感染×少女 GAME START!   作:キラトマト

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第5話 新たなItem2人にSeparation!?

「これを……突破しろというのか……?」

 

 栗子さんはその圧倒的なゾンビの数に弱音を吐く。

 

「……でも、僕らがいたらいける。そう判断したんですよね? サンさんは」

 

「もちろんですよ。では花家さん。ジェットコンバットを頼みます」

 

「あぁ、わかっている。第三戦術 変身」

 

『ジェットコンバ~ット!』

 

 大我さんはスナイプに変身し、キメワザスロットホルダーにガシャットを装填し、必殺技を放つ。

 

『キメワザ ジェットクリティカルストライク!』

 

 両手に携えた二門のガトリングが火を吹く。

 

「道は開けたぞ!」

 

 そう言って大我さんは空中からゾンビたちを撃っていく。

 

「花家さん!! 誤射の危険性があるのでその辺にしておいて下さい!」

 

 サンさんは大我さんに指示を出す。

 

「じゃあ来栖崎、残りは、僕達で何とかするぞ……!」

 

「りょーかい。……って、僕達?」

 

「あぁ、もちろん僕も参戦する」

 

 ひさぎさんとサンさんはその場から走り出し、ゾンビの群れの方へと駆けていく。

 

「私たちも、負けてられないですねっ!」

 

 綴さんの言葉で、残りのみんなも突撃していく。

 

「じゃあ、僕達も行きますか……って、飛彩さん?!」

 

 ゾンビの方を見ると既に、飛彩さんが戦っていた。つまり、残るは僕だけということだ。

 

「大・大・大、変身!!」

 

『ゲ・キ・ト・ツ・ロボッツ!!』

 

 僕は右腕にロケットパンチを装着したエグゼイド。ロボットアクションゲーマーレベル3に変身し、戦闘を開始する。

 

「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜッ!」

 

 左腕に装着したロボットアームでゾンビたちを粉砕する。そして、ロボットアームを腕から発射し、遠くにいたゾンビを橋の下へと落とす。そしてガシャットをホルダーに装填し、必殺技を放つ。

 

『キメワザ ゲキトツクリティカルストライク!』

 

 左腕に溜まっていくエネルギーを、パンチに乗せてゾンビたちに当てる。そしてほんの数分で僕たちは橋の三分目まで進行した。

 

「橋の淵のゾンビは倒しきらずとも、橋から突き落としてください!!」

 

 正直僕は、サンさんに対してそこまで戦える印象は持っていなかった。でもこの光景で、彼への印象は180度変わった。

 

「すごいな……」

 

 思わずそう呟いてしまうほどに、彼は強かった。でも、医者として見逃せない点が1つだけあった。

 

「もっと自分の体を大切にしてください……」

 

 過去の自分を見れば、お前が言うな状態だが、それでも言わずにはいられなかった。

 

「大丈夫っすよ……僕、不死身ですから」

 

 親指を立ててサンさんはニコリと笑い、またもや戦地に向かってしまった。

 

「ちょっと待ってっ」

 

 僕もゾンビたちに向かう。────そして、最後に待っていたのは……。

 

「また変異種かよ……聞いてないんだけど……」

 

 サンさんが変異種といったそのゾンビは、ほかとは違って人としての体裁を保っていない。

 

「なるほど、アイツがこの橋のラスボスって訳か」

 

 すると、僕の目の前にオレンジとブルーのツートンカラーのガシャットが落ちてきた。

 

でも黎斗さんは『パラドは連れていけない』と言っていたはず……。いや、今はそんなことどうでもいいな。僕はそのガシャットを手に取り、起動スイッチを押す。

 

『マイティブラザーズダブルエーックス!!』

 

 独特のメロディとともにゲームエリアが周囲に形成される。

 

「大~~変身!!」

 

『ダブルガシャット! ガッチャーンガッチョーンガッチャーン ダブルアップ!』

 

 僕はレバーを2度開く。

 

『俺がお前で~お前が俺で~We are! マイティマイティブラザーズ XX!!』

 

 僕の体と人格が2つに分離する。

 

「え? え? え~~?!」

 

「永夢の奴、2人になりやがった……」

 

「意味がわからん……」

 

 みんなから困惑の声が聞こえるが、気にしないでおこう。

 

「超協力プレイで、クリアしてやるぜっ!」

 

『ガシャコンキースラッシャー!』

 

 空間から武器を取り、変異種へと向かっていく。

 

『ジャジャジャッキーン!』

 

 緑色のボタンを押してソードモードとして使用する。

 

 僕は変異種を斬り、触腕を破壊する。そしてもう1人の僕に投げてパスする。

 

『ズキュキュキューン!』

 

 ガンモードに変更したもう1人の僕は、変異種の腕を切り落とす。

 

「フィニッシュは必殺技で決まりだッ!」

 

『ガチョーン キメワザ!』

 

 僕たちは2人で跳び上がる。そして空中でレバーを開く。

 

『ガッチャーン マイティダブルクリティカルストライク!!』

 

 変異種にキックを浴びせる。

 

「どう考えてもオーバーキルだな」

 

「ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてようやく、僕たちは橋を渡りきることができた。

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