味噌らーめん食べます。更新遅れます。
永夜抄終わりからプロットの再編中なので、気長に待ってやってください。
今回もゆっくりみていってね!
平穏な日常は突如として終わりを告げ、時代は新たな舞台へと移行する。
誰かが望んだわけじゃない。望まずとも訪れる変化がある。
明けない夜が無いように、止まない雨がないように。明日は当然のようにやってくる。
・・・は・・。・・・、・・・・。
あー!うるさい!
ガバッと起き上がる。変な夢を見ていた気がする。誰かに延々と何かを言われているような。
ん~、思い出せない。まあいいか
昨日久しぶりに我が家へと帰ってきた俺は、というか我が家で復活を遂げただけなんだけど。
ともかく俺は久しぶりのじぶんのベッドで眠ることが出来たのだ!そこまではよかったんだけど夢見が悪かったかなあ。
背中がじんわりと冷えてくる。汗もかいていたらしい。俺はベッドから起き上がって、タオルで身体を拭いて、新しい服に着替える。
時刻は既にお昼時、昨日復活したのが夕暮れ時だったから、結構眠っていたようだ。
今日はどうしようか、しばらくは家にいてもいいかもな。迷いの竹林のように迷う場所なんて、幻想郷にそうあるものじゃないけど、さすがに今回は疲れたし、次の異変までお休みしよう。異変が起きればすぐにわかるだろうし。
2か月ほど空けてしまった家はほこりがうっすらと積もっていたりしたので、掃除を始める。
家の掃除があらかた終わった頃、家の外が何やら騒がしいことに気付いた。
不審に思ってドアを開けると、そこには懐かしい顔があった。
「大ちゃん、久しぶり」
大ちゃんは俺を見るなり、胸に飛び込んできた。
「アンちゃん!どこに行ってたの!心配したんだよ!」
その声は怒っているような、安心したような、大ちゃんの気持ちがたくさんこもった言葉だった。
「ごめん。ちょっと探検にでかけたら、迷っちゃって。えへへ」
大ちゃんの俺を心配してくれていた気持ちが嬉しくって、同時に申し訳なくて俺はすぐに謝る。
「えへへ、じゃないよお。ほんとにほんとに心配したんだよ!」
泣きそうになりながら大ちゃんが怒る。俺は大ちゃんの頭を撫でながら何度も謝った。
「もう勝手にどこかへ行っちゃダメだよ」
段々落ち着きを取り戻していった大ちゃんは、それでも少し顔を膨らませて言った。
「うん」
すでに何度も無断で長期間家を空けているわけだけど、これからは出来るだけそうならないように努力しよう。
「そういえば、チルノは?」
俺がそう問いかけると、大ちゃんは少し顔に影をつくってから
「チルノちゃんは最近いろんな人にいたずらしにいってるの」
そう言ってから大ちゃんは続けて
「それに最近他の子も変なの、やっぱりお花がたくさん咲いているのが原因なのかなあ」
とぼやくように言った。その言葉に一末の不安を覚える俺。
「花がたくさん咲いてる?」
「うん、なんだかいつもは咲いてない花とかが咲いてて、チルノちゃん以外の子達とかはびっくりしてて、大変みたい」
まさか、もう異変が起きているとは、それにまだ永夜異変からそんなに時間も経ってないだろうに。大ちゃんが不安そうな様子でこちらを見ている。とはいえこの異変は誰かが何かしなくとも解決される。
そもそもこの異変は誰かが起こしたわけではなく、幽霊の自然発生が原因のようなものだ。だから放っておいても、騒ぎはいずれ治まる。もっとも、小町がもっとちゃんと仕事をしていたら、そもそもここまで騒ぎは広がっていなかったかもしれない。全くマイペースな船頭なものだ。
でもそうだな、そういうことなら少し、見に行ってみよう。
もちろん大ちゃんと一緒に。
俺は大ちゃんの手を握ると空へと飛び出した。