世界救い終わったけど、記憶喪失の女の子ひろった   作:龍流

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紅蓮と黒騎士/響鴉のキャンピアス

 第一騎士団の団長(グレアム)はいなかったが、代わりに第二騎士団の団長(キャンピアス)が捕まった。

 リリアミラ曰く「ドラゴンの運用について、竜使いの騎士であるキャンピアス卿とお話がしたかったので、歓談の時間を設けていただきました。ですが、わたくしはべつに急ぎの用ではないので、キャンピアス卿さえよろしければ模擬戦の相手をお願いしてはいかがでしょうか?」とのこと。

 アリアとキャンピアスは、面識があるわけではない。いきなりそんなお願いをするのは気が引けたが、意外にも提案を受けたキャンピアスの方が乗り気だった。

 キャンピアス曰く「勇者パーティーの一員であるアリア姫と手合わせしていただけるとは、願ってもない機会。むしろ、こちらからお願いしたいほどだ。団員たちに見学の機会を与えて、私自身と第二騎士団の糧とさせていただきたい」とのこと。

 そんなわけで、とんとん拍子で話が進み、アリアは第二騎士団の駐屯所にやってきた。模擬戦場には、すでに第二所属の騎士たちが整列して待機している。アリアの姿を見つけて駆け寄ってきたのは、三つ編みにメガネの若い女性騎士だ。

 

「ご足労いただきありがとうございます、アリア姫。第二騎士団所属、リーナ・ハーコートと申します。お会いできて光栄です。団長は模擬戦の準備がありますので、わたしの方から先に姫様にご説明を」

「わかりました。よろしくお願いします。それにしても、すごいですね。さっき決まったばかりのことなのに、もうみなさん勢揃いしていらっしゃるなんて……」

 

 準備万端の様子で待機している騎士たちを見てアリアがそう言うと、リーナと名乗った騎士は苦笑した。

 

「団長がすぐに声をかけてくださったので、全員大急ぎで集まりました。声も弾んでいらっしゃったので、姫様との手合わせが楽しみなんだと思います」

「……声?」

「あ、はい。『渡理烏(カーグ)』という団長の魔法です。わたしたちは耳にこれを身につけていまして、団長からの指示をすぐに受け取れるようになっているんです」

 

 リーナの耳には、たしかに何か小さな石のようなものが詰め込まれていた。

 

「王都全域くらいの距離でしたら、通信魔術のような大掛かりな魔導陣なしで連絡を取れますよ」

「へぇ……便利ですね」

 

 感心して、アリアは頷いた。第二騎士団は魔獣狩りや大型モンスターの討伐が専門だと聞く。連携の練度も高いと噂されていたが、その理由の一つがキャンピアスの魔法による伝達の速さなのだろう。

 

(良い魔法だけど、キャンピアス卿の魔法って、直接戦闘系の効果じゃないんだ。ちょっと意外かも。でも、魔法の力不足を埋めるために、あの全身甲冑なのかな)

 

 アリア自身も『紅氷求火(エリュテイア)』の決定力不足を二振りの大剣と鎧で補っている節がある。少し、共感する部分があった。

 

「お二人の模擬戦には、こちらの中央の決闘場を使用します。シーザァルトのコロシアムとほぼ同じ広さなので、姫様にとってもよい訓練になるかと。また、決闘魔導陣を使用しますので、多少の怪我や負傷の類いは回復できます」

 

 実際に立ってみると決闘場は、かなり広い。本気で炎熱や氷結を振るっても、問題ないだろうと感じる程度の広さだ。決闘魔導陣の結界で、周囲に攻撃の余波が届くこともない。ここでなら、本気で戦えるだろう。

 

「勝敗の判定は、どちらかが戦闘継続が困難な状態になること。もしくは、単純に降参の意思を示すことです。決闘魔導陣の回復効果があるとはいえ、なかなかハードな条件になりますが……」

「望むところです」

 

 リーナから説明を受けている間に、準備を終えたらしいキャンピアスが対面に上がってきた。

 

「お待たせして申し訳ない。アリア姫」

「いえ、あたしも今来たところです」

 

 やってきたキャンピアスは、先ほどよりも鎧が輝いて見えた。心なしか、良い香りがする気もする。無骨な鎧姿でありながら、彼の気品ある立ち振る舞いがそう感じさせるのだろう。

 

「ハーコート、アリア姫への説明は済んだか?」

「はい。団長」

「ご苦労。お前も下がれ」

 

 リーナが決闘場から降りて、広い空間に二人きり。

 アリアは、キャンピアスと向かい合った。頭兜(ヘルム)を下し、両手に大剣を構える。

 蒼銀と漆黒。奇しくも、全身甲冑の二人の騎士が、真正面から対峙する形。異なる点は一つ。両手にぞれぞれ大剣を携えたアリアに対して、キャンピアスは両手を空けている点だ。武器を取り出す様子もない。

 兜の下で、アリアは目を細めた。

 

(キャンピアス卿、剣もなしの無手? 魔術も使うタイプなのか……それとも、あとから武器を出してこっちの意表を突く腹積もり?)

 

 だらりと両手を下した自然体のままで、キャンピアスはアリアに問いかけた。

 

「さて、準備はよろしいか。アリア姫」

「はい。よろしくお願いします」

「本日は、このような機会を得られることができて、大変嬉しく思う。至らぬ身ではあるが、世界を救った紅蓮の騎士との手合わせ……全力で挑ませていただく」

「こちらこそ。黒騎士のキャンピアス卿の胸を借りさせていただきます」

「では、はじめよう」

 

 戦いを見守る第二の騎士たちも、リリアミラも、誰一人として声を発することはなかった。

 一瞬、けれどたしかに、決闘場からすべての音が消え失せる。

 

「ジャン・クローズ・キャンピアスが、アリア・リナージュ・アイアラスに、決闘を申し入れる。これを受けるか?」

「承諾します。騎士として、正々堂々と」

 

 アリアがキャンピアスの申し入れを承認した、瞬間。

 決闘魔導陣が展開され、周囲を光の壁が覆い尽くした。

 開戦である。

 

 

「……いきます」

 

 

 手加減。牽制。そんなぬるい概念は、世界を救った姫騎士には存在しない。

 初手から全開。持ち得る限りの最大火力。アリアが振るった右腕の『煉輝大剣(アグニ・ダズル)』から、渦巻く火炎が迸る。

 並みの魔導師の炎熱系魔術を鼻で笑い飛ばすような、広範囲大火力の、灼熱の放射。

 しかし、その炎の威容を前にして、キャンピアスは微動だにしなかった。

 

 

「『嘴細烏(ウーヤー)剣撃(シュナイデン)』」

 

 

 炎が、断ち斬られる。

 アリアの初手に対して、黒騎士が行った動作は、たった一つだけ。

 右腕を振るう。ただ、それだけで火炎の渦が真っ二つに両断された。

 

「なっ……!?」

「さすがは、紅蓮の騎士。素晴らしい火力だ。驚嘆に値する」

 

 キャンピアスは切り裂いた炎を押し退けるように、一歩前へ。

 

「『嘴細烏(ウーヤー)斬糸(ファーデン)』」

 

 困惑に一瞬停止していた、アリアの思考が弾けた。

 キャンピアスの一閃。頭兜(ヘルム)を断ち切るように、鋭い衝撃が頭部を襲ったからだ。

 フェイスガードの下で、アリアは歯を食いしばる。

 

(この間合いで届く……!?)

「良い鎧だ。()()()()()つもりだったが、薄く抉れただけとは」

 

 やっていることは、先ほどと同じ。キャンピアスは、右腕を無造作に振るっただけ。

 しかし、たったそれだけで、矢で射るような間合いにいるはずの自分に、不可視の攻撃が届いた。

 その端的な事実に、背筋が凍る。

 また一歩。前に出ると同時に、キャンピアスは腕を振るう。

 繰り返される、一閃。

 繰り出されるそれを大剣で受け止め、抉るように切れた石畳を見て、アリアは理解した。

 

 これは、()()だ。

 

 距離と間合いを問わない、理を超えた斬撃。例えるなら、まるで、

 

(イト先輩の『蒼牙之士 (ザン・アズル)』だ……!)

 

 種と仕掛けはわからない。

 だが、止まっていては、遠隔斬撃の的になる。

 アリアは即座に動いた。キャンピアスに的を絞らせないために、横に動く回避の機動。間合いを測りつつ、懐に飛び込んで遠隔斬撃という択を潰す。

 

「その重い鎧で、動きも早い。ならば、弾幕を張ろう」

 

 賞賛と同時。

 キャンピアスが構えた左腕から、何かが装填されるような音が響く。

 

「『嘴太烏(クロウ)針撃(ナデル)』」

 

 射出されたのは、細い針弾だった。矢より細い。全身甲冑の騎士であれば、意に介す必要もないような針弾の連射。

 だが、雨のように降り注ぐそれらを大剣の腹で受けて、アリアは絶句する。

 

(なに、この威力!?)

 

 一発一発が、途轍もなく重い。針弾が着弾するたびに、構えた剣をもっていかれそうになるほどの衝撃が、腕を痺れさせる。事実、地面に突き刺さった針弾は、その威力を雄弁に示すかのように、石畳を割り穿っていた。

 アリアは歯嚙みする。

 高威力の遠隔斬撃と連射が効く高速針弾。想定以上に、キャンピアスは遠距離攻撃の手札が多い。

 このまま、防戦一方では、いられない。

 

「このっ……浄影大剣 (ヴァルナ)!」

 

 左の大剣を振るい、氷の防壁を生成。高速針弾を捌きつつ、さらに、右腕の煉輝大剣(アグニ)で火炎を広域放射。ようやく動いたキャンピアスは当然のようにそれを回避したが、アリアの狙いはそこではない。

 キャンピアスの針弾を受け止め、砕けた氷壁の破片が地面に散らばる。散らばったそれらを、炎熱で呑むように舐めとる。

 結果、発生するのは、

 

「……水蒸気による目くらましか」

 

 狙いは正確。威力も高い。

 ならば、遠距離の撃ち合いに付き合わなければいいだけのこと。

 本来の騎士の領分である近距離 (クロスレンジ)まで、詰め切って勝負する。

 水蒸気に紛れて、アリアはキャンピアスの背後を取った。大剣の届く間合いまで、あともう一歩。

 獲った、と。

 アリアのそんな内心の確信を、見透かすかのように。

 

「素晴らしいな。対応が早い。工夫もある。が、私に目くらましは通じない……」

 

 黒騎士は、またも対応する。

 

「『星視烏(コルニクス)』」

 

 キャンピアスは、背後を振り向くことすらしなかった。

 ノールックで左腕を背中に回した、背面への射撃。数発の針弾を胴体に浴びて、アリアの身体は吹っ飛ばされた。

 

「なんっ……で」

 

 思わず、困惑がそのまま口から漏れた。

 どうして、このタイミングで振り向きもせずに反撃できる? 

 視界は奪っていた。隙も突いた。にも関わらず、完璧に応じられた。

 ありえない。そういう魔法を持っていなければ、説明できない反撃だ。

 

(背面を見ずに反撃。昔の勇者くんみたいな……)

 

 アリアは思い出す。

 魔王の呪いを浴びる前の勇者は『円目兎耳(ビルラパン)』という魔法を持っていた。魔法効果は『探知』。自身中心として、周囲一定範囲内の索敵を行う魔法だった。そういった魔法効果をキャンピアスが有しているなら、今の反撃にも一応の説明がつく。

 説明はつくが、理解はしたくない。

 それを認めてしまった場合……キャンピアスは勇者やトリンキュロのように、複数の魔法を持っているということになるからだ。

 

「動揺の色が見えるぞ。姫」

「……顔は見えないでしょう。お互いに」

「顔色など見なくてもわかる。あなたは、特にわかりやすい」

 

 反撃を見切られ、体勢を崩し、動揺が隠し切れない相手を見逃す理由はない。

 キャンピアスの行動に、迷いはなかった。アリアに向けて、今度は自ら距離を詰めて、仕留めにかかる。

 これまでずっと、牽制と対応に留めていた黒騎士の明らかな攻勢。仕掛ける側と受ける側の、攻守が入れ替わる。

 

「……たしかに。驚きはあります。ですが……」

 

 動揺はある。

 疑念もある。

 しかし、それだけでは世界を救った騎士は揺らがない。

 

「そろそろ、踏み込んでいただけると思っていました」

 

 黒騎士が仕掛けてくるのを、アリア・リナージュ・アイアラスは虎視眈々と待ちわびていた。

 キャンピアスの両脚。その膝から下が、凍結する。

 アリアがに突き刺した大剣から、波紋のように広がった氷。分厚く重い凍結の波が、キャンピアスの両脚を侵していた。

 派手に炎の攻撃を見せ、氷の防壁を見せ、接近してきた相手を近距離の間合いで確実に刈り取るための、姫騎士の常套手段。

 踏み込まされた。その事実に、キャンピアスは短く息を吐く。

 

「駆け引きまで上手い。仕掛けも巧みだ。本当に、素晴らしいな」

 

 心からの称賛を伴って。

 キャンピアスの両脚を封じていたはずの、分厚い氷が一瞬で溶け落ちた。

 

「……は?」

「──『深夜烏(カマグイ)』。私に、凍結は通じない」

 

 温度変化。

 氷の封じ込めに対する、熱による溶解という対処。

 言うまでもなく、その魔法は、

 

(あたしの、紅氷求火(エリュテイア)まで……!?)

 

 接近したキャンピアスが、腕を振るう。

 一撃目の殴打。受けた右の大剣が、容易く弾き飛ばされる。

 二撃目の殴打。庇った左の大剣が、大きく打ち上げられる。

 もはや駆け引きをかなぐり捨てた、近接の間合い。キャンピアスの拳が迫る中で、しかしアリアは思考する。

 

 ──このまま殴ってくるのなら、紅氷求火(エリュテイア)で拳を焼いてやる。

 

 接触の瞬間の反撃は、魔法使いの常套手段。

 紅氷求火(エリュテイア)の最大温度変化は、トリンキュロの拳すら焼いた。

 アリアと同様に、キャンピアスも全身甲冑。

 鎧の上からでは、致命傷にはならない。

 しかし、痛みと熱で怯みはするはず。

 それでいい。

 怯んだその隙に、主導権を握り返す。

 

 そんな、アリアの思惑を、

 

 

 

「『黒魔烏(ヴァロナ)』」

 

 

 

 黒騎士は、一撃で殴り飛ばした。

 打撃が、体の芯まで響く。

 狙いは、腹。絶対の防御を誇るはずの蒼銀の鎧が歪む、いやな音が鳴った。まるで紙人形のように、アリアの身体は決闘場の中央から結界の壁まで宙を舞い、半透明の魔力の壁に轟音と共に叩きつけられた。

 ああ、肋骨が折れたな、と。これまでの経験から、アリアはすぐに理解した。

 がしゃり、と。

 叩きつけられた壁面から、倒れ落ちる。衝撃で頭兜(ヘルム)が外れ、乾いた音と共に転げ落ちる。まとめられていた長い金髪がほどけて、散らばる。

 姫騎士は、潰れたカエルのように、石畳の上に這いつくばった。

 

「ふっ、ぐっ……うぅ」

 

 今の自分の姿が、なによりも情けない有様であることを理解しつつも。

 それでもアリアは、痛みと吐き気を堪えて、キャンピアスを見た。

 自分を殴り抜いた漆黒の手甲。殴打の瞬間に合わせて紅氷求火(エリュテイア)を付与し、焼いたはずの拳には、何の影響のあとも認められない。

 魔法が、効いていない。

 勇者や、ムムと同じだ。触れた瞬間、打撃の刹那に衝撃が伝播し、炸裂する。魔法殺しの、黄金の拳。

 

「とりあえず、一本。私の勝ちでよろしいな? 姫」

「……は、い」

 

 戦闘の続行は不可能。

 キャンピアスと同様の判断を下した魔導陣から結界の光が消失し、アリアの負傷を癒していく。体を起こしながら、アリアは息を整えた。

 

「申し訳ない。あなたの腕前では、私も本気を出さざるを得なかった」

「……いえ」

 

 差し出された手を受け取って、立ち上がる。その漆黒の巨躯を、アリアは見上げる。

 団員たちへの『通信伝達』。

 炎を切り裂く『遠隔斬撃』。

 正確な周囲の『索敵探知』。

 氷を溶解する『温度変化』。

 そして、勇者やムムと同じ『魔法殺しの拳』。

 あまりにも多彩。あまりにも万能。

 これが『黒騎士』。これが、響鴉(きょうあ)のキャンピアス。

 

「……キャンピアス卿。教えてください。あなたの、複数の魔法は……」

「それについては、訂正しておこう」

 

 淡々と、キャンピアスは語る。

 

「我が魔法の名は『烏翮飛肉(ヌーバ・ネヴァン)』。私の魔法は、唯一色のみ。この身に宿した黒は『黒己伏霊(ジン・メラン)』の神秘には遠く及ばない、偽りのものだ。しかし……」

 

 これまで、ずっと平坦だった、鎧兜の下から響く声音。

 その声に、はじめて明確に、隠し切れない喜びの色が滲む。

 

 

()()()()()()()()()と。他ならぬあなたにそう思ってもらえたのなら……それは私にとって、万の喝采にも勝る光栄だ」

 

 

 アリアは、絶句した。

 純粋に、おそろしい、と思った。

 ジャン・クローズ・キャンピアス。

 この騎士は、救われた世界の中で、たった一色(ひといろ)を磨き上げながら、勇者の黒に至ろうとしている。




こんかいのとうじょうじんぶつ

アリア・リナージュ・アイアラス
わからせ姫君。よく血反吐を吐いたり腹をぶち抜かれたり肋骨が折れたりしている。姫騎士は負けてる姿が一番美しい説があると思います

ジャン・クローズ・キャンピアス
黒騎士。響鴉のキャンピアス。全身甲冑フル武装武器人間強火オタク騎士さん。姫様に勇者みたいって思ってもらえたかもしれないやったぁぁあああ!!という歓喜で打ち震えている
勇者への憧れを拗らせ、強火ファンとして、オラも勇者みてえになりてぇ!と似た色の魔法で試行錯誤を繰り返した結果『一色を極めて、多彩な効果を引き出す』というよくわからない結論に至った異端。全身甲冑の仕掛けと引き上げがあるとはいえ、魔法の運用の巧さにおいては、作中登場キャラの中でトップクラスの逸材



こんかいの新登場魔法

烏翮飛肉(ヌーバ・ネヴァン)
 キャンピアスの烏羽の色魔法。
 自分自身と触れたものを『  』させる。詳細不明。

渡理烏(カーグ)
 キャンピアスが魔法によって確立させている通信手段。早い話がイヤホン。王都全域くらいの広さならカバーできる便利な通信機。
嘴細烏(ウーヤー)
 キャンピアスの右腕。メインウェポンの一つ。
 ・嘴細烏(ウーヤー)剣撃(シュナイデン)
 ・嘴細烏(ウーヤー)斬糸(ファーデン)
 など、斬撃に似た効果を発揮する。
嘴太烏(クロウ)
 キャンピアスの左腕。
 ・嘴太烏(クロウ)針撃(ナデル)
 など、針弾を高速射出する遠距離射撃はこちらで行う。射出される針弾は、高速かつ高威力。まあまあ洒落にならない。
黒魔烏(ヴァロナ)
 キャンピアスの必殺の一つ。魔法効果を利用した打撃。
 勇者やムムと同様に、接触時の魔法効果を無視して打撃を通す。アリアの鎧の上から肋骨を折って決闘場の端まで吹っ飛ばして戦闘不能にするくらいの威力を誇る。
深夜烏(カマグイ)
 詳細不明。アリアの氷を溶かしたことから温度変化らしい効果がある。
星視烏(コルニクス)
 詳細不明。索敵っぽい効果がある。


次回、リリアミラ・ギルデンスターン殺人事件&国際問題編
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