東方お絵描き転生   作:yuuyyuyuyuyuyu

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鬼滅のゲームが出てしまった、買うかめっちゃ迷う。
少し間が空いてしまいましたが、書けました!
もうそろ、物語を進めてかないとですよねー、たぶん後一人か二人分の視点書いたら進みます。進めます。たぶん、おそらく、きっと。

というわけで今回もゆっくりみていってね!


閻魔と船頭の焦り

普段以上にピリピリとした雰囲気の漂う裁判所内、裁判中には顔にも出さないうえ裁判官としての仕事もきっちりとこなしているところはすごいと思うが、次の裁判までの空き時間に入ると、目に見えて空気感が変わり、表情も裁判中より険しいものへと変わる。

 

こりゃあ、やばいかもねぇ・・・

 

小野塚小町は自らの上司である地獄の裁判長、四季映姫の普段であれば見ることのできない様子を面白半分で見ながら、その怒りがこちらに飛び火しないようにと祈っている。

とはいえ、今の状況を考えるとあたいとしても、あまり悠長なことは言ってられないのも確かだ。

映姫の機嫌が悪い理由は単純、幻想郷で起きている異変が起因している。

 

今、幻想郷では幻想郷の住人と瓜二つの存在が各所で暴れまわっているというもので、幻想郷は混乱に陥っている。普段は腰の重い紅白の巫女が既に異変解決に動いているくらいだ、それだけで今回の異変がどれだけ厄介な案件かわかる。といっても、普段であれば幻想郷で異変が起きることに関して映姫はあまり興味を見せない。おそらく今回の異変も、本来であれば映姫の心を波立たせるようなものではなかったはずだ。

ではなぜ、今の映姫がこんなにも不機嫌なのか、それは映姫が最近よく目にかけている妖怪の少女、アトゥンが原因だ。映姫曰く、

 

「彼女は私と似ている、ただ彼女は少し歪で不安定な存在でもある。だから私は、不思議と彼女を気にかけてしまうのでしょうね。私は他人からの干渉を受けない性質を持っているが、彼女は逆に他人からの干渉を受けやすい性質を得ている。だから、彼女には私がついていないととても心配です。」

 

的なことをこの前、酒の席で言っていた。事実、映姫はアトゥンのことをめちゃくちゃ可愛がってたし、最近の休日はそのほとんどがアトゥンと会いに行くことに使われている。あたいには映姫の言う性質とかはよくわからないけど、アトゥンが好かれやすいやつだってのと危なっかしいってのはよく分かる。あたいだってその魅力に多少なりとも影響を受けた身だ。映姫ほどじゃないとは思うけど。

 

っと話が逸れちまったね、映姫の機嫌が悪い理由だった。異変が起きた時、その報告を受けた映姫の反応はいつもと同じだったんだ。

だけどその後、吸血鬼のとこのメイドがあたいに教えてくれた情報、アトゥンがいなくなった旨が記載された紙を読んでから、明らかに顔色が変わった。最初はまたですか、みたいな反応だったんだけど、その紙を読み進めていくごとに、だんだんその顔が青ざめていくのが分かった。あたいもその後目を通したんだけど、どうやら今回は今までとは違って、近くに目撃者がいたんだ。いつもアトゥンと一緒に遊んでいる、妖精達と吸血鬼のとこの妹が近くにいたらしい。その3人によると、いなくなる直前のアトゥンはただならぬ様子で苦しそうにもがいていていた、ってんだから明らかに異常事態が起きているのは間違いない。

もしかすると、アトゥンはこの異変に巻き込まれているんじゃないか、それもいつもと違い、悪い方向に。最悪の場合はすでに・・・なんてこともあるかもしれない。

映姫の考えはわからないけど、たぶん同じようなことに思い至ったんだと思う。だから機嫌が悪い。あたいも一応、三途の川にアトゥンの魂がやってきていないか念のため確認してはみたが、それらしい姿は無かったのでおそらくまだ大丈夫のはず。

 

ともかく、早く次の判決を終えて交代してもらわないと・・・あたい一人で行ってもいいんだけど、正直あんまりいい予感がしないんだよね。映姫も随分焦っているから何しでかすかわかったもんじゃないし。小町は心の中で、アトゥンの無事を祈りながら、ようやくやってきた、交代前最後の魂にもっと早く来いと思いつつ、映姫の仕事を見届けるのだった。

 

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