というわけで、今回は特に書くことないです。
今回もゆっくりみていってね!
先ほどの弾幕勝負でへろへろになった俺は、霊夢の背中に背負われ、地底をさらに進んでいた。
あの後、勇儀の気が済んだのか通してくれたのだ。あれだけ霊夢と熱戦を繰り広げていた気がしたのに、もう酒飲んでた。どんだけ丈夫なんだ。
その後霊夢と二、三言葉を交わしていたが何を言ってたかまでは頭に入ってこなかった。それから、地上からも通信が入ってなんかしゃべってたけど、
ぜーんぜん、覚えてまっせーん。悪いとは思ってない。
俺はしばらく霊夢の背中の上でぼーっと旧地獄を眺めていた。
旧地獄の街並みから少し離れた場所に地霊殿はひっそりと佇んでいた。
「いかにもな場所に着いたわね」
「レッツゴー!」
「っ耳元で叫ぶな!そんなに元気なら自分で飛びなさい」
「あー、ごめんごめん。もうちょっとだけ運んでください」
喋れるくらいまで回復した俺は、霊夢の独り言っぽいセリフを拾った。まだ歩いたり、飛んだりする体力まではないけど。博麗印の結界のおかげでほとんどダメージは追わなかったとはいえ、霊力を妖力で補っているせいか、純正、もとい霊夢が使う結界より強度が低くなってしまったので破壊されてしまったしね。危なかったよほんと。
地霊殿へと侵入した霊夢と俺。
さっそくそこで待ち構えていたのはこの地霊殿の主、桃色のくせっけのある短い髪が特徴的な少女。嫌われ者の頂点と呼ばれている覚妖怪、古明地さとりさんだ。さとりさんはこちらを視認するとうやうやしくお辞儀をする。
「あら、随分丁寧な応対じゃない」
「ようこそ、私はこの地霊殿の主。古明地さとり、以後お見知りおきを」
「ご丁寧にどうも、私は」
「博麗霊夢さんと・・・あぁ、そちらが山吹さんですね。っと失礼、私覚妖怪、心の読める妖怪なので」
「・・・へぇ、テレパシーみたいで便利ね」
「ねー・・・っ!」
「それはどうも」
俺は気付いてしまった。心が読めるってことは俺の考えていることとか丸わかりってことじゃん?じゃあ転生したこととかもバレちゃうんじゃね?それってやばくね。
どうしよう、どうしようと二人はまだ話しているが俺の心ここにあらずで、どうするか考えていた。常に全然違う事を考え続けるとか、むしろ何も考えない・・・とか、心を読まれない方法とか誰かに教えてもらえばよかった!あるかは知らないけど!!そんな俺をよそに二人は弾幕勝負を始める。俺は目の前で繰り広げられる、至極の勝負を前に、とりあえず思考を中断してこの勝負を楽しむことにした。
もういいや、後で誰にも言わないよう土下座してお願いすれば。何とかなるっしょ。
もはや俺は、半ば諦めの境地に立っていた。
わー、やっぱり弾幕は綺麗でいつみてもワクワクするなあ!