書いてたら、結構時間ギリギリで、でもまだ半分くらいしか書けて無くて、とりあえず前後編にしてりゃ許してもらえるかなという淡い希望の元、こうして前書きを書いている所存であります。
許してちょ。
というわけで今回もゆっくりみていってね!
霊夢が魔理沙と共に幻想郷で一度は戦ったことが、見かけたことがある容姿をした木偶たちを蹴散らしながら、その場に辿り着いた時には、すでに見慣れた面々がそいつを前に談笑していた。
「おいおい霊夢、結構飛ばしてきたつもりだったんだが。」
「・・・もうあいつらが異変解決してくれないかしらね」
ため息が出る、とはいえここまで来たわけだからしっかり最後まで片は付けさせてもらうけど。霊夢は他の面々と同様に目線の先にいる一人の少女・・・幼女?に目を向けた。
大妖精らがこの場所にたどりついた時、周りには女の子以外誰もいなかった。
「あ!あそこに女の子がいるぞ!」
「女の子~?」
前を進んでいたチルノちゃんの声に、後ろからついてきていたフランちゃんが顔を出す。
アンちゃんの声が聞こえる方に来たはず・・・。しかし、大妖精の目の前にいるのは、眠っている時のアンちゃんにそっくりな姿の明るい金髪の代わりに落ち着いた銀色の髪をした女の子だった。
なんでこんなところで眠ってるんだろう?
不思議に思った私は、その女の子に近づこうとした。
すぐに、フランちゃんに引き留められる。
「どうしたの?」
「なんか、嫌な感じがする」
言われて私はもう一度女の子を見てみる。う~ん、フランちゃんが言う嫌な感じを私は感じなかった。
「チルノちゃんはどう?」
「う~ん、わかんないや、起こしてみたらわかるかな」
「ダメ!わかんないけど、今起こすのはよくない気がするの」
そう私とチルノちゃんの腕を掴んだフランちゃんの手はとても震えていた。
「あら~?あなたたち、アトゥンのお友達の・・・っ!」
私たちがこれからどうしようと悩んでいると、後ろから、幽々子さんがやってきた。幽々子さんは私たちに話しかけようとして、奥にいる女の子に気付いたのかな、急に顔が怖くなって、ちょっとびっくりしちゃった。
「幽々子様~!おいていかないでくださいよー!」
「・・・あぁ、妖夢、ごめんね」
妖夢の声で我に返る。あれは、何?目の前にいるアトゥンのお友達である妖精と吸血鬼が、一体どうやってここまで来たのかはこの際置いておくとして。あの奥にいる小さい女の子、ぱっと見アトゥンの寝姿によく似ているけれど、あの子の髪は銀色じゃない、それにこの異様な雰囲気は、これ以上進むことを決して許さない圧を感じる。明らかにあの少女は普通じゃない。吸血鬼の方もそれを感じ取っているのか、おびえた様子で少女を見ている。後ろから私に追いついたであろう妖夢もその雰囲気に当てられたか、ビクッと身体を震わせ顔が強張る。この場にアトゥンはいないし、このままこの場を離れてアトゥンを探しに行ってもいいかもしれない。けど、何の根拠もないけれど、あの女の子がこの異変に関係していて、アトゥンの居場所も知っている、そんな気がした。
そう感じた私はこの場から離れようとする妖夢を諫めてその場に留まることにした。
せっかくアトゥンのお友達がいるんだもの、私の知らないアトゥンのこと沢山聞かなきゃっ!
何だか面倒なことが起きていますね。
古明地さとりは、旧地獄で起きている惨状を眺めながら、地上にいるあの少女の事を憂いていた。