挿話1 執事から見た彼女たち
こんばんは。
わたくし、フィサロ公爵家にてお仕えする執事長であります。
自画自賛になりますが、長らく公爵家に仕え、執事長の役職を拝命し、それに恥じることのない優秀な働きをしてきたと思っております。
執事として屋敷の管理を任されたり主人の身の回りのお世話など、表の仕事もこなし。
そして公爵家をお守りする血腥い裏の仕事も、何度も経験しております。
ええ、そうでございます。
魔王城のある周辺一帯を統治しているフィサロ公爵家には、敵が非常に多いのです。
同じ魔族ですら政敵はおりますし、人族の精鋭が潜入している事もしばしばでございます。
故に、主人がお帰りになる家を守るために私たち執事にも、それ相応の能力が求められるという訳になります。
私も先代の頃から幾度となく賊を退け、同僚や先輩それに後輩ですら殉職していくような中で、私はこの歳になるまで公爵家にお仕えしつづける事が出来ております。
何処の手からの刺客にしても、この魔族領の中核とも言うべき地に潜入して来るのは、かなりの手練れに限られてきますので、毎度ヒヤヒヤすることになるのですが。
しかし、その幸運も尽きたのかもしれませぬ。
再度申しますが、私はフィサロ公爵家に仕える執事長です。
魔族が魔王に従うのは当然のことではありますが、私が第一に優先すべきものはフィサロ公爵家になるのです。
であるならば、現在公爵家に寝泊まりしていらっしゃる方々について、素性を調べないという択を選ぶわけにはいきますまい。
それが、たとえ魔王様のお供の方々だとしても、異質だと理解していても、です。
ですが、しかし……
優秀と自負しておりました私でも死を覚悟するほど、彼女たちは外れているのでございます。
普通であれば人々が寝静まる時間帯ですが、私が眠りにつくことはありません。
厳しい訓練を経て睡眠無効のスキルを得てからというものの、夜の時間も貴重な活動時間となりまして、私が最後に眠ったのは何時だったのかすら思い出せないほどです。
訓練などをしていないにも関わらず、睡眠無効を会得してしまうほど激務に明け暮れるバルト様のためにも、私がこの公爵家にいる方々について見極める必要があるというもの。
数日前、公爵邸を訪れたのは九人。
魔王アリエル様。
引き絞られた鋼線の如き長身のメラゾフィス様。
目を
何処かお人形のような、白様とは違う非人間的な美しさと可憐さを合わせ持つコケ様。
見た目は幼いですが、妖しげな雰囲気を滲ませているソフィア様。
長女気質であろう真面目な印象を受けるアエル様。
物静かで自己主張が殆ど見受けられないサエル様。
表情や視線などから何を考えているのか、全く読み取れないリエル様。
自由奔放な振る舞いで、活動的な性格であることが推察できるフィエル様。
そのうち当家で滞在していらっしゃるのは魔王様とメラゾフィス様にアエル様を除いた、計六人となります。
私は明かりも持たずに、建物の隅々に至るまで熟知した公爵邸の中を見回ります。
暗視のスキルをも持つ私に明かりは必要なく、そうでなくともこの公爵邸のことでしたら、目を閉じていても何があるのか正確に当てることが出来るでしょう。
暗闇の中を歩き、異常がないか順次点検していきます。
そして広大な敷地を誇る公爵邸に相応しく、無数の客室が並ぶ区画へと辿り着きました。
口に渇きを憶え、自然と喉が動き唾を飲み込む。
決して足を止めることはせず内心の緊張を隠しながら、いつも通りに見回りをしている
気配の無い三つの客室は素通りします。
現在公爵邸には六人の客人が寝泊まりしておりますが、そのうちお三方は与えられた客室にいることはなく使用すらしていないようで、常に残りのお三方の側に片時も離れずにいるようです。
誰もいない客室を通り過ぎれば、ちゃんと客人が滞在している客室へと到達します。
気配感知のスキルを駆使すれば、室内に二つの気配があることがわかり、片方は部屋の隅の床に座ったまま微動だにせず、もう片方は部屋の中央の椅子に腰掛けておるようです。
やはり、今夜も寝ていないのかと、私は沈鬱としたやるせない気持ちが湧き上がります。
こんな深夜にも関わらず寝ていない彼女たちもまた、睡眠無効のスキルを保持していらっしゃるのでしょう。
あの幼さで、どうしたら睡眠無効のスキルを獲得するのか、まるで理解が及びません。
普段でしたら客室の主が起きていることを確認して通り過ぎるだけなのですが、少し冒険をしてみなければ情報を得られないと思い、客室の扉の前へと行きます。
軽く、ノックすれば——
「あら? どうぞ」
「……失礼致します」
部屋の中から入室を許可する返事をいただき、音を立てぬように静かに扉を開けて入ります。
暗いままの客室でしたが、部屋の中央にあるテーブル席に座るソフィア様と、隅の床に蹲るようにして座るサエル様の姿がありました。
「いつもは素通りするのに、今夜はどうしたの?」
手元にて、何か球体が連なって環になったような物を転がしているソフィア様が問います。
やはり気取られていましたかと、納得の気持ちが浮かびます。
気配は消していたのに筒抜けになっていた様子から、ソフィア様が見た目通りの存在では無いと漠然と理解してしまいます。
それほどのスキル、睡眠無効や感知系のスキルなど、見た目通りの年齢では得られるはずが無いのですから。
しかし、そのように想像は出来ても、彼女が一体どのような存在なのか予測不可能なのですが。
見た目通りの年齢であるか、あるいは幻想種と呼ばれる伝承に現れる存在なのか。
魔王様は最古の神獣と神話で語られる存在であり、遥か古の時代から生きる幻想種であります。
その存在こそが、伝説でしかなかった吸血鬼や龍人などの幻想種が存在している可能性を示しています。
聞いたところによると、魔王様は蜘蛛に由来する幻想種なのだとか。
となれば、魔王様がお連れしてきたソフィア様も、幻想種である可能性も充分考えられます。
しかし、現実的に考えれば伝説に語られるような希少な存在である幻想種が、そう何人もいると考えにくいのも、また事実。
それに、幻想種らしき存在と言えるのは、他の人物のほうが可能性が高いのですから。
結局、ソフィア様の真相はわかりません。
それを調べるのが私の役目ですが、動きを把握されている以上、下手なことはせずに気長に情報を引き出すしかないでしょう。
「失礼致しました。見回りしているこの時間帯に、ソフィア様方はいつも起きていらっしゃるようでしたので、気になりまして」
「ええ。寝たい気分の時には寝るけれど、最近はそんな気分じゃないのよねえ」
おや、どうやら寝たい時には寝るようです。
しかし、ソフィア様が眠っていたとしても、もう一人は寝ないでしょう。
部屋の隅にて微動だにせず、こちらをジッと見つめてくるサエル様。
正真正銘、文字通りの意味での人形の身体を内部から動かしているお方です。
ここ数日の調査にて、わかったというか見せつけられまして、正体を把握しました。
サエル様、リエル様、フィエル様はパペットタラテクトという魔物のようです。
名前や背丈など特徴の共通点から、アエル様も同じ魔物でしょう。
その正体は小さな蜘蛛の魔物で、目に映る少女の姿は擬態です。
人と見分けがつかないほど精巧に出来た人形を内部から操って動かしているようで、表情の変化などや僅かな手足の動きの違和感に気付かなければ、見分けるのは困難でしょう。
魔王様の眷属ということで、蜘蛛の魔物というのは納得するべき事柄であります。
しかし、正体がわかったからこそ、恐ろしくもあるのですが。
「ごめんなさいね。その子、一応私を護衛するのが任務だから。あなたみたいに信用が出来ない人には警戒を解かないのよ」
「こちらこそ、申し訳ありません。こんな夜更けに淑女の部屋に踏み入るのは常識外れでした」
はっきりと、信用できない、警戒していると告げられます。
これには、そう言われても仕方ないことでしょう。
警備上致し方無いとは言え、気配を消して夜な夜な巡回をしている人間のことを察知しているのであれば、気になるでしょうし警戒もする、至極当然の事です。
「私は公爵邸の警備のため、この時間帯に見回りをしております。今後もこの時間帯に通りかかりますが、どうかお気になさらぬようお願いいたします」
「ええ。あなたが妙な動きをしなければ、ね」
これ以上は、無駄に刺激するだけですね。
下手な行動は逆効果だということが知れただけでも、よき成果だと思いましょう。
夜は睡眠を取るべきだと、少しばかりの忠告をして部屋を出る。
ソフィア様が夜中に何をしているのか存じませんが、もし見た目通りの年齢であるならば、成長のためにも睡眠を取るほうが良い筈です。
彼女たちが公爵家に仇なすならば覚悟を決めますが、そうでないのならば敵認定されない範囲で調べることにしましょう。
次の部屋は、白様の客室です。
気配を探ってみると、白様は寝ているようですが、そのすぐ側で起きている気配があります。
しかもこちらに気付いたのか、客室の壁越しにこちらを見ているような体勢です。
その影は片手を真っ直ぐ頭上に伸ばして、こちらに向けて手を降った。
……完全に気付かれていますね。
ソフィア様だけでなくパペットタラテクトたちにも気付かれていたと再確認しながら、私は何事にも気付かなかったようにして白様の客室を通り過ぎる。
白様の客室には、先程の行動から考えるにフィエル様がおられたのでしょう。
彼女は、なんというか見た目通り子供っぽい気質のようで、ある意味とてもわかりやすいです。
対して白様についてですが、こちらは一番素性が知れません。
いつも瞼を閉じており、その瞳を見たことはありません。
そのため、服装も相まって全身白いとしか言えない印象を受けます。
魔王様がお連れした中で、メラゾフィス様に次いで年齢が上だと思いますが、こちらについても実年齢が見た目通りなのかわかりません。
花盛りのうら若き少女といった外見ですが、それより年齢が下に見える魔王様の例もありますし見た目の年齢があてになるとは言い難いです。
その白様ですが、報告によると食事の時間などから生活リズムは不規則のようで、部屋から出ることも稀のようです。
客室の入り口や窓に白い壁を作り室内に誰も入れないようにする徹底ぶりで、内部の様子は給仕を担当している使用人たちにもわからないようです。
なので、接触する機会が一番低いお方でもあります。
……花摘みに部屋を出る姿さえ目撃した人がいない謎については、偶然と考えましょう。
姿などを隠せるスキルなどがあると考えるほうが自然でしょうし。
明確に此方との接触を避けている雰囲気もありますので。
最後は、コケ様の客室です。
この方が、最も人では無いことが感じ取れ、そして正体が一切わからない人です。
今夜何度目かの気配感知を行います。
すると客室の中に、数え切れないほど無数の気配が浮かび上がります。
その中心は窓際にいる人型の影で、そこだけ何千何万と数え切れないほどの気配が折り重なっているように見えます。
そして部屋の様々な場所にも、蝶あるいは蛾型か楕円の球体型のどちらかで、複数の気配を感知しました。
……相変わらず、得体のしれない異質な気配です。
まるで何かが寄り集まって少女の姿を取っているだけのような、そんな異様で奇怪であるとしか表現出来ないような気配を幾重にも纏う、ただの少女とはとても言えない人型のナニカ。
それが、このお方について最初に受けた印象です。
しかし、人影の気配は一つ? まさか!?
「っ!?」
悲鳴を上げなかったことを、自分で自分を褒めたいほどです。
突然、私のすぐ目の前に黒い何かが降ってきて、空中で静止しています。
手の平大の大きさの蜘蛛が、目と鼻の先に触れ合う寸前の距離にいたのです。
思わず反射的に一歩下がり、そっと距離を取ります。
それに反応して、私の目では見えないほどの極細の糸を手繰り天井へと蜘蛛が登っていきます。
そして、天井には此方を虚ろな目で見つめ大きく口を開けたままのリエル様の姿がありました。
あれは人形、あれは人形っ!
少女の口から内部へと入り込もうとする蜘蛛や、首が逆方向に回転する瞬間など、そう自己暗示しないと不気味でしょうがない光景が続きます。
そのことに、脳では理解していても生理的に抑えられない怖気と戦っていると声が聞こえた。
「リエルちゃん、そこまで。戻ってきて」
その声が扉の向こうから響くと、リエル様は瞬時に身体の状態を元に戻して客室の中へと入っていきました。
「すみません、驚かせたみたいで」
客室から無数の気配を周囲に纏いつつ、コケ様が現れる。
そのお姿は、帽子こそ被っていないものの、普段のローブ姿だった。
「いえ、お気遣いなく……」
前日も前々日にも、リエル様は夜中にこの場所を通り掛かるたびに現れては、毎回意図や意味のわからない行動をしてくるのです。
そのため毎回心臓に悪いですが、多少は経験済みなので耐性が出来ていると信じたいです。
「……顔色が悪いです。少し休んでいきませんか? 元はそちらのですが、お茶でも淹れますよ」
……これは、チャンスかもしれません。
向こうから誘われたのであれば、自然と話を聞き出せるのかもしれない。
「どうぞ、こちらへ。リエルちゃんには後で言っておきます」
誘われるまま、客室へと足を踏み入れる。
客室内に入るとリエル様の視線と共に、無数の視線が部屋中から向けられたのを感じた。
「……っ」
全方向から見られているような感覚に、背筋から冷たい汗が流れたような気がします。
「みんな——」
瞬間、視線の圧が急激に減りました。
幾らかは私を見ているようでしたが、それでもさっき迄とは格段に数が減ったように思えます。
「大丈夫ですか? いまので余計に体調を悪くしたら、ごめんなさい」
「……大丈夫です」
この程度の体調の悪さなど、この機会を逃すことに比べれば、どうということもありますまい。
「《光よ——》、《来たれ、手元へ——》、《水よ——》《熱せよ——》」
コケ様が短く言葉を発すると、部屋の天井付近に淡い光の光球が浮かび室内をボンヤリと照らしだした。
そして、部屋の棚に仕舞われていたティーカップなどの食器類やティーキャディなどが独りでに浮かんで窓際のテーブル席に並んでいき、置かれたティーポッドから湯気が立ち上った。
これは……、魔法でしょうか? 見たことも聞いたことも無い発動方法です。
「さて、おもてなしは初めてだけど、淹れてみようかな……」
「失礼、少々口を挟んでもよろしいですかな」
差し出がましいとは思いますが、淹れ方についてレクチャーを交えながら指導する。
水の温度、容器の温度、入れる量について、蒸らし時間、注ぎ方など、基本中の基本とも言えることを説明しながら、すぐ実践させて淹れさていく。
これも執事として表側の仕事で必要になる技能ですからね。
わたくしでも教導することが出来る程度には、造詣が深いと自負します。
そして——
「おいしい……」
「それは何よりです」
私たちはテーブルに向かい合って座り、お茶を口に運んでいた。
私の指導に対してコケ様の物覚えが良く、打てば響くような上達速度で良くなっていくものですから、少々熱が入ってしまいました。
そのおかげで、それなりに合格点を上げられるような、上々のお茶が入りました。
「調子も戻ったようで、良かったです」
「おっと」
目的を忘れて熱中していたようです。
反省せねばなりませんね。
「少し質問しても、よろしいですかな?」
「はい、どうぞ」
いきなり切り込むのは良くないでしょう……、では。
「こちらでの生活は、いかがですか?」
「とても快適です。今まで旅の空でしたので、それと比べたら当然ですけどね」
ふむ、なるほど当然ですね、であるなら——
「いつから旅を?」
「うーん……、数年も前からと。アリエルさんに拾われてここまで来た形です」
「そうですか」
これ以上詳しく聞くと怪しまれるでしょうか? なんにせよ魔王様が魔族領に不在中に彼女らを集めたのは間違いなさそうです。
「では何かご不満な点などは、ございますか」
「私としては…………。あっ、そうだ。窓から見える庭についてなんですが、手を加えてもいいでしょうか?」
「それは……」
少々即答しかねる質問ですね。
「しかし、何のために?」
「ここにいる、みんなのためにも自由に過ごせる場所が外にもあると、嬉しいなと思いまして」
そう言ってコケ様は部屋のいたるところに視線を向ける。
その先には、あの小さな気配がいた。
「無知を承知で伺いますが、あれらはコケダマ種でしょうか?」
「……そうですね、そうなると思います」
図鑑でしか見たことがありませんが、深い緑色の楕円の球体はコケダマ種と呼ばれる魔物の特徴と酷似しているように見える。
人族領の木々の多い森とかに生息している魔物らしいですが、魔の山脈に阻まれてか魔族領には全く生息していない魔物です。
しかし、それではわからない魔物が、もう一つ。
「こちらのは?」
「……こっちも元はコケダマ種で、成虫に羽化するとこの姿になります」
少々間があったが、コケ様は質問に答える。
ふむ、少し誤魔化していますが、概ね真実を話していらっしゃるのでしょう。
しかし、コケダマ種は弱い魔物と言われていて、進化した姿など記録に無いのですが。
「それなりに素直に開示したので、庭についても色良い返事がもらえると嬉しいのですけど」
「おや、それはどういうことでしょう?」
探っていたことに、気付いていたようです。
ここまでのようですね。
「んー……。腹芸は難しくて面倒だと感じますね。そう思いませんか?」
「それは同感ですな。ですが、そうもいかないのが大人の世界というものです」
私は席を立つ。
そして一礼して部屋を去ることにした。
「ティーカップなど新しいのをお持ちしましょうか?」
「いえ、お気持ちだけ。……そうですね、忘れないうちに、もう一度淹れてみようと思うので」
「畏まりました」
そして客室から退室して扉を閉めようとした時、隙間からコケ様の姿を確認すると、その足元の影が龍を形取り鋭い眼光で睨みつけているのを認識してしまいました。
魂を鷲掴みされたような恐怖が全身を突き抜け、恥も外聞もなく逃げ出したい衝動を何とか押し殺して、そっと扉を閉めました。
あれと目があった瞬間、生きた心地が致しませんでした。
やはり彼女も本質は、人では到底理解出来ない範疇の存在なのでしょう。
いつの日か、気まぐれに殺されるかもしれない。
それは彼女たちと付き合っていく上で、いつまでも危惧しつづけることでしょう。
とりあえず今夜は無事乗り切れました。
バルト様には、ありのまま報告すると致しましょう。
「よくやった爺や。だが、なあ……」
「何でしょう、バルト様?」
「爺やの報告書なんだが、途中からホラー小説か何かにしか見えないのだが?」
「奇遇ですな。私も書いてて同じような気分でした」
「……そうか」
「メント、さっき睨んで脅かしてたよね? それはダメなことだよ」
「クルアアァァ……」
「もうちょっと我慢してね。庭を使えるようになったら出してあげるから」
「クルアッ!」
「しーっ。夜中だから静かにね」
2022/06/17:加筆修正。