というわけで皆様ついに物語も大詰めというところまでやってきました!
是非最後まで見てやってください!
もう投稿十分前なので前置きはこのくらいで
今回もゆっくりみていってね!
アトゥンが行方不明になり、異変が起きてから、今日で三日目。アトゥンの行方は未だわからず、異変を起こした黒幕の手がかりも掴めていない。既に霊夢は異変解決に乗り出しており、その進捗は芳しくない。
厄介な相手を前に紫は頭を抱える。目的は、幻想郷の住人そっくりのあれらは何なのか皆目見当もつかない。せめてあれらを倒した時に何か手がかりでも残してくれればいいのに、あれらは倒されるとそのまま砂の様になって消えてしまう。この異変を起こしたやからは相当性根が曲がっているか、よぽどの変人に違いない。どうしたものか、アトゥンの捜索も難航、というか恐らく彼女は黒幕といる可能性が高いのよね。
そうこう悩んでいた紫は突然全身を包むようなおぞましい気配に襲われ、顔を上げる。
紫はそれが今回異変の黒幕からのものであると直感する。
「・・・タイムリミットってことかしら」
生唾をゴクリと呑み、紫はそう独り言ちると頭の中で現状を整理する。このタイミングでわざわざ自分の居場所を明かす理由なんてそうそうない。もし理由があるのだとしたら、もう居場所を隠す必要が無くなったからだ。
つまり、この異変の目的が達成間近であるということ。こうなってくると、紫に選択肢はない。黒幕の目的達成が目の前である以上、たとえその場所に行くことが罠であったとしても、その場所に行かないという選択肢は無い。本来であればそれまでに、情報を出来るだけ集め、異変の目的や黒幕についての目星をつけておくところではあったけれど、今回はそれすらもできていない。
しかし、このまま相手の挑発に乗らずにこの場にとどまった場合、相手が幻想郷にどんな変革をもたらすのか皆目見当がつかないのだ。それは、非常によろしくない。
何よりも八雲紫はこの幻想郷の賢者として、この幻想郷を危機に瀕するようなまねは看過できないのだ。であれば紫の行動はすでに決まっている。私は信頼する二人の従者を連れ、黒幕の気配のする場所へスキマを繋げた。
目の前の光景を目にした紫は、心の中で鋭く舌打ちをするのだった。
何かの声が聞こえる、どこかで聞いたような、聞いてないような。知っているような、知らないような。ただ、その声が今、とにかくとても癪に障る。頭の中に直接響いてくるようで、とにかく気分が悪い。何なんだ、これは。・・・うるさい、うるさいうるさい!
一度目はそこで思考が途切れた。
頭が痛い、割れそうなくらい痛い。まだ頭の中には何かが言葉のようなものが鳴っていて、頭の中を誰かに直接触られてるような酷い気分だ。まだ意識がはっきりしない、ここは、どこだろうか。辺りを確認しようと試みるも、身体は鉛のように重く、指先一つ動かせそうにない。
一体何が・・・
「・・・っー!!!」
しばらくその痛みに身体を捩って暴れたくなるものの、実際には動くことが出来ないので、ストレスだけが溜まっていった。なんでこんな、どうして、俺が何をしたんだ。
嫌だ、こんなの・・・痛い、いたい、いたいいたい!あああああ!くそくそっ!くそぉおお!
心の中で毒を吐き続ける。あれからどれくらいの時間が経ったのだろうか。気が狂いそうになっていた俺は、その時割れんばかりに鳴っていた言葉と痛みがスッと止んだのに気付いた。意識がはっきりしてくる。そして漸く痛みが無くなったことに安堵した俺は、気絶するように眠った。
こうして俺は先ほど目が覚め、今はこうして真っ白な部屋で一体ここがどこなのかを考えている。