾向的には魔法寄りのステータスになる。
この段階だと防御・魔法・抵抗・速度どれも途轍もなく高いので、空飛ぶ戦車とも重装甲爆撃機とも言えるステータスを発揮する。
しかし相変わらず攻撃だけは低いので肉弾戦は苦手。
過去この種族に到達した個体はおらず、ザナ・ホロワ同様ユニークモンスターに認定される。
以前にいたモフ・モスが相性の不利でクイーンにやられてしまったが、それがなくとも進化は厳しかったであろう。
隠し条件で、魔蛾の因子の覚醒度合いが求められるので実質的な要求ステータスや魔力操作能力には非常に高いものが設定されていた。
コケちゃんは、それを強欲によるステータスブーストと、一時も休むこと無い魔法行使の経験で覚醒めさせ、進化条件を知らず識らずのうちに満たしていた。
大きさとしては、翅を除いた本体部分が大型犬くらいの大きさであり、アニメ蜘蛛子より一回り小さいくらい。
翅片側の横幅で1.5メートルくらい、合わせて3メートルちょっと。
翅の縦幅は一番細い根本部分でタブレットほどで、一番広い先端付近で幅1メートルくらい。
《マホビナ・ラスコヴニク:進化条件:一定以上のステータスを持つ特定の魔物、神霊苔スキル所持:説明:秘密を暴き黄金を錬成する魔法の薬苔。その身は神秘そのものであり星と混じり合う》
超特殊進化。
この世界の星の状態では、この進化は罠。星と一体となるとはシステムと一体になることであり、進化すれば魂をギリギリまでシステムに吸われ、残った肉体と魂の残骸は、ただひたすらリソースを作り続けて捧げる装置となる。
本来であるならば溢れる星のエネルギーを吸収して奇跡を起こし、代わりに星にとって必要なエネルギーへと変換して星を循環させる、世界樹のような役割の亜神に相当するものである。
つまり本来神話級なんて目じゃないバケモノ。
スラブ神話の不思議な力を持った植物が元ネタ。
あらゆる鍵の開け閉めができる力を持ち、鉄を金に変える錬金術の素材。しかし、存在を確認できる生物は僅かしかいない。
マホビナ(セルビア語で苔)・ラスコヴニク(スラブ神話の魔法のハーブ)
《マステマ:進化条件:特定の種族の魔物LV50、強欲もしくは勤勉もしくは節制スキルを所持:説明:混ざりあい堕ちた模造の堕天使。敵意と憎悪を司り悪霊を率いる者なり》
特殊進化、人化達成。
しかし見た目は、緑色のもふもふした髪を靡かせ手足など四肢は苔に覆われている。
首元がもふもふした襟巻きを付けているように見えて、その背中側から2本の複腕と大きな翅の4枚が生えている。
こめかみの上あたりから頭の横に鳥の羽のような触覚がある。
黒目はモスアイという特徴から光を一切反射せず、ドス黒く濁っているように見えるカメラアイ。
骨盤あたりから尻尾が生えているように、太くて短い腹部部分が繋がっており、それは短い毛に覆われているので、知らなければただの尻尾のように見える。……けれど、獣人なんていない世界だから、見られれば一発で人外認定されます。
先端に産卵孔があるのでそこから卵を作れるものの、コケちゃん自身が産卵スキルに積極的ではないので使うことは無い。無いと言ったら無いのです。普段は、膨らんだシルエットのスカートを履いて隠している。
手足や胴体が恐ろしいほど細くて折れてしまいそうな見た目。
両脚は太もものあたりから黒く染まり、そこから下が硬質な外骨格に覆われた虫脚になっている。
ストロー状の長い舌が、下顎の空間に渦を巻いた状態で口の中に収められている。すごく伸びる。
元の苔森真理の姿のほかに、女神サリエルの面影も引き継いでいる。
種族の基盤が天使であるため。システムがコピーしたサリエルの情報をもとに身体が作られた。
しかし人の魂と現地の魔物の性質も混じっているため、本来の天使とは全くの別物。
まさしく造られた偽物の天使と言える存在。
旧約聖書偽典「ヨベル書」に出てくる悪魔あるいは堕天使より設定を拝借。
《なんで魔王様がコケちゃんを見て動揺したのか》
システム内における堕天使という種族は、天使であるサリエルの情報をコピーして改変を加えたD謹製?天使とも言える種族。
そしてコケダマ種は、遥か昔システム稼働初期に生きていたキメラの1人に血縁を遡れる種族。
植物と蛾(こっちのは普通の蛾)の要素が強く発現して生まれた少女(異形より)から、魔物としての始祖種族が生まれ、システム由来でDが仕込んでいた魔蛾と交配して世代を重ねていった種族。
色々混じったせいで本来持っていた因子を殆ど発揮できなくなっているけれど、潜在能力は非常に高いものを脈々と受け継いできた。
キメラの少女から、植物+蛾+人+真なる龍。
そこにシステム由来の魔蛾が混じって、複雑になりすぎた血が力を発揮できないまま種を繋ぐ。
けれどそこから能力を覚醒させたコケちゃんが生まれ、堕天使へと進化したことにより、さらにサリエル様の因子も混ざって誕生したのが、今作のマステマという種族である。
神霊苔が魔法阻害効果を持っているのは、キメラの少女ひいては彼女が生まれる際に混ぜられた真なる龍の因子によるものである。
《コケダマ種の解説》
システム由来の魔蛾は、元々この世界固有の珍しい生き物だった蛾の姿をシステムが再現して、魔物として蘇らせた存在。
本来の希少な蛾は、最初期の崩壊時以前に絶滅している。
Dも認める美しい見た目と特異性に、ちょっと惜しいと思ってしまった存在。
なぜか神でもなんでも無く魔術も使えないのに、星と共生関係にありMAエネルギーを独力で循環させていた生き物だった。
そして、生態が星に依存していたので星が死にかけて崩壊のカウントダウンが始まったときに、僅かな生き残りもなく絶滅した。
星全体に薄くエネルギーが満ちているからこそ生きていられたのであり、流れが大きく乱れて極端に薄くなったり濃くなったりすれば適応できずに死んでしまう。そして大崩壊によって世界全体でMAエネルギーが不足したので、痕跡すら残さず消滅した。
その星の特定の場所のみからエネルギーを吸収できるように特化していたため、ほかの世界や星に連れて行っても死ぬだけであり、保護するのは難しい性質だった。
コケダマ種はそれらの原種の因子を組み込んだ魔物と、孤児院のキメラの分体の魔物が混じり合った結果出来た、メチャクチャ複雑怪奇な血統を受け継いでいった魔物の種族。
魔蛾+(植物+蛾+人+龍)=コケダマとかいう、奇跡の産物。
内包する因子が凄いかわりに、引き出せないと互いに打ち消しあってしまい、とても弱い力しか発揮できないデメリットも抱えている。
相殺のデメリットによって成体になれないので、幼形成熟することで(幼虫の形態のままで生殖出来るようにして)子孫を残してきた。
(成体に至れたコケちゃんだけど幼形成熟の特徴を持っていたコケダマから進化したので、つまり大人の身体へと成長する可能性は……)
豆知識として、コケダマが卵から孵った時に苔を与えず、そのまま成長させようとしても死んでしまう。
これはコケダマ種が苔と共生関係にあるからである。
本体は苔に栄養を吸わせ、苔も本体に栄養を渡している。
そのため、苔を失ったコケダマは栄養不足に陥り死んでしまうのである。
ポティマスは、ただ見た目が綺麗なだけの生き物が神に近かったことを知らない。
僅かなMAエネルギーの乱れでドンドン死んでいくので、MAエネルギーの存在に気づいて本格的に使用し始めた時点で絶滅しており、調査のしようも無かった。
魂のない死骸や標本からは判別できる要素は消えてしまうので、剥製を眺めても何も出てこないだろう。
——《コケちゃんの現在の精神汚染》——
窃盗に忌避感がない。
普段は盗むなんて事はしないけれど、対価となるものがあればそれを置いて勝手に持っていこうとするし、持ち主がいないのなら回収しているだろう。
記憶の忘却。
前世での記憶が薄れていて重要ではない記憶はかなり朧気であり、しかも気にも留めていない。
感情摩耗。
前世での明るさとか溌剌さが無くなっている。しかし奥底には激情が眠ったままなので、爆弾が埋まっているのに誰も気づいていない。
《コケちゃんの人化イラスト》
いちまいえー
せっていぐぁー
——《スキル・称号》——
《神仰:神へと至らんとするn%の力。D謹製「神の基本講座お試し版」へのアクセス権を獲得し、神性領域の拡張と調整を行う。また、Wのシステムを凌駕し、MA領域への干渉権を得る》
《解脱:一時的にシステムサポートを受けなくする》
《神仰の支配者:取得スキル「魔法付与LV10」「解脱」:取得条件:「神仰」の獲得:
効果:MP、魔法、抵抗の各能力上昇。魔法系スキルの熟練度に+補正。支配者階級特権を獲得:
説明:神仰を支配せしものに贈られる称号》
Dが要望に応えて作った特殊スキルであり今まで存在しなかったスキル。
もし正規ルートで取得するならば「祈祷」「鑑定」「禁忌」などが条件となる。
祈祷系スキル最上位。
神に至るため器の強化と調整を行っていき、神性領域をドンドン拡張していくが、最後の最後で仕上げとして、その人にとって大切なものを生贄に要求される。
判定基準が、その人にとっての想いの強さなので、魂の大きさや量は関係ない。
絶望や悲しみが大きい相手ほど生贄にふさわしい。ここで狂わなければ神に至るための準備が完了する。後は神にふさわしいエネルギーを取り込むことのみで、器を満たせば神となる。
禁忌を知る、神についての概要を知る、逃れられない役目を知る、大切なものを犠牲にする、エネルギーのための虐殺をする、そこまでやってようやく神になれる、殉教と背信の血塗られた道を歩まされるスキル。
七元徳から、対神徳。「信仰・希望・愛」の3つ。信仰→神仰。
他に枢要徳の、「知恵・勇気・節制・正義」もある。叡智は知恵に相当しているのかなと?
《神仰から課される任務一覧》
《第一段階:独力での魔力感知と魔術を使用し、血潮を活動させよ》
《第二段階:人族1万人分の魂を生贄に捧げ、器を形成せよ》
《第三段階:大切なモノを自らの手で捧げ、神の魂を創造せよ》
《第四段階:器を満たし、流出させよ。それをもって神とならん》
エイヴィヒカ……んんッ、カバラの流出論から。
ちなみに、まだまだ非公開の効果が「神仰」に隠されていますよ。
《乱魔の鱗粉・死滅の鱗粉》
邪眼系スキルの鱗粉版。
遠距離からの不可避の攻撃から、近距離で空間全体に作用する方向性に変化している。
細かい粒子に接触することで効果を発揮するが、空中に漂う鱗粉どうしが結びついて結界の性質を持っているので、触れていなくても影響を与えられる。
《操魂》
魂を操るスキル。
マステマ専用とも言える取得の難しいスキル。
支配下にある魂を、自由に奪ったり改変することが可能。
その力は眷属支配下にある魂にも適応される……
《魂魄召喚》
支配下にある魂を、依り代を与えることで召喚するスキル。
通常では召喚可能なキャパは総量の10%。
儀式召喚(自分の身体を捧げて呼び出す場合)でのみ、その制限を越えられる。
マステマの悪霊(堕天使)の助命を願い許された数が、10分の1であったため。
コケちゃんの取り込んだ魂の総量は漂白した分も含めると相当の数に登るので、コケダマ種全て合わせても10%に届いてはいない。
ここまで、長かった……
暖めすぎて死蔵するかもしれないと思っていたイラストも乗せられて、私は大満足です。
大きいサイズは、こちらへ→ https://www.pixiv.net/artworks/92018495
文章の違和感や御指摘はドンドン言ってくれると嬉しいです。
それにしてもうちの感想欄、平和ですね。