東方お絵描き転生   作:yuuyyuyuyuyuyu

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お久しぶりです、いやあびっくりするほど時間が空いてしまった。
ちょっち筆休めしていたら一か月経っていた。
予防接種2回目打ったりなんだかんだいろいろ忙しかったってのもあるけど。
少し落ち着いてきたので執筆再開できると思いたいです。
というわけで今回は外伝ということで申し訳ないのですが!!
ゆっくりみていってね!


八雲紫の苦悩

私にとってこの存在は当初、大したものではないと高を括っていた節があったのかもしれない。

 

私が彼女の事を初めて聞いたのは、友人であり冥界の主人、西行寺幽々子から聞いた話が始まりだったと思う。

その時の彼女はとても可愛らしい妖怪の少女がいたのだと、嬉しそうに話していた。その時は特に気にすることなく聞き流していた。

しかし、今にしてみれば、その時に気付くべきだったのだ。冥界に現れた妖怪のその異質さに気付くべきだったのだ。眠りから覚めたばかりで、まだ頭がよく回っていなかったであろうあの頃を恨めしいと思うほどに決定的なミスだった。

 

二度目に彼女の事を聞いたのは、鬼であり旧知の仲でもある伊吹萃香の起こした異変が終わってからだった。その時もまた、宴会の席ではあったが幽々子が近頃彼女を見ていないという愚痴のようなものから始まった。

私が隣で悲壮感漂う幽々子の話を聞いていると、霊夢、魔理沙の二人がやってきたのだ。二人の話を聞くに、彼女は紅霧異変の時にも現場近くにおり、その時も二人の前に立ちはだかり弾幕勝負をしたという。彼女は中でも戦い方が独特だったため、覚えていたらしい。

しかし、幽々子の起こした異変以来彼女とは会っていないと。魔理沙の話では最近一度萃香の起こした宴に参加していたらしいが・・・。

そんな話を聞いていると、萃香がどこからともなく、会話に入ってきたのだ。そいつになら最近会ったと。それから、面白いやつだったとも。

その話を聞いてからだろう、私が彼女の事を段々と考え始めたのは、異変が起きる時にかならず現れる、小さな妖怪。一体何の意図があるのかはわからない。けれど彼女が現れることと、異変が起きること、そこに何の関係もないと言えるだろうか。否、何かしらの干渉をしてきているのは確かなのではないか。聞くに幽々子のラストスペルを見た彼女の反応はおかしかったとその様子を見ていた霊夢、魔理沙、妖夢の三人が言っていた。おそらくその場にいた紅魔館のメイド長、十六夜咲夜に聞いても同じように返ってくるだろう。

もしかすると今後も何かしらの異変が起きるかもしれない、そしてその都度彼女が近くで何かを行っているかもしれない。ならば彼女は一体何の目的があって動いているのか、それは幻想郷において看過できることなのか。確かめなけらばならない。彼女の話を聞いた私は考えた。

幽々子や霊夢、彼女に会ったことのある者たちは皆彼女に危険は無いといっているが、それでもやはりこの目で確かめなくては安心できないというもの。

ともかく一度会ってみないことには何もわからない。

それに個人としても気になるのだ、友人たちが話題にする彼女のことが。

 

 

それから彼女を探すことにした私はさらに頭を抱えることとなる。

 

いないのだ、

 

どこにも。驚くことに彼女はどこにもいなかった。

可能な限り彼女に悟られぬよう細心の注意を払ってきたつもりだった。彼女の友人関係であろう、妖精たちとの直接的な接触を避け、動向を監視してみたりもした、彼女が住んでいるであろう家にも張り込んでみたりしたが、彼女は現れなかった。既にこちらの動きに気付いたのか?一体どこで?そして彼女は一体どこにいった?地上ではないどこか、例えば地底に?いやそれはない、あそこには結界が張ってある。

いや・・・、冥界にいた時のことを考えると結界を抜けるすべを持っている可能性も捨てきれない。一体どこへ行ったというのか。萃香や幽々子に聞いてみてもやはりというか、姿を見たということは無かった。やはりこちらの動きを読んで既にどこかに身を潜めたか、はたまた新たな異変を起こす準備をしているのか。

その答えは紫にとって考えうる最悪の形で知ることとなる。

 

永夜異変

 

直前まで彼女はその場にいたという事を聞いたのは、異変が解決した後の事だった。

話してくれたのは、月の姫、蓬莱山輝夜と竹林に住む不死者、藤原妹紅だった。

なんでも彼女は一月以上前から竹林にいたという。それはまさしく、私が彼女を探し始めた時期と一致する。

やられた、彼女はやはり私の動向に気付き、いち早く行動していたのだ。幽々子には考えすぎだと言われたが。ならば何故直前になって姿を消したのか。妹紅と輝夜は気まずそうな顔をしてわけを話してはいたが、これが一度目というわけではない、彼女は異変後必ずと言っていいほど姿を消すのだ。否が応でも勘ぐってしまう。その日以降私はさらに彼女を探すことに力を入れた。

 

そして今日、私はついに彼女と出会った。

 

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