不思幻ロータスRsteamで買うかコンシューマーで買うか、
発売されたけど悩んでる。
今回もゆっくりみていってね!
「それにしても、お前らほんと仲いいんだな」
俺と大ちゃんの様子を見て、魔理沙が急にそんなことを言ってきた。
「そりゃあ俺は大ちゃんの事好きだもん」
魔理沙のつぶやきともとれる言葉に反応する。俺の言葉を聞いた大ちゃんが顔を真っ赤にしている。相変わらず照れ屋さんで可愛いなあ大ちゃんは!
「あぁ、お前って・・・いや、なんでもないぜ」
そんな俺と大ちゃんの様子を見て、魔理沙が何か言おうとしてそのまま呆れたような顔で口をつぐんだ。そういう反応されると逆に気になるんだけど。
でもこういう時、問い詰めても答えが返ってこないのはわかりきっているから追及はしない。
三人であてもなく幻想郷中を彷徨っていると、開けた場所に出た。
一瞬そこに太陽を見た。そこ一面に広がる満開の向日葵の花たち、瞬きすることも忘れて俺はその光景に魅入っていた。時間にして数秒ほんの一瞬の間だったが、俺は息をすることも忘れていたかもしれない。そんな俺は大ちゃんの声で我に返る。
「すごいね、ひまわりがたくさん咲いてるよ。アンちゃん」
「うん・・・、すっごい綺麗だ!」
「ここら辺も異変の影響を受けてるのか?・・・いや違うな。お前は、幽香!」
魔理沙が声を上げるのと同時にそいつは、風見幽香は姿を現した。すごい圧を感じる。さすがは幻想郷でも指折りの妖怪。花を操る程度の能力の持ち主でありながら、ドがつくほどのSな性格。すっかり太陽の畑に向かっていることに気が付かなかった。
「誰かと思って来てみれば、魔理沙じゃない」
これが強者の余裕というやつだろうか、幽香は随分のんびりとした様子でこちらに話しかけてくる。
「しばらく見ないと思ったらお前こんなところにいたのか」
「ええ、魔理沙は相変わらず魔法の練習してるのね、少しは上達したのかしら」
「当たり前だ!」
幽香を前に百面相をしながら話す魔理沙と笑みを崩さずに話す幽香。
これでは完全に幽香のペースだなんとかしないと。
「・・・そういえばお前、花を操れるんだったな。今回の異変に何か関わってるんじゃないのか」
そう思った矢先、魔理沙がそんなことを言い始めた。これは嫌な予感がする。
「どうかしらね。私が異変に関わっているかどうか、知りたい?」
「っへ!最初から素直に話すなんて思ってないぜ!勝負だ幽香!」
その言葉を待っていたかのように幽香が先ほどよりも口角を上げる。やっぱりこうなった。
「いいわよ、でもそこの半端ものだけじゃ物足りないから一緒についてきた、妖精と・・・そこのあなたも一緒に相手してあげるわ」
そしてもちろんこうなる気もしていた。
っていうかさっきからちらちらこっち見てたでしょ!気づいてたぞ!
なんてことだあの大妖怪風見幽香と戦うことになるなんて、正直嫌な予感しかしない。
しかし、魔理沙は既にやる気満々だし、幽香もここからすんなりと逃がしてくれるような性格をしていないだろう。
隣にいる大ちゃんの顔を見ると、今にも倒れそうなほど青ざめている。
・・・ここで逃げたら誰が大ちゃんを守るんだ!守るって約束したんだ、何が何でも大ちゃんだけは守り切って見せる。俺は決意を固め、大ちゃんの手をぎゅっと握る。
こっちに顔を向けた大ちゃんに精一杯の笑顔を作って見せてから、俺は声高らかに名乗りを上げる
「俺の名前は山吹アトゥン!負けても文句は言うなよ!」
目を丸くしているであろう大ちゃんの驚きの声が聞こえてくるが、こういうのは啖呵を切って大胆にやったほうがいい。
「悪い、お前たちも巻き込んじまって」
「別にいいよ、俺は。でも大ちゃんは怖かったら後ろで見てるだけでいいよ」
少し冷静さを取り戻した魔理沙が謝ってくるが、特に気にはしてない。
というのも今回は色々と面白いものを用意してきたのだ、それを試すことが出来ると思えば、相手が明らかな格上だろうと気にはしない。
でも大ちゃんは別だ、明らかに幽香に恐怖心を抱いている。
今も握った手が震えているからよくわかる。大ちゃんはきっと戦えない、相手が悪かった。幽香ほどの相手では身体が強張って思うように動けないかもしれない。
「私も・・・アンちゃんが戦うなら、私も頑張るよ!」
だからその言葉を聞いてびっくりした。その言葉はとても強い気持ちがこもっていて、さっきまで震えていた大ちゃんの手は俺の手をしっかりと握り返していた。
大ちゃんは何というかたまに俺の想像を超えた行動力を見せることがあるんだよね。
俺が一緒だから頑張ってくれるっていうのは嬉しいけど!
「わかった、でも無理はしちゃだめだよ」
「アンちゃんもね」
「準備はいいかしら?それじゃあ始めましょう」
幽香の掛け声で、今戦いの火ぶたが切って落とされる。