東方お絵描き転生   作:yuuyyuyuyuyuyu

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間に合ったああ!
取り敢えず今回で花映塚編は終了です!
そろそろロリっ子以外との絡みが書きたいんや。
次回は日常回かな、そろそろオリ展開になるかもしれない、ならないかもしれない。
というわけで今回もゆっくりみていってね!


第二十五話

「あら?あなた・・・昼間の子ね」

 

・・・ッハ!俺は今一体なにを、なんだか目の前にとんでもない人がいたような、ハハ・・・まさかね。具体的には昼間俺たちを満身創痍に追いやった張本人が目の前にいるような気がするけど、きっと幻覚だ、昼間の記憶がフラッシュバックしているだけに違いない。

 

「ちょっと、無視?あなた見た目によらずなかなかいい度胸してるじゃない」

「うぎゃああああああ!」

「あらあら、今度は随分な声あげちゃって」

 

いっいぃ、いるぅ!モノホンがいるよお!ど、どうする?逃げるか?いや逃げても無駄だ、絶対捕まる自信がある・・・っ!とはいえ一人で戦うなんて絶対無理だ!勝てっこないぞ。言っとくがこちとらタイマンじゃいまだに大ちゃんにだって勝ててないんだぞ!!

・・・言ってて悲しくなってきた。ってかとにかくここから脱出しなければっ!

 

「あなた、やっぱり面白わね」

 

ゆらりゆらりと、幽香が近づいてくる。やべええ!夜にみるとより一層不気味というか。

いや美人だし綺麗だし月明りに照らされてる姿はすごい様になってるけど!ってそんなことはどうでもよくて!

やばい、やばい、やばい!!頭では逃げなきゃいけないと思ってるのに全然体が言うことを聞かない、まるで足に杭でも打ち付けられてるみたいにその場から動けなくなる。

まさに蛇に睨まれた蛙ってね・・・。

もうどうにでもなれぇい!さすがにいきなり殺されたりはしない!と・・・思いたい。大丈夫、ちょっとおもちゃになってくるだけさ。それに、もしかしたら夜にこの辺に出歩いてると危ないから、うちに来なさいとか言ってくれる優しい妖怪かもしれない。

うんうん、きっとそうに違いない、そんでもって夜は寒いからと一緒の布団で子守唄を歌ってくれるんだ。ふふふ、はっはっはっは!

 

と、まあそんな風に現実逃避をしていたら不意に後ろから誰かに抱き寄せられる。

視界には残り数歩というところまで幽香が近づいてきていた。

 

「この子に何の御用ですか」

 

俺の後ろから聞き覚えのある声がした。見上げてみると、俺を抱き寄せたのは映姫様だった。

映姫様の問いかけに幽香は少し口角を上げながら答える。

 

「御用も何もこんな夜中にふらふらしていたらどうなるか、教えてあげようと思っただけよ」

「そうですか、ですがこの子には私がついていますからその必要はありません」

「・・・そう」

面白くなさそうな顔をして幽香は映姫様から顔をそらす。

 

「では私たちはこれで、さあ行きますよ」

 

そのまま映姫様は俺を抱き上げるとその場を後にした。あの幽香に物怖じしないでいられるなんてやっぱり映姫様はすげえや。俺は半ば呆然としたまま流れに身を任せた。

 

「大丈夫ですか?」

 

そんな映姫様が心配そうな表情で話しかけてくる。

 

「でも駄目ですよ、夜中にあまり出歩いては。今回は私が近くを通ったからよかったもの、もし彼女以外の、もっと好戦的な妖や物の怪に出会っていたら・・・。危ないところだったんですよ」

「ご、ごめんなさい」

 

と思ったら流れるように叱られてしまった。

慌てて俺は映姫様に謝る。確かに少し舞い上がっていた気がする。何しろ異変をまともに生き残ったのはほぼ初めての事だったからね。ちょっとテンション上がりすぎてたね、反省。

 

「・・・ふふっしっかり反省してるみたいですね。えらいです。」

 

映姫様はそう微笑んでから、俺の頭を撫でる。くすぐったいけど、気持ちいい。

ちなみに現在俺は映姫様に抱えられたまま移動している。抱っこしたままじゃ移動しにくいだろうと思って一回離れようとしたんだけど、すごい力で全然離れられなかった。

 

それにしても映姫様の身体温かくて落ち着くな。

・・・やばいちょっと瞼が重たくなってきた。

映姫様が何か言ってる。な、んだろ、え・・いきさ、ま・・・もう、いっか・・い。

 

俺の意識はそこで途絶えた。

 

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