東方お絵描き転生   作:yuuyyuyuyuyuyu

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これからも拙い文ではありますが、よろしくお願いします!!
というわけで今回もゆっくりみていってね!


第二十九話

川のせせらぎ木々の揺らめく音、日中に聞こえてきた妖怪の山に住む者たちの喧騒や、たくさんの蝉が鳴いていた妖怪の山も、今はひぐらしがカナカナカナと鳴く音だけ、そんな晩夏の夕暮れ。

 

うん、暇だ。

ここに来てから一番の悩みがこれ。

やることとかないしね。文も鴉天狗としての仕事が忙しいみたいで、遅くまで帰ってこないし。

かといって無断で外に出る訳にもいかんし。ああ、たまに非番で椛が遊びに来るときがある、というか文に言われて非番の日にまで俺の監視に駆り出されているらしい。

・・・なんだか申し訳ない。

それ以外の時はこうして縁側でのんびり昼寝してるか、炊事やら家事やらをやってるくらいなものだ。早く解決しないかなあ、この事件というか異変。

っとそろそろ晩御飯の用意をしとかなきゃ。ここの台所にも随分慣れたものだ、最初は家にないものとか、勝手に描いて使ってたら文に外に出たのか疑われたりしたっけ。もう随分昔の事のように感じるなあ。

 

「帰りましたー」

 

夕飯もあと少しで出来るといったところで、文が居間へ入ってくる、だいぶお疲れのようだ。

 

「おかえりー、もう晩御飯出来るけど食べれる~?」

「はい、大丈夫ですよ。お腹ペコペコです」

 

そりゃあ良かった、後は鮭を焼くだけだったから、のんびりと火加減を見ておく。妖怪の山で採れる山菜やら、魚やらはとってもおいしい。秋になったらもっとおいしいものが増えるんだろうなぁ。いいなー。早く妖怪の山観光がしたいもんだ。

 

ご飯を食べ終えると文と俺は一緒にお風呂に入る。何で一緒に入るのかって?

俺にもよくわからない。でも初日以外は毎日一緒に入ってたせいで、そんなこともうどうでもよくなってきた。些事だよ些事。紅魔館にいたころだってフランと一緒にお風呂入ってたんだから。それなりに耐性は付いたんだ!幽々子様の時のようにのぼせたりはしなかったさ。

でもって、いつも文に体を洗ってもらってる。最初は断ろうと思ったんだけど、断る前に洗われてしまって以降、本人が楽しそうなので大人しく洗ってもらっている。代わりに背中流したりはしてるけど。

そのおかげで、文との仲は結構縮まったかなって思ってる。さすがに今の山の状況は教えてくれないけど、文の普段の新聞記事や写真を見せてもらったり、趣味とか山にいる友人の事とかを話してくれたりする。俺の方も今までの異変の事とかを話すと目を輝かせて聞いてくれるから、とっても楽しい。

日中暇で夜は文と話すのが楽しいせいか、時間が過ぎるのが早くてすぐに眠たくなるんだよな・・・。

 

明日は椛が来るし、今日はもう寝よっかな。

・・・あや?もうちょっとお話する?いいけど途中で寝ちゃったらごめんね。うん・・・。

 

あれっそういえば、あやの家来てからまともに自分から布団に入った記憶が・・。そんなことない?ちゃんといつも自分で布団に入ってる?そっか、・・・そうだよねぇー。やっぱり本能的に布団まで歩いて行けちゃうんだよねー。すごいでしょー、ハッハッハ!

 

俺の記憶はここで途切れている。

 

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