家出少女の奇妙な日常   作:アッシュクフォルダー

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第十五話 風太郎と詩織

高坂風太郎は、家に帰り、シャワーを浴びた。

 

詩織にも、風太郎にも、

言葉を用意する時間が必要だったからだ。

 

詩織に見られたとはいえ、別に恋しているわけじゃない。

 

それだけは言える。

 

俺から見たって、

詩織は、カワイイ女子高生で、

もう一人の妹のような存在だ。

 

こんな時間まで、一人でほっつき歩いて、

最悪、有事が起きたら、どうなるかと、思った。

 

風太郎もも、ちゃんと、保護者ヅラなんかでなく、

詩織と向き合う時である。

 

「風呂あがったぞ…し、詩織!?」

 

そこには、上下、下着姿。

ブラジャーとショーツに身を包んだ、

詩織の姿だった。

 

「服着ろよ…恥ずかしいだろうが!」

 

「風太郎くん、あのね」

 

「わかった、話は聞くから、早く着て!」

 

「聞いて!風太郎くんは、思っていないかもしれないけど、

私…一応、女の子だよね?」

 

「それは、知っている」

 

「違うの、そうじゃないの」

 

「何がだ」

 

「私ね、スタイル良いし、胸も、おっきい方だと思うんだ。

そんな、女子高生が、下着姿で、

迫ってきているんだど?」

 

「だから、服を着ろ!お前!」

 

「えっちしたい?」

 

「嫌なこった」

 

「全く?少しも?

そういうこと、考えないの?」

 

「やめ…」

 

「やだ。これまでの人と、エッチしたんだよ?」

 

「やめろ!おい、やめろ!」

 

「答えてくれないと、やだ。

興奮しないの?」

 

「するよ。それで、興奮しない男が、

逆に変な位だ」

 

「ご、ごめんなさい!」

 

「なんで、お前が照れているんだよ?

いいから、離れろ!」

 

「う、うん…あのね…その…

私、必死だったの。その…どうにかして、

家に帰らず、生きていくのにさ、

女子高生を拾うのになんてさ、

明らかにデメリットの方が大きいじゃん?

警察にバレたら、普通に捕まるじゃん。

だから、その分、大きなメリットが、

ないと、いけないな…って、思っちゃって…」

 

「それで、メリットというのは、

お前の体にしたって、ことか」

 

「最初は、凄く嫌だった。

でも、だんだん、求められていくと、

自分が自分でいられるようになっていくみたいな、

必要とされている、そんな気持ちになるの…」

 

「うん…」

 

「わかりやすくて、よかった。

みんな、カワイイとか、気持ちイイとか、

言って、私の事を必要としてくれる。

その代わりに、私は家を提供してもらう。

それで、デメリットの方が大きくなったら、

私は追い出されるの。その繰り返し。

だからね、わからないんだよ…

どうして、風太郎くんは、

私のことを、家に置いてくれるの…かな?

 

家事だって、ある程度のことだったら、

誰でもできるじゃん?

私じゃなくてもさ、どう考えても、

デメリットに釣り合っていないよ。

 

それなのに、風太郎くんは、優しくてさ、

いつだって、優しいし、なんか、優しすぎてさ…

 

私は、どうしたら、風太郎くんに、捨てられないのか、

って、ついつい、考えてしまう。

 

風太郎くんにとって、私を置くメリットって、

何なんだろう…?

 

わかんないよ…」

 

「お前…」

 

「私は本当に頭悪くて、

自分で自分の事をわからない、子どもだからさ、

人から求められてないと、

どうしたらいいのか、わかんないからさ…

だからさ、風太郎くんが、嫌じゃないんだから、

私のこと、抱いてよ。

風太郎くんだったら、いいよ!私は…」

 

「俺は…」

 

高坂風太郎の答えは!?

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