実は二日前くらいに投稿しようと意気込んでたんだけどね。
その時の話があんまりにも思いつかないから書き直してました。
すまねえ。
次の異変まではもうちっと日常回があるかもしれないしないかもしれない。
そんなこんなで今回もゆっくりみていってね!
異変が終息を迎えてからしばらくの時が経ちました。
あれからしばらく映姫様が家に居ました、しばらくといっても2、3日で程なんだけど。
映姫様は相変わらず俺が何かやったり、映姫様の手伝いをしたりするとしきりに頭を撫でて褒めてくれた。それが嬉しくって、もっと映姫様に褒めてもらおうと頑張った。
しかし、そんな素晴らしい毎日も長くは続かず、仕事があるからと帰ってしまった。もっと居てほしいとつい本音が出てしまった時は映姫様を困らせてしまうかと思ったけれど、映姫様は少し笑って、また遊びに来てくれると約束してくれたので笑顔で見送れた。
それからは大ちゃんやチルノ達と遊んだり、酔っぱらった萃香に絡まれたりとまあいろいろあったものの平和な日常が続いています。
さってと、今日はどこに行こうかな~。出かけ支度をしながら考えていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。誰だろうと思いつつ俺は扉を開ける。
「どちらさまですか~」
扉を開けるとそこには銀髪美人のメイド服を着た、
うん。咲夜さんだね、が立っていた、でもどうして咲夜さんが?
「朝早くから失礼いたします、私近所に在る紅魔館のメイド、十六夜咲夜と申します。本日は我が主の命でこちらに住んでいらっしゃる山吹アトゥン様をお迎えに上がりました。アトゥン様本人で間違いないでしょうか」
「あ、はい」
咲夜さんに矢継ぎ早に繰り出される言葉に気圧されていると、目の前にいる咲夜さんは俺をお姫様抱っこで抱えると、瞬きもしないうちに紅魔館へたどり着いた。
あまりの事に呆然としていた俺に咲夜さんが申し訳なさそうに頭を下げる。
「突然の事で申し訳ありません・・・ただ、何分急を要するものだったので、こうして強引な手段を取らせていただきました」
「わわわっ!頭を上げてっ。びっくりしたけど、どうせ暇だったから!全然気にしてないよ!」
俺がそういうと咲夜さんはありがとうございますと一言言ってから俺を一つの部屋へと案内する。それにしても、一体いきなりどうして・・・。まさか前フランしかいないときに侵入したのがばれて怒ってるとか!やばいぞやばいぞ・・・。
途中から冷や汗をかきながら咲夜さんの後ろをついて歩く俺だった。
「お嬢様、お客人をお連れしました。」
「入りなさい」
ゴクリと生唾を飲み込んで咲夜さんが開けてくれた扉から中へと入る。
「アトゥン!」
「こら、フラン!」
「ふぇ?・・・ぐわぁ・・・っ!」
「アトゥン様!?大丈夫ですか!」
その声と同時に俺は開いていた扉から廊下へと叩きつけられる。前からものすごい速度でぶつかってきたそれと、廊下の壁に挟まれた俺は一瞬意識を失いかけたものの何とか耐える。
この声は・・・。
「フラン・・・?」
「アトゥン!やっと来てくれた!ずっと待ってたんだよ?どうして全然会いに来てくれなかったの?私の事嫌いになっちゃったの、ねえアトゥン」
お、ぉお何だなんだ、先ほどの咲夜さんとは別の威圧感というか、雰囲気というか、ともかく突っ込んできたのはやば気な雰囲気のフランだった。そういえばフランにまた会いに来ると言ってから随分経ってたな。
いろいろありすぎて、時間の感覚狂ってたな。ともかくフランを何とかしないと。
フランを安心させられればと思って、頭を撫でながら背中をポンポンと叩く。そうすると、少しフランを包んでいた重苦しい雰囲気が和らいだ。チャンスとばかりに俺は音場を繋ぐ。
「久しぶり、フラン。別にフランの事嫌いになったんじゃないよ、最近いろんなことがあったから、ちょっと来るのが遅れちゃった。ごめんね」
「ほんと?」
「うん」
「ほんとに、ほんと?」
「うん、ほんと」
「嘘じゃないよね?」
「嘘なんかつかないよ」
「じゃあ、許してあげる」
「ありがと、フラン」
何とかフランの怒りを収められたようだ、もう少しこのまま撫でていよう。
「こほん、えーっと。いいかしら?」
横から声がして振り向くと、フラン同じくらいの背丈の少女が、レミリア様が困惑した様子でこちらを見ていた。俺はフランをいったん離してから話を聞こうと思ったんだけど、雑魚妖怪の俺じゃあフランの力には勝てないよねえ―。全然離す気のないフランの事は諦めてそのまま話を聞くことにした。
「・・・はぁ。まあ、いいわ。私はレミリア・スカーレット、フランの姉よ。」
「山吹アトゥンだ!フランの友達です!」
その言葉にフランが顔を輝かせて頷く。その姿に面食らったのか、レミリアが目を白黒させている。後ろの咲夜も同様だった。それでもすぐに顔を引き締めこちらに目を向けてくる。
さすがは紅霧異変の主犯、いやこれがレミリア・スカーレットのカリスマなのか、その瞳に一瞬目を奪われる。とっても綺麗な眼だった。フランを撫でている手も止まっていたのか、フランが無言で催促してくる。ごめんごめん
しばらく俺を見つめていたレミリアがようやく口を開く。
「ふぅん、あなたなかなか面白いわ。しばらく家に泊まっていきなさい、フランも随分あなたと遊ぶことを心待ちにしていたみたいだし」
「ほんと!?やった!アトゥンいっぱい遊ぼうね!」
いきなりのレミリアの提案に声を上げて喜ぶフラン。そこまで喜ばれると嬉しいな、今度からはもっと遊びに行こう。それはそれとして、本当にいいのだろうか。俺は以前無断でここに侵入したことがあるわけだけど。
「いいの?」
「いいわ、あなたを客人としてここに泊まることを許す。好きにしなさい。」
・・・まあいいや、本人もこう言ってるし、これ以上遠慮しても失礼だろう。こういう時はラッキーくらいに思っとけばいいや。
「部屋は咲夜に案内させるか「私と一緒の部屋がいい!」・・・。ということだけどアトゥンはいいかしら?」
「いいよ、後俺の事はアンでいいよ、みんなそう呼ぶから」
「そう、わかったわアン、それじゃあ後でフランが案内してあげなさい」
「うん!わかったわ、お姉さま」
「咲夜はアンの当面の生活用品を用意しておきなさい」
「かしこまりました」
咲夜さんがその場から音もなく消える。
「さて、フランから聞いたけどあなた、手品が出来るそうね。」
期待に満ちた目でこちらを見てくるレミリア。
いや手品というか、何というか。ハハハ、そんな目で見られると出来ないとは言いずらい。
・・・くっそおこんなことなら手品の練習でもしとけばよかった・・っ!
結局前回同様能力を使った手品モドキでレミリアのぬいぐるみを渡した。さすがは姉妹というか、レミリアもとても驚いてくれた。その後前回の約束である自分のぬいぐるみも鏡を見ながら描いてフランにあげた。とっても喜んでくれたので嬉しかった。
しばらくここに住むわけだからこういうファーストコンタクトは非常に大切だ、もうすぐお昼だから食べた後に他の人たちにもあいさつしに行こう。この手品もどきで